1. 石田衣良の大人の放課後ラジオ
  2. 【オトラジ#250】書店絶滅?本..
2024-10-17 27:16

【オトラジ#250】書店絶滅?本を読まない日本人は競争力を失っていくだけなのか。起死回生の救済策はどこにある?

書店は絶滅するのか!
全盛期の半分以下の出版売上と書店数

本を読まない日本人は
ますますバカになり競争力を失っていく。
起死回生の救済策はどこにある?

ちなみにアメリカの
一人あたりの出版売上は日本の3倍
日本だけではびこる書店病の核心とは

本当に読まないとバカになるからね!......衣良

▼番組で紹介した本
『2028年 街から書店が消える日 ~本屋再生!識者30人からのメッセージ~』(小島俊一/プレジデント社) https://amzn.to/3ZDKrUi
『ルポ書店危機』(山内貴範/blueprint) https://amzn.to/3Yj1Jom

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No.24『大炊介始末』山本周五郎
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サマリー

書店の消滅が進んでおり、日本人の読書離れが国の競争力に影響を与えていることが議論されています。特に、出版業界の現状や書店経営の難しさが浮き彫りになり、効果的な救済策が求められています。日本の書店では人気の本が手に入りにくく、経営も厳しさを増しています。リスナーから寄せられた意見を通じて、読書機会の減少やその影響が考察され、書店維持のための策について議論が展開されています。このエピソードでは、日本人の読書離れが競争力に与える影響や書店の絶滅危機について深く掘り下げられ、読書の重要性やその回復策についても議論が行われています。

書店絶滅の危機
はい、こんばんは、石田衣良です。
こんばんは、石水のあです。
こんばんは、井上隆です。
大人の放課後ラジオ、この番組はYouTube、ポッドキャスト、各プラットフォームでお届けしています。
よろしくお願いします。
お願いします。
はい、とうとう250回ですね。
すごいですね。
すごいね。
すごいね。
5525ですよ。
ほんとですね、よく分かんないけど。
いやいや、5年足掛け、もう6年だね。
そうか。
書店の現状
まあ、それで今回取り上げるのがですね、書店は絶滅するのかということで、
この本ですね、2028年、町から書店が消える日という、小島修一さんという元取り継ぎにいた人が書いた本なんだよね。
元出版班元はプレジデント社。
これさ、いつも大人たちで取り上げる本って、わあ面白いとか、うわあすごい大変とかって思いながら一気に読むことが多いんだけど、これは一気に読めなかったわ。
つらくて悲しくて、ちょっとずつちょっとずつ読んで、ため息をついてはまた読んでっていう感じで、超悲しい世界でした。
一つ一つ考えさせられながら、ああでもない、こうでもないとかね、いろんなこと考えますよね、関係者。
そうか、まさに出版業界というか、伊田さん。
オービーにちょうど僕らも去年ぐらいかな、遊輪堂の本店借りて撮影しました。
まさに遊輪堂の社長はね、本は大切です。だから守ってくださいは通用しないという。
切ないね。たださ、この本の中でも言ってるじゃない。
畳は日本の文化です。畳がなくなったら困るでしょう。何とかしてください。守ってください。
それはちょっとしんどいとは思うけど、日本の文化っていうだけじゃなくて、知的なレベルとかさ、
日本人の能力を担保するものだから、本が本当にダメになったら日本人も一斉にバカになるんだよね。
それは大変だな。
何とか守らないと本当はいけないと思うよ。
でもそのことにやっぱり気づいてないというか、ただ本屋がなくなる、本がなくなるっていうことだけにちょっとフォーカスしすぎちゃってたなって今ハッとさせました。
だからやっぱり読む人によってね、伊田さんももちろんおっしゃったように、はぁ、ため息になってますけど、
僕なんかはこれもできるんじゃないか、あれもできるんじゃないかとか、絵に描いたもちかもしれないけど、
いろんな妄想、想像が含まれる、ある意味クレイティブな本かなって僕は思いました。
そうだね。ただもう本当に日本の今本屋さん、書店が置かれている状況がめちゃめちゃ厳しくて、
書店経営の厳しさ
基本的には今書店っていうのは絶滅器具業種なんだよね。
レッドなんとかに入りました。
そう、もう単純に言えばさ、キノクニ屋とかツタ屋って日本最大の書店じゃない?最大クラスの。
このビッグツーでさえ書店の販売では赤字なんだよね。
それともが屋。
そう。だからそれ以外の図書館とか、公共のもの、学校図書館とかの納入で何とか稼いでいるだけで、書店のみでは最大手でめちゃめちゃ頑張っても赤字だっていう。
ここだよね。本当厳しい。
で、ちなみに書店の数は最低期の25,000から11,000、マイナス56%。
すごいな。何年間で?
