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第596回 「反面教師」とは?──嫌な上司の背景まで知る
2026-09-25 14:38

第596回 「反面教師」とは?──嫌な上司の背景まで知る

▼今回の概要
・588回のご質問者からの、嬉しいお便り
・反面教師は「因果関係の学び」としてまず機能する
・しかし、その一段先に本当の学びがある
・"この上司は、なぜそう言うのか"を掘る勇気
・私が"頭悪くないか"と思っていた課長との、飲みの時間
・上司の背景が見えると、"良質なアドバイス"ができるようになる
・反面教師が"味方"に変わる、という関係の逆転
・頭のいい部下へ問いたい、あなたは上司を"見下して"終わっていませんか

▼公式サイト:https://www.acala-cr.co.jp/

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サマリー

588回の質問者から届いた便りをきっかけに、反面教師の活かし方を考える。上司の言動が部下を疲弊させる因果関係を学ぶだけでなく、なぜその上司がそう言うのか、背景や考えに近づくことが、より深い学びになると語られる。井上は、かつて「頭悪くないか」と感じた課長と親しく接することで、その弱みや悩みを知り、言葉の裏にある意図を踏まえて現場で伝え直せた経験を紹介する。相手の背景を理解すれば、反面教師だった上司に対しても疲弊を防ぐ良質な助言ができ、やがて味方としての関係に変わる可能性がある。

