2025-05-01 26:41

#1432. 教えて khelf 会長! --- 「米語」と「挨拶」をめぐって

▼パーソナリティ,堀田隆一(ほったりゅういち)の詳しいプロフィールはこちらの note 記事よりどうぞ.


- https://note.com/chariderryu/n/na772fcace491


▼heldio のビデオポッドキャスト版を Spotify で始めていますので,そちらのフォローもよろしくお願いします.


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- 創刊号(2024年10月28日):https://note.com/helwa/n/ne2b999d5af72

- 第2号(2024年11月28日):https://note.com/helwa/n/n94e9d9a74706

- 第3号(2024年12月28日):https://note.com/helwa/n/na7394ab1dc4c

- 第4号(2025年1月28日):https://note.com/helwa/n/nb6229eebe391


▼2024年12月30日に『英語史新聞』第11号がウェブ発行されています.


khelf(慶應英語史フォーラム)による『英語史新聞』第11号がウェブ公開されています.こちらよりアクセスしてください


- 第11号:https://keio.box.com/s/kk0jss15l22pz1rpuysa0ys4nkpc3lwr


第11号公開については,khelf 公式ツイッターアカウント @khelf_keio (https://x.com/khelf_keio) を通じても案内しています.

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- 第1位 「#1219. 「はじめての古英語」第10弾 with 小河舜さん&まさにゃん --- 「英語史ライヴ2024」より」 https://voicy.jp/channel/1950/6049608

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- 第3位 「#1139. イディオムとイディオム化 --- 秋元実治先生との対談 with 小河舜さん」 https://voicy.jp/channel/1950/1298775

- 詳しくは hellog 記事「#5645. リスナー投票による heldio 2024年第3四半期のランキング」をどうぞ http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/2024-10-10-1.html をどうぞ


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英語史の古典的名著 Baugh, Albert C. and Thomas Cable. *A History of the English Language*. 6th ed. London: Routledge, 2013. のオンライン講座です.毎回1セクションンずつゆっくりと進んでいき,内容について縦横無尽にコメントしていきます.シリーズについて自由にご意見,ご感想,ご質問をください.皆さんで議論しながら読んでいきましょう.1回200円です.

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3. また,収益の一部は,Voicy 以外でのhel活をさらに拡大・発展させるための原資とします.


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以上,よろしくお願いいたします.

