1. ホイクベースラジオ
  2. #10-3 「食べる」について考え..
2024-07-06 45:52

#10-3 「食べる」について考えよう!「発達」について理解しよう編

現役保育園看護師のチロ先生と高校の同級生たちによる保育の情報ラジオ「ホイクベースラジオ」。今回は食べる機能の発達段階に焦点を当てたラジオです。保育園看護師のチオロ先生が、乳幼児の食事機能の発達過程を詳しく解説しています。


生後4ヶ月から始まる経口摂取準備期から、スプーンや箸を使って食べられるようになるまでの8つの段階について、口や舌、顎の動きの変化とともに説明しています。このラジオでは、子どもの食事機能の発達を理解することが、適切な食事介助や離乳食の提供にいかに重要かを学ぶことができます。


また、指しゃぶりや口に物を入れる行為が、将来の食事機能獲得にどのようにつながっていくのかといった興味深い話題も取り上げています。保育士や親御さんはもちろん、子どもの発達に興味がある方にとって、非常に示唆に富む内容となっています。食事の発達段階を知ることで、子どもの成長をより深く理解し、適切なサポートができるようになります。


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BGM : MusMus

00:07
こんにちは、保育園看護師の千尋先生こと佐藤です。
新規事業の力で日本を開国せんとす合同会社黒船の基礎です。
同じく、黒船の康二です。
僕たちは高校の同級生3人で、保育業界向けの新規事業を作ろうと日々頑張っております。
特にこのチャンネルでは、現役保育園看護師である僕、千尋先生が日々考えている保育だったり、
保健の情報を中心に、保育士さん、保育園看護師さん、小さいお子さんを育ての保護者の方に向けて、
何か情報を発信していけたらいいなと思って頑張ってます。
今回は、前回とそして前々回と引き続きまして、
食べるということをみんなでもう一回考えてみようというテーマでお送りしておりますが、
前回の話題を覚えていらっしゃいますか?
前回、食べる話でしたね。
そうです。前回は、食べるを理解するということで、
食べるということがどういうことかを学ぶ時間だったんですけれども、
今回は、そこから一個進んで、
食べるのへの必要な発達を理解するという、
発達を理解。
そんな機会にさせていただければなと思っております。
ご飯を食べるということは、そもそもどういう発達の下、
これができているのかっていうのを守っていくような、そんなお話になっておりますので、
今回もまたほぼ大学の授業ですので、皆さんの準備をよろしくお願いします。
そうですね。難しそうな話もするかもしれないですけど、適宜補足はしていくので、
分かってもらえると信じて話をしていきましょう。
よろしくお願いします。
というわけで、前回の振り返りなんですけれども、改めて簡単に振り返っていきます。
そもそも食べる、我々がご飯を食べられるっていうのは、
ちっちゃい時、乳幼児期に獲得したスキルなんだということ。
ご飯を食べる、食事ってそもそもどういうことなのかっていうと、
文化的な要素を合わせておき、栄養を取ることを目的とした一連の動作であるということですね。
そのためにはご飯が目の前にあるということがまず分かる。
そしてそれに手を伸ばしてそれをつかめるということ。
それをさらに口まで持ってこれて、さらにそれを飴で飲み込めてというような、
いろんな機能をフルで活用して始めて食べられるということができるんですね、人間。
その咀嚼、噛むことと縁起、骨骨のこの2つの機能が、
特に乳幼児期に学ぶ必要がある、学んで獲得していく運動能力ということで、
03:00
今こうして解説をしているという、とてもスマートな振り返りをさせていただきました。
今回の発達っていうのは、今言った最後に言ったその意識的に学ぶ必要があるスキルを、
どう発達していくかみたいなイメージであっているんですか?