これもだいたい売上がピークの時と重なっているから、そのちょっと後ぐらいなんで、97年から22年ぐらいまでじゃない?
ここの20年ぐらいで。
でも半分以上消えた。
で、出版の売上は僕がデビューする前の96年がピークで、そこからちょうど半分、22年で。
常々おっしゃってましたけど、今回それもグラフとかで図示されてました。
考えたら、僕デビューしてからずっと出版とか本の売上が下がり続けている中で、何とか続けてたって感じで、不思議だよね。
ちなみにこの本の予想では、2028年ぐらいがもうギリじゃないか。恐竜と同じように全ての書店が街から消えて絶滅するんじゃないかっていうふうに言ってます。
すぐじゃないですか。
すぐだよね。
でもなんかね、ある意味余実にというかね、吉見さん、なんで本違うんですか?
でもこれがね、笑い事じゃなくて、実はなぜかっていうのを言ってください。
買いに行ったんですよ、本屋さんに。
で、書店が消える日っていうタイトルだから、これは本屋応援しなきゃと思って、本屋さんに本を買いに行ったんだけど、いくら探してもこの本が見つからなくて。
切ないよな。
なんか書店が消えるから、みんなでこの書店盛り上げようよっていうことの発信になるはずの本がもうそもそも置いてなくて。
で、Amazonで注文しようとしたらもうちょっとこれしか手に入らなかったっていう感じなんですけど。
でもこれもすごい素敵な本だった。よく考えさせられる。
そして逆にその出版社さんはね、結構エッチの立ってる。
ブループリントさんっていう出版社なんですけど。
本当に本ってみんなどういうようなスタイルになってるのかっていうのはほとんどみんな知らないと思うんだよね。
例えば定価1000円。海外のミステリーって最近高いじゃない。
あれはアドバンスで向こうの作家に初版の分からいくら出しますよっていう先渡しの印税があるんだけど、それが値上がりしているのと、あとは円安で、ドルベースで変わってなくてももう円安で上がっちゃうので。
アドバンスが上がってるんで定価が上がってるんだよね。でも海外のミステリー今1000円は珍しくない。
だから1000円の本の中身はっていうと出版社が700円で卸す。
で、それの間にここ今書いてないんだけど、取り継ぎっていう本の流通をやってるところがあるのよ。
ここが70円取る。で、それが700円が770円になって書店に行き、本屋さんの儲けは230円なの。
これは本当に安いんだよね。コンビニは普通30%、普通の雑貨は35%、洋服とかは実は60%とか儲かるわけ。
だから期末のセールで半額セールとか40%引きでもちゃんと利益が残る設定になってるわけ、洋服なんかは。
そう考えると洋服って本当ボロいよね。
だから書店の場合はもともと低いこの利幅で、しかも本当に回らないんです。
これ230円で街の書店が家賃とか、その定産が何円とか。
だからそれはこれを見ないといけないわけよ。月に何冊売れるかじゃなくて、年に全在庫が何回転するかっていう数字が出てるわけ。
そういう考え方。
そう、でコンビニはなんと年に30回転もする。
なるほど。
コンビニってさ、あそこ中ぐらいの規模のコンビニで全部で800万なんだって。800万が30回転。
すごい、そんなにするんだ。
2.4億だよ。これすごくない?
