羊毛の洗浄と認識
お疲れ様です。羊飼いのまるおかです。
人と羊が繋がることをテーマに活動しております。よろしくお願いいたします。
今日は、この間の羊を洗う動画でいただいたコメントというか、質問の一つを取り上げてみようかなと思うんですけど、
面白いね。わからない人、知らない人、今まで羊に関わってなかった人、羊毛に触れてきてなかった人の目から見て、
そういうふうに感じてたんだというか、そういう視点なんだなというところが、なんか新たな発見というかね。
そういうところで、あれは何だったかな最初。羊を洗ってきれいになるでしょ。きれいになるところを見て、羊って本来こんな感じで白いんですねみたいなところから、
じゃあオーストラリアとかで暮らしているあの子たちはすごく汚れてるから暑そうですねみたいな話が出たんですよね。
僕らの認識だとオーストラリアとか海外の羊ってきれいなんですよ。
表面は汚れてるかもしれないけど、内側はめちゃめちゃきれいだから、すごいきれいだっていう認識なんです、私はね。
実際、オーストラリアは行ったことがあって、そこで羊も見たことあるけど、その時は私、羊そこまで別にっていうか、っていう感じだったから、
羊のイベントというかさ、犬が羊を追いかけてるショーを見せてもらって、距離感だったから、毛をかき分けてどうこうなんてしたことないからさ、
わかんないんだけど、実際には。ただ、いわゆる羊っていう感じでさ、たくさんいて、今の私の認識としたら、比較的向こうはきれいだよねっていう。
取れる羊毛を見ただけでね、そのきれいさってわかるんだけど、圧倒的にきれいだなっていうのは思ってるんです。
なので、知らない人からすると、やっぱりその汚れ、表面の汚れを見て汚いねって思っちゃうんだなっていうところ。
日本の羊は、日本の羊よりも海外の羊のほうがなんかすごい汚いイメージがあるみたいでさ、
ああ、そうなんやと思って、いろいろ答えてたんですよね。
いや、実はね、海外のほうがオーストラリアの羊たちのほうがきれいでね、日本のほうが実は汚いんだよっていう。
で、汚すぎてもう8割くらいは廃棄処分しちゃってるんですよねっていう話をしたんですよね。
日本の羊毛の品質
そうしたらね、またちょっとコメントを別の方から返ってきて、そうなんですねってちょっと驚いた表情なんですよね。
でも、私が知ってるその羊毛、日本の企業が作ってる羊毛はすごいきれいでゴミ一つ入ってないんですけど、
その海外のオーストラリアから仕入れた糸はすごいゴミ混じりの系統だったんですっていうのが、
なので日本のほうがすごい品質いいと思うんですけどみたいな感じのコメントがきて、
なるほどって思って。
そっか、そうなるわなっていうところで、
これさ、またちょっと視点が違うというかね、
そもそもで言うと、日本の企業が作ってる毛糸は国産の羊毛ではないっていうところがまず大前提ね。
それ海外のやつですよっていうところ。
オーストラリアの糸がどういうものなのかちょっと私分かんないんですけど、
ただ一つ言えるのは、ゴミが入ってたっていうところね、多分加担処理をしていないやつなんですよね。
なので地球に優しい糸だと思うんですよ。
逆に日本が糸にした羊毛、海外から来たものですけど、それは一旦、例えば中国とか寄って加担処理をして植物性のゴミを焼き落として、
その分ちょっと環境には悪いですよ。
羊毛にも負荷がかかってるので、きれいではあるけどっていう、そういう意図ですよね。
それを見てすごくきれいに整ってて、日本の方が品質がいいですよねみたいな。
海外のちょっとゴミが混ざってるようなやつはちょっと品質悪いですよね。
海外の羊さんは汚いイメージがあります?みたいな。
イベントのお知らせとまとめ
なんかそういう認識なんだなっていうのが、あーと思って。
僕だったら加担処理していない、ちょっとゴミが混ざってるような糸。
それこそヨーロッパのツイートとかって、加担処理せずに作られてるっていうところで、
