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けんすう
ハイパー起業ラジオ、というわけで始まりました。
ハイパー起業ラジオでございます。
この番組は、起業家が知っておいた方がいい様々な知識を数々の企業を渡り歩いた
IT非評価の尾原さんと、シリアルアントレプレーナーの私、けんすうが
深く掘り下げて皆さんに共有しようという番組でございます。
よろしくお願いします。
スクリプトがあると棒読みになりますね。
尾原
今日はどんなテーマでしたっけ?
けんすう
そうですね。ポッドキャストやってるんですが、そもそもこういう僕みたいな社長とかって
情報発信をよくしているんですけれども、社長って情報発信をどう考えればいいのかみたいな話って
意外としてなかったなと思ったので。
尾原
そうなんですよね。しかも、カーヴェさんの会議がすげえ評判が良くて
前半のベンチャーが大企業をぶっ倒すにはどうすればいいかみたいな話が
意外と後半のカーヴェさん個人として発信者になっていくって話がむちゃくちゃ評価高かったしね。
けんすう
まさにあれ結構狙ってやっていて、前半はカーヴェさんのお箱的な大企業とベンチャーみたいなのをやったんですけど
後半は最近カーヴェさんがやってるような、LINEやHooonの会長ですら
個人として発信していかなければいけないみたいなところをどう考えてるのか
みたいなところを掘り下げて、やっぱりそこがすごい新しいし面白いなと思ったので。
尾原
そうだよね。かつカーヴェさんって目的を設定した後にやりきる力みたいなのが強くて
しかもやりきりの現在進行形を教えてもらったっていうのが評価高かったんで
そういう意味でリクルートの社内で件数は
ツイッターのポストの合間に仕事をしてると言われてたぐらいの情報発信マニアの件数が
どのように整理してるかってめっちゃ興味あるよね。
けんすう
そうなんですよ。これね、全職でもやりすぎだって言われて
そんなにやってるかなと思ったら1ヶ月で1000件ぐらい投稿してたので
やりすぎだなと思った記憶はありますね。
というわけで、一旦整理したものを僕の方でぶわーっとしゃべるので
小原さんが適時ツッコミ入れてくれたりするといいかなと思うので
ちょっと話してみたいなと思います。
尾原
よろしくお願いします。
けんすう
まずですね、社長の情報発信って目的が必要じゃないですか。
尾原
そうですね。ゴールがないと最適化はない。
けんすう
最適化がないと。ただやっぱり情報発信自体が目的になってしまって迷っちゃう人が多いので
まず目的を話そうかなと思ってます。目的って大きく分けると2つあると思ってて
社内向きと社外向きですね。
尾原
分かりやすい。
けんすう
社内向けなんですけれども、1つは社員に対してメッセージを伝えたいときに
外部の場所を使うっていうパターンがあるんじゃないかなと思います。
サイバーエージェントの藤田さんが昔ブログをよく書いてたんですけれども
尾原
そうね。渋谷で働く社長の日記だっけ。あれは本当にいいブログだった。
けんすう
いい内容だったんですね。
あれって結構社内向けに使ってるんですよっていう話をよく聞いたりしたんですよね。
当たり前なんですけど社長が何考えてるかとかってすごい重要な情報なんですけど
社内向けの講演とか会議とかってやっぱり社内向けに最適化されてるので
そんなに社員も聞きたくなかったりとか
真面目に聞かなかったりするっていうのがあるんですけれども
社外向けに発信されてると他の人の反応も一緒についてくるじゃないですか
ブログへの反応とかコメントとか。あれがあったほうがやっぱり読むらしいんですね。
なので社内向けの発信を社外に向けてやるっていうのは
1つの情報発信として非常に効率的かなと思います。
尾原
だからやっぱり特に社長のブログとかツイッターのポストとかって
社員の方々がお客様のところに行ったりとか
尾原
外に行った時にあれ読んだよみたいなことを言われたりするしと
1個目は嬉しいっていうのもあるし
2個目が外の人から言われた時に読んでませんでしたって言えなくなるから
ちゃんと読むっていう。そこでもちゃんと自学自習のサイクルが回りやすくなるよね
けんすう
それもありますね。それはすごいよく僕とかの場合でも
やっぱり社長のあれ読んでますよとか言われた時に
返せないと困るのでとかは聞きますね。いいですね
尾原
あともう1個でも社内向けに喋ってる発信って
