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2023-02-21 04:52

デンマークにみるスローライフ|ニールセン北村朋子さん(共生ナビゲーター/デンマーク・ロラン島)

インタビュー全編はこちらから↓
https://bit.ly/cm_tomokokitamura-san

「Life Update CLUB」について
動画 https://youtu.be/P6EtEcDiwwI
HP https://bit.ly/Life_Update_CLUB

 ─インタビュー概要─
東京からデンマークに移り住んで約14年。
再生エネルギーから洗練されたデザインまで注目を集めるこの国で、ジャーナリスト、コーディネーターとして活躍するニールセン北村朋子さん。

デンマークでも最南端に位置するロラン島の人口は6万5000人と少なく、そのうち日本人はわずか3人しかいない(取材当時)。
周囲の人たちはまるで時計がないようなゆったりした時間の中で過ごしているという。そんな環境のなかで朋子さんは出産、育児、失業を経験し、自分の手で充実感の伴うジャーナリストという仕事をつかんだ。

まさにロラン島を体現するようなゆるやかな空気感をもった彼女だが、驚いたことに「東京でせかせか働いていた自分には、こっちのスピードがあまりにゆっくりに見えて…当初はいつもいらいらしていた」という。

環境が人をつくる。

ほとんど「時計を見かけない」この島で、そのことを強く感じさせられた。

ロラン島──

自分と向き合ったり、情報デトックスしたりするには最良の場所だ。
(2013年10月デンマーク・ロラン島で対談/オーディオマガジン『コスモポリタン』より復刻配信)

【プロフィール】にーるせん・きたむら・ともこ/デンマーク・ロラン島在住の共生ナビゲーター。アドバイザー、ライター、ジャーナリスト、コーディネーター。気候変動適応や食など、地球と人にうれしいライフスタイル追求がライフワーク。ロラン島と日本にフォルケホイスコーレ設立を目指している。『ロラン島のエコ・チャレンジ』に続く次の本を書く準備中。
(プロフィールは2013年10月の取材当時)

─聞き手─
早川洋平(プロインタビュアー) はやかわ・ようへい/1980年横浜生まれ。新聞記者等を経て2008年キクタス株式会社設立。羽生結弦、コシノジュンコ、髙田賢三など世界で活躍する著名人、経営者、スポーツ選手等ジャンルを超えて対談。13年からは「世界を生きる人」に現地インタビューするオーディオマガジン『コスモポリタン』を創刊。 海外での取材を本格化するいっぽうで、戦争体験者の肉声を世界へ発信するプロジェクト『戦争の記憶』にも取り組む。 公共機関・企業・作家などのパーソナルメディアのプロデュースも手がけ、キクタス配信全番組のダウンロード数は毎月約200万回。累計は3億回を超える。『We are Netflix Podcast@Tokyo』『横浜美術館「ラジオ美術館」』『石田衣良「大人の放課後ラジオ」』などプロデュース多数。近年はユニクロやネスレ、P&GなどのCMのインタビュアーとしても活躍。 外国人から見た日本を聞く番組『What does Japan mean to you?』で英語での発信もしている。

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#インタビュー #デンマーク #ロラン島
#ジャーナリスト #ライター #コーディネーター

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デンマークに来る前は、東京とか横浜とかに住んでいて、東京で仕事をしていました。
それでその前は、日本にいる時は映像翻訳家をやってたんです。
テレビ、私の場合は映画とかではなくて、テレビ番組のコンテンツの翻訳で、
イギリスとかアメリカから来ている番組を翻訳して、
例えば字幕を付けたりとか、あとは吹き替えの翻訳を付けたりとか、
すごい稀でしたけど、ナレーションを入れたりとか、そういうのをする仕事で、
フリーランスでやっていたので、テレビ局からテレビ局にはしごするような、時間に覆われる仕事だったんですよね。
そういう時に、デンマークの出身のうちの旦那さんと会って、
デンマークという国に行ったことがあるかと言われたので、ないと言ったら、
一回ぐらい見てみるって言われて、結婚する前に来て、
その時に彼がたまたまロラン島の出身だったので、コペンハーゲンなんかもちょっと見ながらロランに来たんですけども、
その時にすごく衝撃を受けたのが、どこにも時計がなくて、誰も時計をしていないというのがすごくびっくりして、
デンマークはやっぱりすごく先進国だというふうに聞いていたし、
雰囲気的にもやっぱりすごい先進国だなと思うんだけれども、
時計がなくて生きていけるというか、時計がない暮らしをみんな毎日しているというのがすごくびっくりして、
その時、最初来たばっかりの時は、日本の東京のリズムがたぶん体に染み付いていたから、
時間通りにチャッチャチャッチャと行かないのもすごくイライラしたし、
何か欲しいものがあっても、例えばコンビニがないとか。
コンビニってないですか?
ないですね。
あと、キヨスクはありますけど。
空港に、コペンハーゲンにセブンイレブンがありましたね。
そうそう。コペンハーゲンとかね、都会に行けばあるけど、
でも私たち来た頃はそんなになかったし、
あとは、もちろんね、自動販売機もないし、
あとは、引っ越した時に電話を、電話線を引くのに電話会社に電話したら、
じゃあ何月何日に行きますと言われて、午後に行きますからと言われたのに来ないんですよ。
それでおかしいなと思って、
今日約束してますよねって電話したら、
いや、そうなんですけど、
私、娘がちょっと具合悪くて行けませんって。
びっくりして、でも電話今日つかないと困るんですけど、
代わりの方はいないんですかって言ったら、
いや、代わりもみんなもう今日予定が入ってるから行けませんって。
じゃあいつ来てくれるんですかって言ったら、
03:00
娘が治ったらすぐ行きますから。
でもそれっていつかわかんないですよねって言ったら、
でも3、4日もすれば。
そういう調子なんですよ。
でも今日電話がつかないとすごく困るんですよねって、
その時携帯で電話してたんですけど、
いや、困ってないじゃないですか。
携帯で今うちに電話かけてきてるから、
しばらくは携帯でつなげるでしょって、
電話会社に言われちゃうっていう国なので。
田舎だけど、わりとインターネットとかも使えるし、
ロラン島はガスがないんです。
ガスの配管は来てないんです。
あ、そうなんだ。
いわゆるコンロとかも。
電気ですね。
うちなんかはこういうガスボンベで、
ガスの電池ですけど、
クリエイターとか、
仕事内にもよりますけど、
結構いろんな地域で仕事できてる人にとっては、
行けそうですよね。
でもますます今国の方針として、
早い電車を導入して、
都市と地方間の交通事情を良くするとか、
そういうのをすごく力を入れて政府もやってるんで、
ますますだから、
どうしても都会に住まなくちゃいけない理由っていうのは、
減っていくんじゃないかなと思って。
しかもロランの場合はドイツにすごく近いので、
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