本屋とは因果な商売である
2026-10-23 12:41

本屋とは因果な商売である

村上龍先生の訃報を目にして、予定を変更してお送りします。

本屋(出版)って、人が亡くなると儲かる変な商売なんですよ。
もちろん売れる要因はひとつではありませんが⋯。

無名な未デビュー小説家の私の同人誌。
今私が死んだとして果たして売れるのか? みたいなことも話しています。

#雑談

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サマリー

村上龍の訃報をきっかけに、本屋では著名人が亡くなると著書の問い合わせや売上が急増するという、書店員としての実感を語る。岸恵子や樹木希林、東野圭吾らの例を挙げ、追悼帯や平積み、欠品への対応など、出版業界が「人が亡くなると売れる」ことを知っている構造を考える。芥川賞・直木賞、ノーベル文学賞、本屋大賞も確実に売れる機会として紹介する。誰でも創作者になれる現在、死後に無名作家が評価される可能性は低いと考え、まず商業デビューし継続的に発表する決意を新たにする。最後に、自作同人誌『殺す勇気もないくせに』を文学フリマ東京43で頒布すると告知する。

訃報で本が売れる書店の実感
こんばんは。 公募に挑戦しつつ、個人サークルいろは書房で同人活動をしています。 はざきとおるです。
この番組は、公募10年未デビュー小説家の私が折れない鋼の創作メンタルで、病みがちな創作界隈に明るく楽しくポジティブに切り込んでいく番組です。
さて、今日は一応ね、何話すかっていうのを朝とかにね、考えて出勤してっていう風にね、決めてたんですけども、
村上隆先生が亡くなられたということでね、ちょっと番組の内容を変更してお送りしております。 私はですね、本屋でバイトをしているんですね。
その傍ら小説を書いて発表しているという感じの生活をしております。 なのでね、今日も村上隆先生の限りなく透明なブルーか、タイトルが長くて覚えられないやつね、
とかなんか2冊ぐらい売ったんですよ。 よく考えたらこのレジの中に13歳のハローワークが引っ込めてあったんだよね、確かね。
私は全然ニュースを見てなくて、昼休みとかに休憩時間に見てなくて、ツイッターも見てなかったんだよね。
ブルースカイも私の観測範囲では騒いでなくてですね、 バイトが終わってから知ったんですね、不法を。
でですね、ぶっちゃけた話をするね。 本屋ってすごく因果な商売で、
人が死ぬと、人が亡くなると本が売れるっていうことが往々にしてあります。
さすがに東の慶吾先生とか、今回村上隆先生みたいな大作家であれば、
いつも本屋にあるみたいなね、何冊も売ってる。 それでも東の慶吾先生の作品はやっぱり一時期欠品というか、
従販待ちになってたりとかっていうこともありました、実際に。 多分村上隆先生も常に何冊かは、
有名なやつはね、コインロッカーベイビーズとか文庫本、有名なやつは置いてあるんですよ、常に。
だけど多分それでは全然足りないから、おそらく担当者は発注かけてるはず。
多分欠品すると思う。 今日中にもしかしたら、今日夜まで営業して、
それまでの間に売れちゃって、明日はないですみたいなね。 従販待ちですとか、従販まで行かなくても、出版社から在庫を確保するのを待つしかないみたいな感じになったりとかしそうだなっていうふうに思ってるんです
よね。
著名人の死と追悼販売
作家の先生の場合はまだしもなんですけど、芸能人の方が亡くなるとより凄くて。
女優の岸恵子さんが亡くなった時も結構な問い合わせが来たんですが、
岸さんの場合は文筆家でもありますので、そこまで我々もパニックにならずに済んだんですけど、
一番大変だったのはキキキリンさんの時かな。 キキキリンさんが亡くなった後、
鬼のように本が売れました。
思うんですけど、なんで亡くなってから誰それさんの本ってありますかっていうふうにみんな言いにくるんだろうと思って、
別にファンだったわけじゃないっていうことですよね。 だって本が出てるのってだいぶ前だったりするじゃないですか。
亡くなりになるね。 なのにその時に買ってなくて、今亡くなったから本とか出てないかなって探しに来るわけですよ。
毎回聞かれます。誰かが亡くなると本当に。 芸能人の人とかスポーツ選手とかね。
作家以外の職業の人の本を出していることが非常に多い時代ですので、 めちゃくちゃ聞かれます。
しかもタイトルとかわかんないで、出てる?みたいな。 そういう聞き方をしてくるんですよね。
結構やっぱり絶版とかになってたりする場合もあって、 昔々だと取り寄せができませんみたいな返答をするしかないことも非常に多いです。
文学賞が本を売る仕組み
出版社もね、書店である我々もね、 人が亡くなると売れるっていうのがもうわかってるんですよ。
本が売れるタイミングって、 絶対に売れるっていうのが芥川賞、直木賞ですよね。
あれはやっぱり売れますよ。 それや最近芥川賞の全文載ってるさ文芸春秋はあんまり売れないんですけど、
本自体はやっぱりね売れます。芥川賞、直木賞は。 やっぱり欠品したりとかね。
十半待たなきゃならないとかねあります。 あとノーベル文学賞ね。