だからコンビニは儲かる。
最高のビジネスモデルですね。
で書店はなんだかんだ言って年に2から3しか回らないの。
そうなんだ。
単価はもちろんコンビニより高いよ。一番安いやつでも四五百円はするから。
でも2回から3回しか回らないとなるとさ、ちょっとねっていう。
今出たコンビニなんですけど、私が読んだこの山内さんのルポ書店機器っていう。
出版流通の問題
山内隆典さん。
隆典さんのルポ書店機器ってやつなんですけど、その中でコンビニの話がちょうど出てきてて、
取り継ぎ大手の日本出版販売。
一般ね。
一般がコンビニエンスストアに雑誌や書籍を配送する事業を2025年2月に終了するという。
でファミリーマートとローソン、計約3万点に配送してるんですけど、それを全部なしにするっていう話なんですけど、
今もう全然コンビニでも本が売れなくて、どんどんどんどん書籍を置くスペースを作るぐらいだったら、
もうお菓子を置いた方がいいっていう店舗さんも増えてるみたいです。
要は回転が低いのと、雑誌が今すごく売れなくなったでしょ。
雑誌が売れないっていうのは実は街の人にとって厳しいんだよね。
要は毎月毎月月の給料みたいに入ってきていた雑誌の売り上げが、
もうピークの6割マイナスとかで、もう2割3割4割になっちゃったから。
ちょっと恐ろしいですね。ビジネスとして成り立たない。
今の形ではビジネスとしては本当に成り立たないの。
で、この23%の中で、もうこの中での取り分も決まってんのよ。
そっからまた取り分があるんですね。
要するに人件費が10%、家賃が6%、水道高熱費、水道はそんな使わないから高熱費が1.5%とか。
でもこれ引いちゃうともう17%とか18%じゃない。
超剥離ですよね。
この上にさらに電子マネーとかのクレジットとかの、あれもやっぱり何%も取るから、
手数料で数%持ってかれるともうプラマイゼロになっちゃう。
で、高熱費、電気代が上がるとなるともう赤字。
っていうもう構造的にやっていけないんだよね。
さらに本には付録ものが付いてるから、その付録を書店員にやらせるという。
あとパックあるじゃない。今漫画立ち読みできなくするようにパックやってるじゃない。
あれも全部書店でやってるからさ。
確かにやってる。
そんなの考えたらさ、お兄さんって本当に大変なんだな。
いつもお世話になってるけど、でも今のこの状況ではやばいな。
もうこれから生き残っていく目がないよなって僕も正直思うんだよね。
どうしたらいいんだろうね。
結構絶望的ですよね。
でも街から書店がなくなったら本当につまんないじゃん。
ちょっとストップするのにもいいし、
特に最近は中規模の書店でも必ずカフェと一緒になってるから
買った本を隣のカフェでのんびり見るとかできるじゃない。
ああいうのもありがたいしね。
今回さっきこの本が本屋で手に入らなくてっていう話したんですけど、
そもそもその本屋さんに揃えるラインナップっていうのはどういった方が決めてらっしゃるんですか。
大手の書店とかで、
自分たちでこれとこれが欲しいって発注する人も少数はいるんだけど、
実際にはその取り継ぎっていうところで
今月号のセットですよ、おすすめですっていうのをバーンと送ってくるだけなの。
そうなの。
だから本屋さんって楽は楽なのよ。
売り筋のものの詰め合わせセット、負けのうち弁当みたいなのが
ダンボールで何十箱も来て開けて並べて売れなかったら
ダンボールに戻して取り継ぎに戻すことができるわけ。
リスクも創設も。
そう、見た目販売性だから。
今回この本読んで初めて取り継ぎっていう業種があるんだっていうことを知ったんですけど、
主に取り継ぎさんがいろんな本を調べるというか。
調べるっていうか、それを全国に配放しないといけないんだけど、
出版社ってどこも小さいじゃん。
だから全国に物を売るシステムを持ってないわけ、そもそも。
なので本の流通専門の、しかも売りかけ金の回収とかもやってくれるから、
そういうのを全部含めて取り継ぎなので、
やっぱり取り継ぎが大きいんだよね、存在としては。
でも取り継ぎもプラス70円、10%くらいの利益だともう全部赤なの。
でも配送費とかも全部持ってるっていうことだから、
例えば燃料費が上がったりとか人件費が上がったりとかしたら。
トラックドライバー今少ないし、ガソリンもすごく高いから全部赤字取り継ぎも。
