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  2. Q.46 一人でいることが苦手
2017-05-12

Q.46 一人でいることが苦手

大学など大勢の中で一人でいることが苦手です。周りの目が気になってしまいます。
一人でも不安にならない良い方法はありませんか?


00:19
こんにちは、綾川洋平です。石田衣良、恋と仕事と社会のQ&A、今日は第46回です。
井田さん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、前回は、人生は浮気と言うんですね。
浮気というか、キスだけですからね。
爽やかな、ある意味、質問でした。今日はこんな質問をいただいています。
二十歳の女子大生です。大学など大勢がいる中で、一人でいることが苦手です。
周りの目が気になって仕方がなくなり、もし孤独な人のように思われていたらどうしようと恐怖に駆られます。
なるほど。
そうならないために、普段はあまり仲が良くなくても、極力誰かという理由にしているんですけど、
このままじゃダメなので、一人でも不安にならない何か良い克服方法はありませんか?ということです。
いや、これはね、人にどう見られているか、孤独な人であると思われているのが怖いというだけなので、
もっと孤独でいる、一人でいることを楽しんだらどうですかね。
うん。
ただ、いっそのことですね、とりあえず一人旅とかパッと行ってみたらどうですか。
これから暖かくなるし、いい季節ですから、一人旅で自分の時間を充実させる方法みたいなのを身につけると、
そんなに人にどう思われるかって気にならないかもと思うんだけどな。
これ今イラさんおっしゃったように、もう3時も過ぎてね、それこそ一人旅行きたくてもならないとか、
忙しくて行けないときから見ると、まさにそう思うんですけど、ただちょっとだけこの方の気持ち、
僕は分かるところがあって、やっぱり大学のとき自分もやたらこういうの気にしてましたね、最初入ったとき。
へぇー。
みんなやっぱり固まったりするんですよね。
うん。
で、本当に今なんて何にも気にする必要ないのに、何なのかなと思ったんですけど、
やっぱりイラさんおっしゃる通り、そのときは、いわゆる小学校、中学校、高校もそうですけど、
そこがある意味社会のほとんど全てじゃないですか。
まあね、はい。
だから大学はきっともっと広いはずなんだけど、多分その延長線で来てたから、大学でみんな群れてるときに自分も群れないといけないみたいにちょっと思った。
なんですけど、そんなことはないですよね。
いやだからね、それがやっぱり日本人、まあでもこれは世界中でそうなのかな、どこの国でもやっぱりそのグループと個人の問題っていうのはあるので、
派閥とかスクールカーストとかあるからね。
うん。
でもここで一つ考えないといけないのは、あの、考え方だったり生き方だったり価値観みたいなものもみんな無理やり合わせるようになっちゃうとこなんですよね。
はい。
一人になれない、自分の考えを持たないまま。
群れて生きるとなると、結構不便だし、その生き残る上では厳しいよね。
そうですね。
みんながどーっと走る方向っていうのは危険な方向なので、そこから一人でパッと離れられるぐらいの思い切りがないと、それこそね、アメリカだったらトランプ現象のようなものはありますし、そのヨーロッパだって極右政党みたいなのがすごいじゃないですか。
03:06
確かに。
ああいうのの中にも入ってしまったらもう抜けられなくなるよね、こういうタイプの人は。
うん。
一人になりたくないからどこかに入る。
うん。
まあそれで信仰宗教だったり、なんか怪しい政党みたいなのはやってるわけですから、もうちょっと大人になった方がいいんじゃないかな。
そうですね。
大勢の中で大勢と死ぬまで一緒にいられるのか、それで苦しくないのかっていう逆の考え方もあると思うんだけどね、人にどう思われる恐怖だけではなく、みんなと合わせる息苦しさ、辛さをもうちょっと考えた方がいいような気がしますね。
これでもどうなんでしょう、人によるのかもしれないですけど。
うん。
大学から社会人とかになったり、それこそ結婚したりしてたら、もうなんかこんな感じじゃなくなるような人がほとんどだと思うんですけど。
いやでも、生涯何かの組織に入ってその価値観で生きる人はたくさんいるよね。
うん。
例えば官僚になって、公務員宿舎なんかに入ったら、一人だけ自分は全然別な価値観で生きますよっていう人が何人いるか、結構大変だと思うけどな。
うん。
なので、そういう生き方をこれから選ぶんであればいいですけど。
そうでない、もう少し自分を生かす仕事をしたいみたいな人は、ちょっと考えた方がいいよね。
うん。
とりあえず一人旅しましょう。
そうですね。
それにこれをやってると、周りが恋愛してるから恋愛する、周りが結婚するからする。
うん。
っていう一生その、なんていうのかな、世の中の価値に縛られることになるよね。
うん。
だから、その辺はもうちょっと自由にならないと、これから先自分を果てしなく縛りつけることになるんで、生き方が苦しくなると思うんだよね。
そう思うんだよね。
でもそう考えると、大学の時代って、まあ自由な4年間で、ある意味一番人生で暇みたいに、まあ僕は思っちゃってたんですけど、結構大事ですね。
大事だね。
この4年間。
だから、結局大人になるための準備期間なので、自分の人生のスタンスみたいなのを4年かけてゆっくり考えればいいんじゃない。
うん。
今まだ20歳なので、全然間に合うじゃないですか。
うん。
だから、自分は集団とか、世間の価値観とどう付き合っていくのかっていうのを真剣に考えたらどうかな。
こういうふうに疑いもなくさ、この子は疑いがあるからまだ救われるんだけど、全くなく、大学生はこうするもの、社会人はこうするもの、女はこうするものっていう縛りで、ずっと生きてる人たくさんいるからね。
はい。
で、不幸になってるので、もうちょっと自由になりましょう。そしたら、なんかいいことが待ってると思いますね。
はい。
次第で恋と仕事と社会のQ&Aでは、引き続き皆様からの質問を募集しております。オンラインサロンの方でも質問も受け付けていますので、そちらの方もチェックしてみてください。
はい。
詳しくは公式サイトをどうぞ。
はい。
ということで、今日は第46回でした。皆さんどうもありがとうございました。
はい。どうもありがとうございました。

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