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こんにちは、綾川洋平です。石田衣良、恋と仕事と社会のQ&A、今日は第11回です。
井田さん、よろしくお願いします。
はい、石田衣良です。よろしくお願いします。
さあ、今日はですね、こんな質問をもらっています。
好きな女の子がいます。その子は本が好きで、いつも本の話をしています。
僕はというと、全く読みません。
彼女に気に入られたいがために、これから読書男子になろうと思っていますが、
女の子にこの本を読んでいると、センスが良いなと思われる本ってどういうものでしょうか。
恋愛者は読む気がしないし、何から手をつけていいか、お勧めあったら教えてください。
これ、20代前半の男子ですね。
いやー、でもいい機会をつかみましたね。
ここで変身して、本当に本が読める読書男子になるとですね、
彼女と運よく付き合えても、別れてしまう可能性はあるじゃないですか。
でも彼女には素晴らしい贈り物をもらったって感じになりませんか。
そうですね。
一生本が読める。
その後の人生に。
だから、逆に言えば、これは僕に聞きよりね、
彼女に、
いや、僕は恋愛物が苦手なんだけど、
ちょっとお勧めの本はある?っていうのを聞いてみればいいですよ。
もうストレートに。
はい。
で、それを読んで一緒に感想を話す。
そうですね。
確かにそうだ。
本好きの人ってやっぱり、自分が読んで好きだった本を人に教えたくてしょうがないので、
そこをどんどん聞いたらいいんじゃないですかね。
これでも確かにそうだよな。
なんか僕全然、本じゃないですけど、中学の時、
CDを好きな子に勧められて、
すごい好みじゃなかったんですけど、
なんか聞いた記憶がありましたけど、
それも、もっと話できたらなと思いましたね。
それ、早川さんが勧められたCDって何だったの?
これ言ってもいいかな。
えっとね、
ルナシーでしたね。
ルナシーね。はいはいはいはい。
確かにその激しさは、早川さんぽくないかもね。
僕的にはついていけなかった。
僕も今は嫌いじゃないんですけど、
その時ついていけなくて、でも苦笑いしながら、
あ、いいよね、みたいな感じで。
結構つらかったんですけど、まあでもそれも今となってはね、いい思い出ですけど。
だから、
そう、これはね、本当に素直に聞いた方がいいよ。
それと、やっぱね、ちょっと気になるのはさ、
これを読んだらセンスがいいと思われる本みたいなことを言っちゃうところが、
やっぱそこの浅い人間に見えてしまうので、
そうではなくて、
なんか本当に新しい世界に向かうんだから、
一からなんか教えてね、
ぐらいの感じでさ、
彼女に聞いてみたらどうですかね。
そうですね。
まあ、ちょっとそういうところが見えてるところは、
僕からすると正直でいいですけどね。
いや、でもなんだろうね。
アイテムなら何ですか、イラさん、おすすめは。
いや、でもいっぱいありますよ、そんなの。
歴史物もあるし、人間のドラマもたくさんあるし、
多分彼の年齢からするとまだ20代でしょうから、
20代でこれから何をしようかって迷っている人の小説なんかあって、
たくさんあるんじゃないかな。
そうですね。
なんだろう、小説って。
でもまあ、やっぱ自分が面白いと思うもん、
出会えば突破できますよね。
さっさと見つけてでもいいし。
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そうですね。でも、例えば今の話を、
考えてみると、
サリンジャーのライミング畑で捕まえてとか、
20代だし、
その、はるきさんの、
あの、
羊を巡る冒険とかね、
悪くないんじゃないかな。
時代物だったら、
あの、
柴梨央太郎の燃えよ剣ね。
はいはいはい。王道鉄板ですけどね。
王道鉄板、うん、いいと思う。
で、何でしょうね、
ミステリーとかだったら、
でも本当に僕の池袋みたいなものでもいいし。
これ、送ってきてくださったからね、
伊田さんの方が読んでもらえると嬉しいです。
そうですね。池袋のシリーズの頭の3冊ぐらい読めば、
あの、会話はだいぶできると思うんですけどね。
飲みやすいですしね。
そっから入っていって、まず頂いてもいいかもしれないですね。
ということで、
まずね、彼女にストレートに聞いてみるのも。
そうですね。ここはね、
別に本読まないのは恥ずかしい、
まあでも味に近いものではあるんだけどな、
恥ずかしいことではないので、
堂々と彼女に聞いて、
指導を仰ぐ。
そのなら、そこをですね、
センスがいいと褒めてあげてみてください。
あの、読書だったり音楽だったり、
まあ美術でもいいんですけど、
そういう部分で褒められて嬉しくない女の子はいないので。
はい。
じゃあまずそこですね。
そこから始めてみてください。
恋と仕事と社会のQ&Aではですね、
こうしたご質問をお待ちしています。
はい。
ご質問はですね、
booktalk.comのブックトークのページからお知らせください。
なお、
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今日は第11回お届けしました。
皆さんありがとうございました。
はい。ありがとうございました。