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#120 境界線を、踊る
2026-04-11 15:40

#120 境界線を、踊る

全くジャンルの違う2冊の本を紹介。一方は、路上という空間の「線」を軽やかに越える屋台実践者たちの記録、もう一方は厳しい国境を毎日またいだ女性の記録。大きなスケールで越えるのではなく、軽やかに、地道に境界線と付き合う2冊から、暮らし方・働き方・人との関わり方を考えます。

★紹介した本★
「日本のまちで屋台が踊る」
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「北朝鮮に出勤します 開城工業団地で働いた一年間」
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サマリー

本放送では、異なるジャンルの2冊の本、「日本のまちで屋台が踊る」と「北朝鮮に出勤します」を紹介。前者は路上で軽やかに営業する屋台の実践者や研究者の記録、後者は国境を越えて北朝鮮で働いた女性の体験談。どちらの本も、固定観念や社会的な境界線を地道に、あるいは軽やかに越えていく人々の姿を描いており、暮らし方や働き方、人との関わり方について新たな視点を与えてくれる。

はじめに:風邪からの復活と本の紹介
おはようございます、ひとり旅食日和のHACHIです。 このチャンネルでは、ひとり旅が好きな私が、現地で見た素敵な景色や美味しい食べ物、あるいは日常についてゆるっとおしゃべりをしています。
はい、ちょっと色々と無理をしすぎてしまったせいか、風邪を引きました。 そして鼻声などどうかご了承ください。
もうね、病院に行って薬をいただいて、だいぶ復活しました。 まあでも風邪を引いても、もうね、ずっと仕事をしているという良くない状況なんですが、
まあちょっとね、ちょっと色々バタバタしているので、引き続き、もう体調管理はちゃんとしなきゃなと思っているんですけれども、
まあこんな感じですが、今日はですね、ちょっと変わった組み合わせで本を2冊紹介したいと思っています。
しかもまだ2冊とも読み終わってないんですけれども、非常に素晴らしい本で、たぶんここ、ここ最近というか、今年入って出会ったノンフィクションの中では一番私の中にツボに刺さった本なんですけれども、
2冊読んでいて、感じたテーマがですね、境界線ですね。
まず1冊目が、日本の路上でですね、屋台が結構いろんなところで躍動してますよっていう、こう屋台を実際に運営をしている、実践している人たちと、
屋台についていろいろ研究みたいなのをしている専門家たちによる本ですね。
で、2冊目が、韓国から北朝鮮に毎日通勤をしたという女性の記録の本っていうこの2冊なんですけど、全然違う本なんですよね。
ただ、読んでいて、とっても面白くてですね、この2冊の根っこにあるものが何か似てるなって自分の中で思ったので、ちょっとそのことを話したくて、今日は話そうと思います。
私たちって、結構気づかないうちに、いろんな線の中で生きてるんじゃないのかなと思っています。
もちろん道路は歩くものだし、国境とかもなかなか簡単に越えられないところもあったり、あと同じ人間なのに分かり合えないとか、結構何となく決まっているルールみたいなものがあると思うんです。
それもね、線が引かれている感じなんですよね。
でも、その線の上にちょっと立ってみたら何が見えるんだろうなっていう、それを全然違う角度から見せてくれたのが、今日ご紹介する2冊の本になります。
本当に面白いので、旅好きの人には刺さる本じゃないかなと思っています。
1冊目の紹介:「日本のまちで屋台が踊る」
まず1冊目がですね、「日本の街で屋台が踊る」という本です。
こちらはですね、複数の方が編集をしたり書いていてですね。
中村睦美さんかな?中村睦美さんか中村明美さんという方と、あと今村健太、ケントさんと、あと又吉重人さんの編集で、あといろんな方がですね、書いているんですけれども。
日本の街で屋台が踊るという本です。