そうですね、いわゆる噛むこと、骨骨することをどういうふうに学び、
獲得していくのかを別列で理解していこうという、そんな絵ですね。
もしお子さんをお育ての親御様だった場合は、
自分の子供が今どの時期で、今後どうなるみたいな話とかにつながってくるかもってことですね。
これ知ってたら、もう本当にお家でのそのお子さんの食事の場面で、
怒らなくなると思います。
なんでこんなことするのよっていうのは、何も今この時期だもんなっていう理解になる。
仏の微笑みで見守り。
とても素敵だと思います。
それ有意義だね、とっても。
有意義だと思います。
というわけで、発達を理解するということで、お話を進めていきたいと思います。
よろしくお願いします。
お願いします。
というわけで、そもそも発達をするということがどういうことなのかを簡単に復習をしておきましょう。
こちらはですね、たぶん高校の生物でやったような記憶があります。
発達っていうのは大前提があるんですね。
この場合、今僕が話す発達って、運動機能の発達を主にお伝えするので、
いわゆる心の発達とか、発達障害とかでピックアップされるような発達とはちょっと愛着の範囲が違うと思うんですけれども、
割と生物学的な、
生物的、運動、身体面における発達に関しては、3つ絶対項っていうのがあって、
1個は一定の順序で必ず発達していくっていうこと。
順番があるっていうこと。
なるほど。
2つ目が、一方向に発達していくっていうこと。
大体上から下にかけて、中心から内側から外側に向けて、
大きな動きから細かい動きに向かって、素材から微細にって言うんですけど、
大きい動きから細かい動きに向かって発達をしていきます。
3つ目に、この発達する速度は個体差、個人差が必ずあるということが大原則ですね。
なるほど。
これって食べる機能の獲得、食べる機能の発達も全く同じです。
06:01
なので、この今のお子さんがどの発達になるのかっていうのを正しく見極めて理解しておくことは、
それすなわちその子に必要な食事解除を提供できるということなので、
保育士さんに必須の知識というか技術というか観察のポイントになるはずのものですね。
これから話す内容は。
食べる機能って僕さっき伝えましたけど、言い換えるとすると、
接触演技機能っていう言い方をするんですね。
いきなり難しそうな言葉きましたね。
食事を取ると書いて、接触。演技はごっくんですね。ごっくんする。
飲み込む。
食べてごっくんする機能がイコール食べるっていうことなんですけど、
この機能は生まれてからいろんな自分の身の回りの環境だったり、
お口の感覚だったり、運動の体験を通してどんどん獲得していく機能なんです。
ここからがテストに出ますからね。
ここを僕が気に入ってる言い回しの一つでテストに出すので覚えてもらいたいんですけど、
食べる機能の発達を一言というか一文で言うとこうなりますというのを今から言います。
はい。
いいですか?
メモのご用意を。
メモのご用意よろしいですか?
大丈夫です。
それでは参ります。
食べる機能とは、
感覚刺激によって引き出された様々な運動を食べる目的に見合った動作へと統合させていくということになります。
難しいね。
こういう言い回しがね、だんだん政治家っぽくなってきますよね。
なんか普段使わない言葉の組み合わせって感じ。
ピンとこない。
ピンとこないと思うので、もう一回言います。
はい。
感覚刺激によって引き出された様々な運動を食べる目的に見合った動作へと統合させていくということなんですけど、
発達ということなんですね。
これが食べる機能の発達です。
指しゃぶりを例にすると一番わかりやすいと思うので指しゃぶりと話をします。
はい。
人間ってお母さんのお腹の中にいる頃から実は指しゃぶりって始まっているんですよ。
で、これって簡単に言うと食べる練習をしている、食べるための練習をしているのではないかという風に言われていると思うんですけど、
いざおぎゃーって生まれましたってなると、最初地球には重力があってすごく重いので自分の体だったり、
また手を動かすだけの筋力が赤じゃないので、生まれたてはなかなか血まで手を持ってくることができません。
09:09
だいたい1ヶ月2ヶ月ぐらい経ってくると筋力もついて重力にもなれて、
自分の手を手だって認識してなんとなく口元まで持ってこれるようになる。
すごいよね。
それだけでもめっちゃすごいんだけど。
さらにこの血まで持ってきたその手をチュパチュパしゃぶる、いわゆる指しゃぶりっていうのが見られるようになります。
これってつまりこの今やっている動作、動きとしてはただ指をしゃぶってるだけなんだけど、
これって手を血まで持ってくるための練習になっていたり、
口の中を指とかチュチュするような動きによって口の中がすごく刺激されて、
最終的には食べ物を食べるための練習につながっている。
咀嚼と演技そのもののほぼ練習をしているような感じになっているんですよ。
これが赤ちゃん生まれて1ヶ月2ヶ月ぐらいの頃からこんなようなことをしていて、
最終的にいろんなそういった動作が食べる目的に見合った動作へと統合されていくと。
先ほどの文章に戻ってくるっていう感じですね。
なんとなく想像つきました?
どうですか?聞いてる皆さんは伝わりますか?
