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インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
この番組では、インター生2人が、株、投資、経済関連の気になる情報を分かれやすくお伝えしていきます。
インター生の会話を、ながら聞きする感覚で一緒に勉強していきましょう。
おはようございます。トヨタのクラウンクロスオーバーが欲しいインター生の池田です。
おはようございます。自分の車が私も欲しい斉藤です。
さて、今日のテーマに入る前に、2024年のインター生によるこの放送が残り2回ということになって、
今回はスペシャルゲストをお呼びすることになりました。
え、どなたですか?気になりますね。
では、スペシャルゲストの方、よろしくお願いいたします。
ホンダのステップワゴンに乗っておりました森本と申します。
今自動車、自家用車は持っておりません。ということでよろしくお願いします。
というところで、我らが株式会社インビストメントブリッジのアナリスト、森本明さんです。
森本さんは過去に日系の証券会社にて、自動車や金融セクターのアナリストを担当されていたというところで、
豊富な経験の持ち主なんです。そんな特別技術の森本さんと今回お話しするテーマは、
日産・ホンダの経営統合の分析、そして将来性も含めての徹底解説です。
ぜひ最後までお聞きください。
本題に移る前にお知らせです。
4つ前のエピソードでお話しした通り、現在第6回ジャパンポッドキャストアワードの投票期間中です。
概要欄内のリンクからぜひ、いろはにマネーのながら学習に投票してください。
1点注意点がありまして、番組名が正確でないと集計してもらえないようなんですよね。
ポッドキャストの番組名は、いろはにマネーのながら学習です。
ポッドキャストの画面からタイトルをそのままコピペしていただくと簡単に投票できます。
皆さんの一票が本当に鍵になってきますので、ぜひとも投票よろしくお願いいたします。
今回は現職のアナリストの方がいらっしゃっているので、ちょこっと株式会社のコーナーはお休みです。
ということで本題に戻りましょう。
斉藤さん、ホンダと日産の経営統合なんてとてつもないビッグニュースですよね。
規模も大きいですし、注目度が高そうです。
いやー、本当ですよね。発表されたときびっくりしました。
ニュースとかでも自動車産業世界3位の企業が誕生かといったことや、日産の株価も一時ストップだかと話題になっていましたし、
いやー、このニュースが出る前に私も日産の株買っておけばよかったと後悔してますね。
間違いないですね。森本さんは日産とホンダの経営統合にどのような印象を持ちですか?そもそも経営統合するんですかね?
ここまで出てきた以上は、日産もホンダも否定はしていませんので、通常これは経営統合をすると思って間違いないと解釈していただいていいと思います。
本廃が買収提案していたというのもあるので、その回避の側面もあるわけなんですけど、することはすると思います。
ただ、印象としては経営統合をすると聞いたときに、ネガティブな印象の方がちょっと強かったですね。
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ネガティブですか?ちょっとそうなんですね。
そうですね。
てっきりここから日産の大躍進とかが進むのかなと思っていたのでびっくりですね。
いや、普通にやっちゃい日産じゃないんですか?
日産自動車はですね、今相当に苦戦しています。
苦戦というのは?
特になんですけど、もともとガソリン車でも競争力が鈍ってきたところに、中国でのEVが一気に接近してきてましてですね、日本車のシェアがもうガタ落ちになっているんですね。
日産自動車はかなり中国、ガソリン車も含めてですね、かなり強化してましたので、そこで相当に見劣りしてしまったというのがかなり大きいです。
そういえば、以前僕もポッドキャストの放送で、日産がやばいという話を佐野君と収録したんですよね。
いかにも今のお話の通り、EV車のバッテリー効率とか燃費が悪いとか、結構競争力が劣っているイメージだったんですよ。
すでにですね、決算に出てまして、今期紙機がですね、前年同期比で90%減益という感じになっています。
90%ですか。そうなんですね。なんかやっちゃい日産と言われている割に、どっちかというとやばい日産、やばい日産という感じですね。
そうなんですよね。これ以前にも起こりかけていたことでもあるんですけど、どうしてもブランド力とか競争力が徐々に鈍ってきていたところで、今回一気にショックを与えたような形になっちゃったわけなんですよね。
そうなんですね。ちなみにホンダの方というのは、そこまで競争力がないイメージはないんですけど、森本さんは日産だけでなく、ホンダの車にも少し不安感というのはあったりするんですか?