僕いろんなことを方がスタートアップの社長の成長みたいなことを生温かくずっと
バブルの最前線の外から見てるじゃないですか
それで言うと僕やっぱり藤田さんって一番経営者として成長された方だと思うんですよね
結局ブログでの発信って
今自分が何をやってるかみたいな執行の部分ってやっぱり秘密が多いから喋れないじゃないですか
そうするとやっぱり大きい方向性でどっちに行こうとしてるっていう資源をどこに集中させるかっていう方向性の話か
やっぱり組織とかプロセスをどういうことを大事にしてるかとか
どういう文化を大事にしてるかっていう発信がやっぱり多くなるんですよね
そうするとやっぱり外に話さなきゃっていうことで考えると言葉が洗練されるし
もう一個は外に喋るとデタミネーションって言うんですけど
やっぱり外に言ったことって守らなきゃいけなくなるっていう
いわゆるハンター×ハンターにおける制約と制約の話になるわけですよね
けんすう
なるほど社内向けだったらちょっとごまかせちゃいますもんね
尾原
トップだから甘えちゃうからさ
そういう意味で藤田さんって常に自分に対してこれをやるんだっていう決断立つことを決めるっていうことをやり続けた方だから
けんすう
ものすごい成長されてるんですよね
なるほどそれ面白いですね
やっぱりブログとして発信し続けたからっていうのも一つの要因なんじゃないかってことですね
尾原
特に藤田さんみたいに熟行型の方パンパンってオバラみたいにとりあえず適当なこと言って返すみたいなことじゃなくて
藤田さんって本当にずっとじっくり考えられて熟成される方なので
そういう方には本人の成長にも向いてるっていうのはでかいと思いますね
けんすう
いいですねここはちょっと僕にもなかった観点なんで
尾原
ケンスねそれでずっと成長してるようなもんだとかって思ってるんですけど
けんすう
でもやっぱり外に向けて発信するとなると適当なことでは許してもらえないっていうのがあるので全然違いますよね
いやー面白いもう一つはですねちょっと特殊なんですけど発信自体が収益になるっていうパターンもあるかなと
そうですね私だとある開発室という有料のメディアやってるんですけどこれだけで多分年間に3000万ぐらいの収益になっていて
尾原
数字言っていいのかいいのか
けんすう
大丈夫です
尾原
確かにね会社の収益だもんね
けんすう
そうですね利益率って99%超えるんですよ
尾原
そろそろだあなたが喋ってるだけだもんね
けんすう
そうですねなのでキャッシュフローが安定していない会社の場合とかだと結構合理的な資金を集める手段としてもあるかなと
これ昔で言うとライブドア自体の堀江さんとかコウホーにも売り上げ目標をつけてたんで
メディアに出ることでちゃんとお金をもらって会社の売り上げにするっていうのをちゃんとやってたんですね
有名な堀江さんというかライブドアのコウホーさんって出演料もいらないで売り上げ目標を取ってたの?
そうですねだからこれ僕一粒で二度おいしいみたいなことをどれだけ意識するかって発信については大事だと思ってて
会社の宣伝ができて社内向けにもできて収益も上がるって最高なので
そのぐらいまで順度を高めていくっていうのは結構重要かなと思ってます
尾原
ぶっちゃけ僕もフェイスブックのポストで自分の仮説みたいなものをご自達自だらけで一旦出して
それに誰がいいねしてくれたかとか誰がコメントしてくれたかとか誰がシェアしたかで
こっちの方向の角度にこういうので受けるんだってことがわかるから
じゃあそれを僕の場合は市塾の抗議に組み込んで
尾原
そうすると順度の高い情報源になるから
じゃあ今度それを企業の研修とか講演の時にそれをパーツとして
相手の企業に合わせた形で組み替えていくと
1回の講演で運10万みたいな結構な金額がいただけるっていう
やっぱシングルソースマルチユースっていう言い方をよくしますけど
そういうのは本当に聞きやすいですよね
けんすう
これ本当にそうでちょっと話脱線しますけど
堀江さんってその辺がめちゃくちゃ上手くて
まず自分の知りたいことがあったら指揮者を呼んでYouTubeを撮ると
1時間とかヒアリングして堀江さんの稼働ってここで終わりなんですね
堀江さん的にはインプットができてよかったしYouTubeも撮れたと
そのYouTubeが例えば切り抜きされて拡散されるというのもありますし
それを文字起こしして記事にする
記事にしたものをメルマガにする
メルマガにしたものを書籍の編集者がまたまとめて本にする
本にすると今度は宣伝になるみたいなことで