最初タイトルを見て、これなんか屋台のグルーメの本なのかなとか思ったんですけれども、全然そういう本ではなかったんですね。
この本に登場するのが、飲食の屋台だけではなくてですね、自転車に屋台をくっつけて街中を走る方がいたりですね。
あと毎晩毎晩東京のどこかをさまよう移動式の屋台とか、まあ屋台はみんな移動式なんですけど、毎回出没する場所が違う屋台バーがあったり、
あとお医者さんが街に出て健康相談をする屋台とかですね、本当にいろんな屋台があって面白いんですね。
そういう実際に屋台をやっている人たちのお話が前半で、後半には文化人類学とか社会学、哲学といったいろんな専門家の人たちが、
そもそも屋台って何だろうみたいなのをいろんな多角的に深掘っていくというレクチャーのパートがあるんですね。
読んでいて刺さったところがたくさんあるんですけれども、ちょっと1点ご紹介するとですね、文化人類学者の小川沙耶香さんという方で、
この方はですね、タンザニアで結構そういう屋台に触れたことがあって、そこからいろいろ研究をされているんですけれども、
彼女の言葉で失敗したら飛んずらせればいいという考え方がありまして、
その日暮らしの屋台学みたいな、そういうタイトルのレクチャーなんですけど、固定したテンポを持たないからこそリスクを小さく取ることができるし、
動けるからこそ失敗してもやり直せるっていうことをですね、結構力強く語っていて、なるほどなと思ったのとちょっと羨ましいなと思いました、こういう働き方が。
考えてみると屋台って結構、考えてみれば不思議な存在だなと思っていて、
お店なんだけれども道路とか公園とかそういう公共の場所に現れる空間であって、
あと決まった時間にポンとポツッとプライベートな空間みたいな居場所みたいなものが現れるので、
本来なら許可をちゃんともらわなきゃいけないとかいろいろあると思うんですけれども、
この気性がね結構厳しい公共の日本の路上でですね、屋台が急になんか踊るように現れることで、
街の風景がちょっと変わるように見えるみたいな、そういういろんな屋台を紹介している本なんですけれども、
この本のキーワードはですね、やっぱり暮らし方とか働き方、あと社会への関わり方について書いてるんですね。
なので屋台は単なる商売の形ではなくて、社会との接し方そのものを問い直す手法みたいなことで描かれていて、
本当に面白いですね、これが。もうすぐ読み終わるんですけれども、
なんか読み終わるのがもったいなくて、本当にチビチビ読んでるっていう感じではあります。
2冊目の紹介:「北朝鮮に出勤します」
はい、そしてですね、2冊目がですね、
キム・ミンジュさんの北朝鮮に出勤します。
ケソン工業団地で働いた1年間という本です。
これはだいぶまたガラッと雰囲気が変わるんですけれども、
タイトルからしてあれ北朝鮮に出勤するってどういうことって思って思わず手に取った本なんですけれども、
この著者のキム・ミンジュさんは韓国人の方で、
北朝鮮のケソンというところにある工業団地で1年間にわたって毎日通勤をしたという経験を持っていらっしゃる方なんですね。
私知らなかったんですけど、このケソン工業団地というのがこの南北の経済協力として作られた特別なエリアで、
韓国の企業が北朝鮮の労働者を雇って生産を行っていたような場所なんですね。
で、著者の方はそこにバスに乗って、検問を通って、携帯電話を預けて、北の土地に入っていくんですけれども、
結構これだけでもすごい体験なんですが、この本で一番引き込まれているのがやっぱりそのリアルな職場の描写ですね。
で、働いている北朝鮮の人たちが結構もう私たちと同じような感じでですね、
脳気が迫ってくれば焦るし、上司に怒られたら落ち込むし、休憩時間にお菓子食べながらみんなでわきあいあいとおしゃべりして笑ったりみたいな、
そういう当たり前の仕事の現場の人間らしさというのが淡々と、でも生き生きと描かれています。
で、私たちがニュースで見ている北朝鮮って結構ミサイルが発射されましたとかそういうニュースであったり、
軍事パレードの映像であったり、どこかあんまり現実感のないニュース映像の印象が強いかなと思うんですけれども、