お口ぽかん状態。
でも発達とはちょっと難しくというか正しくあえて言おうとするとそういう言い方になるよねっていう食事に関して。
感覚的ないろんな五感で感じたようなものによって引き出された運動っていうね。
今回だいぶ指しゃぶりによって引き出されたチュチュ吸ったりとかっていうその動きが、
最終的に今はただ指しゃぶりだけだけど、
最終的にはそれができたことでこっちまでご飯持ってこれる動作へとつながっていくっていうそんなイメージ。
なるほど。
なるほどね。
運動というそのただの動きみたいなものを動作という目的を達成する行為に揃えていくみたいな行為なわけですね。
ですですですです。さすが偏差値が高い。
物分かりが早い。
今回のお話の裏が前提でした。
というわけで、接触演劇能の発達段階へとお話は移っていくんですが、
要は今先ほど説明したその発達はどんなふうに培われていくのかってところですね。
12:05
前回食べるという。
食べるを理解するでしたっけ?自分で忘れちゃいました。
食べるを理解するという時はその咀嚼と演技というところに着目して、
人間が咀嚼演技するためにはだいたい5段階ぐらい5つのステップを踏んでその動作が出されてますよという解説をしたんですが、
今回その咀嚼と演技の機能を獲得していくためには、
だいたい8段階、8つに分かれてるよということを今から説明します。
8つ。
だいたい8つです。
結構あるね。8つは確かにパッと覚えられる。
なのでこれは何回も聞いて覚えてください。
この8つを先に簡単に説明すると、難しい漢字が続くので心して聞いてください。
難しいな。
今回はそういう回ですね。
今回はそういう回です。
1番目に傾向摂取準備器という時期に入ります。後で説明します。
傾向摂取準備器。口で食べるための準備ですね。
傾向補水液とかの傾向ね。
そうですそうです。ほぼOS1ですね。
2番演劇の獲得器。おっくんするということをゲットする時期ですね。
3番目が食器の獲得器。補食する。プレデター2みたいなのがそんな感じですよね。補食。
補う食事と書いた補食ね。
そうです。補う補食。違うかも。てへんかもしれないですね。
食事を捉える機能を獲得します。
4番目に今度急に面白いですよ。
押しつぶし機能獲得器です。
投げやりになった感じがある。
急に押しつぶす。急に押しつぶします。
難民化がちょっと大変だったんだろうね。
押しつぶし機能獲得器。
5番目です。押しつぶしを獲得した後にゲットするものは擦りつぶし機能です。
擦りつぶし機能を獲得します。
なるほどね。
押しつぶした後は擦りつぶします。
6番目に自食準備器と言って、自ら食べると書いて自食ですね。
自分で食べるということを準備する時期に入りまして。
7番目に手づかみ食べ機能を獲得するということで手づかみ機能。
手づかみ機能を獲得。突然そのままだります。
そのままだね。
で、8つ目。最後に食具。スプーンとかフォークとか箸とかの食具を使って食べる機能を獲得する時期に入ります。
8番に関してはね、ちょっと文化的な要素も入ってくるのであれですけど、
15:04
だいたいこの8つの流れによって発達、咀嚼というものを獲得していくという感じですね。
今挙げてもらったのと8番目は社会的な要素というか、お箸とかスプーンとかフォークとかのマナーみたいなものが。
そうだね。環境とか国によっても変わってきそうだもんね。
そうですね。8番はそんな要素が含まれますが、それまではほぼ全国、全世界共通だと思います。
それぞれざっくりどんなことを気をつけるというみたいなのがあるんですか、それぞれの期で。
そうですね。なんというか、このそれぞれの発達の時期を保育の現場、ないしは離乳食を食べるお子さんたちの観察のポイントとして使っていただけると、
どうしてこういう食事が必要なのかとか、どうしてこういう解除が必要なのかっていう理解にそのまま直結するような。
今これを獲得してるからこういう内容なんだっていう理解につながるので、そんな感じですかね。
なるほど。改めて今、千尋先生が言ってくれた8項をおしなべてみていくと、
機能を獲得みたいなものがつくものと、準備みたいなものがつくものと、みたいなので、ちょっと5番目までと6番目以降でちょっと違いそうな感じがするけど、どうなんですか。
それを今から解説していこうと思います。
要はこの8つの段階に分けて獲得していくっていうふうに解説はしていくんですけど、
特に気をつけてというか、特にこのここにポイント内容っていうのを伝えるとすると、
ベロ、唇、顎、この3つの動きに着目すると、よりその発達が分かりやすいかなと思うので。
ベロと唇と顎。
はい。