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おはようございます。英語の歴史の研究者、言語地理学の研究者、ヘログ英語詩ブログの管理者、 そして英語のなぜに答える、初めての英語詩の著者のホッタリウイチです。
英語の語源が身につくラジオheldio。英語詩をお茶の間に思っとうに、英語の歴史の面白さを伝え、 裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は5月1日、木曜日です。5月になりました。もうあっという間ですね。 ゴールデンウィークと言っても、今回はですね、ちょっと飛び飛びだったりするので、あまり都合が良くないという方も多いのではないかと思いますが、
5月になりました。まだ爽やかですが、これからどんどん暑くなっていくんでしょうね。 皆さん、ご体調にお気をつけください。
さて本日なんですけれども、教えて!ケルフ会長、 米語と挨拶をめぐってと題しまして、これ久々のシリーズですね。
ケルフ会長の青木ヒカルさんを招いてですね、 招いてと言いますか、授業後にですね、
空いている院生の皆さん、集まってくださいということで呼びかけましたら、 ケルフ会長、そして副会長の木原桃子さん、そして平会員の藤原文也さんとですね、
4人で話すことになりまして、ちょうど4月に大学学部生よりたくさんの英語に関する素朴な疑問、英語に限らないんですけれども、
広く集めまして、ストックがあったんですね。 この中から1、2問を選びまして、
4人でじっくりと語ろうという、そんな企画を立てました。 素朴な疑問1000本乗っくんですと、私が八次早に答えていくということになるんですが、
本当はですね、一つ一つじっくりと語りたいという話題もたくさんあったりするんですよね。 ということで、教えて!ケルフ会長のシリーズでは、むしろですね、
一つ二つという少ない問題についてじっくりと語り合おうではないかと、そんな趣旨でですね、 今回も集まって収録した次第です。
選んだ話題はなかなか深いです。 なぜ、米語と言わないのか。
英語と言い続けていますが、英語と言えばだってアメリカでしょ、という発想でいけば、 米語の方がふさわしいんではないかという考え方ありますよね。
これについてどう考えるか、これを4人でまともに議論しました。 そして2問目はですね、挨拶に関するひどい話題ですね。
英語では例えばグッドモーニングと言いますけれども、 日本語ではおはようというふうに、おそらく背後にある発想がだいぶ異なるわけですよね。
03:08
これについてつらつらと語ってみました。 雑談に近いようでありながらいろいろと考えるヒント、散りばめられているんではないかなと思いますので、
肩の荷は下ろしつつですね、皆さんも同じ問題に向き合って考えてみていただければと思うんですね。
それでは2チャプターに分けて議論しておりますので、じっくりとお聞きいただければと思います。
それではどうぞ!
おはようございます。
おはようございます。
本日はKERFのメンバーとですね、4人でまた何か収録しようということでですね、
大学生から寄せられてきた素朴な疑問をたくさん、年度始めなんで集めてるんですが、
そこで今ここに4人いるんですけどもね、議論できそうなところをですね、一つピックアップしてちょっと議論してみようということですが、
今日いるメンバーを改めて紹介してください。
はい、そろそろ喉が枯れておりますが、会長の青木です。よろしくお願いします。
副会長の木原です。よろしくお願いします。
普通の会員の藤原です。よろしくお願いします。
これあの一つのお題について割と複数名でじっくりと語るみたいなことって今まで実はKERF会長、教えてKERF会長というシリーズでやってるんで、
事実上それなんですけれども、私は今日声の都合でメインになれないということなんで、
ちょっと喋れないので、助けていただきながら。
事実上の教えてKERF会長的な問題で、
この問題、多少話せるかな?みたいな感じで4人で合意が取れたんで、本当に話せるかわかんないんですが、ちょっと言ってみたいと思いますね。
大学生から寄せられた質問なんですけど、
英語ってなんで米語じゃなくて英語なんですか?っていう呼び方の問題ですかね。
これ日本語での表現、米語とか英語なんですけど、
それこそ英語でもイングリッシュじゃなくて、なんでアメリカンじゃなくてイングリッシュなんですか?みたいな問題に近いですかね。
これ我々イングリッシュって聞き慣れちゃってるんで、言い慣れちゃってるんで違和感ないですけど、確かによくよく見ると、
我々現代に生まれて、これ質問者は大学生ですから、20歳ぐらい。
当然英語って言うとまず結びつくのはアメリカですよね。
歴史を勉強してイギリスからなんだよみたいのは、わかったとしてもイメージとして英語の入りって、
日本の英語教育もやっぱりアメリカンの発音とかスペリングとかが基本になってる感はありますよね。
06:08
そうするとまず最初に結びつく国っていうのはアメリカであるっていうのは、もう紛れもない事実っていうか現代の日本において。
なので、米語に変えちゃってもいいんじゃないですかぐらいの感じなんでしょうかね。現実的にはっていう。
なぜその歴史的な用語であるイングリッシュにこだわるのかみたいな、そういうあれですかね。
米語って言うと結構特殊な文脈でやっぱりアメリカ英語を指す時に使う感じですよね。