ちょっとゴミというか狂雑物、羊たちが食べた草とか、
そういったものの破片がちょっと混ざってたりとか、
たくさん混ざってるってことはそうそうないと思うんだけど、
よーく目を凝らしてみると、あ、ここに入ってるねみたいな。
そういうレベルのものだと思うんですけど、
それが入ってた方が、私はすごい羊っぽいというか羊毛らしいというか、
むしろ愛着が湧くというかね。
そういう意味でも結構いい糸なんだけどなって思ったけど、
やっぱ分かんないっていうか知らない人の目からすると、
ただのゴミだからさ。
それに愛着を持つなんてことはまずないよね。
ないよねー。そうだよねー。
これどうしようかなと思って、まだ返してないんだけど、
コメント返してないんだけど、
でもまぁ、そっかーと思って。
なんか、そうだなー。
なんかイクラコもあるかもしれないけど、
なんか、そうだなー。
なんかイクラコワーワーワーワー周りで言ったとしても、
やっぱその商品を手に取った人は、
その商品、系統から得られる情報しかないわけなので、
それだけを見て判断するってなると、
やっぱそうなっちゃうのも分からんくもないなーと思って。
別にね、何の悪気もないじゃないですか。
とはいえ情報を取らないとダメでしょ?みたいなことにも全くならないし、
どうしたもんかなっていうところかなー。
まぁちょっとやんわりと、
やんわりとね、お答えしようかなとも思うんだけど、
加担処理とかね、環境に良いとか悪いとか、
まぁそれもあるけど、
本来はそういうもんですよっていうところが、
分かってもらえると嬉しいかもしれないですよね。
少なくとも加担処理っていうのは、
あるべきではないかなと思います。
加担処理をしなくても良い方向に向かうべきなのは間違いないと思います。
加担処理をしなくても良い方向に向かうべきなのは間違いないので、
綺麗さを求めるカバーをかければ良いとかそういう話でもなくてね。
ある程度の汚れは落とした方が良いかもしれないけど、
落とすことができない強雑物とかそういったものは、
まぁ程度にもよるけど、完璧100%入ってませんみたいなそういうのは、
あまり求めすぎない方が良いとは思うからさ。
むしろそれが味になるっていう感じね。
そういうものの方が良いじゃないですか。
同じ既製品だとしてもオリジナル感があるというかね。
そんな感じに思ってもらえると嬉しいなっていうところかな。
その辺をちょっと紹介してみると良いのかな。
あれかな、日本の国産羊毛の糸も出てるじゃないですか。
あれってどうなのか、多分ちょこちょこ混ざってたりすると思うからね。
そういう糸を手に取ってもらってどう思うかかな。
こういう背景で作られた糸ですっていう。
それに対してどう思うかできっと変わってくるような気もしますね。
ということで今日は、
ちょっと普段とは違う角度からのコメントというか問い合わせというか質問が来たので、
それについてちょっとお話しさせていただきたいと思います。
お問い合わせというか質問が来たので、
それについて逆に学ばされるというか気づきを得られたというかね。
そんなようなお話でございました。
最後にちょっと宣伝をすると、
11月の8、9日、愛知県日清市にある愛知牧場でシープデザインフェスティバルが行われます。
私は牧場の羊たちの原毛を並べて、
みんなにも触ってもらおうかなと。
とにかく触ってもらおうかなというところをやりたいなと思っているので、
ぜひぜひ遊びに来てください。
国産羊毛の糸とかフェルトだとかね、
いろんなグッズやら、作品やら、顔の見える、名前のわかる糸を使った作品とか、
たくさん並ぶと思いますので、ぜひぜひ遊びに来てください。
たぶん1日では回りきれないぐらい充実したイベントになると思いますので、
ぜひ2日かけて満喫してもらえると嬉しいです。
はい、ということで今日は以上です。
ではでは。