歯じゃないんですね。
そうなんですよ。歯だけではないんですよ。
へー。
なんとなくね、この5番となんかこう差があるかないかみたいなね、そういう発達で見るのかなって気もすると思うんですけど、
どっちかっていうと、歯はこれらを獲得した後に全部生え揃うので。
へー。歯が生え揃う前にその食の発達っていうのはもう一通り進んじゃうもんなんですね。
そうなんです。歯が生えてきた、もう歯が生え揃う頃にこれら獲得してなかったらとんでもねえことになっちまうので。
なるほど。
そうなんですよ。
人間の体ってほんとね、よくできてるんですね。
というわけで、①番から簡単に説明していこうと思います。
18:01
はい。
①番、蛍光摂取準備器。
大体、産まれてから4ヶ月ぐらいまでの鼻器をこの蛍光摂取準備器に打たれますね。
で、ちょっと別名で言うと哺乳器って言って、要は哺乳類の哺乳ですね。
おっぱいを飲む鼻器です。
で、この時期っていうのは、今言った通りおっぱいだったりミルクを飲む時期なので、ほぼほぼ反射で飲んでるんですよ、この時期って。
要は本能的に飲んでるんですよね。
なるほど。
なので、この時期っておっぱいとミルクしか基本的には飲まないので、お食事としてはそれだけなんですけど、
ただ、この時期に積極的に指しゃぶりしたりとか、目の前にあるおもちゃ掴んで口に入れてみたりとかっていうのが見られるのもこれくらいの時期に見られます。
で、この指しゃぶりとかおもちゃ舐めたりっていうのが後々生きてくる感覚になっていくので、すごく大事にしてあげたいな。
だから舐められるおもちゃを近くに置いといてあげるとか、指しゃぶりしてたらそれを集中してさせてあげるとか、それだけでもいいと思うので。
要は口の中の感覚を、その時期はすごく敏感に発達していくような時期ですね。
面白いね。おもちゃとか舐めたらちょっと取り上げたりしたくなっちゃいそうなところ。
そうではなくて、舐めても大丈夫なものをちゃんと置いておきましょうねっていう話なんですね。
今ね、あくまでも食事解除のための食べる機能、食べるための発達についての解説をしてるんだけど、
実は保育所必要な遊びだったりとか、発達の目安とか狙いとかってところにもつながっていく。
全部つながってるんだって話ですね。
なるほどね。
この時期っていうのは、だいたい安静時、要は通常時というか、ぼーっとしてる時だと、ちょっと口が開いて、ベロが出てるような。
そんな時期になります。ベロはちょっと出てるような。
これが①番ですね。
ベロの動きはちょっと出てるだけと。
ちょっと出てるくらい。
②番、演劇の獲得器に入ります。
演劇の獲得器、要はごっくんすることをここで読むんですけど、先ほど言った通りおっぱいとかミルクは今ほぼ反射で飲んでました。
飲まれてから、生まれつき自分が何も考えずに体がやってくれる反射で飲めてましたが、
ここからは我々が今大人がしているごっくんと同じごっくんを獲得させます、獲得します。
なるほど。
これが離乳食の初期食、5、6ヶ月くらいの時期にだいたいこれを獲得します。
21:05
で、大人がしている今我々がするごっくんって、成人園芸って言われるものなんですけど、
これを獲得する前の時期の赤ちゃんって乳児園芸って言って、ちょっとその園芸の種類が微妙に違うんですよ、やり方が。
なるほど。
この乳児園芸を成人園芸と、要は進化させていくような、そんな時期が②番なんですね。
で、ちょっと難しいんですけど、特徴的な動作がいくつかあって、まず、さっきまでは口がちょっと開いてベロが出てたんですけど、
下唇がちょっとだけ内側に入る、内転するって言うんですけど、下唇ちょっと噛むみたいな感じの動作。
大人で言うとね。
こんなようなことができるようになり、要は口を閉じていくことができるようになるんですよ。
で、口が閉じれるってことは、今まで前にしかなかったベロがちょっと後ろに下がる感じ。
つまり、ベロが前と後ろに動けるようになるんですね。前後に動くんです。
で、前後に動けるということは、つまり、ちょっと前回の放送をもう一回聞き直していただいて、
あの、園芸のこの最初の段階ができるようになるんですよね。
要は、ベロが動いて、食材をベロの下の方に押し合って、最後反射でごっくんっていう風になるんですけど、そのごっくんができるようになる。
だから、食々ってドロドロしたフェイスト状のものしかまだまだ処理できないんですけど、
逆に言うと、そのドロドロしたものはもう食べられるっていう時期が5、6ヶ月くらい。
この演劇の獲得期。
はい。演劇の獲得期はこのベロ、ドロドロのものをごっくんすることを日々理解して練習することで、それを完全にできるようになっていくと。
