他社の製品の方が安いし性能がいいと頭をよぎってしまいます。営業に向いていないのでしょうか。
【パブリッシュサロン、はじめました】
世界は先が見えず、ネットには攻撃的で強い言葉ばかりはびこっています。
「普通」にしっかりと生きている人が生きづらい困った時代です。
でもほんとうは迷いながら、毎日をしっかりと生きている「普通」の人こそ、主役なのです。
そんな人同士が集まって、本や音楽や社会の話、仕事や恋愛やこれからの世界の話を
のんびりと大人の余裕をもって話し合う小さな社交場=サロンをつくれないか。
そんな想いからサロンは始まりました。
ユーザとして−−−石田衣良の世界観を味わう。生まれたコンテンツを体験する。
クリエイターとして−−−サロンでの出会いを通じて、創作に打ち込む。
プロデューサーとして−−−サロンで見つけた原石を、世の中に届ける。
それぞれがそれぞれの関わり方で、フィクションを楽しみ、自分の生活を豊かに、展開するためのホームグラウンド。
誰もがクリエイターで、誰もがユーザーで、そして誰もがプロデューサーになれる時代です。
フィクションという入れ物を、ただ味わうだけではもったいない。アイデアの原石を、研ぎ澄ませる工程も楽しめる場所にしたいと考えています。
肩書きの垣根を超えて、みんながそれぞれの想いを叶えるための場所を、オンライン上に作りました。
詳しくはこちらから→https://yakan-hiko.com/meeting/ishidaira/top.html
Appleミュージックで「世界はフィクションでできている」のプレイリストを配信中。石田衣良セレクトの音楽をお楽しみください。
https://apple.co/2oaqam4
00:18
こんにちは、早川洋平です。石田衣良の恋と仕事と社会のQ&A、今日は第130課です。
さあ、前回海外の先生からメールが来ていました。今回は男性26歳からお送りいただいています。
会社の営業をしていますが、なかなか成績が上がりません。自分自身が会社の商品の魅力を感じていないので、説明に熱がこもらず、お客様からの共感を得ることができないようです。
私は、商品を売っているとき、他社の商品の方が安いし、性能が良いという人が頭をよぎってしまいます。僕は営業に向いていないのでしょうか?
いやー、この人こそ逆に向いているじゃないですか、営業。だって、よその会社の商品の方が安いし、性能もあっていいんだよってちゃんと分かっているってことは素晴らしいじゃないですか。
なので、こうしませんか?今、その商品を売ろうと思っているかもしれませんけど、商品を売るのをとりあえずやめましょう。
やめる。
だから、お客さんの立場に立って、他社の商品の方が安くて性能が良いと思うのであれば、それをちゃんと言ってみるんですよ。
そのまま真摯に言う。
はい。それで、何を売るかというとですね、あなた自身の信用とか人間性を売ってみませんか?
商品はそんなに良くなくてもいいですよ。しばらくは別に営業に繋がらなくてもいいので、それをやっていっているうちに、会社の方だってバカじゃないですから、商品力を上げてくるでしょうし、
また、その会社の中で別なラインのものを買ってくれるかもしれないので、とりあえず自分を売りましょうよ。それが何か一番良いと思うなあ。
確かに、もちろん何を売るかにもよると思うんですけど、売られる方として振り返ったときに、例えば、家でも何でもいいですけど、ある程度逆に高ければ高いほど、若干安いぐらいでも、何だろうな、その営業の人が微妙だったらちょっと高くてもやっぱりそっちの人を選ばないといけないと思うんですよ。
そう。
なので、人間の魅力、自分の魅力みたいなものを正直にちゃんと売っていきましょうよ。そういう人の方が本当は営業向いてるよね。営業も、あれこれ商品の説明をするとか知識があるとかっていうより、ちゃんとお客さんの話を聞いて、きちんと細かな要望にも対応していくみたいな人の方が人気出たりするんで、いいんじゃないかね、全然。
なんか面白いですね。
人間って特に日本人にそうなのかな、分かんないけど、もちろん商品とか価格とかある意味、何て言うんだろうな、そういう人間とは関係ないところがすごい大事なようでいて、意外とそういうのは常じゃないけど、まだまだそういうのって言える。
あ、言えますよね。特に、どうでしょうね、地方なんかそういうの強いし、地方都市なんかだったら、そういう方が逆にいいんじゃないかな。なので、商品があんまり良くないっていうのを、自分のやる気のなさの言い訳にするとか、
03:12
あるいは売れない言い訳にするのはちょっとやめて、頭を切り替えて頑張ってみたいなのかな。
ちなみに、イラさん、どうなんですかね、イラさん逆に売られる立場になった時に、なんかすごいドライな感じって感じもしないんですけど、やっぱりイラさんもなんか、例えば家か分かんないですけど、なんかそれなりに高いものをAさんとBさん両方から営業されてる時、やっぱり人柄とかって意外と多いですよね。
いや、やっぱり大きいよね。
というより、ごく普通の魅力の商品。
例えば、ね、飛び抜けていいものってそんなないですから、普通の魅力の商品で、担当者の人柄が悪かったら、まずそれは買わなくなっちゃう。
確かに。
どうしても欲しいものだったら、とりあえずどんな人でも買いますけど、どっちでもいいようなもの、例えばそれこそ洋服屋さんとかに行って、まあまあぐらいかなっていう時に、店員の感じが悪かったら、まず絶対買わないよね。
確かに。
なので、そういうマイナスを潰すっていう意味でも、まずその…
自分の人柄をちゃんと伝えておく、売っておくっていうのがいいんじゃないかなって思いますね。
そういう意味では、この方も向いて…
うん、こういう正直な人が向いてるんだよね。
調子のいい人が営業で売れるって言ったら、それなのが応募者なので、そういうのまずダメだからね。
はい、正直に欲しいと思います。
頑張って欲しいですね。
さあ、この番組では皆様からの質問を募集しています。
また、イラさんとつながれるサロンで世界復習できているみたいなのも募集しています。
どちらもホームページから登録できます。
ありがとうございました。
山崎さんでした。ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
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