英語力の鍵
こんにちは、英語指導メンタリストのはじめ先生です。このチャンネルでは、思考を変えることによって、英語力と人生を劇的に好転させる秘訣についてお伝えしています。
今日のテーマは、英語が話せる人と話せない人の違いは➕➕化というお話です。
今、僕は5日間の英語の勉強会というかセミナーを行っていて、今日が3日目になります。
暗記ゼロでも英語力が伸びるマジック5日間チャレンジというタイトルなんですけれども、その中で1日目はですね、脳科学とか認知科学とか心理学に基づいて、
なぜ英語が苦手になってしまうのか、勉強したのに英語を話せないという状態が作られるのかというね、そんなお話をしたんですけれども、
英語を話せる人と話せない人と何が違うと思いますかね。
これは、うちの英会話スクールに来られるお客さんが最も多く口にする言葉を考えると、そこに凝縮されているような気がするんですよね。
皆さん、その言葉は何だと思いますか。それはね、何て言えばいいのか分からないとかね、パッと出てこないとかね、そんな感じの言葉なんですよね。
多分皆さんも同じように感じているんじゃないかと思います。何か英語で話そうと思った時に出てこないというところだと思うんですよね。
で、じゃあ何て言えばいいのかというと、答えみたいなものを知ると、え、なんかそんな簡単でよかったんだとかね、確かにそうだよね、みたいになることが多かったり。
あるいはね、面白いんですけど、紙に向かって鉛筆を持つと書けるとかね、そういうのがあったりするんですよね。
まあこれはやっぱりね、学校で紙に書いて英作文するっていうね、ことをやっていたからなんでしょうけれども。
それができるのになんでパッと出ないのか、そこちょっと不思議だと思いません。
で、まあ結果学から言うとこれは何かというとね、やっぱりその学校とかで学んだ記憶が使える状態になってないということなんですね。
個人的な体験
で、使える状態の記憶って何て言うかというと、procedural memory、和訳すると手続記憶って言うんですけど、あんまり聞いたことがない言葉かもしれないですね。
まあこれ一体どういうことかっていうと、その複数のタスクがセットになって記憶されている状態っていうことなんですよね。
まだちょっとよくわからないと思いますけれども、別の例で例えて言うとですね、よくあるのは自転車に乗るとかね、あるいはそのキーボードのブラインドタッチとかね、お箸の使い方とかもそうなんですけど、
結局、ある動作が無意識にできるようになるまで反復したものをですね、反復することによって無意識にできるようになっている、そういう記憶がprocedural memoryというものなんですよ。
英語学習とちょっと違うんですけど、僕の個人的な体験からお話をすると、うちの娘たちがちっちゃい頃ですね、音楽教室に通い始めてピアノをね、習い始めたんですよね。
うちにも必要だろうということで、最初はね、電子ピアノを買ったりして、やらせてて、そのうちにちゃんとしたピアノが欲しいということで、アップライトのピアノを買ったんですよね。
うちにピアノが来たというのは、僕はこれ経験上初めてだったんですよね。僕は生まれが男の子ばっかりの家で育ったので、家にピアノがあった経験なんかないんですけど。
初めてピアノがうちに来て、ちょっと面白そうだなって思ったんですよね。
それで、娘たちがどんどん上手になっていくのを見て、じゃあ僕もできるかなと思ってピアノを弾きたいなと思ったんですよ。
普通はそこからね、みんなやるんだったら、たぶん一から勉強すると思うんですけど、僕は勉強は嫌いなわけですよ。
とにかく嫌いなのをできればすぐに弾けるようになりたいと思うわけですよね。
それで僕が何をやったかというと、別にピアノを誰かから習うとかではなく、YouTubeを見始めて、YouTubeで指の動きをそのまま真似るというところから始めたんですよね。
普通に言えば絶対遠回りみたいに思われると思うんですけど、僕が最初に選んだのは
ベイトーベンの月光って曲がありますよね。
あれが弾けるといいかなと思った。ちょっとかっこいいかなと思ったんですよね。
しかもちょっとゆっくりっぽいし、これならいけるんじゃないかと思ってやり始めたんですよね。全くピアノズブの素人ですよ。
それでYouTubeを見ながらですね、この指がここにあって、この指がここにあって、最初は本当にたんたんたんたんたん、3つだけ練習してみたんです。
それをちょっとずつ進めていきながらやっていって、指に覚えさせていくんですよね。
結局丸々1年ぐらいかかったかな、もうちょっとかかったかな。
でも1年以内にできたのかな。ベイトーベンの月光が弾けるようになってですね。
もちろん僕、譜面が全く読めないんですけれども、指の動きだけ覚えたという感じですね。
そこまでできたらですね、次はですね、いろんな有名なピアニストの演奏を聴いてですね、
ある人はここを強く弾いている、ある人はここを弱く弾いている、ある人はこんな風なテンポで弾いているとかですね。
それを聴いてですね、自分好みの感じにしていくわけですね。
で、じゃあ弱い音を出すにはどうしたらいいかというと、最初の頃の指ってピーンと伸びちゃってたりしてね、やはり音がね、柔らかい音が出ないんですよね。
だから指の使い方、指の形を、手の形を変えるわけですよ。
指がピーンと伸びたんじゃなくて、軽く物を掴んでいるような指先にしていくとかいうことをやったりとかですね。
手首の返し方とかね、それはちょっとYouTubeとか見てね、柔らかい音の出し方とかですね、研究するわけですけど。
で、だんだんいわゆるタッチというものを覚えるようになってくるわけですね。
で、そこで今度はですね、そこに情感みたいなものを入れていく感じになるんですよ。
この場面ではすごく消え入りそうな悲しい雰囲気で、ある場面ではガンガンと強くいって心に響くようにするとかね、そんなことをやるんですよね。
で、それで今、1曲弾けるようになって、まあまあじゃないかなぐらいのレベルにはね、そういう内容になったんです。
