自然に上がっていくものです。もう一つ言いたいことがあります。それはね、面白いものを読んでるんだったら、レベル通りに行くことはないです。
つまり村上春樹がものすごく好きで、村上春樹の例えばこの本は4回も5回も日本語で読んでる。
そしたら普段読んでるのが、絵本でもこれ途中でいいじゃないですか。
そして全然読めますね。
でしょ?日本語で読んだ。それからドラマ化したものを面白くて見た。そういうのもさっき言った優しい方に入ってくるわけ。
確かにそうですね。
文字だけ見て、文字がどれくらい多いかとか、そういうことで優しいとかなんとかが決まるんじゃなくて。
自分が馴染んでいて、ものすごく興味のある話題ならば、大抵のものは優しい。
必要な考えを拾えば、「ああ、この人こういうこと言ってるんだ。ああ、こういうことやり方もあるんだ。」っていうふうに伝わるわけだから。
いい、それは。それは実はレベルは無視していいですよっていう、本当はね。
ところがレベルを無視していいですよっていうのは伝わりにくいので。
でも今の話しかかってると、本当そうですよね。マインドセットっていうか。僕サッカーずっと好きで、見るのも大好きで、イギリスも好きで、もうちょっとプチ留学もしてたんですけど。
やっぱりイギリス行ったりしてると、もう普通にBBCとか、よく分かんなくても見てるだけで楽しいとか。
そうでしょ。
あとNetflixで、こないだマンチェスターシティのドキュメンタリーやってたんですけど、これ字幕全部無しでも全然楽しく見れてっていう、それでいいわけですよ。
それは優しいな、入るの。
そう、僕には優しいんですよ。
人によって何が優しいか違うんです、まず第一に。
ということは、レベルって誰が決めてるんだろうっていうことですね。
外側の基準を持ってきて、私はこれに合ってるだろうか、合ってないだろうか。それはあんまり実は意味ない。
てか無理ですよね、それは。
そうです。100人いて100人が納得できるような基準なんてないはずですからね。
誰かが作った試験、誰かが作った資格にこっちが合わせるんじゃなくて。
俺はサッカーを見たいんだから、イギリスのサッカー中継が楽しければいいっていうんだと、それでいいんじゃないだろうか。
それずっとやってたらそのうち喋れるようになりますよ、間違いなく。
文字と結びつけば読めるようになるでしょう。
でも、順番としては試験でこうとったら、これができるようになるっていうのは、それはない。
900点取ろうと、英研一級になろうと、イギリスのサッカー中継は楽しめない。
分からないけど、本当は楽しめるかもしれないけど、分からないなってそういう人は言い出してしまう。
いやでも、そういう意味で僕も900点取ってからの方が逆に苦しみもありましたけど、一つ運が良かったのはインタビューがライフワークだったので、英語全然喋れないけど、でももうTOEICの勉強はここで終わりにして、ここから英語の番組先に作っちゃったんですよ。
で、作ればアップを取らざるを得ないんで、それで日本に住んだり海外に住んでる方に英語でインタビューしてったら英語下手ながら、もう少なくてもSNSの時代なんで、あいつ英語下手だとか言われたりしましたけど、でも自分は楽しかったんで。
そうすると普段結構しんどかった英会話も、授業じゃなくて、最初に今もそうなんですけど、必ず普通英会話のオンラインのレッスンって先生がどんどん聞いてくるじゃないですか。
最初に僕はインタビュアーで、インタビューしたいんだって言うとみんな度肝抜かれるんですけど、こっちからどんどん質問をしてて。
で、なんか興味あることを聞いてるだけなんですけど、でもそれでいいんですよ。
いいと思いますよ。素晴らしい素晴らしい。
でもそれがたまにやっぱりまだ昔の病で、もうちょっと勉強しないととか、文法の指摘してくれみたいに言っちゃうとやっぱりシュンとしちゃうみたいな。
そこのマインドですよね。
そうですね。
これせっかくなんで、この英語他族の本からもうちょっと先の話ですけど、この本の後に、まさに今で言えば今日一番伺いたいことの一つで、チャットGPT出てきて、翻訳ツール出てきてると思いますけど、
そういう意味では、坂井さんはこの翻訳ツールとか、この辺りはどう捉えてますか?
