1. ラジオよもやま話
  2. 「自然派ノラジヲ」1回目(10/..
2023-12-11 16:08

「自然派ノラジヲ」1回目(10/2放送) 自然農法センターの紹介、自然農法について

松本市波田にある公益財団法人自然農法国際研究開発センターについて、自然農法とは何か簡単にご紹介します

サマリー

自然農法センターの紹介、自然農法の定義、有機農業の概要について話しています。自然農法センターは、長野県で自然農法に向いた種を育成し、直売場やインターネットで販売しています。このセンターで育成された人参の種「筑摩野五寸」は特に人気で美味しいと評判です。

自然農法センターの紹介
自然派のラジオ
さて、10月から始まります。自然派のラジオというコーナーなんですが、
こちらは、公益財団法人自然農法国際研究開発センターの提供でお送りします。
何を隠そう、実は僕は、自然農法国際研究開発センター、通称自然農法センターの元研修生でして、
ここで自然農法の研修を8ヶ月間受けたことがあります。
で、今日はゲストに登場していただいております、常務理事と研究部長の岩堀さんです。よろしくお願いします。
はい、皆さんこんにちは。初めまして。自然農法センターの岩堀と申します。
自然農法センターは、松本市の旗にある公益財団法人です。
主には、自然栽培、有機栽培向けの生命力のある種を、
自分たちで育てて、
育成し、完全国産で種の提供をしています。
またいろんなところへの技術指導など(をしています)。現在はお休みをしておりますけれども、
研修生の育成等を行っておりました。
はい、そこで僕は研修を受けたんですけど、
当時、埼玉に住んでた時で、
そのごちゃごちゃしたところの暮らしが嫌で、逃げるように来たんですけど、この波田に。
で、まあ、
まあ、研修を受ける前までは、農業経験ってほとんどなくて、
まあ、農業の知識なんてほとんどなかったんですけど、農法とか。
で、自然農法とか有機農法とか、自然栽培とか自然農とか、なんかいろいろ、
農薬、化学肥料を使わない農法の中のいろいろ流派というか、呼び方がいっぱいあると思うんですけど、
多分世の中の人は、これは何が違うんだと思っている人もいると思うんですけど、
自然農法の定義
自然農法っていうのはどういう定義なんですかね。
そうですね。
あまりオフィシャルでこれこれですよっていうのを文書化して(おりません)。
ホームページには多少説明をさせていただいてますけれども、
まだ公式にこれがどうだっていうのが、十分なものができていませんけれども、
基本的には自然の力、土の力、あるいは種の力、
そういった自然の力を最大限に引き出して、
化学肥料とか化学合成農薬を使わないで、健康な作物を育てて、
その結果、できた農産物を食べることによって人が健康になると、
そういうことを目指して、研究技術を研究開発したり、それを普及したり、
あと種をですね、広めているというところです。
うん。
植物の力を最大限引き出すっていうイメージですよね。
そうですね。
他にも、最近、最近でもないけど有名な青森のリンゴの木村さんの、
木村秋則さんですね。奇跡のリンゴ。
そうそうそう。その人、四季の自然栽培とか、あと福岡さんの自然農。
福岡さんは自然農法。
自然農法。あと川口さんが自然農でしたけど、いろいろ理由があるじゃないですか。
なんで?
こう、いろいろあるんですかね。
なんでいろいろある。そうですね。
まあ、なんで、まあ、結構、そうですね。
こういう有機とか自然農法とか、いろいろ考え方、こだわりがあって、
まあ、わりとそういう流派とか流儀にこだわりやすいというか、
まあ、そういうところもあるので、自分はこうですよということ。
そういうふうにこだわる人。
では、まあ、そういう名前をつけてというか、まあ、つけないと、まあ、他とも差別化っていうのもあるかもしれませんけれども。
まあ、もともと有機とか自然っていうのが、なかなか定義しにくいところもありますので。
そうですね。
有機農業の概要
まあ、それぞれいろいろ、まあ、こだわりを持ってやってるところかなと思います。
これ、僕の理解なんですけど、有機農業っていうのが大枠として多分一番上にあって、
その中に自然農法とか自然農とか、なんとか式自然農とかがあるような気がしてて、
結局、大枠はその化学合成農薬と化学肥料を使わないっていうのが大枠で、
その下に有機肥料すら与えないとか、なんかいろいろ流派、なんかカタクナなやつがあるじゃないですか。
大枠はまあ、有機農法ですよね、有機農業。
そうですね。
あの、まあ、上か下かっていう関係。
作るとちょっとややこしいですけど、大枠とすると、まあ、有機っていう。
ですよね。
有機栽培とか有機農業っていうことですね。
