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2023-09-12 25:20

国産羊毛が使われない理由

洗えない、藁ゴミがつきやすい、そして飼育する側の意識にも問題がある。そんなお話です🌱🐑


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🔻ひつじフェスタ🔻
2023年11月3日〜5日 愛知県日進市 愛知牧場
https://instagram.com/hituji_festa?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA==

🔻羊からはじまる糸ものがたり🔻
2023年10月4日〜9日 愛知県名古屋市
星が丘テラス WEST 2F イベントスペースHACO
https://www.hitujikai-no-ito.com/hosigao

#ひつじ #羊 #繋がり #牧場 #編み物 #手仕事 #羊毛 #ウール

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はい、おはようございます。羊飼いの丸岡です。
今日もですね、人と羊を繋げるお話をしていきたいかなと思っております。
えーとですね、何を今日は話そうかな。
前回が、私と羊との繋がり、立ち位置というかね。
私は飼育員で、羊は一位、飼育する動物さんだったわけで。
で、その子たちをお客様にね、動物、羊ってこういう生き物だよっていうのを伝えていく立場の人です、というお話をした気がします。
違ったらごめんなさい。
で、そこから人と羊を繋げようということに着目して動き始めたわけなんだけれど。
そこに行くまでのね、その過程というか、現状、そうなる前がね、どういう状態だったのっていうのをちょっとお伝えしておこうかなと思います。
それこそ今の国産羊毛の現状ってどうなってるの?みたいな。そこもお伝えした方がいいかなと思うので、その辺をちょっと簡単にですけど、お伝えできたらなと思っております。
これの話はね、ちょっと難しいんだけどね、言葉を選ばなきゃいけなかったりとかいろいろあったりはするので、あくまでこれは私個人の意見です。
私から見た、今の国産羊毛、羊の現状というかね、そんなお話をしていけたらなと思っております。
最初に結論からお話すると、今の国産羊毛とか日本の羊っていうのは基本的にお肉が主流です。なので羊毛っていうのはほとんど使われていません。
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ほぼほぼ廃棄処分しているっていうのが現状です。
なので私たち日本で出回っているウール製品、セーターとかそういったものは、ほとんどが海外から輸入した、ニュージーランドとかオーストラリアとか向こうの羊さんから取った毛を輸入して、それを使っていると。
国産の羊毛っていうのは今どうなっているかというと、今日本に2万頭ぐらいいるそうです。
毎年羊っていうのは毛刈りをしなきゃいけないので、自然と抜けるってことがないので毎年毛を刈り落とすわけなんですけれど。
基本的には羊毛を使うことはないので、お肉として育てているわけなので、羊毛は必要がないから毛刈り落とすみたいなね、そんな作業をずっとしてきていたわけなんですけれど。
1頭から毎年2キロぐらい羊毛が取れるわけなんだけど、それが2万頭なので40トンぐらいですか、それぐらいの羊毛が毎年出るわけです。
で、これが実際9割ぐらいは廃棄処分かな、今だと。1割ぐらいは今いろいろと活用する道が増えてきてはいるので生かされてはいるんだけど、それでもまだほとんどの羊の毛は使われていないと。
というのが現状。そうなんですと。
で、どうして羊の毛が使われていないのかというところなんですけれど、国産羊毛っていうのはどうしても飼育環境が一番大きいのかな。
海外とかだと結構広い土地に放牧したりして、年中ね、放牧したりして密で飼うっていうことがあんまりないそうなんですよね。
ちょっと僕実際海外に行って現場を見たわけではないので、あんまり勝手なことは言えないんだけど、その資料とか見たりとかするとね、まあそりゃ汚れとかゴミとかつきづらいだろうなっていうような感じで飼育してますね。
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で、日本だとどうしても社外、羊小屋をね、まあ大きい羊小屋があったとしても、その中にぎゅうぎゅう詰めで羊を飼わなきゃいけなかったりとか、雨が降ったり雪が降ったりするときはずっとその中でね、過ごさなきゃいけなかったりすると。
で、そんな中、そこで餌を与えたりすると、まあ餌っていうのが干し草、草を乾燥させたものをたくさん与えるんですけれど、まあそれがね、食べているときに、まあ他の羊の体についたりとか、汚れを移しあったりとか、まあ中には走り回って、
