ニッキー・ホプキンスのドキュメンタリー
おはようございます。蜜のあじ子です。
先日、あるミュージシャンのドキュメンタリー映画を見てきました。タイトルは、「セッションマン〜ローリングストーンズに愛された男〜」
特にローリングストーンズに詳しいわけでもない私が、
この映画を見ながら思い出したことを話してみようと思います。
今回のテーマは、音階と香り。
ニッキー・ホプキンス。
彼は、セッションマンというその名の通り、
いろんなバンドのバックミュージシャンとして愛されたキーボーディスト、ピアニスト。
60年代から70年代にかけて、ローリングストーンズ、ザ・フー、キンクス、そしてビートルズが解散して、
それぞれのソロアルバムに参加した天才キーボーディスト。
なんで私がこの映画を観に行ったかというと、
とあるミュージシャンが、音楽好きには見てほしいという話をしていたからです。
その話を聞いて、早速調べてみると、ミニシアターでしか公開していない。
もちろん大阪でも一箇所だけ。
そして、その週末で終演するかもしれない。
なんて言われると、余計見たくなって行ってきました。
私もドンビシャの世代ではないので、特にストーンズやビートルズに詳しいわけではないんですが、
見に来ていたのは、ちょっと上の世代の男性ばっかり。
要は、おじさんたちに囲まれての鑑賞です。
これ映画館あるあるなんですけど、私の前だけ座高が高い人が来るのは、あれは何でしょうね。
まあ幸いそんなに混んでる上映ではなかったので、一個隣の席にずれて鑑賞してきました。
映画はインタビューのみのドキュメンタリー。
彼のライブ映像はほとんど残っていないんですが、たった一度撮られたインタビュー映像がこの映画のメインです。
冒頭からローリングストーンズのキース・リーチャーズやミック・ジャガーが出てきて、
彼がいかにすごかったか、みんなに愛されたか、というのを話しています。
その中で興味深かったのは、今現在いろんなバンドのプロデューサーをしてる人やバックバンドのピアニストたちが、
このフレーズがこんな感じだからかっこいいんだよね、とか、ニッキーはこういうフレーズをよく弾いてたよね、とかっていうのを、
実際ピアノを弾きながら解説してくれます。
私こういうのが大好きで、普段何気なく聴いていた曲にそんな秘密があったんだ、とかって、ちょっと得した気分になりますよね。
プロってすごい。
ギターがメインのロックバンドに、鍵盤がメインで入ってる曲がたくさんあることに、今さらながら気づきました。
映画のBGMで流れてた曲で、はっ!これもかぁ、って思った1曲は、ローリングストーンズのShe's a Rainbow。
きっと知ってる曲だと思うので、検索して聴いてみてください。
残念ながら、このニッキー・ホプキンスは、1994年、持病のクローン病が悪化して、50歳という若さで亡くなります。
亡くなって30年後に、こんなドキュメンタリーとして世界中に知られるとは、きっと本人も予想していなかったと思います。
そんな天才ミュージシャンを見ながら思い出したのは、音を香りで表現した化学者、セプティマス・ピエス。
香階の理論
香りの揮発速度と音階を対比させて、香階というのを発表してます。
香りの階段と書いて香階。
もともと香りを表す表現は、音楽用語がよく使われてるんですが、
このピエスは、揮発性の高い香りは高い音に、揮発性が低く持続する香りは低い音に、という感じで、
48種類の香料を音符に当てはめて音階のように並べました。
ピアノの鍵盤で言うと、真ん中のドがローズ、レはバイオレット、ミはアカシアミモザ、という感じです。
この香階を使うと、音のように香りも調和すると言われてます。
例えば、ドミソ、Cのコードだと、ローズ、ミモザ、ネロリ、明るくて甘い香りができそうです。
コードGだと、ソシレ、ネロリ、スペアミント、ベルガモット、すっきりとした香りができそうです。
ピエスの香階では、半音、つまりピアノの黒鍵の部分がないのが残念なんですが、
音と香りのセッション、いつか試してみたいなと思います。
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お相手は、蜜のあじ子でした。
今日は、雨予報だったのに、お日様が出てきました。
現在の時刻、朝7時27分、8時の配信に間に合わせます。