で、これによってベートーベンの月光を弾ける人に見事に慣れたわけですね。
もうこの1芸しかないんですけど、それでもできるようになったと。
記憶の仕組み
言ってみれば僕の勉強、アンキーも勉強も全然しないでね、ピアノをある程度弾けるようになったっていうような話なんですけれども。
で、これで面白いのがね、弾いている最中にちょっと引っかかったりしますよね。ちょっと久々にやると。
で、引っかかっちゃった時にそこをもう一回弾き直そうと思うと、なんかできないんですよ。
あれ?えっとって、まあそもそも楽譜とかで覚えてないんで、どうやってやるんだっけってね、忘れちゃうんですよね。
で、そうなったらどうするかというと、ちょっとね、前に戻ったりすると、まあある区切れ目のところから戻ったりするとできたりするんですよね。
これってね、だから手続き記憶になってるんですよ。あるフレーズの音楽と指の動きがセットになってるから、その途中だけ抜き出してもね、うまくできないみたいな感じですね。
で、これ皆さん絶対経験あると思うんだけど、英語で今日何曜日って言った時にパッと出てこない人ってね、大体ね、サンデマンデ、チュースデイ、ウェンズデイ、タースデイとかの歌を言わなきゃいけないとかね。
あるいはそのアルファベットの何々の前は何ですかみたいなことになると、やっぱりABCDEFGって歌わないとできないみたいなことってありますね。
そういうのが手続き記憶と言われるものなんですけど、セットになってるからバラバラにしようと思っても、なんかうまく思い出せないとか、うまく出てこないとかっていうのがあると思うんですよね。
英語のレッスンなんかしててもね、あのよくあるのは、単語の過去分析が出てこないってことってよくあるんですよね。
過去分析っていうのはright,wrote,writtenのwrittenであったりとかね、takenのtakenであったりなんですけど、
例えばその英語のレッスンで、私はタコスを食べたことがありませんっていう英文を作ろうと思ったときに、
これは現在完了形っていうのを使うんですけど、I have eaten、食べたことがないんだったら、I have never eaten tacosとかね、
なるんだけどそのeatenが出てこないんでしょうね。何だっけ何だっけってなる。その時に、eat, ateって言ってあげるとeatenって出てくるんですよ。
で、これはeat, ate, eatenっていうのが中学校の時とかにめちゃめちゃ反復されていると、そこがその、ただ単に文字の記憶ではなく、そのリズムとして体に刻まれているんですよね。
eat, ate, eatenって、だから2人が4、2,3が6とかって相当同じ、あれも手続き記憶になっているわけですけれども、
eat, ate, eatenならばスルッと出てくるけど、実際に自分が文章で食べたことがあるって言った時に、
I have eatenって言うと出てこないのはなぜかって言うと、I have eatenが手続化されてないからなんですよ。
で、手続化されてない時ってどうやるかって言うと、その場で作る感じになりますよね。
I have eatenとなんだったっけな、eatの過去分詞形だからeat, ate, eatenで、eatenかみたいな感じで、
I have eaten, I have, じゃあ食べたことないんだからneverだ、I have never eaten tacosみたいな感じの、
実際にこういう喋り方に、I have never eatenみたいな、こういう感じになりやすいんですよね。
これは要するに自分の知識を引き出して作っている感じなんですけど、私たち日本語を喋る時にこういう風に喋ってないですよね。
もうすべて手続化されていて、パパパパパと出していると思うんですけど、それはやっぱりアウトプット、
I have never eaten, I have never 過去分詞で、食べたことがないってことを、やっぱり自分がどれだけ言ってるかってことになると思うんですけど、
だから頭で英語を作るんじゃないっていうのをよく聞いたことあると思いますけど、
過去形の疑問文ってあればdid youとかね、その前にwhyつけたらwhy did youとかね、
あるいはwhereつけたらwhere did youとかね、what did youとか、そういうブロックにして、そこが一つの手続きになっていくわけですよね。
だからそういう、いかに手続き記憶を増やしていくか、その手続き記憶というのは、やっぱりこれは知識じゃないんですよ、やっぱり技能なんですね。
口に出して、その時の感情とかですね、実際の意味みたいなものも染み込ませていくということが必要なんで、
絶対こういうのはアウトプットが必要になってくると思いますけども、
だから英語を伸ばした人は絶対に手続き記憶を作るということを意識してみるといいんじゃないかなと思いました。
思い出学習の提案
ということでね、今日が3日目、day 3になります。
今日はいよいよですね、暗記ではない思い出学習という話をします。
私がかねがねですね、単語本を使った暗記を推奨しない理由、これをですね、今日はバッチリお伝えしたいと思いますので、
興味のある方はですね、概要欄のURLからお申し込みください。
ちょっと少しだけ増席しましたので、あとまあほんの数人なら入れると思います。
興味のある方はぜひお申し込みいただければと思います。
というわけで、今日も聞いていただいてありがとうございました。
このチャンネルではですね、英語のお悩み、人生のお悩み、ビジネスのお悩みをレターで募集しております。
レターで送っていただいたお悩みに関しましては、この放送の中でお答えしたいと思っております。
また、個人セッション、個人鑑定、個人相談はLINE公式アカウントからお申し込みください。
OK, that's it for today. Thank you for listening, and have a great day.