ある程度ね。
で、演劇の獲得した初期職ぐらいから、大体中期職7、8ヶ月ぐらいまでかけて、同時に捕食機能獲得期、③番も同じようなタイミングでスタートして、
ちょっと演劇の獲得期よりも長くかかるようなイメージで、③番の捕食機能獲得期っていうのがあります。
で、これも何かっていうと、要は自分でプレデターするあれなんで、
捕食ね。
捕食するんで、要は自発的に口を閉じれるっていうのがすごい大事です。
24:01
開けるではなく閉じれる。
口開けて食べるイメージあると思うんですけど、
先ほどもお伝えした通り、口はもともとちょっと開いてるぐらい。
開けるのは別に絶えやすいわけですよ。
逆にその口を意識的に閉じてあむってする。
あむを最初に学ぶ時期がこの時期で、
要はその口を閉じてしっかり食べ物を捕食して、
上唇を使ってそれらを口の中に折れる、取り込める、その練習をしている時期っていうことですね。
なるほどね。
なので最初はドロドロしたペースト状のものからスタートし、
だんだんともうちょっと粒感があったりとか中期食と呼ばれる形態のものまで、
しっかり唇使ってあむっていうのを獲得していく時期になります。
この時期に入るとストー飲みができるようになるような感じかな。
ちゅうちゅう吸えるようになるというか。
上唇の動きとそのあむっていう取り込みの動作、
プラスベロが前後に動いたりっていうところで、
ちゅうちゅうっていうのができるようになってくる。
ただまだまだコップとかでごくごく飲むには難しいっていう時期が③番。
補食機能を獲得して。
次④番になると押しつぶし機能を獲得しようという時期に入ってまいります。
もうちょっと雑な名前になってくる頃ですね。
はい、ちょっと雑な名前になりました。
これも七、八ヶ月ぐらい中期食の時期なんですけど、
この時期になるとベロの動きがちょっと変わります。
先ほどまで口を閉じて閉じれるようになったことで、
ベロが前後に動けるようになったんですけど、
今度は前後だけじゃなくて上下に動けるようになります。
ベロが下に動けるようになるのね。
そうするとどういうことかというと、
ベロが口の中の上のさ、上あご?
飴舐めてるとよく切れるところ。ずっと舐めてるところ。
その感覚あんまりわからない。
嘘?あるあるじゃないの?
飴ずっと舐めてるとちょっと痛くなるところ。
わかる方はわかるかもしれないので。
そこにベロがつくじゃないですか。人間がこうやって。
それができるようになるってことはつまり、
ベロで押しつぶすということができるようになってくるわけです。
ベロで押しつぶせる。
押しつぶせるようになってくると、最終的に唇、
口角が左右対称に2個みたいな感じで、
左右対称に広がれるようになる。
27:03
なので、さっきまではペーストをドロドロのものしか食べれなかったけど、
中期食まで上がると、
の頃になると、ちょっともうちょっと、
粒感の残ってる7倍粥ぐらいの粥が食べれたり、
5ミリ角ぐらいの、舌でつぶせるぐらいの硬さのお食事が食べられるように。
で、そういったものを食べて、
この押しつぶすという動作を学んでいくっていう感じになります。
これが4番。
今度5番になると、すりつぶし機能を獲得するようになります。
で、これが大体離乳の後期食ぐらい。
9から11ヶ月ぐらいの頃に、
今度はすりつぶすということができるようになる。
今までは舌で食べ物を押しつぶしてたけど、
今度は上下するベロと、今度は顎が左右にちょっと動けるようになってきて、
すりつぶすという動作が口の中でできるようになっていく。
この機能って、実は最初の、一番最初の指しゃぶりとか、
おもちゃを舐めたりとかっていう時に、
なんとなく口の中でチュパチュパするなり、
いろんなものが口の中に入ってきて、
こういう形かっていうのを体が覚えているような時期の経験があるからこそ、
これくらいの硬さ、これくらいの大きさ、
じゃあここで押しつぶして、こうやってすりつぶしてっていうのを、
頭ではなく体が判断してできるようになっていくっていうね。
このその頃の経験が生きてくる。
伏線回収だ。
そうなんです。①番の遊びはここで伏線が回収されます。
で、この時期になると、要はベロは今度、
上下だけじゃなくて、左右に動かせるようになるんですよ。
どんどん動きが増えていくわけだ。
前後から上下になり、今度左右も動かせるようになりました。
ベロが左右に動かせることで、すりつぶすっていう動作が顎と連動してできるようになる。
なんとなく、食べ物をもぐもぐする時のアニメのエフェクトというか、
アニメーションで口がなみなみになっているようなイメージありません?