1時間の稼働だけでも何回も使って収益上げてるので
非常にその辺上手いなと思いますね
尾原
でもそういう意味でこれって堀江門だから件数だからっていうんじゃなくて
結局スタートアップの社長をやってる人って
自分の進めたい方向っていうこだわりを持った軸の中で
先端にいる人のはずだから
同じようなことはできるんじゃないかって思いますよね
けんすう
そうですね
尾原
いいねこれね
けんすう
そうなんですよ
これが社内向けですね
社外向けなんですけど社外向けは大きく分けて3つだと思っています
1つは顧客の獲得
これはシンプルですね
顧客獲得するのに他の方法だと1000円かかりますってときに
社長の発信であって100円で獲得できるなら
これやったほうがいいよねっていう形になるので
これは一番イメージしやすいかなと思います
尾原
お客さんのこと一番分かってるはずだからね社長はね
けんすう
そうですね
あとちょっと亜種とした業界内の人向けっていうのもあったりして
業界内の強い人があの社長よく分かってるよねって言ってたら
ちょっと信頼度が上がってお客さん取りやすくなるとかもあったりするので
やっぱこういうところで見てもどんどん発信したほうが
今は有利な時代かなと思います
尾原
そうだよねこれのパターンだとやっぱりもう北欧暮らしをやってる
クラシルの青木さんみたいなのはもう業界の信用度の高さったらっていうのは
やっぱ彼のものすごい独自の仮説経営仮説があるからみたいなとこあるもんね
けんすう
そうですね北欧の青木さんとかそうですね
あとはレイヤーXの福島さんとかも
尾原
福島さんとか特にB2Bだから本当にビジネスにもつながるしすごいよね
けんすう
そうですね営業の話から技術の格論まですごく分かってる上に発信力があるっていう
かなり最強のパターンですね
そうですね
で2つ目も結構重要で人材獲得
採用はすごく重要で一人採用するのに300万かかるみたいな説があったりする
尾原
年収の2割がだいたいエージェント使う場合の費用だよね
けんすう
そうですよね掲載料とかエージェント量とかいろいろかかるとやっぱ
なんだかんだで300万ぐらいかかるよねっていうのがあるんですが
尾原
中の人件費もかかるからね
けんすう
ですねただSNSってすごい採用に効きやすいので
SNS経由で3人獲得したらもうそれだけで900万ぐらい節約できるみたいなのがありますし
スタートアップだとそもそも名前知られてないのでエージェントとか
リクナビとか使っても採用できないのでSNSで発信してるから採用できるっていうのは
すごいよく聞く話ですね
尾原
だからそもそもSSSの発信で知ってくれてきてくれるっていうケースもあるけれども
もう1個は採用の何かエージェントから声かかった時に一番先に調べるのって
会社のホームページと社長のXみたいなところがあって
こういうポストしてる人だったら信頼できるなみたいな
間接効果も大きいよねここはね
けんすう
大きいですねやっぱそれだけで人となりが何となく分かった気になれるっていうのもありますし
けんすう
エージェントさんとかも結構ちゃんと見たりとかするので
この会社いいですよとかこの会社ちょっと社長がこういう感じですよみたいに使われたりするので
逆に情報ないと詐欺師だったりとか怪しい人じゃないかと思われることも最近はあるので
その意味でもやっぱすごい大事ですね
尾原
今のってすごく大事で結局社長が発信することによって経営の方針とか
インテリジェンスなところが分かるっていうのもあるんだけれども
もう一つがやっぱり社長の性格とか人となりが分かるから
カルチャーフィッティングって呼ばれるような
この会社と自分は文化が合うだろうなみたいなところも事前に分かるっていうのも大きいところだよね
けんすう
そうですね結構やっぱりライフワークバランスがめちゃくちゃ重要だと考えている社長と
若いうちはガンガン働いて成長すべきだっていう社長がいた場合
どっちが正しいかはないけど好みは絶対あるので
尾原
分かって飛び込む分にはいいからね
けんすう
そうですねなので採用サイトとかだとなかなかその社長の内面って出さないので
そういった面でもすごい効くんだろうなと思います
尾原
だってもう健常さんの会社に入る人はうんっていうことだよねってことを覚悟して入る人しかいかないっていうね
けんすう
そうですね
現当社の社長の健常さん
相思相愛っていうことでいいと思うんです
3つ目は危機管理的な観点も結構最近はあるかなと
