カデンツァと読む/ルビの導入/現実への接近/不安なる今日の始まりミキサーの中ずたずたの人参廻る/五月祭の汗の青年 病むわれは火のごとき孤独もちてへだたる/イエスとユダのテーマ/イエスは三十四にて果てにき干葡萄噛みつつ苦くおもふその年齢/売るべきイエスわれにあらねば狐色の毛布にふかく没して眠る/『水葬物語』との違い/杉原一司という盟友/水に卵うむ蜉蝣よわれにまだ悪なさむための半生がある/イエスに肖たる郵便夫来て鮮紅の鞄の口を暗く開けり/本歌取り/道化師と道化師の妻 鉄漿色の向日葵の果をへだてて眠る/短歌研究社『文庫版 塚本邦雄全歌集』
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