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2023-12-17 15:12

「自然派ノラジヲ」12/18放送

「自然派ノラジヲ」12/18放送

サマリー

給食の歴史や給食に関する問題、有機給食の重要性について話し合っています。私たちは公式に給食を作っていましたが、給食を作ってくださる方々との交流が大切だと感じています。フランスではオーガニック給食が一般的であり、日本でも有機給食を推進する取り組みが進んでいます。

給食の歴史と問題
このコーナーは、公益財団法人自然農法国際研究開発センターの提供でお送りします。
さて、今週も岩堀さんにお願いいたします。
よろしくお願いします。
今週は、先週に引き続き給食のお話を伺おうと思うんですが、外国の給食の事例を伺おうと思っております。お願いします。
はい。外国のお話の前に、給食について少し全般的なお話ということで、給食の歴史という本を書いている藤原達史さんという方がいらっしゃいます。
その方が著書の中でおっしゃっていることですけれども、
食べる行為、人間が食べる行為というのは、人間以外の動植物の命を奪い、
口に入れて排泄することであるけれども、
仮にその動物等を殺すということを、工業化によってスキップする。
要するに我々は直接、現代ではですね、動物なりを殺して、自分で殺して食べるということはまずありません。
ほぼしないですね。
それを代わりの人がやってくれている。それが工業的に処理されていて、我々はそれを見る機会がない。
うん。
知ることもない。
そういう命を、大事な命を、その代わりに我々がいただいていると。
そういう命の循環ということを我々が安易にスキップしてしまうということは、
人間が植物連鎖の中にいることを忘れてしまい、自然とのリンクを断つということを意味するということを言われています。
もちろん。
また冬原さんは現在のですね、地球環境の問題の根本には、を貼れば何を食べても自分の自由だという食の個人主義というのがあるという問題を指摘しています。
どうしても、今はお金さえ出せば、好きなものがいつでも食べれるということになっていますけれども。
結局、自分が食べるだけで、それ以外の食べるigneuなんをして目的としている人って、だから、変なものなのでしょう。
それはできいかも。
はい。
それがですね、結局自分が食べるだけで、それ以外の綴 ammo です。
ね。
だってあるんですよね。
うん。
その辺。
それが出てくるまでの背景環境の変化等々については
基本自分が知ろうとしなければ知らないで済んでしまうということ
これが非常に現代の社会の大きな問題点の根本にあるのではないかという指摘をされています
これっていうのはやはり食べるっていう行為だけ
その食べ物についてのこれがどこからどういうふうに渡ってきたのかということの
それまでの流れというのを我々が知っていないということで
有機給食の重要性
昔相当昔ですけれども昔テレビのコマーシャルで
あなた作る人私食べる人
ありましたね
知ってます
インスタントラーメン
のセリフだったらしいんですけども
旦那さんが男の人が私食べる人と言ったら奥さんが私作る人というので
相当な抗議を受けて2ヶ月ぐらいで亡くなったと
女を何だと思ってるんだということですよね
そうですね
そういうのの走りのバッシングの対象だったみたいですけども
結局そこであるように自分は食べる
あなたは作る人って言えばいい
消費者と生産者というのは全くその立場を分けてしまって
そういう立場で現代社会っていうのは生活していると
分業ですもんね
分業というのは効率的になるということではメリットあるんですけど
逆に言うとさっき言ったような食のつながりという食物連鎖ということを
意識しないで生活するということですよね
そうですね
そういうことからいろんな我々消費者が農家さんの苦労を理解できていないとか
我々有機とか自然農法普及してますけれども
農薬を使っている農家さんはダメなのかというと絶対にそんなことはなくて
そういうふうにして食料を安定的に作っていただいている方がいて
我々も生活ができるということになっています
そうですね
そうですね
そういういろんなつながりということを考えていかないといけないということですよね
あと以前もちょっとご紹介したかもしれませんけれども
有機給食スタートブックというのが出ていまして
この中で冒頭に鶴理恵子さんという方が
象徴的なことを言われていますけれども
地域農業と有機農業
地産地消
知性をつなぐのが有機給食であると考えるということです で学校給食とりわけ有機の給食というのは子どもを真ん中において多様な人々を
つなぎ 地域に地域を豊かにするきっかけとなるものであるというふうに言われています
給食だけの話ではなくてその地域の中にいる農家さんであったり先生であったり 流通関係の方であったり
いろんな方々が給食に関わっていただくことによってそれまで全く関係がなかった人たちがですね
つながってお互いの思いを汲み取って子どもたちのためにという共通の
目的のためにみんなが力を
合わせてでそれによって地域が活性化してあの 強くなっていくということがあの有機給食を進める非常に大きな
あの 目的でいうかですね成果になりますよということなので
単純に給食をですね有機にするかしないかっていうようなことではなくてやっぱり地域全体を
あの盛り上げていくということのために この有機農業とか給食っていうのが
非常にあの大事な
給食の委託と変化
これから大事なものになっていくと思うふうに考えられています
山本 なるほどえっとどうやってつなごうかな
伊沢 そういう観点
山本 あーいいですよ
伊沢 そういう観点から考えると前回もお話しましたけども自公給食からまあ今流れは大規模な給食センターになるあるいは全くのその委託ですね
伊沢 方弁当形式で
伊沢 方弁当形式で
