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石田衣良、恋と仕事と社会のQ&A、今日は第19回です。
衣良さん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、前回に引き続き、ここ横浜の某所から、公開収録でお届けしています。
さあ、今日はですね、こんな質問を頂いています。
前回はですね、ちょっと年齢が分からなかったんですが、今回は年齢も分かります。
はい。
ピンポイントです。
私は32歳、独身、彼氏なしです。
はい。
先日、同条件の友人の30歳過ぎて、結婚していない人は欠陥品、欠落品という言葉に衝撃を受けました。
えっ、それは女性が言ったの?
そうですね、同条件の友人だから、女性の友達じゃないですかね。
なるほどね。
に、衝撃を受けました。
はい。
私は、結婚していることが、その人の価値を決めるとは思わないんです。
それに自分を欠陥品と言いながら、婚活をしている友人にも違和感を感じます。
はい。
イラさんはどう思いますか、ということで。
これに関しては、自重したんですよね。
自重。
そう。ただ、相手が同じ条件だってことに、ちょっと気が回らなくて、もう私欠陥品だからさ、みたいな感じで、でも頑張るっていう話じゃないですかね。
ですかね。
それと言っておきますけれど、結婚何に近いかな。ペットを飼っているか、飼っていないかぐらいの差じゃないですか。
なんか分かるような、全然分かんないんですけど。
手間はかかるし、ペットも、アホなペットも、いいペットもいるじゃないですか。
はいはいはい。
なので、そのぐらいのもんですよ。
人生の伴侶って、犬や猫よりちょっと上ぐらいのもんじゃないですかね。
そう思えば、皆さん、今までの数々の不幸が慰められるじゃないですか。
特に結婚なさっている方はね。
なんかね、この中にも、してる方、してない方、されてた方、いろいろいらっしゃると思うんですけど。
するまでって、いい悪いじゃないですか。結婚はこうだみたいな、いろんなレッテルだったり、よくもあるかも。
でもすると、ある意味悲しいから意外とこんなもんだな、みたいな。
幻想はやっぱり、神話は崩れますよね。
なんでしょうね。どんなこともそうなんだけど、こんな風になったらいいなって思ってる人が一番楽しいですね。
そうですね。
小説家も、僕デビューする前は、作家って自由で、なんか優雅で、いい暮らしなんだろうなって思ってたんですよ。
もうなったら、そんなこと全然ない。
本当ですか。
僕が言うぐらいですから、他の作家はもっともっと厳しいと思います。
でも正直やっぱりね、多分ここの皆さんもそうだと思いますけど、そうは言ってもやっぱり優雅に見えるじゃないですか。
でも実際優雅だとは思うんですけど、なんか逆に、どっちがイラさんなのか、僕正直わかんないですよね。
ありがたいことに仕事柄、こういろいろ接させてもらってるんですけど。
基本は優雅なんですけど、で収録も終わってね、その後にお疲れ様でしたって言って、その後のツイッターを見ると、
本当にこの人優雅なのかなってやっぱちょっと思いますよね。
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いやでもね、大変よ。
ですよね。
本当に大変です。
で正直言って、日本の作家はなんて言うんでしょうね、自動販売機みたいにこう、次から次へとアイデア出して本書けみたいな感じになってるんで、
それをやっぱ20年とかやると、かなりくたびれますね。
でも枯れないですよね。
それはまだ若いですからね、本当。
でも男性に言っておきますけど、本当に50代ぐらいまではごまかせますよ。
女性も40代ぐらいまではごまかせるけど。
女性40代ですか、50代無理ですか。
40代だと、48とかだったら全然ごまかせるじゃないですか。
48だと。
はい。
49、50ぐらいだとちょっと厳しくなってくるんですか。
ここの中にいらっしゃるかは分からないですけどね。
これは本当に一般論ですけれど、男性の60歳と女性の50歳は結構大きな壁が来る感じはしますね。
まだ来てないですけど、これから来るような気がします。
もうちょっと解説すると、そこの辺は。
やっぱり体力、精神力、全てにおいて何かあるじゃないですか。
まあ、野球の選手が引退するようなもんですよ。
そっか、でもイラさん自身も50代で。
そうですね。56歳ですか、来年57歳。
信じられない、60歳が見えてきましたけど。
見えてきましたね。
どうですか。
いや、僕はあんまり変わんないんじゃないですかね。70ぐらいまでは。
でも、70ぐらいでいいと思いません?