そうですね。確かに。そういう意味では2文字で済むし日本語だとすごく便利ですよね。
その場合じゃあ英語は多義的になり得るってことですか。全部ひっくるめた英語っていうのとブリティッシュイングリッシュを指すみたいな。
ただ英語と言ってブリティッシュイングリッシュを指すことはあんまりないですよね。
イギリス英語って言いますよね。
アメリカだけは特別に米語って言うとそういう響きがあるっていうことにはなってますよね。確かにあんまり気づいてなかったですけど、
そうすると米語って言っちゃうと日本語ではもうそっちの意味がついちゃってるので、アメリカで話される方言の英語みたいな、そうなりにくいみたいなところはあるかもしれないですね。
なるほどね。
これ言語名って変わったりするんですかね。例えばイギリスが優勢だったのがアメリカの方が今強い優勢でしょっていう発想からなんでアメリカンって言わないのとか米語って言わないのみたいな問題意識だと思うんですけど、
言語名ってどうですかね。あんまりちょこちょこは変わらない。
基本的には変わらないと思いますけど、やっぱり政治的な背景とかでいじるっていうのはありますよね。
ありますよね。今までも例があって、まさにこの話題だとノア・ウェブスターが出た時には1828年にデッカイウェブスターの辞書を出したアメリカ人で愛国主義者なんですが、
彼はだから序文でアメリカンと呼びたいぐらいの勢いでアメリカンタングみたいなね言っていて、イングリッシュっていうのは使いたくないわけじゃないしタイトルにイングリッシュって入ってるんでもうそれしょうがないんだけどやっぱりあの気持ちとしてはこれアメリカンタングなんだみたいに言いたいっていうところはあったので実現しなかった一般化しなかったけれどもこの発想自体は
なので質問をくれた学生のみならず150年ぐらい前の、もうちょっと前か200年ぐらい前のウェブスターも発想として持ってたので全然馬鹿らしい話題ではなくむしろ重いんですよね
まあだから日本語の方で見てもなぜこう英語ではなくて米語っていうのか言わないのかっていう英語で英語って言って米語とは言わないのかっていう疑問もあるし英語側の方でもなぜイングリッシュなのかアメリカンと言わないのかっていう問題だから2つの言語で同じ問題がありますよね
09:17
この世界の言語で英語のことをアメリカ語っていう言語がじゃあ果たして存在するのかっていう問題も
そうですねだからウェブスターが主張してそれをアメリカ人が受け入れて呼び名も含めてアメリカンって言うんだっていうふうにで例えば憲法なんかに法律なんかに明記したら2つの言語っていうことになるんじゃないですかね
その代表となるそのバックについている国がもうそういう取り決めだって決めちゃった以上を他とやかく言えないっていうかとやかく言うのはイギリスぐらいで
例えば日本みたいな第三国だとそう言ってるのねって認めるしかない感じじゃないですかね
日本語はまあそういう問題を抱えたことは多分ないですよね
お隣のだから一番コリアンは何と呼ぶのか問題っていうのはなかなかね重い問題になっていますしあと旧ユー語のクローチャー語
セルビア語っていうのはどうなんだとかあったりしますが英語はそこまで仲違いしていないっていうかね
英米両国が
まあ結局ラベル付けでしかないのでそのラベルをどうつけるかって言った時にやっぱり政治的な思想が絡んでくるっていう
それでねもし問題がないんだったら今まで通りのその歴史的な呼び方をそのまま続けちゃうかもしれないけどっていうところですよね
そうですね20世紀前半にアメリカ英語の歴史を書いたジャーナリストのメンケンっていう人がいるんですけど
タイ部のアメリカ英語の歴史を書いたんですよ
この人ジャーナリストで学者じゃないんである意味言いたいことを言えるっていう立場なので
これはアメリカンラングリッジっていうことを言って今後アメリカンとブリティッシュは別れていくっていう予言したんですよ初版で
で非常によく読まれたんであの無くなる直前の第何版か最後の版ではあの初版で言ったの間違えてました
やっぱり一つの言語のままですね
変説したみたいなのがあるんですが最初はだからアメリカンという言い方を好んで
であの二つの英語に分かれていくだろうということで
メンケンは初めてイングリッシュを複数形で作った今のワードイングリッシュの流れの表現上の先駆けがメンケンなんですよ
この人はかなりアメリカにこだわっていた人で多分アメリカに持ってきたかったんだと思うんですね
まあだけどさすがに世論を変えることはできずということで
だからこれ場合によっては場合によってですよねこういうのも
12:03
もしかしたらそれで政治的にイギリスからもっと離れようとかってなればアメリカンって言ってたかもしれないし
そしたらね日本語の米語って言い方だってアメリカ英語を指すものじゃなくて本当にアメリカの言語として使ってた可能性はありますよね
そうですね
だから類例としてあの
ブラジルのポルトガル語
ブラジリアンポルチュギーズっていうのが普通なんですかね
要するにアメリカ英語みたいな言い方で基本はポルチュギーズと言うけど
ブラジルのだよみたいな言い方なんだけど
これもですねやっぱりあの議会にかけられて名前ね
ブラジリアンにしようみたいな盛り上がったナショナリズムが盛り上がった時代にはそういう議論があったんだけど
さすがになんか通らないっていうか