この本を読むと同じプロジェクトを一緒に回す同僚としての顔が見えてくるようになってます。
この著者の方もですね、毎日やっぱ境界線をまたいで通勤し続けることで、心の中にあった偏見みたいなものがですね、
彼女の内側にあった境界線が少しずつ溶けていく過程を正直に描いていって、そのリアルさがとっても胸に来る感じです。面白いです。
2冊の本から見えた共通のテーマ:境界線を越える
今日この2冊を紹介したんですけれども、一方は日本の路上で踊るように現れる屋台の話であって、
もう一方は世界で最も厳しい国境をまたぐ通勤の話かなと思っていて、
舞台もスケールも全然違うんですけれども、この2冊を同じタイミングで読んでいるとですね、結構同じことを言っているんじゃないかなって思い始めました。
それはやっぱり境界線って越えることができるんじゃないかなっていうことを私の中で思いました。
それがすごくドラマティックな方法でもなくて、地道に気楽な感じで越えられるのかなっていうのが感じましたね。
屋台は毎晩ひっそり路上に現れる屋台があるんですけれども、
でもその屋台が現れることで、この場所はこうあるべきみたいな空気が変わっていったりするんですね。
あとこの韓国人のキム・ミンジュさんは毎朝バスに乗り続けて北朝鮮に行くことで、向こうの人たちはこういう人たちっていう思い込みがですね、どんどんどんどんそれもほぐれていくんですね。
なのでどちらもですね、何かをすることで一瞬で世界を変えるわけでもないんですけれども、
さっきの屋台の本に書いてあった言葉を借りると、失敗したらとんづらすればいいぐらいの軽さもありつつ、
でも続けていくことで確かに何かが変わったり動くんだろうなっていうことがちょっとね、この本を読んで感じたことでした。
これって結構私たちの日常にも当てはまることなんじゃないかなと思っています。
それは仕事でもそうですし、人間関係でも絶対これって私には無理だなって思ったり、
あの人とは分かり合えないなとか思うことがあると思うんですけれども、そういう境界線って結構自分で引いていることが多い気がするんですよね。
なのでちょっとね、読みながらいろいろと私の学びになったり、なるほどねって思うことがたくさんあったので、大切にまだまだ読み続けようと思っています。
今日ご紹介したこの2冊ですね。
日本の街で屋台が踊ると北朝鮮に出勤します。
この2冊を読むと、もしかしたらいつも見ている風景とかね、そういう帰り道とかがちょっと違って見えるかもしれないです。
あとは夜の路地にですね、屋台の明かりを見つけた時に、この屋台のご主人にはどんなドラマがあって、どうやってここに立っているんだろうって思うことも出てくるんじゃないかなと思います。
あとはニュースで北朝鮮のことが流れると、そこで毎日働いている人たちがいるんだよねって思いながら、ちょっと違う視点でニュースを見ることができるかもしれないです。
境界線って分断のためにやるんじゃなくて、そこに立った時に初めて向こう側が見える、新しい出会いのきっかけというか、新しい出会いの接点なのかもしれないなと思いました。
この2冊はそんなことを思わせてくれる、とっても良い作品でした。
おわりに:本の推薦と今後の活動
もしね、機会があったらぜひ手に取って見ていただければと思います。
なかなか本屋で見かけないかもしれないんですよね。
私はこの屋台の本は沖縄の那覇の本屋さんで見つけたものでして、北朝鮮に出勤しますは三原茶屋にあるトワイワイライトさん、ちょっと名前が忘れちゃったんですけど、そこで見つけた本です。
Amazonとかでも多分売ってると思うんですけれども、もし見つけたらぜひ読んでいただきたいなと思います。
ということで今日はこんな感じで終わろうかなと思いますが、最近またノートの方にもブログいろいろ書いているので、ぜひ遊びに来ていただけると嬉しいです。
ということで今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございます。
それでは良い週末をお過ごしください。
15:40

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