何がいいんですか。
何がいいんですか。
新しい海外でビジネス修学を送られてきたんですけれど、2000年近辺の生まれの人は多分4割から5割の確率で100歳まで生きるんですって。
医療の進歩と栄養状態の改良で。
なので、人生を100年で計画をしないといけないっていうのを読んで、ゾッとしましたね。
うちの子供は可哀想って思いました。
可哀想ですか。
こんな世界で100歳まで生きるなんてって。
もっと長いかもしれないですよね、今の時代。
そうですね。
やっぱり80はちょっときついから、75ぐらいで綺麗に医者に言われたいです。石田さん、大変残念ですがあと2ヶ月です。イエーイみたいな。終わり方をしたいかな。
でも、どうでしょう。イメージでは潔さそうですけど、でも分かんないですよね。意外とイラさんにかけてジタバタするとかってあるのかな。
いや、そっちではないかな。
やっぱりそれはない。運命論者の次第だとしてはどうですか。
そうですね。周りで結構死んだ人見てますからね。
今の100歳の話がありましたけど、この間の収録でもちょっと出たかな。恐ろしいって言っちゃいけないんですけど、ラッキーなことっちゃラッキーなことですけど、寿命が女性平均87か89ぐらいですよね。男性も伸びてるし、すごいですよね。
そういうことは、普通に70歳ぐらいまで生きている人は90まで生きるってことなんですよね。
あ、そうか。その余命というか間違いないってことですよね。
若い自身でいる人が平均寿命を下げているんで。そう考えるとね。
ということは、世の中は退屈ばっかりなので。
はい。
退屈なときに何をすればいいかって言ったら、本を読むか、旅をするか、映画を見るか、音楽を聴くかぐらいしかないじゃないですか。あとはくだらないおしゃべりです。なので、一生くだらないおしゃべりをできる人を作っておくといいですね。
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そうですね。そこが一番大事かもしれないですね。ひょっとしたら。
ある何か物事が起きたときに、誰かがそれをどう考えるか見ているかっていうのってすごく面白いんですよね。
誰かがそれをどう考えるか。
はい。
身の回りにそういう何人か定点で何か起きたときに、この人に話を聞いてみようっていう人を3人ぐらい押さえておくとすごく楽しいんじゃないですか。
そうですね。
できれば賢く、ユーモアがあって、一緒にお話をしている、ちょっとドキッとするような人。
そんな人たくさんいますかね。
いやー、3人欲しいな。
身近で。
身近で。
架空の人物。架空っていうかテレビに出てきてもダメなんですか。
いや、違います。もう本当にカフェとかで支える人。
それどうすれば見つかるんですか、そんな人。って聞きたい人も多いと思いますよ。
皆さん。
そういう人を探すのが人生の目標じゃないですか。
あー。
もうね、お金とかどうせなくなっちゃうからいいんですよ。なんかそういう出会いを探しましょう。
でもね、なんかここはそういう場じゃないですけど、やっぱりまさにイラさんがそういう方だし、そういうね、空間が好きで来てる方、ここ皆さん。
そうですね。
ここの場でまた見つかるかもね。
はい。なので、ちょっと隣の人をよーく見るといいんじゃないですか。
これそういうセミナーじゃないですけどね。そうそうそう。
そういう場合にはですね、次回から集中的にそういう話をしてですね。
あー、面白いですね。
ただし、参加費、男性は2万5千円です。
高い。そんな怪しいセミナーにはなるかもしれないですが。
いいですね。
これ何の回だったかちょっと忘れかけてきましたけど、こういうことなんですよね。くだらないおしゃべりをできる相手っていうのはね。
そうです。でもくだらないけど意外と賢いんだよね。
そうですね。
意外とね。
これどう締めようか迷ってきました。これ質問者の方もね、これどういうオチなのかちょっとわかんないと思いますので。
つまり、結婚してることがその人の価値を決めるとは思わないと。
自分を欠陥品と言いながら婚活している理由に違和感を感じます。
イラさんはどう思いますか。
ということで、もう一回一回。
一発勝負でこれ回答をお願いします。
ですから、友人は自分のことを言っているんであなたのことを責めているわけではないですよというのと、結婚して旦那を見つけてもそれは賢いペットぐらいでしかないですよっていうのが結論ですね。
それは別に悲しいことじゃないと。
なので、いいワンちゃんを探してください。
そうか。あくまでただワンちゃんってことですね。
そうです。何回教えてもトイレでないところでするワンちゃんとかいるので、そういう人とは結婚しないようにっていうことですね。
あくまでワンちゃんということでね。
はい。
そうでしょうね。男なんて。
そんなもんということで楽しんでください。
はい。
石平恋と仕事と社会のQ&A、今日は第19回でした。引き続き質問は石平.comの方からお待ちしています。イラさんどうもありがとうございました。
はい。ありがとうございました。