伊沢 方弁当形式で
伊沢 方弁当形式で
作ったのがそのまま
最近先月からニュースになってましたよね
広島だかどこかの
給食を受け負ってた
一般の会社が
事業がうまくいかなくなって
給食が供給されなくなった
まさにそれですね
完全に分業で委託
そういうのが
韓国でもありまして
以前は
そういう業者に委託する
というのが
主だったんですけれども
ある時に大規模な食中毒が
起きまして
結局業者というのは
利益を上げるために
コストカット手間のカット
をせざるを得ないということで
どうしてもリスクが発生したり
食の質も
落ちやすくなる
ということで
これではダメだということで
親御さんが立ち上がって
給食を変えるということを
農民の方だったり
いろんな方たちと連携して
それによって
委託が中心だったのが
基本自分自公式で作るということに
大きく変わっていった
というようなことがありますので
やっぱりどうしてもそういう
大規模センターになったり
業務委託になると
やっぱり繋がり
全然見えないところで作られたものが
届けられるということですので
そうですね
そうですね
僕も小学校中学校
給食センター方式で
僕が住んでた町って
結構畑あったんですよね
田んぼはなかったんですけど
畑があったけど
自分が育った町の野菜を食べた記憶が
焼き芋ぐらいしかない
結構通学路で
人参が植わってたりしてたんですけど
それ食べたことないですね
それぐらいやっぱり
岩治さんのおっしゃる通り
かけ離れてたかもしれないです
生産と消費が
たぶん小学校の時は
給食の重要性とフランスの事例
自公式で中で給食室があって
作っていたんですけれども
私の感覚的には
全然そこのおばちゃんたちと
触れ合ったこともないし
自公式でも全然
こちらの意識の問題もあるかもしれない
ちっちゃいですよね
子供だからそんなの意識しないし
だからそこをやっぱり
先生とか調理師さん
栄養士さんの人たちが
生徒と給食を作ってくださる方たちと
やっぱり顔を合わせて
繋いでいくっていうことが
すごく大事なんだろうな
先週の八森中学校の方も
同じ敷地内にあるので
そういった触れ合いっていうのが
結構できるようですし
自分の食べてるものを
作ってくれてる人が
見えるっていうのはいいですよね
レストランに行ったら
オープンキッチンって
なんだか雰囲気がいい気がするんですよ
自分が食べるものを
目の前で作ってくれてるじゃないですか
お寿司屋さんもそうだけど
あれは何でしょうね
根源的な安心感みたいのがあるのかな
分かんないですけど
いいですよね
作ってくれる人が見えるっていうのは
やっぱりそういう見えることによって
信頼感が子供とできるっていうことが
非常に食を作っていく上では
重要なポイントだって言うと
いうことが指摘されてますね
岩羽織さん
フランスの話題もお持ちということなんですけど
フランスの給食ってどんな感じなんですか
どんな感じそうですね
一つお話しするのが
フランスでそのいうオーガニック給食を
民間レベルで進めましょうと言っても
具体的にどんな献立で
オーガニック食材をどういうふうに
料理していったらいいのかっていうノウハウを
本当に具体的に教えてくれる民間の
cppという機関がありまして
そこの人たちと今この2、3年ですね
日本国内での有機給食の活動
セミナーとかシンポジウムとかですね
そういったことをやっています
フランスって確か保育園の頃から
すっごく質の高い給食食べてますよね
恐ろしく
そこでやっぱ作ってくれるんですよね園で
園で作ってくれて
しかもコース料理を出してくれたり
なんか基本的なコースを
本格的なのとは違うと思います
子供向けの
なんかもうレベルが違いすぎて
文化が違いすぎて
文化道が違うなって思います
食の文化道が日本とは
そうは言ってもフランスもやっぱり大規模化というか
大きなところで作って出すというのは
やっぱりどうしても最近多くなっていたので
そこをもっと手作りに戻していこうというのが
cppフランスの活動になっていますね
日本の有機給食の現状と課題
フランスって結構有機農業が進んでるイメージがあるんですよ
そうですね
結構1900
1960年代ぐらいにも有機農業の協会が設立されたり
2001年には有機農業庁という専門の省庁が作られたりということで
その頃から民間レベルで給食も有機にしていこうというのが
結構有機農業庁という専門の省庁が作られたりということで
かなり活動がされていたということです
さらには2018年にエガリム法という法律ができまして
これによってさらに有機の具体的な同順目標とかも設定されて
それによってさらに有機の広がり方も加速しているというところです
そんなフランスですら大規模化は進んじゃったってことですね
そうですね
その反省もあっていろいろと今改良しようということでやられているようです
なるほど
日本はそれに続いて細々と改良していっているかなという感じですか
日本も緑の戦略が法制化されましたけれども
弱いところは給食とか具体的な数値目標が今ないということで
どうしても文科省と縦割りということもあるので
そうですけれども有機給食を進めるとは言っているんですけれども
具体的な数値目標がフランスとか韓国のように明確なものが今ないので
ここをもっと数値目標を明確にしましょうということで
民間からいろいろ意気を今上げているところですね
なるほど
どのくらい先になったら有機給食が日本に普及するんだろう
やっぱり給食は公共調達ということになりますね
そういう意味では安定した需要と供給が成り立つところですから
ここはぜひ頑張ってもらって
そうですね
今週はこんなところで
岩堀さんありがとうございました
ありがとうございました
このコーナーは公益財団法人自然農法国際研究開発センターの提供でお送りしました
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