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株式会社インベストメントビリッジがお届けする、いろはに投資のながら学習。
こんにちは、最近筋トレを頑張っているインターン生の星野です。
このポッドキャストでは、スマホ時代の投資・企業分析メディアいろはに投資の記事をもとに、
投資の基礎知識から最近のトレンドまで幅広くご紹介いたします。
通勤時間などの隙間時間で、ながら学習をして様々な知識をつけていきましょう。
本日ご紹介する記事は、9月16日に公開した、スリープテックとは関連企業もご紹介
【クロステックで時代を読む Vol.6】、です。
まず最初にこの記事の結論を3点ご紹介いたします。
1.スリープテックとは、技術を活用して睡眠をモニター・分析・改善するための製品やサービス。
2.スリープテック危機市場は今後大きく成長することが予想されている。
3.成長の背景として、睡眠改善技術への需要の高まり、技術進歩、
4.良いビジネスチャンスであることが挙げられる。
それでは記事本文に入っていきましょう。
人生の約3分の1を占める睡眠
睡眠は生活や仕事の質を大きく左右します。
良い睡眠は私たちの健康のために欠かせない存在といっても過言ではないでしょう。
しかし、世界中で睡眠に満足している人はわずか55%という結果が、
Philips社の世界睡眠調査によって明らかになりました。
そして、日本で睡眠に満足している人の割合は29%と、同調査対象13カ国中最下位でした。
また、コロナウイルスのパンデミックが開始して以来、
新たな睡眠課題を経験している成人はグローバルに見て70%もいます。
この調査からわかる通り、睡眠の課題は大半の人が抱えており、
この問題を軽んじることはできません。
睡眠にまつわる課題は認知症、鬱病、集中力の低下など、
個人の健康やパフォーマンスを害するだけでなく、国家の経済的な損失にもつながります。
例えば、日本の睡眠による欠勤時間は年間約480万時間、
そして日本の慢性的な睡眠不足による経済損失は年間15兆円と推定されています。
そこで今注目を集めているのがスリープテックです。
スリープテックとは、技術を活用して睡眠をモニター、分析、改善するための製品やサービスのことを示します。
睡眠と技術を掛け合わせた造語になります。
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スリープテックの製品は主にウェアラブルとノンウェアラブルの2つの分類に分けることができます。
ウェアラブルのプロダクトとしてはスマートウォッチやスマートバンド、スマートリングなどが挙げられ、
ノンウェアラブルのプロダクトとしては睡眠モニターやシングが挙げられます。
そしてこのスリープテックの市場規模なんですが、グローバルマーケットインサイツによると、
2020年にスリープテック機器の世界市場は1.3兆円を超えました。
そしてスリープテック機器市場は今後さらに成長することが予想されており、
2027年には4.4兆円まで拡大する見通しとなっています。
その中でも現在は米国がスリープテック市場の売り上げの43%以上を占めています。
スリープテックが熱い米国では、ここ10年間でスリープテック関連の特許数が平均で年間12%の成長を見せました。
このようにとても盛り上がりを見せているスリープテック市場ですが、
スリープテック市場への参入者としてはスタートアップから大企業まで幅広い規模の企業がいます。
業種としては主に家電メーカー、通信、シングが挙げられます。
そしてスリープテックが現在成長しており、今後も拡大していく理由としては主に3点考えられます。
1つ目の背景としては睡眠改善技術への需要の高まりが挙げられます。
冒頭の世界睡眠調査の結果で見た通り、世界で睡眠に満足している人はわずか55%しかいません。
さらにここ数年で世界的に睡眠障害の患者数が増加しており、これからも増え続けていくことが予想されています。
2つ目の理由としては技術進歩があります。
Fitbitなどウェアラブル機器の睡眠技術が進歩し、さらに認知されて普及したことが市場の成長を後押ししたと考えられています。
また最近ではオーラリングなど指輪型の機器も登場しています。
最後にスリープテックは企業にとって良いビジネスチャンスになります。
成長市場であるスリープテックはあらゆる企業にとって新たなビジネスチャンスとなります。
例えばシング業界の企業にとっては従来のシング商品以外のプロダクトやサービスに拡大する事業チャンスとなります。
またテクノロジーを活用することで今までの売り切り型ではなくサブスクリプション型のビジネスモデルも展開できるのです。
さてスリープテックの概要を見たところで海外および国内の関連企業をご紹介いたします。
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最初に海外で注目されている関連企業2社を見ていきましょう。
まず最初にご紹介するのはエイトスリープです。
エイトスリープは2014年に創業されたスマートマットレスの開発と製造に特化した米国のテクノロジー企業です。
代表的なプロダクトは温度調節機能や睡眠計測器を備えたハイテクマットレスザポットプロマットレスです。
体温心拍呼吸を検知してそれに応じてベッドの温度が調節される機能が備わっています。
