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こんにちは、英語指導メンタリストのはじめ先生です。
このチャンネルでは、思考を変えることによって、英語力と人生を劇的に好転させる秘訣についてお伝えしています。
今日のテーマは【アニソンの日】
アニソンが番組名を連呼しなくなったのは何故か、というお話です。
最近のアニソンは、普通にアーティストが楽曲を提供していて、その作品のイメージに合わせた内容になっていたりするんですけれども、
番組名とかキャラクター名を連呼しなくなりましたよね。
しなくなりましたよね、というか、もう当にそうだよ、という方の方が多いのかもしれないですね、若い方が多いと。
私のような昭和世代のものにしてみると、そこに大きな変化があったなと思うわけですよ。
昭和のアニソンといったら、とにかく番組名とかキャラクター名の連呼、これでもかというくらいあるわけじゃないですか。
例えば、宇宙戦艦ヤマトとか、ガンダム、ガンダムとかですね。何でもそうですよね。
ひたすら番組名とかキャラクター名を連呼する時代があったんですけど、それがいつしか変わって、
今、キャラクター名というのはプリキュアぐらいじゃないのかなと思うんですけど、どうでしょうか。
それがいつ頃変わったのかなというのを、僕はさっきから考えていたんですよ。
僕は男子なので、男子が見ていたアニソンというと、結構やっぱりロボットアニメ系が多いんですよ。
そのロボットアニメ系でも、我々50代半ばぐらいになったと、いわゆるファーストガンダム世代なんですけど、
土曜日の夕方5時半ぐらいにやっていた、サンライズが作ったアニメですよ。
あの辺でちょっと振り返ってみたら、あれ、この辺りからそういえば変わってきたよねというのがあるんですよね。
アニソンの歴史をひも解いてみると、本当にですね、昭和40年代、50年代くらいのアニメというと、
完全懲悪者が多くてですね、正義の味方が悪をやっつけるみたいなのが多いんですよね。
で、その中で勇ましいテーマソングと共にですね、
そのキャラクターの名前であるとか番組の名前が連呼されるということが多かったわけですよ。
例えばね、デビルマンとかだったら、あれは誰だ、誰だ、誰だ、あれはデビル、デビルマン、デビルマンと、
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いきなり登場人物の名前からザーッと出るじゃないですか。そんな感じでしたよね。
で、そのぐらい古いものでいうと、ヒューマンドラマっぽいのになるとね、キャラクター名とか出てこないのがちょっと例外的にもあるんですよね。
例えば、明日の女王なんかはですね、あの中に明日はどっちだという言葉はあるんだけど、明日の女王とかという言葉は出てこないんですよね。
そもそも明日の女王のテーマソングですね、サンドバークニーっていうのは、あれは寺山修司が作詞してるんですよね。
それもあってかな、単純な連呼になってないというのはあるんでしょうけど、そういう例外はあれど、ほぼほぼですね、
だいたい番組名、キャラクター名の連呼ですよね。女子向けのものにしても、
まじょっこめぐわ、まじょっこめぐわ、とかね、でしょ?
