大人になればわかるの理不尽さ
こんにちは、hattoです。私たちは家族の絆をより濃く、より強くをコンセプトに夫婦でお店をやっています。
この番組では、ものづくりの裏側や家族と向き合う日々についてお話ししています。 今日は、大人になればわかるっていう言葉について考えてみたいと思います。
子供の頃に親に言われたことって、大人になってもずっと引っかかってたりすることがあると思うんですけど、そんな感じのお話をしてみたいと思います。
子供の頃に、皆さん言われたことないですかね、なんか大人になったらわかるとか、親になったらわかるとかっていうセリフ、私はすごいよく言われたんですね。
例えば、5時に帰ってきなさいとか、このテレビは見ちゃダメとか、
なんかそういう感じのことを言われて、なんでって聞いたら、ちゃんとしたはっきりした答えが返ってこないんですよね。
で、最後には大人になればわかるよとか、親になったらわかるわとかって言われるんですね。
で、当時の私も小学生とか子供の頃の私は何も言えずに、ただ黙って聞くしかなくて、でもあれって別に納得してたわけじゃなくて、
どうせそれ以上言っても聞いてもらえないっていう諦めだったりとか、あとは反論できるほどの言葉を持ってなかったんだと思うんですね。
だから、ただずっともやもやを抱えたまま、その場が過ぎるのを待つしかなかったっていうことだと思うんです。
でも大人になって、あの時親はこういう意味で言ってたんだなって思うっていう話ってよくあるじゃないですか。
もしかしたらそれは自分を心配して言ってくれてたことなのかもしれない。
ただ、その大人になってからわかったからって、あの時の小さかった自分が報われるわけじゃないっていうのが私の正直な気持ちなんですね。
納得できなかったとか、理不尽に感じたとか、そういう気持ちって別に今わかったからって何にも消えないんです。
むしろ今更わかってもどうにもできないっていう感覚が残ると思うんですね。
大人になればわかるっていう言葉って、結局その目の前のその子に伝えるのを諦めたっていうことなんじゃないかなって思ってるんです。
親としてのコミュニケーション
どんなに正しいことを言っていても、伝わってなければ意味はないと思うんですね。
だから私は息子には絶対大人になればわかるとか、親になればわかるっていう言葉は言わないでおこうっていうふうに決めてます。
もちろん感情的になって怒っちゃうこととか多々あるんですけど、でも伝える努力を放棄しないっていうか、そういうことはちょっと意識してるかなと思います。
もしその場でうまく伝えることができなくても、時間を置いてからもう一度話してみるとか、なんかそういうふうな工夫をしながら向き合っているかなって思います。
今の幼い子供にわかるように話すっていうのは結構時間もかかるし根気もいるんだけど、
その時間が子供との信頼っていうのを作っていくんじゃないかなっていうふうに感じます。
大人になればわかるっていうそのセリフって言う側は結構楽だと思うんですね。
でも言われた側って何にも残らない。
だからなんか子供時代の私に必要だったのは、わかるように伝えてくれる大人だったなっていうふうに今になって思うんですけど、
それが、なんかそういう思いを息子にさせたくないっていうのと、息子にとってそのちゃんとわかるように伝えてくれる大人っていうのは、親である私たちでいたいなっていうふうに思います。
はい今日は大人になればわかるっていう言葉についてちょっとお話をしてみました。
今日も最後まで聞いてくださってありがとうございました。
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ではまたハットでした。