そして次にご紹介するのはドードーです。
ドードーは不眠症の人のための睡眠補助装置を開発するフランス企業です。
天井にゆっくり点滅する光を映し出す睡眠補助ツールドードーを提供しています。
ドードーが天井に映し出す光に集中し呼吸を光の点滅に合わせると疲れた感覚になり自然に睡眠に入りやすくなります。
現在では70万人以上のユーザーに使われています。
ジェットラグにも効果的とされていてパートナーシップを提携しているエアフランスの上院も活用しています。
続いて国内以上上の注目企業を見ていきたいと思います。
まず最初にご紹介するのは西川です。
1566年創業の老舗シングメーカー西川もスリープテック市場に参入しています。
同社パナソニックと共同で開民環境サポートサービスを開発しました。
開民環境サポートサービスは西川のセンサー搭載SIマットレスから睡眠のデータを取得しそれをパナソニックの家電の自動制御に活用できるというサービスです。
例えば睡眠データをもとにエアコンが入眠・気象に適した温度や風量になるよう調節されます。
またマットレスをパナソニックのアプリに連動させると睡眠状態をグラフやチャートで確認できます。
次にご紹介するのはエアウィーブです。
シンクなどの製造・販売を行っているエアウィーブもスリープテックを手がけています。
同社は自分の写真を撮影するだけで自分に最適なマットレスを調べることができるエアウィーブマットレスフィットというサービスを提供しています。
撮影した写真をAIが解析しその人の体型に合ったマットレスを提案します。
その人の体格に応じてマットレスは肩・腰・足の部位ごとに硬さが変わり自分の体格に最適なマットレスを見つけることができます。
そして最後に国内の上場企業一社を紹介したいと思います。
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今回ご紹介するのはフランスベッドホールディングスです。
フランスベッドホールディングスは医療・介護用ベッド・福祉用具の製造・仕入れ・レンタルなどを手がけています。
同社はマットレス内に温度・湿度を測定する睡眠モニターが内蔵されているIoTマットレス
睡眠モニタリング機能付き電動リクライニングマットレスを提供しています。
この睡眠モニターをリアルスリープアプリと連携すると
睡眠状態がリアルタイムで計測されアプリ上で可視化されます。
このアプリには睡眠のアドバイス提案や浅い睡眠の時にアラームが鳴る機能も搭載されています。
最後に今回のエピソードの重要なポイントを振り返っていきましょう。
スリープテックとは技術を活用して睡眠をモニター・分析・改善するための製品やサービス。
スリープテック危機市場は今後大きく成長することが予想されている。
成長の背景として睡眠改善技術への需要の高まり、技術進歩、良いビジネスチャンスであることが挙げられる。
はい、ということで今回は注目を集めているスリープテックの概要と関連企業をご紹介いたしました。
本日の息抜き。
久しぶりにフチ英語勉強会を行いたいと思います。
今日ご紹介したスリープテック関連企業エイトスリープが8月にシリーズCの資金調達を完了しました。
今日はこの話題を取り上げたテッククランチの記事より文章を抜粋して英語を見ていきましょう。
エイトスリープが調達した資金を何に使うのかを説明している文章をピックアップしています。
まず最初に文章に入る前にフレーズを確認しましょう。
ダブルダウンオンサンティングという表現があります。
ダブルダウンオンサンティングというのは今まで以上に欠然たる態度で何かを継続することという意味になります。
そしてExpand internationallyとは国際展開です。
ビジネス英語として抑えておきたい用語です。
では早速文章に入っていきましょう。
では日本語で意味を確認しましょう。
エイトスリープのCEOであるパテオ・フランチェス・ケティ氏は、
インタビューの中で、
エイトスリープのコミュニケーションについて話を聞きました。
エイトスリープのコミュニケーションについて話を聞きました。
エイトスリープのコミュニケーションについて話を聞きました。
では日本語で意味を確認しましょう。
エイトスリープのCEOであるパテオ・フランチェス・ケティ氏は、
インタビューの中で、この資金、つまりシリーズCの資金調達で集めた資金は、
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いくつかの方法で使用されると述べています。
一つ目は今まで以上に欠然たる態度で、より多くの技術を構築する予定です。
そして二つ目としては、エイトスリープは国際的に事業を拡大したいと考えており、
ニューヨークを拠点とするエイトスリープ社の製品を、
今年末までにヨーロッパと英国で販売する計画です、と言っています。
以上が日本語訳です。
今回文章を抜粋したTechCrunchでは、
海外のスタートアップのニュースを確認できる記事が他にも多くあります。
スタートアップや最新技術に興味があり、かつ英語を勉強したい方は、
英語版のTechCrunchのウェブサイトから興味のある記事を読んでみてはいかがでしょうか。
次回は100話目記念の特別エピソードになります。お楽しみに。
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