エース、エース、エース、エースを狙え、とか。
これね、昭和のストリートライトわかんないよね、これね。ごめんなさいね、古いネタね。
で、そんな感じでね、いくんですけれども、これがね、ちょっとね、完全長枠だけじゃないよねっていうような雰囲気になってくるんでしょうね、だんだんにアニメが。
そのまず第一回目がね、やっぱりね、宇宙戦艦ヤマトだったと思うんですよね。
あれは、ガミラスという星がですね、地球に有星爆弾というのを落として、地球を植民地化しようとする。
当然、地球にとってみれば、相手は敵だから、殲滅しに行くわけですけれども、向こうには向こうの大義があるみたいなね。
そんなものが出てきたのが、宇宙戦艦ヤマトが最初で、その流れを組んできたのがやっぱり機動戦士ガンダムだと思うんですよね。
機動戦士ガンダムでは、連邦軍とジオン公国の戦争なわけですよね。
ジオン公国は独立戦争を挑んだということで、正義に見える連邦軍に対して独立を挑むジオン軍には、やっぱりそれなりの大義があるみたいな感じになるんですよね。
なんだけど、でもガンダムの時はね、まだね、ガンダム、ガンダムってね、やっぱりね、連呼してたんですよね。
それがね、変わってきたのはどの辺かなっていろいろ考えてみると、ガンダムの続編のゼータガンダムあたりからじゃないかと思うんですよね。
ゼータガンダムのテーマソングってご存知の方もいるのかな、森口博夫さんっていうね、あの方が歌っているんですけど、
その中にはね、もうガンダムとかいう言葉全然出てこないんですよ。もうなんかその番組のイメージソングみたいになっているんですよね。
で、これやっぱりゼータガンダムっていうのももうなんか本当に、どっちが正義だかわかんないみたいな感じで、結局そこら辺だと思うんですよね。
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アニソンが変わってきたのは、いろんな価値観、価値の多様化が起きて、
それまでの、例えば日本国内の雰囲気に関しても、高度経済成長のイケイケの時代からですね、
ゼータガンダムっていうと、まだねちょっとバブルちょい前ぐらいの感じだったと思うんですけど、
ただやっぱり高度経済成長から踊り場に行って、なんか豊かさはなんとなく手に入れたけどこのままでいいのかなみたいな、
そういう風な空気が漂っていた頃だと思うんですが、
そういう時代の雰囲気みたいなものも表していたんじゃないのかなという気がちょっとするんですよね。
時代の空気の中でも、同時にバブル景気に向かっていくような時の、どこかファッショナブルな雰囲気っていうのもあって、
その頃には、またね、アニソンも非常にポップなものも増えてきたりして、
いわゆるアニメソングシンガーではなくて、普通の芸能人とか歌手が歌うものが増えてきたわけですよ。
森口博子さんって、どっちかといえばアニメソングシンガーからメジャーになった人なんだけど、
例えば、メゾン一国のテーマソングなんか最初、斉藤幸さんが歌ったんですよね、当時のナンバーワンのアイドルなんですが、
そのアイドルがテーマソングを歌うということで、商業的な目論みっていうのもかなりあったと思うんですけど、
その番組と楽曲がコラボすることによって、番組のプロモーションとして音楽が使われるようになったという、
そこら辺も背景にはあるのかもしれないですよね。
なのでアニメソングそのもののガンダムみたいな連行だと、やっぱりちょっと売りにくいっていうのはあるんでしょうかね。
数年前にね、東京リベンジャーズっていうアニメがありましたけども、
あのテーマソングを歌ったのがヒゲ団ですよね。
クライベイビーっていう歌だったんですけど、あの曲僕は非常に感心してしまったんですよね。
その楽曲が、その番組、そのストーリーの内容もすごく反映してるし、時空が歪むような、
ああいう感じもね、転調することによって表現してたとか、すごいな、この人たちとか思ったんだけど。
しかも最後にリベンジって言葉をキーワードも入れていて、非常にストーリーとの親和性もあって、
なんかそれまで以上にアーティストがその番組のコンセプトを完全に理解してその楽曲提供するようになってきたというのが、
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これもね、最近のすごい流れかなと思います。
なんか以前はもうちょっと安易なコラボだったような気がするんですけど、
その辺のアーティストと番組とのコラボが、以前よりも緻密になってきているということをすごく感じます。
なので、このね、とりとめになる話なんですけど、
アニソンのあり方みたいなもの、それがね、だんだん変わってきて、人の価値観みたいなものが変わってきて、
多様性みたいなものも反映しつつ、次第に商業化されていきながら、
ミュージシャンと番組提供者とのコラボレーションというものが、
緻密に組み合わさって今に至っているという感じですよね。
本当に日本のアニメソングは素晴らしい文化だと思いますので、これからもどんどん発展していってほしいなと思います。
ということで、今日は全然英語の話じゃなかったんですけども、聞いていただいてありがとうございました。
今日の話が良かったという方は、いいねとかコメントいただけたらと思います。
また皆さんの好きなアニソンのことを教えていただけたら楽しいですね。
はい、ということでどうもありがとうございました。
Thank you for listening and have a great day.