だから僕も最初取り継ぎの存在知らなくて、
起業した直後に本の著者にインタビューしたりするんで、
当判さんの結構チャレンジの人と知り合って、
1回か何回か当判に行ったんですけど、めちゃくちゃでかいじゃないですか、会社自体。
だからすごいなと思いつつ、あれだけでかいのをこれで維持するっていうのはちょっと厳しい。
だから売り上げがこうやって2兆6千億円とかあればさ、
厳しい書店経営の現状
そのうちの店舗屋が入ってくるっていうんで素晴らしいけど、
もうそれが半減しちゃったからね。
でも本当に大変だよ。
でも本を取り継ぎさんがウーバーみたいに書店に届けるみたいなことはやっぱ難しいんですよね。
いや、それだと単価が逆に上がるよね。
トラックでまとめて配送するよりも、
ウーバーのお口でさ、
ノアさんがさ、この本2028年消える費用を注文して1冊届けてくれて、
じゃあここで単価プラス500円します。
だから1700円の本は2200円でいいですかって言ったときにさ、
もう全然いいですよって言う人が何人いるかったんですよね。
確かにそうですよね。
でもこの本は中心として地方の町の本屋さんがやっていけないというようなこと、
ルポ書店機器の方には書いてあったんですけど、
そもそも取り継ぎさんから本が卸されないというか、
人気な本とか売れそうな本っていうのが発売日にまず手に入らないし、
要するにさ、人気の本って言ってもさ、そんなにめちゃめちゃ刷ってるわけじゃないのよ。
だから例えば11000点だから、
1万冊すれば1冊ずつあったら全部には回るんだけど、
木のクイーン屋に1冊で済むかって話なの。
例えば、はるきさんの新しい文庫が出た。
じゃあ1冊でいいの。
木のクイーン屋だったら2000冊くださいよって言ったりするじゃん。
ってことになると、地方の書店や小さい書店には
人気の本とか話題の本はほぼいかないって間違いないんだよね。
注文できるんですよね、インターネットとか。
一応できる。
でもそれも常に発売未定じゃない?
だから分かんないってこと。
在庫がないっていう状態。
在庫がないし、発売日になった時にもらえるかどうか
発売日に分かるみたいな世界なの。
だからものすごくそういう意味では古いんだけど、
でもしかばないんだよね、そのシステムなので。
で、それをみんなでなんとか買いようっていうようなことを
この本では色々、何とか書店が利益を上げるには何をするべきかってことが
延々と30人目のインタビューで入ってるんだけど、
それが結構しんどいのよ。
やっぱり結構アイデアは皆さんお持ちなんですか?
アイデアはお持ちです。で、頑張ってる人は死ぬほど頑張ってる。
で、ちゃんとうまくいってるところも少数だからあるんだけど、
それでも基本的にものすごく優秀な人が死ぬほど頑張って
なんとか続けられるレベルなの。
ものすごく頑張ってる人が、
愛と才能にあふれた人。
イーロンマスクみたいにならないのよ、日本の書店の状況では。
それがもうしんどいんだよね。
私、今回の問題って書店がなくなるっていうのも一つそうなのかもしれないんですけど、
本を読む重要性
そもそも日本人が本を手に取る機会がまず減ってるっていうことのほうが重要なのかなって思ったんですが、
究極、書店ってもしかしたら本当に消えてしまう日が来ても、
本がどっかで手に入れば本自体は残っていくっていうことにはなると思うんですけど、
ならないね。
ならないんですね。
その時には、例えばフランスの本みたいに、
ちょっとした自分書とかいい文学書とかは、
1冊5000円とか7000円になって、
国全部で1000部から2000部売れて、
専門家の間で評価されておしまいみたいな世界になる。
でも最近本当にいい本だなと思って書評とか見て買うとすると、
すでに5000円とか6000円とか出てきてますよね。
ザラにある。
無料部分の最後のところで、
じゃあ世界はどうなのかっていうのを一つだけ見ておきましょう。
やっぱね、日本はこうやって非にすればどうにするでものすごいひどい状況になってるけど、
世界は全然違うんですよって話。
2022年、アメリカの出版業界の売り上げ11兆8000億円。
日本の10倍です。
日本の人口の3倍なので、
だから日本だったら今4兆円売れてればアメリカと同じ。
4兆円って丸々3倍じゃない?
