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2025-06-23 25:46

#101 女性研究者はスーパーウーマンになるしかないの?ロールモデルに苦しめられ、そして励まされ。

もうひとつの「米」にまつわる話。

ある女性研究者さんの自伝が眩しすぎた。私はこんなスーパーウーマンになれない、そんな想いとそれでも背中を押される言葉に溢れた本を紹介しました。

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はち▷小さい動物の研究者。(⁠⁠オーディオテクニカ ATR2100x-USB⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠)

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サマリー

このエピソードでは、米澤文子先生の業績や、女性物理学者として直面する課題について語られています。また、ロールモデルの重要性や女性研究者の現状についても考察されています。スーパーウーマンとしての期待がどのように影響を与えるかについても触れられています。ポッドキャストでは、女性研究者の苦悩やそれを支えるロールモデルについて探求しています。伊沢先生の体験からは、結婚や母親としての役割が女性研究者に与える影響が伝えられ、強い女性の存在がどのように勇気を与えるかも示されています。女性研究者やそのロールモデルに関する複雑な感情や経験について語られ、特に母親になった女性の話が与える影響や考え方の重要性が強調されています。

米澤文子先生の紹介
サンテ、小さい動物の研究をしているはちです。この番組では、研究者として、ひよこ教員として、はたまた普通のララサーとして、私たちのさばいばる日記をお届けしています。
今回は、最近読んだ本がありまして、それをノート記事にしていたんですけど、なんかこれエピソードにもできるなと思ったので、ちょっとマイクを出してみました。
最近私、ライフプランとか研究キャリアのことを考えて、いろんな方の本とかエッセイを読んだりしているんですが、すごく感じるというか、
ちょっとどうしようかなって思うのが、スーパーウーマンの話が眩しすぎて辛くなるっていうのがあります。
皆さんどういう風にそういう話を感じたりとか考えたりしているのか気になったので、まずは私がどんなことを考えているのかを話してみようと思います。
きっかけになったのは、科学系ポッドキャストの日の企画です。
6月の科学系ポッドキャストの共通テーマ、米ということだったんですが、植物の研究をしていたりしないので難しいなぁと思っていましたし、
アメリカっていう意味の米っていうのもあると思うんですけど、その話もちょっと前にしたばっかりですし、どうしようかなと思ったところ、
ホスターのアメリカナイトゴールドさんから、ちょっとGPTに聞いてみてねっていう話があったので、そっかと思って、余計ではどんな話したらいいかなとGPTに聞いてみました。
するとですね、米という漢字がお名前にある女性研究者さんを紹介してくれました。
それが米澤文子先生です。
1938年生まれで、京都大学理学部で修士博士をとられて、京大基礎物理学研究所助教授を得て、慶応技術大学の教授を提灯されていました。
専攻は理論物理学、不規則系の理論研究者の第一人者です。
1996年から97年までは日本物理学会会長を務められ、いろいろな賞を受賞されているんですが、特に2005年にはロレアルユネスコ女性科学賞を受賞されています。
2019年の80歳の時点で高いされています。
本当に不勉強ながら私はこの先生を存じ上げていなかったのですが、経歴を見るだけでもうすごく溢れ出る優秀度はひどい。
ロールモデルと女性研究者の挑戦
やっぱり肩書きとしては日本物理学会での初の女性会長を務められたっていうところとかは、すごく物理学会でかっていうのもずっとするぐらいですし、
時代も1996年ということなので、もうすごい前ですよね。
すごい良いことだったんだろうなと思いますし、今でも多分物理学とかでは本当にまだまだ女性研究者が少ないと思うので、すごく知恵アップされた方も多いんじゃないかなと、経歴を見るだけでも感じていました。
米澤先生のことを調べていたんですが、一般向けの本がたくさん出版されていました。