この3種類は絶対に売れます。 他の文学賞、あと本屋大賞ね。
4つだ。この4つはね、100%売れます。 めでたいことでね。
めでたいことだし売れて、本屋も出版社も作家の先生も 著者の人もみんなウィンウィンなんですけど。
他の文学賞いっぱいあるのにそんなに話題にならないよねっていうねちょっと引っかかりもあるんですけど個人的には。
なんですけど本当に人がなくなると売れることがわかってるからすぐ追悼の帯をさつけるじゃないですか出版社も。
我々も追悼の帯がついている本とか平材に出して平積みにして平積みに出せるほどないやつは面賃って言うんですけど
本棚に刺すんじゃなくて表紙が見えるように置くスタイルあるじゃないですか途中一番視線が集まるとこね中断ぐらいに。
ああいう展示方法にしたりとかあるいはもう東の慶吾先生の時なんて壁の2つぐらい本棚全部東の慶吾先生の文庫とか単行本で埋めてっていう感じで売ろうとするんだよね。
果たしてそれは良い商売なのかと思っちゃうんですよね我ながら。
死後に評価される作家は現れるか
だってさまずさ、なんか亡くなったっていうふうに聞いた瞬間にさ本出してたっけって思っちゃうもん10年ぐらい働いてると絶対聞かれると思って余裕があればその場で調べちゃうもんね
だからすっごい因果な商売だなと思って他にこんな商売あるかなって思うんですけどあんまりなさそうな気がするんだよね
同じようにコンテンツビジネスであるところの音楽とか絵画とかそんなにさやっぱりピンとこないもんね人が死んだから売れるっていうのは何なんでしょうね本屋っていうのは
すごくね自分で働いててちょっと情けないよなって思う
本当に 燃え尽くところがあります
燃え尽いてばかりもいられないんですけどねまあそんな中で思ったのはなんか 最近のというか多分
こっから先の未来なんですけど多分なんですけど死後認められる作家とかって現れるのかなって 考えたんですよ
ちょっとね 昔はさなんか死後になってから認められる芸術家っていうのがいっぱいいたと思うんですよ
クラシックの音楽家だったりとかなんとか派の なんかね画家とか
多分ねあの文学系もねいるでしょう 文学系もねきっと本は出せたけど全然稼げなくて
なんか叫びたりの毎日をしてますみたいなね 人がおそらくいたと思うんですよ
死後になって認められて教科書にも載るぐらいの文豪として扱われるみたいな でもこれから先の未来そういう人が現れますか
全世界の人間やろうと思えば誰だってクリエイターになれる 時代ですよ
埋もれた作品私が死んだからといってじゃあ私の書いたものが評価されるようになりますか って言ったら多分ならないんだよね
こうやって東野先生とか村上隆先生とかいろんな作家の先生の追悼って書いた 帯の本が売れますよと
もちろん生前から売れてるんですよ もしかしたら一冊だけ商業出版した本があってその後なくなって話題になる
なくはないかもしれないけど多分確率としては相当低いですよね 死ねば売れるのか死ねば有名になれるのかっていう議論はもう多分成り立たないんじゃないかっていうのが
今日の私の気づきというか学びというか これからもねまずはデビューするところからだなと
商業デビューしてそれからコンスタントに発表できるような人間になって流し入れる作家になる っていうのをこれから20年の間にできますかっていうね
気持ちはあるんですけれどもやらなきゃ何年だから 本当にプロの作家として食っていくんだったらやらなきゃ何年だということでね
思いを新たにしたわけです ちょっとしんみりしたね話になりました不法から入った
同人誌『殺す勇気もないくせに』の告知
ということでですねそんな無名な作家の私のですね 書いた同人誌が11月8日文学ふりま東京43で新刊としてね
刊布をスタートします タイトルは殺す勇気もないくせにというねちょっと物騒なタイトルとなっております
こちらがですね 創作 bl なんですけれども全然ボーイズがラブしてなくてびっくりする本になってます
結構殺伐青春たんみたいな雰囲気はあるかな まず普通のオメガバースとは違いますよっていうのを本当は今日をやりたかったんだ
オメガバースの説明をしてね オメガバースって何ですかみたいなねところからね順番に始めなきゃならないから
買ってもらうためにもこんな感じでね その辺は月曜とかにやろうかなとちょっと明日明後日は配信ができるかどうかわかんないので
できたら明日明後日のうちにやりたいなっていうふうにね 思っておりますはいということでねとりあえず文学ふりま東京43
南12ホール k 17いろは処方でサークル参加をしておりますので 今はまだ無名なね私の書いた同人誌
もしかしたら超有名になってレアになるかもしれないと 信じて信じて買って財産として持っていただくのはどうでしょうか
はい多分ならんと思うけど
はいということでね紙の本でぜひお求めいただければと思いますのでよろしくお願いします また次回お会いしましょうお相手は端木トールでした
12:41

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