宝塚の花としてのすみれ
こんばんは、蜜のあじ子です。
前回、宝塚かわいい!で終わってしまったのを
リスナーのウシワカさんに突っ込まれたので、 今日は、ちゃんと香りの話をしようと思います。
本当はね、宝塚にまつわる香りの話をしたかったんですよ。
ただ、かわいすぎた。 ベルばら。
というわけで、 今回のテーマは、
すみれの砂糖漬け。 宝塚を象徴する花といえば、すみれ。
季節は春なので、今触れるのはちょっと、とは思っていたんですが、
宝塚に行くと、この曲が流れてました。
「すみれの花咲く頃」 宝塚歌劇団のオリジナルの曲だと、ずっと思ってたんですが、
そうじゃないんですね。 しかも、原題は、
「再び白いライラックが咲いたら」という曲なんですって。
いや、ライラックだし、白い花だし。 って、つっこみたくはなったんですが、
すみれといえば、紫色した小さな花。 このすみれの花の砂糖漬けを最近見たので、
なんなら食べたので、ちょっと話しておきたくなりました。
定期的にアフタヌーンティーを食べに行く、ヌン活をしているのですが、
先日、京都にある、マダムドリュックというショコラティエ。チョコレート屋さんのアフタヌーンティーに行ってきました。
ここがとっても素敵だったんですが、すみれの砂糖漬けを使ったゼリーが出てきたんです。
砂糖漬けにするのは、ニオイスミレと呼ばれる品種。
すみれっていうと、三色すみれなんかが日本では、園芸用としてよく売られてますが、
このニオイスミレは、本当に紫色した、かわいい小さなお花です。
種や根っこに神経毒のピオリンという物質が含まれていて、
ヨーロッパでは古くから薬草として、
咳止めや消炎剤、目薬として使われてきたそうです。
お花の方は、化粧品、ハーブティー、ワイン、そしてさっき言った砂糖漬け、お菓子、
さまざまなものに使われてきた歴史があります。
私が最初に食べたのはキャンディーだったんですが、
小さなキャンディー一粒口に入れただけで、びっくりするぐらいいい香りがするんです。
その後、砂糖漬けで有名なデメルなんかで買ってみたりしたんですが、
最近お値段が高騰してて、
先日行ったマダムドリュックさんでも100グラム、4500円を超えてました。
というわけで、なかなか手が出ない、このすみれの砂糖漬け、香りも気になりますよね。
スミレの香りと香水
香水業界では、このスミレの香り、
バラやジャスミンと同じく欠かせない香りです。
私も香水講座を行うときには、バイオレット調というカテゴリーを作って、
ブレンドすることがあります。
バイオレット、その名の通りスミレのことなんですが、
スミレの精油、これもなかなか手には入らないです。
そこで使うのは、ニオイスミレの葉っぱからとった精油、バイオレットリーフです。
この香り、これだけで香水として成立するような、おーはーなーって香りがします。
精油の色も特徴的です。
スミレ色ではないんですが、とっても深くきれいなブルーグリーンです。
そうそう、香水講座を開くきっかけになったのも、この精油だったりするんですけど、
一緒に働いてたスタッフが、「このにおい、どうしても苦手なんです。
買っちゃったけど、使えないので、あじ子さん使ってください。」
ということで、香水講座に使うことにしたんですが、
生徒さんには毎回人気で、小さなボトルに詰め替えて持っていくんですけど、
足りなくなることもしばしば。
確かに強いお花の香りは、好き嫌いが分かれるところかもしれません。
スミレの花の香り成分は、イオノンと呼ばれるケトンの仲間。
香り成分に含まれるケトンというのは、神経に対する毒性であったり、
あとはほんのちょっと入っているだけでも、その香りを決定づける特徴成分と言われたり、
面白い性質があるので、いつかゆっくり話したいなぁと思って、
前にケトンについてどんな話をしたかなぁと、
リッスンの文字起こし検索をしてみたんですが、
私以外の方はほとんどケトンのダイエットについて話してました。
そのあたり、いつか深掘りしたいなぁと思ってます。
宝塚、スミレの花、砂糖漬け、デメル、オーストリア、マリー・アントネット、ベルばら、
分かる人には、この連想ゲーム伝わったんじゃないかと思います。
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お相手は蜜のあじ子でした。
すみれの砂糖漬け、ゼリーにするととっても綺麗なブルーでした。