何冊かパーッと読んでみて、一冊きちんと読み上げたので、その一冊を紹介したいと思います。
タイトルは、まず歩きだそう。女性物理学者として生きる。
岩波ジュニア新書になります。すごい薄い本で読みやすいです。
この本では幼少期から晩年までの米澤先生の人生について、ご本人の主観で綴られています。
はじめに書かれていたのは、この本を書いた理由と読者に伝えたいことということで、ロールモデルを提供することができるんじゃないかということで書いてみたいということ。
女性物理学者っていう、この女性っていうのは実はタイトルにつけるつもりは全然なかった。
私自身はあくまで物理学者で、たまたま女性だっただけっていう思いはあるけど、それを書かないというのも変なことなので書いたっていう感じで書かれていました。
本当にね、今もまだロールモデルは少ないねって話をポッドキャストでもどんどんしていますし、
本当に女性という肩書についての考え方も、本当に確かに別に女性であることを出したいわけではないけど、女性であるのも事実っていう、なんかこの考え方とかもいいなと思って読んでいきました。
でですね、幼少期のエピソードから晩年に至るまで先生の業績というか功績というのがすごすぎて、もうびっくりするぐらいです。
で、本当にすごかったんですけど、幼稚園ぐらいで記録が書かれていて、言葉はあまり知らなかったので、うまく質問はできなかったけど、こんなことを考えていた、こんな疑問があったと。
で最初に書かれていたのは、時間はいつ始まったのか、地球が回っているということは学んだ。
じゃあ、なぜこんなに大きい地球が回っているのに、突風が吹いていないのはおかしいっていう話とか。
あとは、難しい、8歳の時点ですけど、温度っていうものが大体理解できるようになってきたと。
で、至るものの温度を測っていたんだけど、無限に低い温度というのがあるんじゃないか。
絶対冷度という言葉は知らなかったけど、きっとあると思っていた。
英語が書かれていて、いやーって迷ってましたね。
たぶん、小さい子さんの率直な疑問っていうのは、面白い視点だなって思えるものだったりすると思うんですが、ちょっとなんかレベルが違う感じですよね。
で、高校から大学に行くっていう段階でも、本当に幼稚園児の頃からすごく勉強ができること、IQもすごく高かったということが書かれていましたし、高校生の時点では全国共通模式の数学で1位になったそうです。
現役で京都大学理学部に入学でいます。
女性が、その当時はですね、女性が大学に行くというのはまだまだ珍しいことではありつつも、ゼロではなかった時代のようです。
数学も得意だったし、数学も好きだったけど物理も興味があって、どっちに行こうかなっていう悩んだっていう話が書かれていました。
いくつになっても自分が女性であると意識したことっていうのは基本的にはないんだけど、少しだけ自分が女性だなと思えることで覚えていることがあるっていう風になって書かれていたエピソードがあります。
高校生の時のある教員に、男性より女性が劣っているっていうような発言をされてすごく傷ついたと。
その言葉はずっと忘れられなかったんだけど、卒業して30年後、卒業した高校での基調講演の時に、男性教員に再会することになって、
その男性教員からは、高校の時からようできる子やったと言われて、心の中で振り上げた拳があったけど、それをどうしていいかわからなくなったという風なエピソードが書かれていて、
女性の方が劣っているねっていう考えがいろんな方にあった時代なんだろうなぁとすごく思います。
そして、大学を卒業するくらいの年の1960年の時の話だったそうなんですが、大学に貼られている求人票を見て、どういう高校に就職しようかなって考えた時に、
その求人票には全て男性のみという文言があったそうです。
で、まあ、就職はできないということで進学しようかなとなったんですが、この男性のみの文言に対しては、これはあくまで進歩だとも綴られていました。
この時代の前までは、まず大学に女子学生、女性学生はいなかった。その文言自体は別に書く必要はなかったけど、女性がいるっていうところに進歩したので、
男性のみっていう文言がついたというふうに書かれていて、これが1960年の話で、男女雇用機会均等法は1985年に出ているので、
もっと後に女性も働いていきましょうっていうのが、いろいろあったと思うけど、プッシュされるような時代になっていた。
それまでは女性は初めから人間として数えられていなかったっていうような文言までもあって、