なんとなく、むしゃむしゃみたいな。
あれです。左右非対称に唇が、口角が動けるようになる。
ってことは舌が左右に動かせるようになっているっていう、
そんな観察のポイントになるんですね。
なるほど。
これは、91ヶ月ぐらいのすりつぶし機能を獲得。
で、次に6番は同じような時期、91ヶ月なんで、好奇食ぐらいの時期に、
30:02
このすりつぶし機能を獲得している時とほぼ同時並行で、
口の動きだけじゃなく、今度手と口が連動してくる。
協調になっていくっていう時期でもある。
確かに。5番まではずっと口の話をしたもんね。
口の中の動きというか。
口以外の登場人物が出てきたね。
ここで今度手が出てきます。
これもさっきのすりつぶし機能獲得で伝えた通り、
指しゃぶりの経験が生きてくるって言ったのとちょっとつながってて、
要は自分の手でその食材をつかんで、
それを口まで持ってくるっていうのがだんだんできるようになってくる。
上手にできるようになってくる。
そんな時期に差し掛かると。
だから自分で食べるための準備の時期。
自食準備器っていう名前がついてます。
なるほど。
口と手が連動してくるって感じですね。
石を持って。
意識的にできるようになってくる。
だからこそ後期食、初期中期後期ってステップアップしていく中で後期食になると、
手づかみ食べはできるような、
そういった大きさのものだったりとか、
準備してあげるといいよねっていうお食事に変わっていく。
で、時同じくしてですけど、
7番目の手づかみ食べ機能獲得器っていう時期になると、
今言った手づかみ食べがどんどん上手になって、
それができるようになってくると。
で、プラス体感が安定して、
ちょっとずつ自分から離れたところにあるお食事にも手が伸ばせるようになって、
逆にそれを口まで運べるようになるっていうのが丸7番の時期。
大体1歳から1歳半ぐらいまでの時期にかけてこういったことを上手にできるようになっていく。
手づかみ食べで体感が安定してくるの面白いね。
確かにね。
だから体感が安定してくるからこそ手づかみ食べも上手になるっていうか、
この辺がすごい連動してるので、
一概にどっちがどっちっていうわけじゃない。
なるほどなるほど。
そうそうそうそう。
他の体の発達も全部そうなんだけどね。
で、手づかみ食べを十分に上手にできるようになったら、
最後スプーンとかフォークとかでも食べれるようになってきて、
最終的には箸も使って食べれるような文化圏で生きてるので、
そういったことができると。
早い子は一歳半ぐらいから、
そう8番、食具食べ器の獲得期。
スプーン使って興味あって食べたいってなるけど、
最初スプーンなかなか上手に使えないから諦めて手で食べたいとか、
スプーンで持ってきたけどうまく口入れられないから手で添えてこうやってやったりとか、
そんなことを繰り返しながらも最終的には、
今の我々の大人と同じように上手に食具で食べれるような力を獲得するっていう。
33:01
こんな8つのステップを経て、
我々は食べるという機能を発達させていきます。
聞いている人のために改めてざっとさらうと、
だいたい生後4ヶ月ぐらいまではもうとにかくミルクを飲む傾向摂取準備器で、
5、6ヶ月ぐらいの頃には、
まず下唇とベロが前後。
唇とベロと顎ですね、ポイントは。
続きの下唇とベロ前後の演劇の獲得器。
5、6ヶ月ぐらい。
その後8、9ヶ月ぐらいまでが捕食機能獲得器。
これは上唇が閉じれる。
上唇がポイントですね。
その後ほぼ並行して7、8ヶ月ぐらいまでに押しつぶし機能獲得器。
これは唇を閉じて舌を上下に動かせるんですね。
舌を上下。
そうです。
次にすりつぶし機能獲得器が生後9から11ヶ月ぐらいで、
顎ですりつぶせると。
顎も使いつつ、ベロが左右に動くことですりつぶせる。
ベロもあるんだ。
そうです。
自食準備器が生後9から11ヶ月ぐらい手づかみ食べが始まって、
その後1歳以降手づかみ食べ機能があって、
食欲を獲得してっていう流れを今改めて言うと、
8分の6が1歳以内のことっていうのがめちゃくちゃ詰まってるよね。
0歳から1歳の間にそんなに進化してるの?みたいな。
食べるという機能だけでもこんなすごいことを行っているんです。
子供。
だって7、8の今の段階は1歳から7、6歳ぐらいまでだっけ?