半数は通らないで今もまだやっぱりポルチュギーズはポルチュギーズ
ブラジリアンのみたいな形容詞で言っていて
ブラジリアンという言語名は採択しなかったということがあって
だからアメリカとブラジルでは失敗してるっていうか
新たな名前を作ろうっていう人が出たんだけど
まあ世論には受け入れられなかったって感じなんですかね
これ逆に成功した例って何ですかね
近代になってそういう議会とかでねちゃんとケツを取って
どうなんだろう
近代の
それこそもうなんか政治が
ボスニアとかそうかな
ボスニアってだから急に現れたんですよ
あのユーゴンが解体して
であのボスニアがボスニアンと言うと言ったんで
認めざるを得なくなってみたいな
2問目も行ってみましょうか
質問具を眺めていまして
この辺が目に留まったんですけど
こんな質問を寄せられました
グッドモーニングやグッドナイトの他
ハーバーグッデーのように
相手の良い1日を願う意味での挨拶が多い
英語では多いっていうことだと思うんですが
まあこれはなぜかっていうことでしょうかね
確かに何か当たり前で
これ覚えてるんで意識しなかったですけど
まあ日本語はちょっと違うとこから来てますよね
おはようございますか
起きた時間早いっていう時間を示すって感じなのかな
こんにちははこんにちはご機嫌よろしいとか
なんかお日柄もよく
お日柄もよくだとなんかちょっと
グッドモーニングとかに近い
お日柄ってだけど天気
農業とかですかね
農業ねなるほど
でお休みは休んでですね
休めだから
良い夜とか良い朝みたいな言い方は
あんまり確かにしないかもしれないですね
ありますかね
地方によって日本語でもあるのかな
こんばんはってどう
こんばんはだから
15:02
あのお日柄もよく
相手の体調を気遣って
英語とか西洋全体に言えるのかな
やっぱりハーバーグッデーとかウィッシュとかね
I wish you a good morningみたいなものの省略なんで
相手に祈願するみたいな
これやっぱキリスト教の影響なんですかね
相手に神のご加護みたいな感じで
やっぱり祈る相手に祈ってあげるみたいな
日本語の場合
例えばお日柄よろしいもそうだし
良い朝ですねなんて言ったとしたら
これ2人とも共有している
良い朝みたいなイメージじゃないですかね
だけど理屈上は英語は
I wish you a good morningなんで
相手に祈願するみたいな感じがある気がしませんかね
意識の向き方が相手にとって
良い1日でありますようにみたいな
日本なんかそのイメージないですよね
そうですね
今どうですかみたいなのが
めちゃくちゃ短絡的だねある意味
それこそ関西の新規域とかいうの
もう刈りますかとか
今はもう書いてますか
調子どうですかっていうことですね
まあだけどHow are youとかね
How do you doみたいのはやっぱり近いよね
今どうですかとか
相手の体調を伺ったりとか
やっぱり一般的
意外とよく使うけど
Good morningみたいなのは
Wishだから
祈願だっていうのは気づかれないかもしれないですね
フレーズで覚えちゃってるんで
なるほどね
Have a good dayか
挨拶ですね
GoodbyeはGod be with youか
だからそれもそうじゃね
日本語はさようならば
これにて失礼みたいな感じなんで
ですよね
じゃあみたいな
ほんならって感じだよね
すごいいい加減だね
さようなら
あとなんだ
Helloってなんだっけ語源
Helloっていうのは
要するにもしもしとか
日本語のもしもしも何
もしもしはなんだっけ
なんか聞いたことあるんですね
何でしたっけ
Helloっていうのはだから
単なる呼びかけの
漢答詞みたいなとこから始まってるんですかね
何か意味があるというよりは挨拶か
ネット情報で申し訳ないですけど
日本語語源辞典だと
なんか申すっていうので
申し申し
そうだそうだ
かなっていうのが言われてますね
だから電話のね
最初にできたときに
何で応答するかをいくつか
なんか試して
その申し申しあたりが定着したっていう
18:01
申すか申すですね
申し申しとかね
あと挨拶何ありますかね
まああと典型ありがとうか
ありがとうはありがたい話ですっていう
It's very rareってことですよね
なのでメトニミー的に
ということは感謝してるってことですよ
みたいな
で関西大きにですよね
大きになんなんですか
大きに感謝しております
どうなんですかね
Very muchでしょ
Thank youが省略されて
英語のThank youは
だからかなり直接的ですよね
I thank youだから
Thank you
基本はやっぱり感謝ですよね
いただきますとかごちそうさまは
言わないですからね
結構独特だなと
ずっと前から日本語で思ってるんですけど
日本語のこの習慣が
そうですね
我々だから言わないと
ちょっと気持ち悪いんですけど
あのやっぱり海外なんかで言うと
もうなんとなく始まっちゃうんですよね
ちょっと気持ち悪さがあるような
仕切りましょうよみたいな
だからごちそうさまもあんまないですね
日本語はですね
食材とか命に感謝みたいな思想があるから
多分いい
向こうは神に感謝だから
神様に祈るぐらいですかね
そうですね
祈りはありますよね
経験な家庭だとね
挨拶ね
挨拶から広げられます
挨拶の言語学とかね
これはまあ語用論とか
ホライトネスとか