今の話伺った上だと、なんか個人的には楽しむのことによりも特化して、必要なものはそういうツールに任せてもいいのかなとか、その辺どんなお考えでしょうか?
AIっていうのが話題になって、英語教育関係は大騒ぎになった。つまり日本語を入れると英語で出てくるから、宿題とか試験とかレポートとか、そういったものが意味なくなってしまう可能性がある。
で、僕がその時に言ったのは、宿題とか試験とかレポートとか、そういったものが必要な授業をやるからいけないんだ。
うん、そもそも。
そもそも。Facebookだったかな、その記事を書いて、最後にNPO、ダウィングオタドクでは宿題も試験もレポートもありません。
そんなものなくたって人々は伸びていくんです。だからまず第一に、変われるものだったら変わってもらえばいい。その通りです。
非常に大きな問題はもちろんあると思うんですけども。じゃあ何が残るかっていうと、一人一人に合わせたものは難しい。
要するにディープラーニングとかAIっていうのは、今までの蓄積を整理して出してくれるだけ。
そうですね。
そうですよね。その問題はもう今から言うと、50年くらい前に僕のおじさんと話題にした。50年?40年くらい前か。
コンピューターが出始めた頃に話題にしたことがあって、僕のおじさんはドボック工学の人だからエンジニアで、僕のおじさんだから僕の国秀くんって言うんですけど、
国秀くん、コンピューターでいろんなものできるようになったよ、どうすんだ?って挑戦してきたわけです。
だから僕が言ったのは、今までのものを整理して出してくることはできても、新しいものを作り出すことはできない。
今チャットGPTや生成AIで問題になっていることは、一つはこういった作品って何なんだっていうところがあると思うんですよ。
これを生成AIで作り出したものがあったとしたら、例えばこのアーノルド・ロベルっていう人の作品を全部読み込んで、その文体を真似して何か作ったとする。
そしたらそれは誰のものなんだ?見分けられるのか?とかっていう話になるわけです。
それを実はその問題を僕は40年前に考えて、ものすごく単純にしたんです。
俳句ってありますね。あれ5,7,5、17の字ですからね。あらゆる俳句を例えば作ってしまうことは簡単なんですよ。
あーって17並ぶものから、うーんって。17並ぶものまで全部打ち出せばいいわけですよ。
彼らならできますよね。
その中に場所が言った俳句も出てくるはず。そうすると問題はこういった作品っていうのはどこにあるのかっていうと、有限な数のプリントアウトされた俳句の中にあるか、実はないんです。
この作品はここにあるんではなくて、この作品と読んだる人との間にあるんですよ。
NPO多言語多読のホームページがありますから、英語多読とかNPO多言語多読で検索すれば一番トップにできます。
そこにいろいろ書いてありますから、そこで本を探す。それからその本をどうやって読んでいったらいいか。今までと違う読み方について学ぶ。それから実際国語で講座をやってたり、無料の体験会をやってたり。しかもオンラインの体験会もある。オンラインの講座もある。そういう情報がもういっぱいありますから。
実は僕自身もですね、この本数年前に読ませていただいて、英語の体験会はまだ英語多読が来られてないんですけど、ただ個人的にはスペイン語、今日はあまりその話しませんでしたけど、この多読することは実は英語以外も使えるっていう話で、スペイン語多読の体験をここで非常に楽しませていただいて、すごく良かったんですけど、最後に僕から改めてここをお伝えいただきたいなって思ったのが、
僕はやっぱり、今日2時間近く話しているんで、僕のタイプなんとなくわかったかもしれないですけど。まあいい意味でもなんですけど、結構ガッて一人でお勉強は好きは好きなんですよ。ただ人とあんまり接するのが得意じゃないですか、こういう仕事をしてるんですけど、いわゆる仲間とか人とガヤガヤやるのが正直あんまり好きじゃないんです。