例えば会社の製品が延長した時とかに実は結構自由度高く使えるのって社長のSNSとか
YouTubeだったりするっていうのはあるんですよね
これいい面も悪い面もあると思うんですけれども
尾原
延長法で拡大するケースも某検体の話であったりしましたけれども最近
けんすう
はいなんかよくある延長が盛り上がってしまってるのはありますけれども
やっぱり自分の発信場所があるだけで少なくてもフォロワーさんって応援してくれる人も多かったりするので
そこでみんながこれ違ったご情報なんだっていうのでそれを拡散してくれるとかもありますし
本当にやってしまった何かだったら謝罪すればみんな頑張ってくださいになったりするんですけど
これ何も持ってないと本当に会社のホームページのプレスリリースと記者会見とかになってしまうので
コントロール度合いが下がってしまうっていうのがあるかなと
やっぱ最近だとYouTubeとか出てる芸人さんとかだと週刊誌に書かれてもこれ違いますよって発信できるみたいなのがあったりするので
これは結構大きいかなと思ってます
尾原
やっぱこの辺って炎上ってSNSで炎上するよりも
SNSで炎上していくことをメディアで取り上げた時に本当の炎上が被害に変わるから
だからやっぱりSNSメディアがいいところはメディアが取り上げる前に先に自分としての観点だったり
自分の姿勢みたいなことを出せるっていうところが一個大きいし
あともう一個大きいのはやっぱり普段からあの人はこういう価値観でポストされてる人ですよとか
その人の姿勢みたいなものが伝わってると
けんすう
いや今回の話ってそんなわけないと思いますよっていう見方が現れやすいっていうのもいい面ではあるよね
そうですねまさにスタンスと全然違うことが報道されたりしても
これなんかちょっとおかしいなとか切り抜いてんじゃないかなみたいな目で見てくれる人がいるっていうのは大きな見方になったりしますよね
尾原
もちろんこれが全部逆回転するケースもあるからみんな頑張ろうな
でも修飾したほうがいいぜって話ですよね
けんすう
そうですねやっぱり大事なのは慣れてることだと思ってて
慣れてないまま炎上した時に突然SNSアカウント作っちゃうとか
たまにやる人いるんですけど慣れてない上にファンとかもついてないのでより炎上しちゃうとかあるので
普段から接点持っておくっていうのは重要かなと思います
尾原
めちゃめちゃこれ有益じゃない内向きとしての価値外向けの人への価値外向けの価値っていうのが
顧客獲得人材獲得危機管理あるめっちゃ論理的っすね今日の話
けんすう
じゃあ発信の内容どうしたらいいのかっていう次の話題に行きたいんですけれども
これ発信内容も大きく分けるとコントロールできるものとコントロールできないものの2つに分けて考えておくといいかなと思ってます
今ちょっとSNSっぽい話に偏っちゃったんですけど
いわゆるコントロールできるものの中にSNSとかYouTubeとかブログがあると思ってます
これって社長が稼働しちゃえばできるのでやろうと思えばすぐにできるっていうメリットもありますし
TikTokが得意ならTikTokやればいいし文章書くのが得意ならブログ書けばいいみたいな感じで
結構切り替えられるのでその辺もちょっといいかなと思ってます
尾原
でもコントロールできるっていうところと自分が得意なところでやればいいっていうのが重要なことだよね
けんすう
おっしゃる通りですね結構しゃべるの苦手だけど文章得意みたいな人とかはブログでやると丁寧に書けるのでいいよねとかはあります
これ認知取るのか人気取るのかで少し発信の方法とか手段変わるかなと思っていて
尾原
かっこいいフレーズですね認知を取るのか人気を取るのか
けんすう
キングコング西野さんのパクリですね
失礼しました
でも例えばこのポッドキャストとかって認知取るのはやっぱり向いてなくて
音声ってやっぱり30分ぐらい聞かないとわからないし見ただけで面白いかどうかわからないので
時間をかけなきゃいけないので人数的にはそんなに取れないけど
例えば1放送の時8割ぐらいの人が30分ぐらい聞いてくれるとかがあるので
親近感が湧いたりとか人気になったりとかはしやすいっていうのはありますね
尾原
僕なんか典型的にこっちですからね
普段しゃべってることは何言ってるかわからないけど
30分を4本ぐらい聞いてるとどうもこの人はちゃんとしたこと言ってるかもしれないと思っていただけるっていうね
けんすう
まさにまさにありますよね
