📻#102 音楽のポエジー(前編):ノスタルジア、ノイズ、サンプリング
“音楽のポエジー”について、後編です🎙️
楽曲のカバーにおけるポエジーの変化や、声や抑揚に存在するポエジーについて、アーティストや曲名を挙げて話してみました。
”ポエジー”は、人によっていろんな感じ方がありそうです。
[話し手]素潜り旬(詩人)、線描(庭師・トラックメイカー)、obakenokuni(デザイナー)
-----
📢素潜り旬 イベント情報
⚫︎詩や詩論の断片を集めた『家家(カイエ)』発売
「文学フリマ大阪」(ブース名:そ-40)
日時:2024年9月8日(日) -
会場:OMMビル2F A・B・Cホール
入場無料
-----
⚫︎朗読パフォーマンス&トークライブ
「入り口で朗読/ポエジーの入り口」
日時:2024年9月14日(土)〜
会場:ほんの入り口(奈良県奈良市船橋町1番地)
参加費:1,500円
お問い合わせ・お申し込み:hon.iriguchi@gmail.com
-----
⚫︎ボブ・ディラン「Mr. Tambourine Man」のカバー:THE BYRDS
・個人的なポエジーからの飛躍、逃避
・哀愁の中の馬鹿騒ぎ
・主語が変わる
⚫︎J Dillaのカバー:『Dilla Joint』The Roots
・身体性のずれ、ゆらぎ
・ポエジーを引き受け、増幅している
⚫︎歌詞のポエジーはどこから来るか
・メロディにのせない/のらない、抑圧、皮肉、スタンス
・歌詞カードにはあり、歌詞集にはない
・曲ごとにある余白
⚫︎声、抑揚に感じるポエジー
・メレディス・モンク、巻上公一(ヒカシュー)
・景色を映像的に浮かび上がらせてくれる
・言語がスイッチになってない、素朴さ
⚫︎線描のライブ、フリースタイル
・ポエジーの圧
・俯瞰している自分がビビる自分を蹴落とす
・激流に飛び込む
⚫︎言語外のポエジー:ビル・エヴァンス・ジムホール『Undercurrent』
・カオス?調和?判別不可能性
・激しい状態にあっても離れてる
⚫︎日常的に知覚しうる感覚
・自分の輪郭をなぞっていく行為のひとつ
・どう聞くか
・関係が蠢きをもつこと?
⚫︎他者として知覚できる、皮膚感覚
・耳を両手で塞ぐ、フィルタリング
・音を他者として知覚し得る
・最初から肯定されているものを遮る
⚫︎濁流の中で自分の輪郭をなぞる
・抽象画の機関銃:スタン・ブラッケージ
・外から来るものじゃない、起動させられるもの
・サンプリングはポエジーの肖像画
⚫︎みんなで話し、共有する豊かさ
・一生話し続けられる
・芸術の本質
・どういう言葉に置き換えて持ってるか
——
🎵「Mr. Tambourine Man」THE BYRDS
🔍アンビバレント・ヒップホップ(20) 筆記体でラップする ~マンブル・ラップ論~|吉田雅史
🎵BILL EVANS & JIM HALL『Undercurrent』
▼SNS
●線描X