00:05
夜の帳が降りる頃、 静まに瞬く星のささやき。
光年の孤独の叫びを、 夜風が柔らかく溶かす。
今宵、ひっそりと夜更かし。 群読のある夜。
サーカス 中原中也
幾時代化がありまして、 茶色い戦争ありました。
幾時代化がありまして、 冬は湿風吹きました。
幾時代化がありまして、 今夜ここでの人盛り。
サーカス小屋は高い梁。 そこに一つのブランコだ。
見えるともないブランコだ。
頭逆さに手を垂れて、 汚れもめんの屋根の下。
ゆわーん、ゆよーん、ゆやゆよん。
それの近くの白い陽が。
安いリボンと息を吐き、 観客様は皆いわし。
ノンドが鳴ります。 柿柄と。
ゆわーん、ゆよーん、ゆやゆよん。
03:15
野外は真っ暗、暗の暗。
夜は高校と。
ふけまする。
かがさめのノスタルジアと。
ゆわーん、ゆよーん、ゆやゆよん。