小仲間って、小羊が飛び跳ねて、羊の上に乗って、大運動会をしたりするわけなんで、そんなときにね、どんどん羊毛がやっぱ汚れていきやすいんだよね。
なので、まあそういった汚れがどうしても日本の場合は多くついてしまうと。で、それを洗えばいいわけなんだよね。結局その汚れっていうのも洗い落としてしまえばちゃんと使えるんです。
ただそれが洗えなくなってしまったっていうのが一番大きな要因だと言われています。
で、その洗えなくなった理由っていうのが、まあ要するに羊毛っていうね、その動物性の繊維を、その中に含まれたワラゴミとか汚れとか植物性のゴミを落とすという方法があるので、加担処理って言うんだけど、
植物だけが綺麗に落ちて、羊毛、ウールだけが残る、そういうお薬を使うわけですよ。薬品を使うのね。
で、それが、昔は日本でもやってたそうです。20年以上前かな、やってたそうなんだけど、もう今はそれができませんと、やってはいけませんと言われています。
それはやっぱり環境に負担をかけてしまうと。その薬を使って、薬品を使うことによって、それで綺麗に羊毛が使えるとしても、それで環境に負担をかけてしまう。
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そこから出てくる排気汚水だね。それが環境に負担をかけてしまうから、これを続けると良くないよねっていうので、洗う工場っていうのがなくなってしまったというのが大きな原因と言われています。
なので洗うことができなかった羊毛は、本当は使いたいけど、洗えないから、もうどうすることもできない。毎年2万頭の羊が40トンの毛を薬品なしで綺麗に洗うなんてことはもうとってもじゃないけど、無理ですよと。
すごい膨大な人手がかかってしまうし、そこまでしなくても海外からそもそも綺麗な羊毛がたくさん手に入ると。比較的そっちのほうが安く手に入る。
であれば、海外の方を仕入れる方に力が向いていくのかなと。国産羊毛は無理に使わないで、そのまま土に返して自然に返しちゃう。
使いやすい海外の羊毛を使って作っていこうという流れが今の現状かなと。
国産羊毛は使いたくても使えていないというのが現状としてあります。
それがしばらく続いてしまったわけなので、飼育する側としても羊毛は売れないしお金にならないし邪魔なものみたいな扱いを受けている牧場さんもちらほらあります。
そんな中、僕はその立場的にお客さんに子どもたちに羊の毛を毛刈りをするところを見せながら、羊っていうのは毎年毛を生やしてくれて、
それを私たちがいただいて、寒い冬を越すために服にしているんだよと。私たちが寒い冬を越すことができるのは、羊たちがいるからなんだよと。
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羊のおかげで僕たち人は高な生活を送ることができているんだよみたいなことを、昔の自分は言ってたわけです。
言っている裏で実際何があったかというと、刈り取った毛を使うこともできず、洗うこともできず、どうすることもできず、排気処分を私もしてた。
なので、そこをまずどうすればいいのかっていうところから、僕は始まったのかな。
そうだね。それは5年前ぐらい。5年前ぐらいです。
どうやって、自分がお客さんに、子供たちに、いくら羊の毛を使って服になるんだよみたいなことを伝えたとしても、
やっぱね、何も届いてないというか、響いてないというか、今の子たちって結構知ってるのね。それぐらいのことは。
常識っていうのかな。絵本に載ってたりするのかな。羊の毛何になるか知ってるって言ったら、知ってるっていう子たちはほとんど、ほとんどです。
そんな中、自分がいくらこれが服になるんだよって言ったところで、みんな、うん、だよね、知ってるよみたいな感じだったのね。
僕もそれ以上のことは何も知らないから、それ以上何も言えないし、伝えれないし、
実際自分の羊の毛は裏では廃棄処分してるし、服になってないし、そんな時期が10年以上続いていたので、
そこをやってる側として、僕はすごく心苦しいというか、情けないかな。情けないっていう感覚が一番合うぴったりかなって思うんだけど、
これは自分がその羊を飼ってる理由ってあるのかなぐらいのね、自分がこうやって人とお客さんに羊を伝えなきゃいけない立場の自分が何も伝えられてないなっていうところが、
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やっぱりね、うーん、これじゃいかんなと。
思ってもやっぱり周りはみんなそういう感じだし、それが当たり前だよねみたいな。
誰に参考になる人も誰もいないし、みんな廃棄処分してたし、みんな本当に使いたいけどどうすることもできないよねって、
なくなくみんな廃棄処分してたっていう中だったので、