質問者から届いた反面教師の学び
こんにちは、遠藤嘉介です。 井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さあ、ということで、今日もね、いきたいと思いますが。
今日はですね、ちょっと早速、感想をいただいておりまして。
はいはいはい。
ちょっとそんなところからね、まずご紹介させていただきたいなんて思ってるんですが。
はい。
これですね、えっと、いつの回だろうか。
588回ですね。
はいはいはい。
の、ご質問者の方からいただいたようでして、ちょっとご紹介したいですが。
ボスマネジメント取り上げていただいて、ありがとうございましたといただいております。
反面教師は常に思っていますが、改めて再認識できました。
この方は確か、上司が結構ソース感食らっているような状況になっているところに所属されていて。
手を離さずにこの上司についていこうと思っていろいろやってきたものの、周りはどんどんもういいやって諦めつつ。
確かコーチング的なね、引っ張ってくれたりとかいうこともなく。
あんた達はどう思ってんの?みたいな感じで投げかけるだけで。
一切こうマネジメントする気もなく、もういいやこの人だこの人だっていう感じでみんなが諦めちゃったの。
いうような中で、どうすればいいですかねっていう質問だったんですよね。
覚えてます回答。
はい、覚えてます。
縦と横の話したんですよ確か。
はい。
そうそうそう。
だからエネルギーは縦から上から下に降りてきてもらうものだけじゃないよねっていう話だったと思うんだけど。
そうですねこの方がその上司になることができないタイミングなんだとしても、下の立場から下の横の繋がりはエネルギーを高めることができるんで、
組織全体の横の繋がりを作って全体巻き込める火種をまず作ったらいいんじゃないかと。
それこそが重要だし、そのことでこの上司をむしろ反面教師にしてね、生かしていくぐらいの方向でこの方は活躍できるんじゃないかみたいな話をしてくださった回ですよ。
なかなか熱い回でしたよ。
はいはい。
この回でございます。
はい。
ということで反面教師は常に思っていますが、改めて再認識できましたということですかね。
そして自分から火種になるという意識を強く持つことの大切さも理解できました。
そこまでするのか、ここかなというコメントもありましたが、そこまでできた人こそマネージャーの立場になってもっと組織を良くできる人材に成長できるのではないかと感じました。
上司を言い訳に悩む時間を少なくし、自分が周囲を巻き込み、組織を前に進められることを増やしていきたいと思います。
またご報告させていただきます。
この度はご相談に乗っていただき誠にありがとうございました。
ということで御御礼いただきました。
ありがとうございます。
楽しみですね、この後の。
そうですね。やっぱりこの人の真剣さみたいなのが伝わりますよね。
本当ですよね。
とても素晴らしい。
反面教師から因果関係を学ぶ
ということではありますが、猪瀬先生、この件に関していかがですか。
この間質問にお答えした放送会の時にも、こういう時には反面教師として見る必要もあるねという話もして、
この方は早速反面教師ということはわかって、自分もそんなつもりでいたんだよということだったので、
せっかくなんで反面教師っていうことについて、話せないことがあったら話そうかなみたいな。
反面教師トークですか。
反面教師。
反面教師って。
言いながらね、反面教師って、それこそ論語なんかの中にも出てくるんですよね。
やっぱり尊敬できない人だって真の一人だよみたいなことを言ってくれていたりする。
ずっと昔から言われている言葉なんで、反面教師ってやっぱり違うなそれはっていうのも、
思うこと、違うぞそれはって思うことも大事な自分のための、自分が学ぶという意味では、
これは違うぞというのも学びだよねという意味では使われていると思うんですよね。
ちょっと組織なので、それこそ上司選べないぞとかいろんなことが起こります。
この方はおそらくすでにその中に入っている、もしくは入りつつある方だと思うんだけど、
やっぱりマネジメントという立場に行く方なんだろうなっては思いますね。
なので、マネジメントっていうことをしていく上で、
この反面教師として今の上司の方の言動を見ておくといいですよっていうことはあると思うんですね。
こういうことを言うと部下は疲弊するんだなとか、こういう時にはこうなんだなっていうふうに、
反面教師の捉え方として、この方も部下の立場でもいるし、横のみんなの疲弊感とかにも知っているので、
因果関係がわかるわけですよ。
上司のこういう言動が部下をこうさせてしまうっていうね。
これは非常にこの人が捉えている反面教師の部分ですごくいいと思いますね。
でね、もう一個せっかくだったら突っ込んでほしいなって思うところがあって。
もう一個?
もう一段。
こうなりたくねーなーみたいなのが一般的ですよね。
こういうことをするとこうなっちゃうなーっていう。
そのメカニズムとしての学び。
因果関係の学びみたいな。
それ以外?
それ以外っていうか、そこの延長というか、その深さ、深みって言ったらいいのかな。
上司の背景に近づく
これね、上司も、
例えばその部下が自分のことを嫌っているとか、
そういうふうに思ってもらうためにやってないと思うんですよ。
やっぱり。
上司は上司の考え方があって取っている言動だと思うんですよ。
あー、結果的に何?
この人にとって反面教師って言われる対象になっちゃってるだけで、
この人、上司の当人は、
一生懸命マネージャーとしているつもりかもしれない。
それはそうですよね。
だから、上司としてこういう言動をすることは、
部下に対してこういう影響があるという因果関係の学びはできるのね。
見せるだけで。
でも、そういうことはどうして起こるのかっていう、
さらに奥の因果関係にアプローチしたら、
