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2017-07-28

Q.56 小説を書こうと思ったきっかけ

30歳すぎた今から小説を書きたいと思っているのですが、なかなかうまくいきません。衣良さんの体験談を教えて下さい。


00:19
こんにちは、早川洋平です。石田衣良、恋と仕事と社会のQ&A、今日は第56回です。
伊賀さん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、今日7月28日配信の予定なんですけども、まだ小学生の夏休み、あと1ヶ月ぐらいあると思うんですが、
夏休みといえば、伊賀さん、宿題ってなんかすごい早く終わらせて、そうな、もしくは最後の数日でちょうだいと。
いやもう、最後の最後ですよ。
でも、ひいひい言わずに、なんか容量よくうまく終わらせてた感が。
いやもう、友達の脳とかにたたえ移すとかっていうのはよくありましたね。
数学とか物理とかやりたくなかったので。
じゃあ、やっぱりその締め切りに追われるっていうのは、昔から。
そうですね。でも、みんなそうですよ。
あの、計画的に早く終わらせられる人って、本当に一握りしかいないので、問題ないんじゃないですかね。
そうですね。今、そんな僕の質問から入ってしまいましたが、本当の質問はこちらです。
こんな質問です。
石田衣良さんが初めて小説を書こうと思ったきっかけは何ですか?
また、その作品はどんな内容でしたか?
30歳過ぎて今になって小説を書こうと思っているのですが、なかなかうまくいかず、
イラサの体験談を聞きたくなりました。
いいですね、夏に。
いやー、最初に本当に小説家になろうと思ったきっかけは、小学生の時なんですよね。
あの、当時、ウルトラマンとかアルタラキューとか、鉄人28号とか、
ロボットとか怪獣が出てくる、SFの連続番組を本当にたくさんテレビでやっていて、
で、まあ、でも30分で終わっちゃうんで、
楽しめるものはないかなーと思った図書館に行ったときに、
アメリカのSFを見つけたんですね。
50年代のSF黄金時代のアメリカのSFで、
で、それをだーっと読んで、ああ、小説家になりたいなと思ったのがきっかけでした。
ただ、あの、この人今30歳過ぎで、作家になると思っているわけじゃないですか。
実際に書き始めたのはそれから30年後で、36とか37なんですよ。
ね、そこがまあ、意外ですよね。
なので、あのー、
その年のときには、実は、僕はもうフリーランスで仕事をしていて、コピーライターの。
はい。
で、仕事は、まあ、すぐに終わっちゃうし、毎日時間がたっぷりあった。
なので、本業はまあ別にやるんだけど、まあ、ちょっとどっかの編集部とつてができて、たまに書いた短編を
あのー、持ち込んでいけるぐらいの、
なんかポジションに行きたいな。ちょっといいじゃないですか。コピーライターなんだけど、自分の本が一冊あるとか言ったら。
それぐらいの、なんて言うんでしょうね、あの、かっこいい名刺を作るぐらいの、
つもりで、始めたっていうのは覚えてます。
えー、じゃあ、なんかもう、それで大作家になってとか、賞を取ってとかっていうのは、そのときはそういうふうに思ってなかったの?
いや、全然分かんないですよ。だって、デビューする前は誰でもないので。
で、特に賞を取るまでは、編集部も。
03:00
そうかー。
定期的に連絡取ってきたりしないですから。
でも、なんかもう、それだからやっぱり食わなきゃとか、
うん。
なんかすごい意気込んでたとかっていうのは、あの、いい意味であんまりやっぱりなかった。
ないないない。
だから、最初の1年、2年、3年ぐらいは、まあ、本当にボーナスだよね。
うん。
消費は本業のほうで稼げる。ときどきなんか、バンって、あの、ボーナスがもらえる。
はいはいはい。
小説書くたびに原稿料がもらえるみたいな感じだったので。
なので、デビュー作が出てすぐに、これ、あの、来年ドラマになるんだよとか言われて、
いや、何言ってんだよな、この人みたいな感じだったんだよね。
うん。
それはだから、池袋?
そうそうそう。
ですよね、最初は。
そう。
そうか。それ、今、うーん、えーと、いわゆるその、デビュー作が池袋なんですけど、