あります。結局やっぱりホンダが一番良かった頃っていうのは、おそらく2000年代の前半ぐらいかなと思うんですよね。それ以降、ハイブリッドというのもあったんですけど、F1で相当知名度を高めたとか、そういう背景もあったわけなんですけど、そこからはですね、やはりこちらのホンダの方もですね、ちょっと競争力が落ちていっている過程にあるんじゃないかと思うんですね。
やっぱりこれずいぶん前の話になるんですけど、まずかったのはやっぱりハイブリッドカーなんですね。
ハイブリッドカー。
ハイブリッドカーですね。で、ホンダがですね、新型のハイブリッド専用車を出しているんですね。
今も販売していない方もご存知じゃないと思うんですけど、インサイトっていうハイブリッド専用車を発売したんです。初めて。で、そのホンダのハイブリッド車が出た、インサイトが出たすぐのタイミングでトヨタ自動車がプリウスをモデルチェーンにしました。
で、これがもう圧倒的に価格が安くて年費もいいということで、インサイトはここでもう完全に負けちゃったんですね。完璧に負けました。で、そこからブランド力がちょっと傾きかけたかなっていう、そんな感じはしてるんですよね。
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確かにハイブリッド車っていえば、トヨタのイメージが強いですからね。
そうなんですよね。
改めて聞くと、経営統合の可能性を考えて、安易にビッグニュースであっていいのに日産の株をすぐに買うっていうのは、まだ注意が必要そうですね。
もう統合はほぼ決まったと見ていいんですけど、あとはもう合併比率がどうなるかとかによって変わってくるんで、こればっかりはポジティブ・ネガティブっていうのは何とも言えないところがあるんですね。
合併比率ですか。
統合比率ですね。
ある意味では救済的な形での経営統合の力もあると思うんですけど、将来性という面では今後どうなっていくと思われますか。
これはですね、結構厳しい世界が待ってるんじゃないかというふうに思います。
どちらもEVを強化する方針出してまして、特に本当はもう2030年だったかな、全ての自動車を電気自動車にするっていうふうなことをちゃんと発表してるはずなんですね。
ところがその流れが現在においても軌道に乗ってきてないというところがあります。
逆に学生のみなのでEVの競争力の厳選というものがあんまり理解できてないんですけれども、森本さんはEV車で競争力のある企業どこかと聞かれるかどのように答えられますか。
もうテスラです。
テスラですか。
もう一つ選ぶとしたらBYDなんですね、中国の。
おそらくこれからそれに代わって競争力のある車が出てくるのかどうかというと、これは多分中国からです。
そうなるとですね、今度、今すでに出てるんですけど、東南アジアとかインドとか、そういったところでも実際にEVがですね、それなりに出てくるようになると、これは非常に厳しいですね。
実は今日の12月20日ですね。
20日の日本経済新聞の21面大輝正記なんですが、こちらに日本製造業を待つ本当の試練ということが出ております。
これもまさに自動車業界をそのまま反映させたものなんですね。
何かというと、自動車メーカーは中国の企業にやられているという話ですけど、中国現地だけではないんですね。
中国以外にもそうです。
日本企業が、例えば東南アジアのマーケットなんていうのは自動車はほとんど日本車ですから、それがどんどん今度EV化していくことに、安い中国の電動車、電気自動車が入ってくるようになる可能性が結構出てきてるんですね。
実際中国もそれをやり始めてます。
そうすると今度EV、電気自動車というのは今後おそらく価格がどんどん下がっていくんですね。部品点数が少ないんで。
そうすると首輪が回らなくなるというか、どうしようもなくなってくるんですよね。
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ですからこれで日本車のシェアが売られるようになると、もう本当に世界での立ち位置がかなり落ちてしまうという背景があります。
なるほど。そうするとやっぱり日本の自動車メーカーのEV市場というのは出遅れてるっていう感じですかね。
そうです。それともう一つは日本は逆に日本でEV車の普及をそんなに進めないんですよね、強くは。
そうすると今度日本はガソリン車がほとんどだと思うんですよ。EVほとんど見ることないと思うんですけど。
そうですね。
そのようになってくるとですね、結局日本で電気自動車が広がらないことによって、変な言い方ですけど自分で自分の首を絞めちゃってるような形になるんですね、日本のメーカーとしては。
海外ではもうこれどんどん広がっていこうとしてますから、ヨーロッパと今中国はそれぞれ典型なんですけど、それだけではない範囲で広がっていく可能性っていうのは非常に高いです。
そうするとですね、なんといっても怖いのはEVって今高いですけど、これどんどん安くなっていく可能性があるんですね。そこが非常に大きなポイントですね。
ありがとうございます。先ほどガソリン車について触れられていたんですけど、私個人的に日本の強みであるガソリン車っていうのはまだチャンスがあるのかなっていうふうに思っちゃうんですけど、どうですかね。
これは言えると思います。ガソリン車をやっている企業がボードなりGMなりありますけど、そういうところがどんどんガソリン車を撤退していくことによってシェアを奪うっていうことは考えられなくはないですね。
撤退していっちゃうんですね。
ええ。
それちょっと詳しく聞きたいなっていうふうに。
今日はここまでです。いいところで終わってしまって申し訳ないのですが、日本の自動車の未来については12月27日公開予定の年内最後特別版、元自動車セクターの案内人に日本の自動車の未来について聞いてみたで放送しますので、ぜひそちらをチェックしてください。
途中だったのに聞かれて悔しすぎますよ。ということで皆さんも次回放送もお楽しみにしていてください。では本日の分まで池田さんまとめをお願いします。
はい。本日のまとめとしては、まず一つ目。日産、ホンダの系統にはネガティブな側面がある。
二つ目。EVの競争力において日本は遅れをとっている。
そして最後に三つ目。EV市場を今後牽引していくと考えられるのは、BYDやテスラ、また中国の中にあるEV企業のこの三つです。
本日ご紹介したメーカーは主観による情報提供であり、投資を推奨するものではございません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
本日も最後までお聞きいただきありがとうございました。現在第6回ジャパンポッドキャストアワードの投票期間中です。
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冒頭でもお伝えした通り、番組名は正確に入力しないと集計されないようですのでお気を付けください。皆様の投票を心よりお待ちしております。
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それではまた次回お会いしましょう。