本当に右も左も何もわからない状態で、5年前にちょっともうこれはどうにかしなきゃいけないっていうので、
よしと。
自分の育てた羊の毛ぐらいはなんとか形になるようにしようと決意をして動き始めたわけですね。
結構、結構昔のような感じがするけど、まだ5年前ぐらいだったね。
羊がね、私たち人との関わりっていうのはおよそ1万年前から、それぐらい昔からずっと歩んできた、共に歩んできた中なので、
ここに来て急にね、人と羊の関係性がズバッと分断されるというかね、
繋がりがない、関わりの薄い、そんな間柄になってしまったっていうのがすごく寂しいよね、悲しいよねっていうところがあるので、
私はそこも含めてね、ちゃんと羊毛を大事に使えるように、羊のことをもっと身近に感じてもらえるような、そういった活動をこれからも続けていきたいと思っております。
ということで、また続きのお話は、また今度お話ししようかなと思っております。
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そうだね、じゃあ最後にまたちょっとお知らせをしておきたいと思います。
まずは10月の4日から9日、6日間、愛知県の名古屋市にある星が丘テラスさんのところで、
私が育てた羊から飼い取った羊毛を使って、それぞれ羊と繋がっている作家さんがいますので、
その方たちと一緒に羊毛の作品、帽子とか手袋とかマフラーとか毛糸だったり、いろんな羊毛の作品が並ぶので、それの展示販売を行います。
特徴としてはやっぱり羊一頭一頭で作られているものがほとんどなので、
このマフラーは三崎ちゃんですとか、この帽子は奏ちゃんですとか、奏ちゃんの毛でできてますとか、
ウール100%っていうのではなくて、三崎100%、奏100%、ゴンちゃん100%みたいな、そういった作品が並びますので、
ぜひぜひ手に取って、結構羊によって糸の太さとか変わってくるので、肌触り全然違います。
柔らかさも全然違うので、自分に合う、私のマフラーみたいな感じで。
私はこの羊ちゃん結構相性は合うので、そんな羊ちゃんと出会えるといいかなと思いますので、
ぜひぜひ羊とつながっていただきたいので、そういった場所を今度の10月の4日から9日、
星が丘テラスさんのところで行いますので、ぜひお越しください。
詳細の方は概要欄に載せておきたいと思います。
インスタグラムがあるので、そこに違う、インスタグラムじゃないな、ホームページかな、
ホームページの方に載せておきますので、確認してみてください。
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もう一つが、11月の3日から5日、愛知牧場でやります羊フェスタを開催します。
これは今回で第6回目になるのかな。
毎年毎年、会を重ねるごとにたくさんの方が集まっていただいて、
結構羊毛好きの方とか糸を紡いだりとか、手芸が好きな方が集まる場所になりつつあります。
ありがたいことにね。
当日は羊の毛刈りとかシープドッグとか、そういったイベントごともありますし、
ラム肉とか羊のお肉を美味しくいただけるようなお店も並びますし、
もちろんその羊毛の作品ね、帽子とかマフラーとか、
誰々ちゃんの糸っていうのが並びますので、ぜひお越しいただきたいんですが、
それと同じぐらい、ぜひ来てほしいのが、
ずっとやっぱりこういう羊毛に関わる手仕事をされている方って、
なかなか近くに同じような趣味を持っている方とか、
結構その、編み物とかだと結構広くされている方いるかと思うんだけど、
糸紡ぎとかしている方とか、なかなかいなかったりしますよね。
糸車持っている人なんて、そうそう出会えないので、
そういった方がこの羊フェスタにはたくさん集まります。
イベント中、いろんなところで多分糸車見かけます。
糸車を持って参加される方が結構いるので、
ほんとちょっと私と紡いでるんだけど、
ずっと一人で紡いでて、なかなかお話が合う人と出会えないっていう方、
もしいたらぜひ来てほしいです。
みんな仲間を求めている方ほんと多いので、
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そういった方々が出会える場所として最近なりつつあるので、
そこがすごく僕としても嬉しいなと思っていますので、
ぜひね、糸車は持ってきても持ってこなくて手ぶらでももちろんいいので、
ぜひ顔を出していただきたいなと、みんなに会いに来ていただきたいなと思っておりますので、
ぜひぜひお越しください。
こちらはインスタグラムがあるのでそちらのリンク先を載せておきますので、
よかったら見てみてください。
イベントの前回の様子とか見ることができると思うので、
ぜひぜひ覗いてみてください。
ということで、今日のお話はこれでおしまいです。
ではでは。
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