その前になんか、ずーっと書いてて、今も日の中。
はいはいはい。
その目浴びてないとか、出してないものってなんかあるんですか?実は。
いや、もうほとんどないですね。あの、使える素材はもう、書き直したりして出しちゃっているんで、全然ないです。
そうか、でもなんか力、やっぱそのときから、いい意味で飯田さん入ってなかったんですね。
うん。だから、みんなあの、力を入れるとか、頑張るって言って、ぎゅーって集中すれば何か良くなるかっていうと、そんなことないんだよね。
うん。
あのー、自分のカラーっていうのは、何をしても出てくるものなので、あんまり気にしないでおくといいんじゃないかなー。
そうか。
僕36なんですけど、そういう意味では年齢的には全く問題ないと。
そうですね。うん。まあでも、エンターテインメントの小説の場合は、30代に出る意味がいいと思いますよ。
それはなぜですか?
えーと、人文学みたいに、自分のことだけ書いていればいいってことはないので、いろいろ社会のことを知ってた方がいいじゃない。
うんうん。
あのー、例えば、会社員の生活とかさ、恋愛とか結婚とか、あるいは子供を育てることみたいなのは、全部素材になるので。
そうか、じゃあ30代って悪くないですね。
うん。悪くないし。
ちょうど今、いい時期というかな。ちょうどぴったりの時じゃないかな。30過ぎた今ってことは。
そうですね。
31位ぐらいでしょ。
はい。
そうか、なんか井川さん、探検なんていいですね。こう聞くと、またきっかけがあればね。
うん。でも不思議ですよね。その時の本当のきっかけは、女性心の欲しらないですから。
あ、そうか。それもうちょっとだけシェアしてもらえますか。
ねー。あのー、クレアの30…あ、違う違う。2000…ん?何年だっけ?あ、1990…
1996年。
はい。
の、えー、いつだっけなー。なんか春号ぐらいだったんですよ。
はい。
家に帰ればわかるんですけど。で、そこに欲しらないで、僕押し捨てなんですけど。
はい。
これから2年間、重圧の星、土星の下に入る。その間に真剣に自分の中にあるものを結晶化させる。クリスタライズさせると、それ以降の人生に良いだろうと。
で、じゃあ僕もじゃあ2年間だけ小説を書いてみようかなと思ったのがきっかけだったんだよね。
はい。
そうするとその占い、まあ足られれば言ってもしょうがないですけど、見てなかったら…
いや、見てなくても、
やってた?
はい。遠からずやっていたと思うんですけど、ただその占いを信じてみたのが本当に良くて、2年後にはもう書を取って最初の本が書店に並んでたんですよね。
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人生ってわかんないですね。
いや、わかんない。よくできてるね。ちなみにそれ、クレアって文春じゃない?
はいはい。
文春で、その占いをやっていた不知らない人と対談したよ、後で。
えー、そんな盛り上がりなんですね。
なんだけ不知らない。
うん、参考になりましたので。
ちなみに占いとか、普段から信じたり好きだったりするんですか?
いや、全然見ないですね。本当に迷った時とか困った時にチラッと傾向だけ見るっていう感じですね。
まあ、でもあることはあるんですね。
はい。いや、面白いよね。でも人間なんてわかんないから。
そうですね。
うん。
7月の終わり、こんな話が聞けております。
石平恋と仕事と社会のQ&Aが引き続き皆様からのご質問に集中しております。
詳しくは石平公式サイトをご覧ください。
そちらからお寄せいただければと思います。
また、公式サイトの方にもご案内がありますが、石平ブックサロンですね、オンラインサロンの方も募集をメンバー再開時にはご案内させていただきますので、
詳しくは運営している夜間飛行さんのサイトからお問い合わせいただければ、有権的にご案内いただけます。
ということで、今日は第56回をお届けしました。
皆さん、ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。

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