なんとなくそういう時代があったってことは聞いたことはもちろん私もあるんですけど、
意外と最近の話ですごいびっくりしてたし、やっぱり本当に社会って良い方向には変わってきているんだなぁっていうのも感じました。
学問と家庭の両立
で、朱子1年の時に雑魚先生は大学のサークルの先輩にプロポーズをされます。
プロポーズの言葉は一緒に生きていこうだったそうです。大学院に進学した先生は物理の研究もしたいし、でも子供もたくさん欲しいという夢もあったそうで、
でもこれはどちらかを選ぶしかない。でなり、物理学を取るということを選びました。
しかしですね、そのプロポーズした彼から返ってきた言葉は、物理と僕の奥さんとその両方を取ることをどうして考えないの?って言われたそうなんです。
そこでそっかと思って、その言葉で結婚を決意され、この時点で結婚されました。
この原件から先生の人生の中では欲しければ両方を選んで、それを両方するために自分で環境づくりをしていくっていうのがモットーになったそうです。
ここまでの話を聞いていると、すごく理解のある男性の旦那さんなのかなぁと思っていたんですが、なんかちょっと話がいろいろと続いています。
で、博士3年生の1月に第一子を出産されています。その3月に博士号を取得しています。
この詳細は特に書かれておらず、研究がどういう風に進んでいたかという話があったんですが、どうしてたんだろうなぁっていう感じです。
主旨の時点から既に論文をどんどんと出版されていたので、博士を取得するのにワーワーやっているっていう雰囲気ではなかったのかなと思います。
この第一子のゼロ歳児の時の育児の様子が、6時起床、7時半にゼロ歳児の娘と自宅を出発。
保育ママさんに娘を預ける。保育園自体に出てるわけではなかったみたいですね。
そこから2時間かけて電車で大学に行きます。
だいたい10時半ぐらいに着いて、4時頃まで研究をする。
で、その後2時間またかけて電車で家に帰ってきて、娘さんをピックアップして、買い物なんだろうをして帰宅。
7時ぐらいには帰宅するそうです。
で、食事とか洗濯とか、娘さんを寝かしつけとか、翌日の準備などなどをして、
23時過ぎに旦那さんが帰宅されて、旦那さんの多分お世話もして、旦那さんが寝た後、自分だけの時間になると。
で、この時間に論文を読んだりしていたというふうに書かれていました。すごいですよね。
あとその後にも書かれていたんですが、この時代は紙を持つとかがなかったみたいなので、本当に大変だったっていうことが書かれていました。
夫の言葉と自己認識
が、研究の時間も減らなかったし、論文が出るスピードも減らなかったっていうふうに書かれています。
で、ドクターを取った後、伊沢先生は協大の基礎研に子連れで赴任をされています。
その後旦那さんもすぐに大阪勤務になったので、家族3人で暮らしていました。
娘さんが1歳児になって保育園に預けられたが、そのぐらいの時期に第二子を妊娠します。
つわりで体調が悪くなり、夜娘を寝かしつけた後、机に向かう元気がない。
その状況を見た旦那さんからは、「君が勉強している姿を最近見なくなった。怠けてるんじゃないか?」と言われたそうです。
私ならこんなこと言われたら衝撃を受けて離婚してしまいそうなんですが、
伊沢先生にとってもすごく衝撃的な言葉だったようで、確かにこれは自分で選んだ人生なんだって気づいたそうです。
確かに彼はプロポーズで、両方取ればいい。物理もお嫁さんも母になるということも両方取ればいいって言われたけど、助けてあげるって言われたわけではない。
こんな辛辣な忠告をしてくれる人は夫以外にない。本当にありがたいと思った。って書かれていました。
もう、そんなもんなんですかね。
ちょっと悲しくなって聞いていました。
この流れである論文が紹介されていて、コール・ジョナサンダーが書いた1987年の論文で
Marriage, Motherhood, and Research Performance in Scienceというタイトルで、サイエンティフィック・アメリカンに出ている論文です。
チャットJPGによる概要を話すと、結婚や母親としての役割が女性研究者の出版、研究成果にどのように影響するかを検討した。
結論としては、結婚女性や母親である女性は未婚の女性研究者と比べて出版数に差は見られず、結婚や子育て自体が研究業績の低下を引き起こしているわけではないとしています。