ホライトネスなんか変わりますよね
確かにだからただそのgood morningでも
日本語のおはようとは役割が違うとか
よく言われるのが
朝会って
人仕切り話して別れる時も
good morningって言える
つまりさよならぐらいの役になるんだけど
意味的にI wish you a good morningだから
午前中に会ってこの午前中
例えばなんかイベントがあると聞いたら
頑張ってねみたいな意味で
I wish you a good morning
言えるわけだよね英語だと
だから日本語だと
別れる時おはようって言えない
絶対言えないですもんね
だからgood morningの意味合いが
本質的に違うってことですよね
だからさよならに対応しちゃうことがあるんですよね
英語のgood morningとか
日本人多分使えなさそうですよね
good dayなんかやっぱあると思うんですよね
その日をよくお過ごしくださいみたいに
言うので使えないし
ちょっと気持ち悪さがあるかもしれないですね
慣れないと
だからただの決まり文句として出てくる
フレーズという以上に
21:01
やっぱりちょっと意味合いが祈願の意味とか
あったりはするのかなっていう
御用的な役割がそれなりにある
だから使われる表現の背後には
実はその社会文化的な価値観の違いとか
ホライトネスの違い
御用論的な違いっていうのが
実は潜んでるかもしれないっていう
小英語あたりでも
普通にgood nightとかgood dayって
ちょうど藤原くんと我々で
LINEスタンプ作ったじゃん
でご日読とか適当にやったんだけど
本当にこれは言ってるのかは
検証していないっていうかそんなにね
あんまりなんか挨拶で
良い朝をとか言ってるイメージはないですよね
前このメンバーでも論文読んだし
このヘルディにも語ってるんだけど
つまりごめんなさいに相当するものが
出てこないっていう小英語には
ごめんなさいも挨拶の一種だとすると
日本語のごめんなさいはごめんこむる
ごめんくださいですよね
あのご容赦くださいみたいな感じですよね
小英語にはそれに相当するものがなくって
みたいな議論があって
だとね問題含みの論文とも読めるんだけど
面白い議論だったと思うんですけどね
そもそも小英語と挨拶って
だからあんまりね
だからベオールのファットとかはあるけど
あれ別に挨拶はある
ただの感動詞
そんなにねローとか
そういうのあるけど挨拶というか
いきなり呼びかけから始まってるようなイメージが
なんとか王様みたいな感じから始まって
呼びかけがちょっと役割としては
やっぱポライトネスと関係するんでね
どういう表現で目的を
ポライトネスを達成するかみたいなのは
まあ確かに言語によってとか時代によって
バリエーションはあり得るかなっていう気はしてきましたけどね
挨拶か
映画の翻訳とかでも
ちょっと挨拶部分見比べてみたいですよね
そうですね
お互い訳せないこととか結構あるんですよね
それこそね井上って先生のあった言うので
いただきますとか言う時
口は動いてるのに日本のアニメで
英語では別に何も言語化されない
面白いよ
しょうがないよね
ないよね
I'll eatとか言えないもんね
普通言わないしとかありますよね
挨拶で10分持つことができました
エンディングです
今日も最後まで放送を聞いていただきまして
ありがとうございました
いかがでしたでしょうか
ゲルフメンバーとの4人での楽しい議論でした
なぜ英語と呼ぶのか
24:01
米語ではないのか
これは社会言語学上の重要な話題なんですね
これ当たり前のことではないんですよ
1回議論して良い問題だなと思ってたんですが
今回ですね
こういう形で話し合うことができて
よかったと思います
そして2つ目は日英対象言語学
と言うべき話題なんですが
他の言語ではどうなのかな
など含めますと
結構大きな問題になりますよね
挨拶というのは
いわゆる決まり文句なんですが
それ自体には語源がありますし
背景があるわけですよね
なのでどういう意味で朝の挨拶を交わすのか
この辺口をついて出てくるといえども
その背後には文化的背景がきっとあるんだろうなと
改めて考えさせられました
皆さんもですね
この挨拶問題っていうのは
なかなか面白いと思いますね
そして今回取り上げられなかったんですが
ていうか私が知らなかったもので
ということなんですが
日本各地にもですね
方言によっていろいろな挨拶の仕方
あるんではないかなと疑われるんですよね
おはようとかありがとうとかごめんなさい
こういった各方言で特有の言い方ありましたら
ぜひ教えていただければと思います
そして最後の最後に
映画の字幕翻訳という話題が出ましたけれども
そもそも挨拶というのは
翻訳可能なんでしょうかね
極めて語用論的なテーマとして
面白い話題だと思いました
ぜひ皆さんのコメントお待ちしております
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全てに目を通しておりますので
ふるってコメントご投稿ください
日曜日にはコメント返しの会を設けておりますので
そちらでも反応していきたいと思います
それでは今日も皆さんにとって
良い1日になりますように
英語子研究者のほったりうちがお届けしました
また明日
26:41

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