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2024-09-07 40:57

#103 音楽のポエジー(後編):カバーによる飛躍や増幅、言語外のポエジー、”他者”として知覚できる感覚

📻#102 音楽のポエジー(前編):ノスタルジア、ノイズ、サンプリング


“音楽のポエジー”について、後編です🎙️

楽曲のカバーにおけるポエジーの変化や、声や抑揚に存在するポエジーについて、アーティストや曲名を挙げて話してみました。

”ポエジー”は、人によっていろんな感じ方がありそうです。


[話し手]素潜り旬(詩人)、線描(庭師・トラックメイカー)、obakenokuni(デザイナー)


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📢素潜り旬 イベント情報


⚫︎詩や詩論の断片を集めた『家家(カイエ)』発売

「文学フリマ大阪」(ブース名:そ-40)

日時:2024年9月8日(日) -

会場:OMMビル2F A・B・Cホール

入場無料


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⚫︎朗読パフォーマンス&トークライブ

「入り口で朗読/ポエジーの入り口」

日時:2024年9月14日(土)

会場:ほんの入り口(奈良県奈良市船橋町1番地)

参加費:1,500円

お問い合わせ・お申し込み:hon.iriguchi@gmail.com

https://hon-iriguchi.com/


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⚫︎ボブ・ディラン「Mr. Tambourine Man」のカバー:THE BYRDS

・個人的なポエジーからの飛躍、逃避

・哀愁の中の馬鹿騒ぎ

・主語が変わる


⚫︎J Dillaのカバー:『Dilla Joint』The Roots

・身体性のずれ、ゆらぎ

・ポエジーを引き受け、増幅している


⚫︎歌詞のポエジーはどこから来るか

・メロディにのせない/のらない、抑圧、皮肉、スタンス

・歌詞カードにはあり、歌詞集にはない

・曲ごとにある余白


⚫︎声、抑揚に感じるポエジー

・メレディス・モンク、巻上公一(ヒカシュー)

・景色を映像的に浮かび上がらせてくれる

・言語がスイッチになってない、素朴さ


⚫︎線描のライブ、フリースタイル

・ポエジーの圧

・俯瞰している自分がビビる自分を蹴落とす

・激流に飛び込む


⚫︎言語外のポエジー:ビル・エヴァンス・ジムホール『Undercurrent』

・カオス?調和?判別不可能性

・激しい状態にあっても離れてる


⚫︎日常的に知覚しうる感覚

・自分の輪郭をなぞっていく行為のひとつ

・どう聞くか

・関係が蠢きをもつこと?

 

⚫︎他者として知覚できる、皮膚感覚

・耳を両手で塞ぐ、フィルタリング

・音を他者として知覚し得る

・最初から肯定されているものを遮る


⚫︎濁流の中で自分の輪郭をなぞる

・抽象画の機関銃:スタン・ブラッケージ

・外から来るものじゃない、起動させられるもの

・サンプリングはポエジーの肖像画


⚫︎みんなで話し、共有する豊かさ

・一生話し続けられる

・芸術の本質

・どういう言葉に置き換えて持ってるか


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🎵「Mr. Tambourine Man」THE BYRDS


🎵The Roots – Dilla Joints


🔍アンビバレント・ヒップホップ(20) 筆記体でラップする ~マンブル・ラップ論~|吉田雅史


🎵メレディス・モンク「Cow song」


🎵BILL EVANS & JIM HALL『Undercurrent』


🔍スタン・ブラッケージ


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