そう、あのー、池袋の大きい書店4つ。
潤久堂、旭屋、山西堂、熊沢書店って4つあるんだけど、大型のやつが駅の周りに。
そこに、あのー、置いてもらうサイン本を大量に書いてきました。
何冊?
えーとね、文庫と単行本合わせて630冊。
わー。
なので、早めに行けば必ずあると思います。
ティカモでもいいかな。
今行ってももうないんだよな。9月2日からだから。
あー。
あー。
そっかー。
そう。
なるほどなー。
じゃあ、たまたま、こう、イラさんのTwitterを見たラッキーな人が。
そうだねー。
小屋さんに走る。
まあ、次回はね、こう、ね、本来のサイン会ができるといいですね。その次のシーン。
そうだねー。まあでも、来年だからねー。なかなかわかんないよね、ほんと。
はい。
まあ、そんな中でー、質問ね、1つ人生相談。
そうですね。
はい。
では、行きたいと思います。
はい。
18歳の男性。大学1年生の方から頂いています。
おー。はい。
好きな評論家などはいますか?いるとしたら名前と理由を教えてください。評論家なんて嫌いだという場合も理由を教えてくださいということです。
評論家?
なんか、あるのかな?この本人は。
いや、だからね、あのー、僕そんなにさ、小説の評論家は、あの、読まないんだよね。
うん。
なので、例えば、あの、音楽評論で言うと、亡くなったけど吉田英和さんとか、
うん。
あの、昔の人だと、あのー、まあ、文芸評論だけど、その人はまあ、純文の方ね。
はい。
あの、江藤潤さんとか。
はいはいはい。
えー、あとなんだろう。まあ、でも、小林英雄は高校、大学の頃読んだよね。面白いなと思って。
うんうん。
あと、今別に評論家って、正直さ、評論家っていうもの自体が、その小説の世界で力がどんどんなくなってきてるじゃん。
うん。
で、書評家の人たちは、まあ、たくさんいるんだけど、みんな優しくて、褒めてくれるだけなんで、みんな優しくて。
うん。
みんなあんまり頼りにしなくなってるっていうのがあるじゃん。
うん。
だから、なんか評論の世界も少し難しいなっていうのはあるよね。
評論家がなぜ本の世界でこう、えー、存在感っていうか力が落ちてきてるんでしょうね。
あのね、やっぱり本がエンタメの方に振り切ったからだと思う。
うん。
昔はその、えー、今の目の前の文学と社会の問題みたいなのをくっつけて、で、小林英雄でも、えー、誰でもいいけど、えー、唐谷さん、唐谷浩仁とか、で、文学の評論で世界はキレイって言ってたんだけど、
うん。
みんな、あんまり小説の方を見なくなって、社会問題とかをそのまま評論するようになったっていう感じになってるから、
うん。
その辺がやっぱちょっと難しいかもね。いわゆる昔の評論家って文芸評論家だったんだけど。
あー、なんかあの、評論家って聞くとどうしてもこう、テレビで、あのー、に出てる人をちょっと想像してしまうんですけど、
え、パッて名前浮かぶ?
いや、浮かばないですけど、なんかこう偉そうに言ってるなっていう、
あー。
あの人を思い浮かべちゃうんですけど、
うん。
その、なんでしょう、本とかを読んで、この本はどういう本だっていうのを、こう、なんていうんですか、それこそ評論する人のことだったんですか?
そうだね。そうそう、どっちかっていうと、うん、文芸評論家みたいなのが、あの、日本の評論の中心だったんだけど、今はそれが変わってきてるかな。
でもそれこそ、まあ、あえて文字通りで論客論客って改めて調べると、まあ、好んで、好んで議論する人、また何事に関しても人がどの意見を持ち、堂々と述べ立てる人っていう。
うん。
ちょっと、確かに、なんか、昔は、こう、エッチ立てた人いっぱいいそうですけど、今はどうなんでしょうね。
今は、でも、そんな人はいないよね。哲学系の人とか社会学系の人が、こう、何人かいるだけで、
うん。
実際には評論自体も、やっぱりちょっと力が落ちて、トーンダウンしてるんじゃないかな。
うん。あとは、逆に、まあ、皆さんさっきおっしゃったように、こう、書評家とかでもね、
うん。
ちょっと、こう、その、よしよしはわかんないですけど、優しいというか、優しすぎるというか、だから、なんか不思議ですよね。そういう評論家の人たちは、その中身はちょっと僕もわかんないですけど、
うん。
いわゆる、優しいみたいな感じに、少しなってきてるけど、でも、ネットの人たちは、もう、ちょっとしたことにもてきびしい。
うん。
ネットの人たちは、まだちょっと、ね、あとで本の話のときにも話すけど、
うん。
ほら、あの、復讐のために評論書いてるみたいな人もいるから、
うん。
うん。ただ、評論自体は、やっぱりちょっと、しょうがないよね。なんていうのかな。あの、何かを論ずるみたいなことが、だんだんとなくなっている世界なので、
うん。
自分の信仰表明とかさ、
うん。
自分の意見を、だーって言って、おしまいみたいな形の方が多いじゃない。
うん。はい。
あー、この、論じないっすよね。
そうそうそう。する違うことが多いから。
うん。
論じるって、要はディベートみたいなことですか?
うーん。まあ、それもあるし、ある物事を、好き嫌いではなく、きちんと、ね、尋常だったら説明するってめんどくさいじゃない。
あー。
そういうこと、みんなやらなくなっちゃったんだよね。
うん。うん。
自分は、例えば、ね、トランプ支持です。とかね、民主党支持です、みたいなのはあっても、
うん。
それ以上のことになると、なかなかめんどくさくなって、みんなやらなくなっちゃったっていう気はするな。
うん。
でも、大事だと思うよ。
うん。
だから、自分なりに好きな、ね、評価や評論家がちゃんといて、その人を追っかけていく、その人がいいって言っている本を、もうちょっと読んでみるっていうのは、ありだと思うんですね。
うん。
ですね。
うん。結構、こう、好き嫌いで、なんか、物事を考える傾向が強いじゃないですか、今って。
うん。
自分は好き、自分は嫌いって。
そう。
まあ、それもある意味、正しいのかもしれないですけど。
うん。
なんか、平面的に物事を見るって、なんか、大事ですよね。
そうだね。
みんなの角度から見ると。
みんなの角度から見ると。
そうそう。やっぱちょっと、今、あの、自分の好きなものの中でさ、たこつぼ化するじゃない。
うん。
いや、本当。
なので、そこをもうちょっと開くようにしないと、なんか、自分の世界だったり、趣味だったり、で、たこつぼの中って、どんどんつまんなくなっていくんで。
うん。
うん。
それって、こう、いろんなことに興味を持つみたいな、そういうことですかね。
うん。そういうこともあるし、自分の価値観もあるし。
うん。
でも、ちょっと、やっぱり、時々疑った方がいいんじゃない。
あー。そうです。
例えば。
でも、それがまさに、あ、どうぞ。
うん。あのー、日本人だけど、例えば、気分はちょっと、えー、何でもいいね、コロミア人になってみるとかさ、中国人になってみるとかっていうのは、そっち側の視点から見るのも。