もっと素晴らしい学びになるんですよ。
あー、そういう意味ね。
だからどういうことかっていうと、
たぶん好きじゃないと思うんですけど、この上司の方は。
でももうちょっと近づいて、
その上司が何を考えている、どうしてそう言ってるのかというところまで、
アプローチするというのも一つの反面教師の生かし方なんですよ。
なるほど。
この上司は、例えばこの間の例で言うと、
何か相談に行ったりすると、
相談しに行くと、
あなたはどう思うの?って言ってたりとか、
よかれと思って提案しても、
すごく守りに入るとか。
そういう時に、守りに入ったなこの人って時に、
どうですか?っていう風に。
例えばだけどね。
僕だったら飲みに行っちゃうんだけど。
少し柔らかいような雰囲気の場ので、
どうなんですかね、あれって、みたいな。
その人は何でそういう風な動きになっているのかっていうのを、
探っていくっていう。
知っていく。
知る方に走るってことね。
そうそう。
そうすると、
そういう思いがあるんだっていう中には、
悪気はないんだなっていうのもあるんだよ。
それと、そういう風に思って動いてしまうと、
そういう見え方がするんだなっていうことも、
ちゃんと学べると思う。
自分がマネジメントの立場になって、
上に行けば行くほど、
自分のマインドっていうのはどうあるべきかっていうことにも、
つながっていかれる。
自分がどういうアウトプットをしなきゃいけないかじゃなくて、
自分の中の状態っていうのはどうあった方がいいのかっていうのが、
学べるのよ。
つまり、
もう一つというか、
もう一段階の、
反面教師は?
つまり、
概念的に言うと?
上司の背景を知るってこと。
やっぱそこに行くってことですね。
そう。
上司の背景に行くと、
さらにいろんなことが見えてくるよって。
この方にとってね。
私が反面教師と言いたくなる、
この人の背景は何なんだろうかってことですね。
そう。
なるほど。
だから、これは偉そうに言うわけじゃないんだけど、
この方とはちょっと違うんだけどね。
課長との関係から見えたこと
私もかつて、
その時に思ったそのままの言葉で言うと、
今回来たうちの課長、
ちょっと頭悪くないかって思ったことがあったよね。
あるのよ。
いや、だって強すぎません?みたいなね。
え、そう言っちゃう?みたいなことが結構あって、
ちょっとバカにしてたこともあった。
なるほどね。
だけどね、仲は良かったんですよ。
性格とかそういうものが悪い人じゃなかったから。
だから、それこそ時代も時代でね、
やっぱり農民にもよく行ったし、
ただ、その人にされた評価にだけは食ってかかったことあるけどね。
お前にだけは言われたくない。
そこまでは言わないけど、
いや、なんで僕はこんな評価なんですかって言ったことあるんだけど、
もっと高くしてくださいみたいなことがあるけど、
それは置いといて、
でも、仲は良かったのね。
で、何が言いたいかというと、
仲が良かったから、この人の弱みとか、
考えてることとか、悩みが見えたのよ。
そこは悩ましいんだっていうのが分かるから、
そう言っちゃうのも分かるよなってのは。
だから包み込んであげられるというか、受け入れられてたんですね。
そう、そうすると現場で言葉を変えることもできるのよね。
言ってる意味はここなんだから、
ああの通り取っちゃいけないんだっていうのも分かってる。
なるほど、なるほど。
器の話に近いじゃないですか。
ん?
器の話に近いじゃないですか。部下としての。
美学ためにもそういうところにアプローチしていくといいですよって。
ああ、そういう話か。なるほど。
この質問者の方にだけ絞ってる話じゃなくて、
反面教師っていうのをフリートークで話してるんだけど、
そんな感じですね。
なるほどね。でもすごい大事ですよね。
その人のことの背景も含めて受け入れられてるから、
その表に出てくるちょっと一瞬っていうものに対しても、
あ、違う、こうなっちゃうのはっていうことを
反面教師が味方になる
そのまま踏まえてその人の立場に立って話をしてあげられるし。
そう、でね、そこまで入ってね、話ができるようになったら言えるのよ。
それ言うとみんな疲弊しますよって。
ああ、なるほどね。だから向こうからしてもすっげえいい部下ですね。
そう。いい意味の良質なく言語って提示してあげないと。
やっぱりそういう関係性まで意外と反面教師の相手にこそ
ちょっと考えてみる手はあるんだよね。
反面教師が味方になるってことですもんね、結果的に今の話は。
でね、やっぱりそういう人たちってどっかで防衛的なところが強いから、
逆に言うと自分のことが守ってくれる仲間だなと思うと
すごく大切にしてくれたりもするのよね。
はいはいはい。
まあなんでね。
いや、すっごい大事な話じゃないですか、今日の。
だって、この番組聴いてくださってる方々って
比較的多分優秀な人多いと思うんですよ、質問とか見てても。
言う方って、やっぱりどっかでもし上がいたらですよ、
この番下女子とか思ってしまうものをね、
持っちゃってる人相当いるなと思うんで。
だからこそのね、今日の話は、そこでとどまっちゃいけないんですよっていう話も
示唆してくださってるんでね。
大事な話だなと思いますよ。
井上先生がこの女子ばっかだなって言ってもちょっと安心しましたね。
言いました。
そうですよね、頭のいい方ですからそうなるよなと思いますよ。
ということで、そんなところでしょうか。
なぜか反面教師のフリートークになりましたけどね。
非常にいい学びになったんじゃないかなと思います。
ぜひ、これも踏まえまして、また何かありましたら
皆様のご質問をお待ちしております。
ということで終わりましょう。
井上先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
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