で、有機ってなんなのっていう人は世の大半だと思うんですけど、つまり炭素と結びついた肥料なり、堆肥なりを与えるっていう理解ですかね。
まあ、そうですね。
そういう意味での有機抜きっていう意味での有機の意味もありますし、あとは、まあ、あの、日本で有機農業という言葉ができたのが、まあ、1971年に日本有機農業研究会。
はい。
が設立されたんですけれども、その時に一楽輝雄さんという方が、まあ、あの、まあ、元々は中国の漢語にあったらしいんですけれども、
天地に機ありということで、木というのは自然の仕組み運行とかですね、まあ、そういった自然の働きというのが、あの、大自然には備わっていると。
で、それを尊重することが、まあ、農業は一番大切なんだということ。
で、それを尊重することから有機農業という言葉が作られたというふうに聞いてます。
なるほど。英語で言うとオーガニックにあったり。
そうですね。一応オーガニックなんですけど。
でも英語で言う人のオーガニックの意味とその中国語由来の有機って、なんか多分ちょっと、なんていうの、微妙な言わない。
ちょっと私もオーガニックの本当の意味をよく理解してないと悪いんですけど。
そうですよね。なんかちょっと違う気がしますよね。日本の方が、なんだろう、哲学的なところもある。
まあ、そうですね。それは大きいですね。
ですよね。そんな。
そんな気がします。で、その有機っていうのが1970年代に出てきて、今は有機JASっていう仕組み、規格もあるじゃないですか。
法律で。
法律で。国が認める。
あの有機JASっていうのは、厳密なこういう定義に即した農法を実践してますよっていう証明なんですかね。
そうですね。有機ジャスというのは第三者認証と言われるもので、
有機ジャスというのは、大きく言うと栽培作り方の基準なんですね。
ジャス規格、ちょっとこれ説明すると時間かかってしまうんですけれども、
普通のマヨネーズとかお味噌とか醤油のジャス規格というのは、
出来上がった製品がどんな成分があるかとか、そういった出来た製品の基準なんですけれども、
有機ジャスの方のジャス規格というのは、
そういう出来上がったものの規格ではない。
それをお米、有機米だったり有機野菜を作るまでの生産行程、プロセスをどうするかということを基準にしたのが有機のジャス規格というものですので、
どういう栽培しました、どんな資材、どんな肥料を使いましたかっていうことを記録に残して、
それを第三者として、今、日本国内に60県前後、認証機関っていうのが、
ありまして、これちょっと世界的には異常に数が多いんですけど。
そうなんですか。
それぞれの認証機関が、有機ジャスを受けたいというのかさんが、
自分で料金とかサービスとかの内容を見て、じゃあここで受けようということで、
その認証機関が国に代わってというか、基本的には民間レベルで認証しているんですけれども、
その国から認められた、
その国からの認証機関が、農家さんを認証すると。
そういう第三者認証というのが有機ジャス認証ということですね。
なるほど。
TSURUYAで買い物をすると、自然農法センターが認証した有機ジャスの野菜をたまに見ますね。
あれは認証は自然農法センターでもやってるんですね。
そうですね。
認証っていうのは、さっきおっしゃった農家から申し込みがあってから、
じゃあうちで認証しに行きますって言って、
誰かが発行して、
受験されて認証しに畑を見たりするんですか?
そうですね。
うちも認証機関なんですけど、
うちからちゃんと知識と経験とトレーニングを積んだ検査員を派遣して、
現地が、その前に申請書類を上げてもらうんですけども、
その通りに管理がされているか、変なことをしていないだろうかということを確認して、
国が決めた基準に合致しているかどうかというのを確認して、
それをレポートするということですね。
それ今聞いた話だと、その認証を受ける農家って何日にどの肥料を使用したとか、
多分メモしないとダメな気がするんですよね。
そうですね。基本、記録に残します。
それ結構、その農作業しながら、それを資料を作って提出するって膨大な手間のような気がするんですけど、
それでも受けるメリットがあるってことなんですかね。
そうですね。やはりメリットのために受ける人っていうのは、
自分が出荷する販路の方で、ジャス認証を取っていれば買いますよ、
あるいは価格を高く取りますよと。
商社なりバイヤーなり。
そうですね。いう必要があって、取る方と、
そういう必要はないんだけれども、顔がわかっててなくてもいけるんだけれども、
やっぱり国のお墨付きというか、基本的には国の基準ですけども、
基本的には世界基準に合致した内容になります。
自然農法センターの種の販売
そうなってますから、一応世界的な基準に準拠した栽培だということが第三者から、