2時間ぐらい話さないとわからないことって結構あったりするのでそういうのでも向いてますね
逆にTikTokとかXってパッと見てもらうにはすごい適しているんですが
15秒を100万人に見てもらってもいまいち印象に残らないとかもあったりするので
この辺もやっぱり使い分けですね
100万人に見てもらえることを連発してる方が向いている発信もあれば
100人でもいいから深く聞いてもらうPodcastの方がいいみたいなのもあったりするので
どっちを使ってもいいなと思いつつ
個人的にはやっぱりTikTokで認知とっても効果繋がらないっていうケースも多々聞くので
社長の発信で言うとPodcastとかブログみたいなちょっと量が多めの方がいいのかなとは個人的には思いますね
尾原
ちなみにその件数の中で認知取るのうめえなっていう経営者って誰
例えばアカシ・ガクトさんとか三浦郷さんとかキーワード力が強いから
やっぱり認知も取った上でそのキーワード力からの語り聞きていなってなって探せば
ピポットにありますよねとかグロービスでありますよねみたいな量取りをしてるタイプでもあるのかなと思うんだけど
けんすう
そうですねOne Mediaという動画制作会社の社長のアカシさんの例ってすごいわかりやすいと思ってて
彼やっぱりめちゃくちゃ上手くて最初はXを始めたんですね当時のTwitterを
で短いキャッチフレーズでインパクトを与えていってフォロワーを稼いだんですけど
その時言ってたのがやっぱり映像と動画は違うっていうことと
尾原
映像と動画は違う
けんすう
自分は動画の中の第一人者だってここの2つを責めたと僕は解釈ですよ僕は思ってます
で映像のすごい人ってたくさん思い浮かぶじゃないですか黒澤明とかも
尾原
なるほどねクリエイターとしていっぱいいるからね映画とか長尺で
けんすう
いっぱいいるけど映画と動画違うって言われるとあれ動画ってじゃあなんだろうと思うんですよ
動画がいわゆるYouTubeとかTikTokなんですよって言われた時に
そこのクリエイターって意外と思いつかない
あれ確かにいないなと思った時に僕は動画で一番すごいんですよって言われると
じゃあフォローしとこうかなってなる
尾原
なるほどねだからあれだこれブランディングの一丁目一番地の話で
ブランディングまだ話してないけど
ブランディングって一言で言うとあれといえば誰とかあれといえば何の商品っていう
その純粋早期って言い方するんですけど
そのジャンルにおいて一番最初に思いつく人サービスになることなんですよね
そういう意味であのサービスといえば何っていうところの一丁目一番地を取る時の一番いいことは
今成長していってるジャンルワードを自らジャンルワードを作って
そのジャンルワードといえば○○っていう風になるっていうのがその認知の中の定石として一番強いんですよ
ちゃんとやっぱりガクトさんはそれを分かってやってたって話だね
けんすう
おっしゃる通りですねしかもなんか動画って一般ワードっぽいので
実はそこのワード作ってないように見えるけど僕はあれ作ったと思ってる
そうだねそうだね
みんなの中の動画ってこういう定義ですよって作った上で自分は動画で一番すごいになって
見た目もこう長髪でヒゲ生えててちょっとただものじゃない
強装感を出すことによって本当にすごいんだなって思ってもらえるとか
あとは名前もその時に名前の方をガクトってカタカナにして
ちょっとクリエイター感高めたりしてやってたりしてやっぱめちゃくちゃ上手いですね
尾原
なるほどねちょっとこれ紐解き始めると止まんないね
けんすう
止まんないですね
でもまあなんかコントロールできるもので言うとSNSとかYouTubeとかありますよって話なんですが
メリットは完全に自分主導で始められるし発信内容が自分で全部コントロールできるっていうのがありますが
一方でデメリットとしてはフォロワー数とかをちゃんと集めていかないと効果がほとんどないので
時間がかかるみたいなものもあるのでここはちょっと要注意なポイントかなと思います
けんすう
ピポットに最近よく出る成田修造さんとか
尾原
あと教え好みの中山さんとか
すごい自分が今後伸ばしたいことで
もともと自分も好きなことの上でちゃんと相手が欲しいコンテンツの絵面が見えて
数字も撮れるなってのを見えた上で
あの人だったら絶対このガードレール外れないよなみたいな安心感もあるみたいなところで
今のですげえイメージわかりました
けんすう
いやありますね
ひろゆきさんとかも別にいつも論破してるわけじゃなくて