この結果を受けて、夫の中では、子供が生まれても減ったのは自分の娯楽の時間であって、研究に使う時間は減らなかったし、アイディアも枯渇しなかったと書かれていました。
私はそんなことはないなって思ったし、自分の娯楽も時間を長くしたいなと思いましたし、
今は現在、すでに報告させていただいているんですが、現在妊娠中なのですが、明らかに今までのように脳が働いていないという状況、
体調が悪いという状況がありますし、私が怠けているだけなのかなと、ちょっと落ち込んでしまったところでした。
女性研究者の生産性と挑戦
やっぱりすごく気になったので、最近の論文も調べてみたいなと思って、ちょっと自分で調べるほど早くなかったので、GPTに聞いてみたんですが、
最近の論文では、母親の研究生産率には明確なペナルティが存在するというデータもいくつも出ています。
私がいる自然科学分野において、母親の研究生産性は父親に比べて著しく低下すると言われています。
これは出産後7年間にわたって母親となった女性と男性ですね、父親をその後の成果というのを追っているんですが、
母親は父親研究者と比較して、年間科学論文発表数が平均25%ポイント低下しています。
特にこの生産性の低下が最も大きく現れたのは、キャリア初期の研究者や遠隔勤務が難しい実験室中心、または臨床系分野に従事する母親たちということで、
私も一応、遠隔勤務が難しい実験系の研究者をしているので、やっぱりそうだよなぁと思いました。
これは2025年5月ですね、本当に最近出版された、どこからがタイトルなんだろう?
Publish or Procreate the Effects of Motherhood and Research Performance っていう論文です。
この前に出ている論文でも、やっぱり出産後版の成長率が低下するデータっていうのも出ています。
私としてはスピードダウンするのってすごく普通かなと思うし、そういうのが一般的に起こるものだって言ってもらえた方が気持ち的には楽だなと思いました。
ただし、それと同時に女性研究者がライフステージの影響でこの生産性が減少するということをどう実践していくのか、何か仕組みづくりでそれが変えられるのかということは進めていく必要があるとは思っています。
小沢先生の本の話に話を戻したいんですが、本の中でもっともっとスーパーウーマンぶりがすごすぎて、少なくとも私にとってはもはや劣等感でいたたまれなくなってくるような内容でもあって、
何か私がまだまだの研究者なのかなって思うのもあるし、ちょっとホルモンレベル、ホルモンバランス崩れてるのかなって思うし、でも私はやっぱこんな風になれないなって、自信がなくなってしまう感情もやっぱりどうしても出てきたんですが、最後まで読むとですね、衣装が変わりました。
本当にすごい人の言葉っていうのは、本当に背中押しててくれるような言葉でもあるんだなぁということを同時に思いました。
やっぱり人の話とか人の経験を自分がどうやってそこから学んでいくのかっていうのも多分大事なんだろうなぁと思っています。
で、あるエピソードが書かれていて、これはロレアル・ユネスコ賞の受賞式なんですが、ちょっとなんでそんなクールなことがあったかわかんないんですけど、ハーバード大学ローレンス・サマーズ学長が女性は科学に向いていないという信じられない差別発言を、多分その場でしたようです。直近でしていたそうです。
で、その言葉があった後に根沢先生は受賞式で登壇して、ご賞をいただいて受賞のスピーチをするっていう場になった時に、先生はですね、科学には直感と忍耐力が必須で、女性はその両方に引い出ているから、女性の方が科学に適しているっていう発言をしたそうです。
会場からは拍手喝采でしょうね。
こういう本当にね、強い女性がいてくれることに心強さを感じるようなエピソードだったんですが、帰国後この発言を他の男性、日本人の男性、研究者から責められたそうで。
私はその、今までずっと男性優位だという科学的根拠のない発言をひたすらしてきたであろう人が、なぜ女性がいきなり同じ発言をしただけなのに責めてくるのはどういうことなんだろうなぁと思ったりしてました。
そこを責められた梅田和先生は、あくまでアジテーション、ちょっと煽りとしていただけですよっていうふうに弁解をしたそうです。
やっぱりですね、人間の能力っていうのは、古本に書かれてたんですけど、性別で議論できるほど単純なものではないですし、
