1. ごりの堂々巡り
  2. #44 自分の食べる動物の大きさ..
2023-02-27 20:49:00

#44 自分の食べる動物の大きさは両手に収まる大きさ

飼育する覚悟

解体する覚悟

家畜

野生動物

魚類

両生類

爬虫類

鳥類

哺乳類

解体ショーは魚だけ

00:09
毎度、ごりです。
昨日ですね、
2023年の2月26日もまた有害鳥獣捕獲ということで、
両隊のメンバーと巻き狩りに行ってきました。
イノシシを1頭ですね。オスのイノシシ。かなり牙も大きくて、
全長も155センチ。
今の時期は繁殖期の終わりということで、
オスのイノシシはあまりご飯を食べずに、
メスと繁殖をする目的でウロウロして、
かなりガリガリに痩せたオスでした。
この時期、ガリガリに痩せて70キロぐらいのイノシシでしたので、
ここから暖かくなって、太り始めて、
今年の11月ぐらいまでの良いシーズンになると、
多分90キロを超えるような、かなりの大きなイノシシということになるわけですけども、
本当に怖いですよね。
大きな牙を持つイノシシが、本当に綺麗な茶畑。
農家さんがお茶をやっている茶畑の横。
綺麗な茶畑。今やっている茶畑と荒れてしまった茶畑は隣接していますので、
荒れてしまった茶畑の中にイノシシが寝てたんですね。
それをもう犬が朝の見切りの時点で、ここにいるよということを言ってくれてたよということでね。
で、もうセコがそこに入れたらもう5分しないですよね。
入れたらもうすぐ吠え始めたんで。
で、今そのままもうセコがそのまま犬が吠え込んでイノシシを止めたので、
そのまま発泡をして終わるという、そういう技能はね、寮でした。
まあ効率がいい。非常に効率のいいね。
有害長寿捕獲ということにはなるんですけども。
うーんとね、前回、前々回とね、その狩猟というところの話を少しだけして、
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最後の方でね、食べるものとして考えた時にね、何を食べるかっていうそこを少し自己問答という感じでね、始めてみたんですけども。
で、話し終わって、前回お話をした時にはすごい中途半端に終わって、
そうですね、その時にはなんとなくこうよくわかってない、ふわふわっとした話だったんですけども。
家畜として飼う時に、豚や牛っていうのはちょっとどうなのかなと。
それに比べて鶏はみたいなところをね、ここの間に線引きがあるんじゃないかっていう風に言って終わったんですけども。
まあその後ね、本当にちょっといくつか罠を見回りをしながら考える時間があったんですけども。
そこでね、自分の中でたどり着いたものとしては覚悟ですね。
飼う覚悟、そしてそれを裁く覚悟ということですよね。
自分が例えば豚や牛という大型の家畜を飼って、飼育してね、それを自分で解体するという風に考えた時に、できないっていう風に思ったんですよね。
僕は普段狩猟や有害鳥獣捕獲で鉄砲を使ってね、イノシシやシカを撃ってるわけですけども。
実はね、家畜っていうのは鉄砲で撃っちゃいけないんですよね。
家畜と山の中にいる狩猟鳥獣というのは全然違うものでして、猟獣で撃つ対象というのは狩猟鳥獣という風に決められていますので。
豚や牛がそこら辺にウロウロしていたからといって猟獣で撃っていいというわけにはいかないわけですね。
それでちょっとだけはみ出しますと、福島の原発の事故で立ち入り禁止区域になった時、あの辺りで飼われていた豚や牛が逃げ出すわけですよね。
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牧場から。野生になってしまった。野生というかほったらかしで生きていたという、その牛や豚をどうやって捕まえたり処分したりしようかというのに非常に苦労なさったという話を聞いた覚えがあります。
結局猟獣を使うわけにはいかないという法律上、そういう風に規定がされていますので、現実どうなったかね、特例でやったのかちょっと思い出せないんですけど、
そうやって家畜というのは基本的に猟獣で撃ってはいけないよということになるわけですよね。
そこにちょっと覚悟がない恐怖を感じるんですよね。それに比べてね、ニワトリっていうのは生地化の動物ですからね、大きさもそれなりのもので、
爪やくちばしでつつかれることはあってもね、対応できる範囲のものだという風に頭で理解できているので、
牛豚とニワトリというところの間に大きな隔たりがあるのかなと解体できるその覚悟がある、恐怖があるかないかというところでの隔たりが自分の中にあるんだという風に気づきました。
本当に僕ら有害鳥獣捕獲をやる人間として、猟獣を持って罠を使って野生の動物に対峙するわけですけれども、