ご自身でも言ってましたがやっぱり映像として見た時に面白いのって
ああいう論破芸なので要は求められてるからちゃんとやってるみたいな
尾原
かつひろゆきさんは求められた上で実は作ってる側の予測可能性をちゃんと上げてるもんね
たぶんひろゆきさんだったらこういう最後どうなるかわからないけど
たぶんこういう方向で論破してくれるんじゃねえかとか
けんすう
あるもんね
そうなんですよねだからひろゆきさんが論破した論破されたって結構実はどうでもよくて
それがニュースになって注目浴びてれば番組制作者が嬉しい
それのためにひろゆきさんが頑張ってるみたいな構図
尾原
そういう意味で好かれてるんだよね結局ひろゆきさんはね
けんすう
そうですね3つ目のやっぱり好かれてるっていうのもあって
ひろゆきさんとかもそうなんですけど出演者とは仲良くなってすごく
仕事してて面白いなあっていうのがあったりしますし
やっぱ感じがすごくいいので
やっぱ何があっても一緒に仕事したいなと思う人になってるっていうのはすごく大事ですね
なんか大物芸能人でもスキャンダルで消える人とそうでない人って
尾原
戻ってこれる人ね
けんすう
そうですねやっぱ戻ってこれる人って好かれてるんでしょうね
尾原
そうだよねいや本来的に1回スキャンダルが起きたら
それってね印象が悪くなってるかもしれないとか
さっき言った3つで言うと1番目3番目のリスクがあるにもかかわらず
やっぱり使いたいっていうのはやっぱ好かれてるってことだったりとか
ちゃんとこの人は役割を演じてくれるみたいな信頼感があるとかってことだもんね
けんすう
そうですね
だから僕もテレビに何度か呼ばれていくんですけどもう二度と呼ばれないんですよね
だから多分嫌われてるか数字が上がってないかだと思うんですけど
これあの言頭者の編集者のミノワサに相談したら
僕は昼間だろうと夜だろうと終わったらプロデューサーと飲みに行ってましたって言っていて
そこがやっぱ全然足りてなくて
要はミノワサ曰くテレビ出てめっちゃ嬉しいし
すっごい楽しかった感を出さないと呼ばれないですよって言ってて
尾原
ああやべえ俺もだ
けんすう
なんかすげえすげえなと思いました
なるほどなっていう
尾原
そうだよねでも結局そこでちゃんと自分の予測可能性を高めてもらって
自分のキャラとか役割とかも分かってもらって
その上で好かれてるからっていうそういうことだよな
ちゃんと知らないミノさんは俺無理だよ
けんすう
今日の最後になるんですがやっぱりこれテレビとかって自分の意思で出ることが難しいじゃないですか
これでやっぱ大事なのって
10回中2回ぐらいしか効果がある番組がなかったとしても
8回ぐらい別の番組出てないと呼ばれないみたいなこと結構あったりするんですよ
やっぱスタートアップの経営者でよくテレビに出てる人を揶揄するような声とかってあったりすると思うんですけど
その人たちってすごい分かってて
ここでコメンテーターやっとくと自分の次につながるみたいなのがあったりするので
これすごく重要ですし
そもそも多別直の秋元さんとか女性の経営者の方なんですけど
めちゃくちゃテレビ出てるんですけどあれだけ呼ばれるってやっぱり相当な
相当好かれてて成果が出ていていろいろ出てくれるみたいなのがないと呼ばれないので
あれできる人ってかなりの才能とセンスがないとできないので
尾原
すごいですよ彼女は本当に
全員のスタッフにすげー丁寧に気持ちよくご挨拶し
Tシャツという自分のキャラをしっかりしながら
とはいえうまく自分のビジネスにつながりやすいネタを置きながらも
自分からはそんなに積極的がないことで使いやすいようになってるし
けんすう
そうなんですよね
関係者とかに丁寧に手渡しで野菜を配りに行くとかすごくやってるので
だからなんかテレビに出れば
そんぐらい売り上げ上がるだろうみたいに思う人もいると思うんですけど
そもそも出るのがめちゃくちゃ難しいので
尾原
逆に言うとROI投資としてさっき言われたように10回出ても
8回は自分に関係ないかもしれないけど
2回自分のことが取り上げられるんだったらそれだけでものすごい効果だから
それをわかってる経営者はちゃんとやり切ってるってことだよね
けんすう
そうですね
そうなんですよ 出ようと思っても出れない人が大半なので
そこが重要かなと思います
尾原
これめっちゃいい話じゃないですか
けんすう
よかった
尾原
これでまだ話し続けられるの
けんすう
これで前編が終わりなんですけれども