お箸が使えるようになるとか。
お箸がちゃんと使えるようになるまでにはそれくらいかかるかな。
だからそれだけ発達の大原則と同じですね。
粗大な動きから微細な動き、細かい動きを獲得していくっていうのが、
どんどんどんどん難易度が上がっていくような感じだね。
箸ってやっぱりすごいから。
内側から外側だしね。
確かに確かに。
口の中の話から手が入って、箸が出て。
すごいよね、大原則って本当に。
繋がってますね。
これ今読み返しながら改めて思ったけど、
途中途中この時期は初期職でとか離乳職の中期でとかさらっと言ってたけど、
あんまりこう専門的ではない僕とかの場合、
初期職とか中期職とかっていうのがあんまりよくわかんないんだけど、
ざっくりどんなもの?
ざっくりご紹介しますと、
そもそも初期職になる前、哺乳期に関してはおっぱいがミルクなので液体ですよね。
液体状のものを反射で飲んでました。
そこから反射ではなく力を獲得していこうとする時期に差し掛かり、
36:00
初期職、一番最初のお食事はもう本当にポタージュ状のドロドロです。
サラサラじゃなくドロドロです。
滑らかに吊り潰したような状態のものを使って演技機能を獲得していきます。
で、テップアップして中期職になると今度舌がうまいこと使えるようになってきて、
上下に動くので、舌で潰せるようになるので、
もうそのまんまですけど舌で潰せるくらいの硬さのものが食べれるようになる。
だいたい豆腐くらい、豆腐くらいの絹豆腐くらいの硬さのものが食べれるようになる。
で、だいたいポタージュよりも5ミリ角くらいのお野菜だったり、
ちょっととろみがついたようなものが食べれるようになっていく。
今度後期職になると、今度舌が左右に動いたりとかすりつぶすような動きができるようになってくるので、
だいたい柔らかいバナナくらいの硬さのものが食べれるようになってくる。
で、この時期くらいから手掴み食べをしたくなってくるので、
掴めるくらいの大きさのものも準備できるといいねってことで、
1センチ角くらいのお食事が大体提供されるかな。
1センチいかないくらいかな。
で、ここから先、寒涼器とかイコウキっていうのはちょっと各現場で呼び方が違うかもしれないけど、
うちは寒涼器っていうものがあって、目安としてはだいたい歯茎で食べるくらいのもの。
要は、我々噛むって言うと歯で噛むものをイメージするんだけど、
この時期まだ歯が生え揃ってなくって、
いわゆる歯で噛むとこまではなかなかいかないので、歯茎で噛めるくらいのもの。
だからだいたい柔らかめの肉団子くらいをイメージあるかな。柔らかい肉団子。
硬いやつじゃなくて柔らかいやつ。
硬いミートボールじゃなくて柔らかい肉団子。
フワット系のね。
フワット系の鳥胸、鳥ひき肉とか豆腐で作るようなタイプのお鍋とか、冬に食べてる。
鍋に入ってるやつだね。柔らかい肉団子くらいが。
柔らかい肉団子が歯茎で噛める。
イコウキになると大体大人が食べてるのとか幼児食、お子さんが食べてるものと、
同じ形態のものをより細かく刻んだようなものが成長することになる。
要は大人とか大きい子よりもまだ噛む機能が未熟だから、代わりに先に噛んどいてあげるくらいの細かさ。
なるほど。
先に噛んどいたぞみたいなご飯がイコウキだね。
今、0歳のお子さんを育ての方とか、これから生まれる方はぜひこれを参考に、
柔気食、中気食、高気食を作ってみていただけるといいかもしれないですね。
39:02
音声でこれを学ぶという心意気に拍手ですね。
8つのハードルの乗り越えってまだ聞いてる人がいたとしたら本当に強者だと思う。
すごいと思います。ほぼ大学の授業です、これは。
そうだね、すごく勉強の高学生がある人でね。
今の離乳食の話を聞いてて思ったけど、
それってやっぱ食事先行というか、今この時期だからこれをあげるみたいなことっていうよりは、
さっきの8つのフェーズに合わせて、そっちが先だよね。
この発達上がったらこれっていう話ってことなんだよね。
そうなんです。それを保育現場でもやっぱり意識してもらいたいなって思っていて作ったんですけど、
なんていうか、みんなね、学級委員的にどうしてもなってっちゃうんですよね、忙しいと。
だいたいこれぐらいの時期だから、中気食で、高気食でみたいな感じになっちゃいがちなんですけど。
何ヶ月だからとかね。
もちろん時期的な目安は大事なんだけど、どっちかっていうと時期的な目安だけじゃなくて、
今、ゼロの動きがこうだから。
今これを獲得しようとして、すりつぶし機能を獲得しようとしている時期に差し掛かったんだから、
じゃあ高気食でその機能をサポートしてあげよう。
じゃあ手掴み食べができるような環境を整えてあげようっていうふうに保育を組み立てていくと、
より良い食事会社につながっていくと。
逆にこれを読み違えたりとか、
もう主義ありきで、はいご飯、はいご飯みたいな感じでやっちゃうと、
まだその時期発達に見合ってないのに、生のリンゴをあげちゃって、
ちゃんと噛めなくてご縁しちゃってなくなっちゃってっていうような実行に発展していく可能性があるよねっていうところですね。
確かに。だからそれが今回のこのシリーズのそもそも発端だもんね。
そうなんです。
各時期のリスクというか、発達の段階をちゃんと理解した上で、
その食事解除の方法論というかを使っていきましょうという前提をめちゃめちゃ俺らに、
もうこの過去2、3回にわたって話してるわけですね。
今回3回にわたってこの大前提を伝えるという暴挙をかましておりますが、
でも逆にこれをね発信しているラジオはないんじゃないかなと思うので。
マニアックではないです。
ある種、一応です。
なるほど。それで言うと、次回はどんな話にこの後なっていく予定とかあるの?