4兆円売れてたら素晴らしいよね。
作家も億万長寿属質。
ドイツは人口が日本の3分の2だけど、
売り上げは日本よりはるかに多い1.6兆円。
日本だったら2.4兆円今の倍売れればドイツ並みになる。
アメリカになるには3倍。
ドイツ実際2.2倍弱ぐらい。
ちなみに日本は本は全部絶滅危惧種でもう潰れるよって言ってるけど、
アメリカは売り上げも店舗数もアップしてます。
要するにものすごく元気だってこと、出版業界が。
これは日本は1.3兆円、今22年の売り上げだと1.3兆円。
これはもう下がっちゃってる状況ってことですよね?
前世紀はもっとあったってこと?
2.6だからね、半分になった。
で、この状況だと、もうこれ見たら明らかにさ、
うわ、日本やばいし終わってるって思うじゃない。
なので結局、この後いろいろ話すけどね。
利率を変えるとか単価を上げるとかって、
なんとか本屋さんが儲かるようにしようってアイディアをみんな出してるんだけど、
結局はさ、国民全員で貧すればどんする、馬鹿になる、
貧乏だから馬鹿になるっていうことをやってんのよ。
これじゃあ本編でこの後たっぷりですけど、
石田イラ的にはどういう立場からね、
物を言うから全然変わってくるんですけど、
イラさんとしては一言、何か結論を。
僕の一言としては、オトラジオ見てる人は心配ない。
みんな本読んでるし、サブスクのお金払ってるぐらいセンスがいいからさ。
でもそれ以外の人たちは本当にやばい。
それはじゃあ読者に対するあれですね。
あとは僕個人で言えば、僕は紙の本とかCDとか好きなので、
これからも一生買い続けます。
馬鹿馬鹿買います。
もう個人的な抵抗運動だね。
レジスタンスするしかないよ。
個々の人間がレジスタンスする。
で、本を読んで豊かになるっていうのを見せつけるしかないと思う。他のやつ。
あいつらなんで優秀なんだろう。
なんで金儲かってるんだろう。
ああそうか、本を読んでるからだってみんながコンセンサスを持ったら、
このアメリカみたいに日本の本の売り上げも4兆円になると思う。3倍に。
もうそれをやるしかないな。
もうこういうさ、小細工やっても無駄なんだよね。
文房具売るとか雑貨売る。
それは経営にはちょっとプラスになるけど、
本は売れないじゃん。そんなことやっても。
本を売るシステムをなんとか生き延びらせるだけで。
そういう意味ではちょっと不安もなくなっちゃう。
イラさんとしては書店っていう形としては、やっぱりもうそこは相対的に厳しいってことですね。
だからツタヤとかキヌクニヤみたいなところで頑張ってもらって、
なんとか本を届ける街でのルートを残した上で、
あとはもう必死にみんなで頑張るしかないな。
みんなが必死に読んだ方がいいと思う。
書店の未来と提案
でも本当に読まないとバカになるからね。
ネットの情報ってもう断片だから繋がりとかないし、
あれではちゃんと考えることができないので。
僕はその裏表になっちゃいますけど、
やっぱり街のタバコ屋さんのビジネスモデルは本当に詳しいわけじゃないですか。
昨日ふと、まだ古いタバコ屋さんあって、
おじいちゃんがタバコをトントンってやって売って、
そのまままた窓を閉じて。
これ成り立ってるのかなと思ったんですけどね。
タバコも当然数日と減ってきてるわけで、
昔はそれだけでもかなり成り立ったわけですよね。
ある意味本屋さんも何とかセットみたいなのをやって、
売れなかったらで成り立ってたわけですよね。
それがもう厳しくなってきたから、
やっぱり書店も起業すべしっていうかね。
もうそこなのかなっていうのは思うんですけどね。
でも厳しいよね。
すごい厳しい状況の中での起業だから。
逆に言うと本当にさっきおっしゃったように、
大手のところと本当にここにも出てくる志ある。
独立圏の書店が頑張ってもらえるということだよね。
ちょっといろいろ本編で話せればと思います。
ではここでお便りご質問お願いします。
YouTubeのコメントです。
シャープ248 童貞男子集団vsフェミニズムグループの対立を描くシリーズ第20弾
男女最終戦争池袋ベストゲートパーク20でいいのかな?