国からですね、証づけられていると、そういうのを得たいということで取られる方も結構いらっしゃいます。
なるほど。この辺にも結構いらっしゃるんですか。
波田とか、あずみのとか。
うちの範囲でいうと、うちが認証している事業者は長野県ではちょっと少なくて、
この辺には、
この辺の方にお茶関係の加工業者さん、あと最近農家山グループもできたと思いますけれども。
そうなんですか。あんまり長野県って有機ジャス見かけないですよね。
そうですね。そんなに盛んな方とは言えない。
そうですよ。有機ジャスの認証を受けないで、普通に自然農法とか自然栽培やってる人は結構いる気がするんですけど、
あえて認証を受けない。
それはその人たちはもう自分で顧客を確保。
そうですよね。そんなジャス認証っていう、ややこしいというか、手間のかかるものをわざわざ取らなくても売れるということで、
取る必要は基本ないかなと思います。
なるほど。そうか。自然農法やってて有機ジャス取る人もいるし、取らない人もいる。
そうですね。
ちなみにここって研修生が結構就農を全国でしてると思うんですけど、農家とかなってると思います。
そうですよね。
認証を取ってる人っているんですかね。
はい。います。いますが、ごめんなさい。ちょっと私も研修修了生でどれぐらい取ってるかっていうのは十分把握できていないのであれですけれども。
やっぱりいるんですね。
はい。
じゃあそれなりにメリットがあって取ってるんだな。
長野県って結構涼しいから自然農法、有機農法に向いてるって僕は埼玉から来て思ったんですけど、向いてますよね。
そうですね。
そうですね。比較的冷涼で、病害中もいろいろ条件等もありますけれども、全国の例えば温暖地の方とかいうところに比べると害虫とかそういう被害は受けにくいと思います。
そうですよね。自然農法センターで種を作ってってさっきおっしゃいましたけど、それは種はこの辺で、波田のあたりで育成してるのが多いんですか。
そうですね。
そうですね。
そうですね。
基本的にはこの辺りで育成してます。
育成してますが、ただうちの補助と職員マンパワーでは足りないところがありますので、目の届くところで農家さんにですね、種の採取をお願いしてるところが十何件あります。
大体じゃあこの辺の気候と一致するようなところで種を育ててるとか。
そうですね。ちょっとあんまり違うところで種を増やされるとちょっとまたやっぱり変わったりとか。
そういうことはつまり、長野県界隈で買って栽培をする人にも向いた種ってことですか。
そうですね。それはやっぱり地のものなので、使いやすいと思います。
気候とかその自然環境に合ってるってことですね。
そうですね。
その種はインターネットで売ってるのは僕見たことあるんですけど、他にお店とかでも売ってるんですか。
そうですね。扱っていただいてるところが全国で今60円近く。
ありますし、あとお近くであれば、うちの玄関の直売、無人直売場で買っていただけますので。
波田にある自然農法センターで直接。
はい。
あとは種屋さんとかにも卸してたりするんですか。
そうですね。全国くまなくとはまだ行きませんけれども、探していただける方扱ってるところは。
僕、自然のほうセンターが育成してる筑摩野五寸っていう人参の。
人参ですね。
あれを研修中にジュースにした美味しさに結構衝撃は。
ああ、はい。
めちゃくちゃ美味しかったですよ。
なんだろう、生でかじるのと違ってジュースにしたとだんだん甘みが際立つっていうか、不思議な人参ですね、あれは。美味しい。
長野県での種の栽培
あれまだあります?
あります。やっぱあれは結構人気がありますね。
ああ、やっぱそうですよね。皆さん筑摩野五寸です。人参の種買ってみてください。
あれ、でも植え時もう終わっちゃったかな。
10月だから。
そう、ちゃんとまあ、この辺だと思う。
そうですね。来年かな。10月に植えるとしたら何の種がいいですか?
10月はもう、ごめんなさい。うちの場合、秋にまくものが非常に少なくて。
長野県ですからね。
まだ、基本的にはカブとか、ちょっと暖かいとこだとまだ大根もいけるかもしれませんけど。あとは小松菜。
高菜はいけます?
まあ、そろそろ。
きつい。
きついですから。
はい。
今年、今年暑かったからまだいけるかなと。
ああ、まあそういう意味ではね、まだ。
長野県でも。まあでも温暖なとこなら全然まだ大根とか株はね、関東平野とか大阪とかならね、いけますよね。
ということなので、種に興味がある人は、「自然農法センターの種」で検索してみてください。
ということで、今週1回目終わりますからね、宣伝で。
はい。よろしくお願いします。
はい、ありがとうございました。
はい、ありがとうございます。
このコーナーは、公益財団法人自然農法国際研究開発センターの提供でお送りしました。
16:08

コメント

スクロール