次回はもう正直ここまで理解本当によくわかりましたってことであれば、
あとは正直な話、参考書読んでもらった方がわかりやすいと思います。
一応ちょっと表面をさらいましょうぐらいの感じで。
そうだね。
過去の話に結びつけてそれを話をするのはいいかもね。
42:01
そうだね。
この前提。
そんなので、一応僕が作ったこういったマニュアルの中で言うと、
今まで食べるを理解するから、発達を理解するを今回やったので、
最後食事解除を理解するということで、
だからこういう食事解除をしてるんだっていうことに最後つながっていく。
そんな感じですかね。
だから過去2回のこの復習は必須だね。
はい。
この前提があるからこうだよねっていう話。
食事解除を知るっていう回が次回。
知ってもいいですか?
4週にわたってこの大解説祭りをしておりますので、
なかなかボリューミーだと思いますけど。
でも聞きたいとこだけ聞けるっていうのもね、
なんか改めて前提を何回も聞くこともできるわけだし、
しっかりそこの前提を踏まえた食事解除の話っていうところができればいいよね。
そうですね。
ちょっとなんか今まで、
もし保育士さんの方とかいたら、
なんとなくやってたことがだんだんつながってきて、
あっからこうだったんだっていう気づきにもなるかもしれないですね。
というわけで今回も大学の授業1本分約1時間させていただきましたが、
大学にしたらちょっと短いぐらいですかね。
発達を理解するというコーナーでやらせていただきました。
はい。
いかがですか?
すごいぶん投げてきましたね。
でも本当にこの発達会は当初から結構ボリューミーなんじゃないかって話だったけど、
やっぱりボリューミーだったし、
難しくなっちゃうところではあるんだけど、
ここの前提のこの各発達の時期をちゃんと理解していると、
その後の食事解除につながっていくんだなっていう、
このめっちゃ前提のところなんだなってすごく理解できました。
ありがとうございます。
そうだね。
励みになります。
なかなか子どもがこの状態って一般的なのかとかどうすればいいのかとか不安になりがちだけど、
発達っていうその一本ガイドラインというか補助線みたいなものがあると、
ちょっと安心感はあったりするかもしれないし、
さっき木曽さん、チロさん言ってもらったけど、
必ずしも生後何ヶ月だからこうみたいな、
全体的なものでは個人差があるものだっていうのも忘れないでおいてもらいたいですね。
発達の原則にあったもんね。
個人差と大差があるっていう話。
大原則なんです。
個人差があるよってところで、
だから他の子とかその時期のあるあるで比べるのではなく、
その子の発達を見て、
その子にとっての今、
必要な時期、
必要な獲得するものを日々観察してやっていけたら一番いいなというふうに思っています。
はい。
というわけでですね、
45:00
今後も保育園看護師に関するこんなような情報を発信していきたいなと思っています。
あまりにもちょっと専門的で、
なんじゃこりゃと思った方もいらっしゃるかと思うんですけれども、
そんな方のクレームに関しましては概要欄のGoogleフォームの方から見ていただければ、
精神繊維読ませていただきますので、
よろしくお願いいたします。
感想だったり質問だったり。
むしろ聞いてくれてありがとうしか出てこないと思いますけどね。
確かに。
はい。なので、
スタンドFMだったらレター機能からのいろんな質問だったり相談だったりできるので、
ぜひぜひ感想等お待ちしておりますので、よろしくお願いします。
じゃあ次回は食事会場を理解する編でお会いしましょう。
ありがとうございます。
ありがとうございました。
45:52

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