を語り尽くします。の回にコメントいただいています。
20巻目も最高でした。
記憶を消してもう一度読みたいと思える作品はIWGPだけです。
気が早いですが21巻目も楽しみにしています。
あと別の方で
買おうと思ったけどそんなにあるんだ。
神の呪われた子が気になります。
でも1から読んだ方が良さそうですよね。
関係ないよって言ってましたよね。
男女最終戦争はドロドロで展開になりそうということでおっしゃっていただいてます。
途中からでも全然いいですよね。
先週週末に締め切りがあって第21巻目のやつ書いたんだけど
それが超しんどくてさ
この前対談したじゃん新人作家の彼と
でその時にお題がサウナ
8点バー
それからロマンス詐欺みたいな3題だったの
その3つを入れて書くってことになって
池袋すごい
そのお題をもらったからじゃあそれで書くよって書いたんだけど
やっぱLGBTの扱いが今微妙ですごい難しいから
それでなかなか苦戦した
もう久々に朝3時まで書いたものに詰まって
でも面白かったよ。楽しみですね。
池袋にあるゲイの8点バーでロマンス詐欺が起こるって話です。
すごいな。どう調理されたか。
僕も裸でタオルを1本持ってゲイの8点バーに潜入します。
本当ですか。なかなか骨のある話になる
リリースは来年の秋なので。
その前にオール読み本で読みますからね。
次質問です。
高尾美さん30代の男性からいただいています。
初めまして。人の話し方にイライラしてしまうのに悩んでいます。
何を言いたいのかわからない。なかなか結論にたどり着かない話し方を聞いていると冷静でいられなくなってしまいます。
真剣に耳を傾けるほどイライラするので半分上の空で聞くようにしているのですが、それはそれでストレスが溜まり結局イライラします。
みんなが石田イラさんのようにうまく話せれば幸せなのでしょうが、そうもいかないですよね。
どうすれば人の話し方にイライラしなくて済むでしょうか。石田イラさんは人の話し方にイライラすることありますか。
あとイラさん流の話し方の極意みたいなものがあれば教えてほしいです。
回転の速さとか論理構成の力って人それぞれバラバラだから、すごく遅くてぐるぐる回る人には
この人は大変なんだな、これからどこに行くのかなって優しい目で見てあげたほうがいいと思う。
高尾美さんちょっと頭がいいから。
早いんでしょうね、回転。
でもひろゆきみたいになったら人生大変じゃん。
あんなふうにならずに優しく見たほうがいいよ。だって世の中の大抵の人は高尾美さんより遅いんだから。
それはもういいんだよ、それで。だってウサインボルトがみんななんで足が遅いんだって言って全員のことを怒ってまわったのさ。
それちょっと面白い。
よくよく怒んないといけないんだよ。それ辛いじゃん人生生きていたら。
なのでたまたま足が速いとかたまたま世界高い、たまたま高尾美さんは論理を操るのが得意だった。
でも他の人には他の得意なものがあるんだよねっていう気持ちで見ればいいんじゃない。
いやでもやっぱブッタですよ石田先生は。頭の形は速いけどでもゆっくりの人の目線にも立てるわけですよね。
でもそうするしか無理じゃん。だって社会とか会社とかだったら上司がバカだったりするんだから。
そうですよね。
やっぱりイライラした経験はあるわけですね。
もちろんあるけど。
若い時は。
でもそういう、だからやっぱ会社員は無理だったね。
自分より、だからもうあれと一緒に昔の江本とベンチがアホやから野球やってられへんっていう。
だから自分よりアホな上司には仕事がやっぱりちょっとぶつかって無理だったな。
だから今優しいもちろんいい話もありましたけど現実的にはイラさんの場合はなんだろう。
フリアンスになったと。
なってある程度周りに会う人を選んでるみたいなことがやっぱありますよね。
そうだね。
俺ら頭の形は速いんだよ。
いやいやそうではないと思うんですけど。
でもなんかその許せるっていうことも一つ大人になるっていうことなのかなって思うんですけど。
