シナモンの紹介
こんばんは、蜜のあじ子です。
なんか急に寒くない?
先週半袖着てたのに、
今日、上着いるよね。
で、この急激な寒さ。
私まだ、金木犀見れてないんですけどね。
秋どこ行った?
早くも冬の気配。
ちょっと暖かくなるスパイス第2弾。
今回のテーマは、
シナモン以前ご紹介した、
正倉院のお宝、蘭奢待。
この香りのカードを、
リスナーでもある朔夜さんが送ってくれました。
現在、東京の上野の森美術館で開催されてる、
正倉院 THE SHOW。
この香りのカード、
大阪では売ってなかったんですよ。
会場でしかお試しできなかった香りを、
カードにしたものが、東京のみで販売されて、
えーって悲しんでると、
手に入ったよということで、
送ってくださったんです。
朔夜さん、どうもありがとうございます。
もったいなくて、まだ開けられてないんですが、
開けた方に聞くと、
どうやらシナモンの香りが強いよ、
というような情報が流れてきてます。
なぜシナモン?
だってシナモンも木だもん。
シナモンは、クスノキ科の木の皮を、
乾燥させたスパイスです。
パウダーのイメージがあるかもしれませんが、
くるくるっと巻いてあるシナモンスティックを見たことがある。
あとは、お料理になんか木が入ってるぞ、
という経験をした方もいるかもしれません。
カレーを煮込むときに余裕があれば、
前回話した月桂樹と一緒に、
このシナモンスティックも煮込んでます。
流通しているシナモンには、いくつか種類があって、
まずはスリランカやインドでとれるセイロンシナモン。
繊細で上品な香りが特徴で、
お菓子や紅茶の香りづけに使われてます。
その一方、香りがかなり強くって、
ちょっとお値段も安くて、
漢方薬やしっかりとした香りづけに使われるのが、
シナモンの健康効果
中国原産のカッシア。
樹皮も使われるんですが、
このカッシアの根っこを削いだものを、
日本ではニッキと呼んでます。
もともとは漢字表記の肉桂、
お肉の肉に桂川の桂という字。
このニッキ、辛いことでもおなじみです。
日本では江戸時代から、
お菓子や飲料水、あめちゃんなんかにも使われてます。
八ッ橋やニッキ水、今でもおなじみです。
甘くスパイシーな香り、主成分はシンナムアルデヒド。
嗅覚を刺激して胃腸の働きを高めてくれ、
消化促進作用があると言われてます。
胃腸薬や食後のデザートに使われるのも納得。
さらに、冷え性対策の強い味方としても注目されてます。
手足の毛細血管の血流改善。
いくつか論文も出てるようなんですが、
毛細血管の壁の傷を修復してくれる作用なんかがあるようですよ。
それから、お肌のシワやくすみ、ぬけ毛の予防にも期待できるらしい。
こんなにいいことだらけですが、苦手な人も多いのが、このシナモンの香り。
私はシナモンロールも大好きだし、
リンゴとシナモンなんて合わないわけないじゃない?って思ってる口なんですが、
アップルパイになんでシナモンかかってるの?とか、
八ツ橋なんて食べるもんじゃない?なんて声が聞こえてきたり、残念な気もしますが、
アレルギーを持ってる人も結構いるようなので、無理強いはしません。
シナモンの精油も手に入れることはできます。
ただし、シンナムアルデヒドは皮膚刺激が強い成分です。
特にシナモンバーク、バークというのは樹皮から取った精油。
これは本当に刺激が強いので、肌にはつけないようにしていただきたい。
結構ね、ビリッてするっていう方もいるぐらい強いです。
穏やかなシナモンの香りがお好きであれば、スパイスとしても精油としてもシナモンリーフの方がおすすめ。
ただし、インド産のシナモンリーフ、ベイリーフと呼ばれることがあります。
紛らわしいんですが、前回話した月桂樹もベイリーフと呼ぶことがあります。
生の葉っぱだと見わけ方は簡単。葉脈が枝分かれしていれば月桂樹。
縦にまっすぐ走っていればシナモンです。
これからの寒い季節、コーヒーや紅茶のお供のスイーツ、そしてドリンクそのものにもシナモンをちょっと。
心温まる甘くてスパイシーな香りです。
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お相手は蜜のあじ子でした。
今回のアートワーク、グラニー・スミスのアップルパイです。
常に7、8種類のアップルパイを置いている大好きなお店です。
おすすめ。