地球上にいる人間の中で半分は女性なので、科学の世界にも女性が半分いても当たり前だよねっていう、まあただそれだけなんじゃないっていう話があって、もう本当にその通りだなと思いました。
最後に梅田和先生のモットーが5つ記載されています。
1.自分の能力に限界を引かない。人間の底力は自分でも認識してないこともある。限界を決めてはダメだ。
女性はこうあるべきといった、それって内なる精神的なもので、そうやって自分の限界を決めてしまうことにも繋がる。
そういう固定概念みたいなものは自分の限界を決めてしまうことにも繋がるんだって。そういうのは良くなくって、地平線は遥か彼方にあって、そこを目指してもいいし、
地平線の遥か彼方のその先にもまた新たな世界が広がってたりするっていう、そういう大きく見ていくのが大事だよっていうことが書かれていました。
そして2つ目。まず歩き出す。何かを始めるのに取り越し苦労をしてはいけない。先延ばしにしてもいけない。人生はそんなに長くない。
3番目。目がいない。うだうだ悩んでも何も解決しない。そういうのが書かれていて、いや本当にすごい素直な言葉というかシンプルなワードですけど、
すごく背中を押してくれるようなことだなと思いましたし、私は結構行動力はあるけど、でも何かある時に結構最悪な事態を考えるタイプなので、
まあ確かに悩んでもしょうがないなぁと思ったりしています。そして4つ目。優先順位をつける。5つ目。集中力で勝負する。
これは育児関連のエピソードから、書かれ、をベースに、自分が大事にしてきたことだっていう風に書かれていたんですね。
エピソードの内容が強すぎて、そっちにバイアスされてしまっていたんですが、度合いとかそのやり方とかは何せよ、
女性研究者の経験と思い
この優先順位をつけるとか集中力で勝負するっていうのは、どんな物事に対してもとても重要なことだなと思ったので、
人の人生とか人の経験をどう考えて、どういうところを抽出して自分の糧にするというか、自分が使えるようなものとか、大事なものだなと思って記録しておくかっていうのがすごい大事だなと思って、
こうやって優先順位のこととか集中力のことっていう風に書かれると、そういうことかって思うし、ちょっとやってみようかなって思えたりするので、
なんかここまで読んでみて、やっぱすごく背中押してくれる本だなと思って読み終えました。
なんかそんな感じで、やっぱりどうしても女性研究者の話って、すごく有名な先生の話はやっぱりまだまだスーパー文腕話だと私は思っているんですね。
やっぱり母になった人の話とか聞くと、本当に強くて本当にすごくて、でもなんか今の自分にとってはそんなのできないって思うし、
若い時に見た時も、そんなのできないから子供なんて持ちたくないなって結構本気で思っていたので、
やっぱりいろんなロールモデルあるけど、そのがちょこちょこ出てくるようになったけど、なんかそれにすごい苦しめられている現状もあって、
でもやっぱり話によってはすごく励まされて、その人の話なのでその人が思ったこととか起きた経験をそのまま話せばいいともちろん思うんですよね。
だからロールモデルを出すのはただそれでいいんだけど、受け取る時とかにちょっと考え方をトレーニングしていろんな話を聞いたりとかすることが大事なのかなと思ったし、
これは無理だなって思ったら、無理だ無理だって思ってパッと手放すような考え方とかも結構いいんじゃないかなと思うし、
絶対その人にはなれないので、このロールモデル話を読んでずっとちょっと苦しかったりとかって思ってたんですけど、
私の受け取り方の問題も全然問題だったんだなってなってちょっとすっきりしたし、
自分が自分の人生を話す時にどういう形が最適なのかなっていうのもすごく悩ましかったんですけど、
受け取り側は受け取り側次第でいいっていう発想が得られたら、やっぱり素直に話すだけでいいのかなとも思えたりしました。
そんなことを伝わったかわからないですが話してみました。
本当にたくさん本があって、どれがいいですよって言うほどは読み込めてないんですけど、
すごい読みやすいと思うので、皆さんも興味があれば読んでみてください。
今日はそんな感じで終わりにします。
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ばいばい。
25:46

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