きついよね。
なんか昔そのやっぱ許せないことってなんでこうなんだろう。
自分と違うことを、自分と違う人だったり自分ができてることをできない人に対してなんかこうイライラしたりとか。
あるね。
もどかしい気持ちになっちゃうって言ったことをなんか許せていけるようになるっていうのもなんか一つ人生の楽しみっていうか成長っていうか。
そうだね。
それもたぶん成長だと思う。
そんなことだったりするのか。
あとロジックに話すってやり方だけどあんまり難しいことは考えなくていいんだよね。
まず最初に結論を言う。
それを分かりやすくした形でもう一回結論を言う。
でもその分かりやすくした形っていうのが分かんないんですよね。
だからその2回結論を言った後でなぜならばっていうのでつなげていくと論理的になります。
誰でもね。
そうなんだ。
あと1回のトークでもう一つしか言わないとかね。
あれもこれもって言おうとするとなかなか。
そうそうそうそう。あれもこれもっていう人ってまとまってないからなんで。
最初の結論を1個言ってそこにたどり着くロジックを言ったらそこで話を人に投げるのがいいんだよね。
例えばなんですけど私の仕事ってキャスティングですっていうとキャスティングって何って大体言われるんですよ。
でもキャスティングを小学生に話すように分かりやすく説明してごらんって言われるんですけどそれがよく分かんないみたいな。
これは本当に難しいんですよ。いいですか。
ただ有名で人が集まる人気がある声優だけをキャスティングしようとしても無理なんです。
スケジュールが合う合わないがある。
キャスト同士での仲の良い悪いがある。
事務所の絡みで問題がある。
でもうこの人は売りたいというかこの人を売りたくないみたいなことも当然ある。
でマネージャーの絡みもある。
その上で演出陣とかスタッフ全部間の評判みたいなものを業界の中でできている。
それらの点数を全部合わせて理想的なワンパッケージを作るって超大変じゃない。
キャスティングってそういうことなんです。
今のイラさんみたいに私は話せないから
企業と声優事務所をマッチングさせる仕事をしてますって言うと
でもそれぐらいでいいよね。
でも本当のことは分かんないよね。
そうなるんですけど。
本当のキャスティングはこっちなのよ。
スケジュール合わせたけど大変だからねまず。
イラさんが上手に説明してくれたんで皆さんには伝わったかもしれないです。
すいません。
ありがとうございます。
そしてお知らせさせてください。
イラさんが本紹介でアメリカの知能巨人ケビン・キリさん
ワイヤーズの編集長の本、生きるための最高の知恵をご紹介くださいましたけども
僕がインタビューに漕ぎつけてインタビューさせていただいてきました。
彼の本とクリエイティビティ、インスピレーション、創造の源泉とこれからのテクノロジーについて
たっぷりお話を伺いましたのでリンク貼っておくのでよかったら見ていただけたら嬉しいです。
そしてこの後本編ですね。
番組は4通りご視聴法があります。
YouTubeメンバーシップ、そしてアップルポッドキャストサブスクリプション
これちょっと新しい情報です。
今までアップルポッドキャストって言うとみんなiPhoneとか
ちょっとアンドロイドの人関係ないかと思ったじゃないですか。
実はですね、アップデートされてアンドロイドユーザーとか
ウェブにつながっている人であれば誰でも聞けるようになりましたので
いわゆるYouTubeじゃなくてね、やっぱり音声で聞きたいっていう方もこの完全版いると思うので
ぜひアップルポッドキャストの方で聞いていただけたらと思います。
そしていつものようにニコニコ動画、audiobook.jpでもお聞きいただけますので
お好みの方でご視聴いただけたらと思います。
こちらの概要欄をご覧ください。
それでは本編で。
27:16

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