好きじゃないんですけど、この英語多読の中でやっぱり英語を楽しく続けるためには仲間が必要というか、それは解かれてるじゃないですか。だからやっぱりまさにこの英語多読のね、この多言語多読のここでは、今坂井さんおっしゃったように、いろんな勉強会ではなく、楽しむ会とか体験がいっぱいあるので、やっぱりその仲間って大事ですよね。
そうですね、二つ大事なことがあります。一つはね、消極的な理由なんですけど、多読ってやってる人少ないんですよ。だから一人でやってると孤独感に襲われてですね、これでいいのかな、やっぱり辞書引かなきゃいけないんじゃないかな、ブンボンもそろそろやった方がいいかなってなってしまうんだけど、そんなことやらないで平気でどんどんどんどん楽しんでる人たちの話を聞くだけで。だから自分から話さなくてもいいです。
オンラインの集まりもいっぱいありますから、画面暗くしてずっと聞いててくださいな。そうすると、どれほどみんな肩の力が抜けて、いついつまでに何点取らなきゃとか、何を覚えなきゃとか、この文章は一体どういうふうに解釈したらいいんだろうか、そういう難しいこと何にも考えずに、ただひたすら楽しんでるっていうのが伝わってきますから。
自分から話さなくてもいいオンラインで、そういう手があります、続けるため。もう一つは、実はさっき言ったように、どんな作品、どんな本、どんなドラマ、どんな音楽でも、CDの中には音楽はない。流れてきた画面そのものには作品はなくて、それを見たり楽しんだりしている人との間にできるものだと。
100人いれば100人違う作品が出てくるわけで、それをどういうふうに他の人が違う楽しみ方してるかっていうのを見る聞くっていうのはすごく面白いんですよ。僕らそれをブックトークって言ってるんですけど、それは家族を始めて全く違う世界を開いてくれました。
だから、今紹介したこの日本語の題名で、無義と王様ですけど、その本だって、僕はもう痛く胸に響いて、何度も読んだ短編がいくつもあるんですけど、それを他の人がどういうふうに読んで、どんな側面を見せてくれるかっていうのは、それはまたそれで楽しみなんですよね。
自分で好きなもの、それに新しい光を当ててもらえるなんていうのは、とても良いと思うので、そういう意味でも。
ぜひ、今日ご紹介した、全ての悩みはりょうが解決!英語多読もですけど、坂井さんが今おっしゃったように、このNPO多言語多読で、様々なイベントを、しかもオンラインでもリアルでもやってるので、ぜひホームページの方に最新のスケジュールがありますので、チェックしていただけたらと思います。
ちなみに差し支えなければ、坂井さん、今書いてるっておっしゃってましたけど、また新たな本も出筆中。これは言える範囲ですけど、どんな内容で、いつぐらいの出版を目指してるんでしょうか。
坂井 もう6年半かかってるんですよね。で、やっとね、終わりが見えてきた。もうすでにね、いつ頃出ますっていうのを何回も言ってしまっているので、全部それ伸びてるんですよ。
おだしょー じゃあ伸びることはあるっていうちょっと注釈つけるんですけど、いつ頃。 坂井 秋には。
おだしょー そうなんですね。 坂井 これは一言で言うと、今までに全くなかった本になると思います。
解読100万語も今までになかった本だと思いますけれども、読むところから始まって、いよいよ話す、書くまで入れて、それが全部無料でできると。
つまり、この本の代金とインターネットの接続に関する費用だけで。
おだしょー 実費中の実費だけで。 坂井 あ、そうです。それだけで、あなたのやりたいところまでの道を選ぶことができますよっていう、そういう。
おだしょー これはめちゃくちゃ楽しみです。 じゃあちょっとその本出た暁にはまたぜひお話を。 坂井 あ、そうですね。ぜひ宣伝になるとだから、話させていただいた。