それと家畜ってところには大きな差があるんだなというのを改めて自分の中でもよくわかってなかったんですけども、ちょっと喋ってみたらそこに気づきがいったというね、そういう風に考えてみました。
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人間が食べるものの大きさっていうところに話を戻したいんですけども、割とね、僕たちが山でイノシシやシカをとって解体をすると、山の中で解体する場合もあるんですけども、
山から持ってきてね、両体の誰かの家で解体をするという機会は非常に多いんですけども、その時両体の仲間の家というのは別にぽつんと一軒家っていうわけではないので、近所に他の一般のお家もいっぱいあるわけですけども、
そこの方が珍しいとかね、あとはすごいね、やったねなんて言ってお褒めの言葉をいただくという感じで見に来てくれるっていうこともあるんですけども、
そんな時にね、やったねって言ってくれる方もいるんですけども、そうじゃない方もいるんですね。わーすごいな気持ち悪いなみたいなね、わからんではないんですけども。
で、これでね、なんとなくこうまた違和感を持つのがね、イノシシやシカ、豚でも牛でもいいんですけども、それの解体性ってないなーっていうところなんですよね。
マグロの解体性ってありますよね。マグロはどうでしょうね、何百キロもありますから、なんならイノシシやシカなんかよりも全然大きいわけですね。その巨大な生物をテーブルの上に乗っけてものすごい信じられないくらい巨大な包丁で切っていくわけですね。
で、それはマグロの解体性なんていうね、見せ物チックにやっていて特別嫌悪感もなければマグロがかわいそうだっていうような意見もそこまで多くないんだというふうに思うんですけども。
じゃあこれがね、イノシシやシカ、豚や羊や牛という動物をまな板の上に乗っけて、いざ包丁で解体し始めようとすれば、巣は動物虐待だというふうに言われてしまうんだと思うんです。
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ここの間に何の差があるのかなと、魚と哺乳類ももちろん全然違うんだということも言えなくもないと思うんですけども、命は命ですから。
例えば他にも、爬虫類で言えばね、カエルやヘビやワニという爬虫類。これも多分どうでしょう、ヘビやカエル、僕はカエルが好きなんであれですけども、やっぱりかわいいっていう方もいれば気持ち悪いからどんどん始末してくれるかなと。
本当にこれ人それぞれの感覚もあるかもしれませんけども、大多数の人が気持ち悪いって思う部分、あと可愛いと思うか、残酷だと思うのか、いろんな美味しそうだなって思うのかって本当に線引きが見えないんですよね。
お寿司屋さんのカウンターで魚が捌かれていくイケス料理なんてね、日本ではありますよね。
大きなイケスから魚やエビや貝をすくって、見てる目の前でバキバキ解体して、それで料理をしていく。
冷静に考えれば残酷なんですよね。でも美味しいっていう風に思う人も多いですし、同じような状況で哺乳類をやる料理をするのと全然違う感覚、これはなんとなくわかるんですけども、
ただその感覚が違う理由ってところにそこがわからないっていう、なんで感覚が違うのかっていうところがまだ釈然としないんですけども。
まあ多分ね、いろんな研究をしてる人からすればそんなもん簡単だっていう答えもあるんだと思うんですけども、不思議な感覚、人間ってみんなそれぞれの中でいろんな線引きがあるんだなぁということを感じてみました。
皆さんの中の線引きはどこにありますかね。
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お魚までは良い、大きなマグロ、小さなアジ、サバ、ヘビ、イカ、貝、今そっからハチュウ類、リョウセイ類、カエルとかトカゲとかヘビとか。
で、鳥。なんか急に変わっていくような感じがしますけど、鳥なら良いのかなとかね。でも生きてる鳥を目の前で捌くのはちょっと嫌だろうなとかね。
本当にここのいろんな区別する部分っていうのは本当にどこにあるのかなっていうのはね、すっきりしないんですけども。
人間って不思議ですよね。そういうすっきりしない部分があるままにそれも飲み込んで生活してるわけですから、普段は何も考えずにご飯食べてるんだと思うんですけども。
動物を飼ってそれを食べる。そういう動物を飼って食べることは残酷だ。野菜を食べよう。野菜しか食べない。その野菜、有機野菜、有機栽培をした野菜を食べよう。
その有機栽培のための肥料って家畜の糞だったりしますよね。結局動物にお世話になっている部分があるわけですけども。
家畜を飼う、飼育をするから野菜もよく育つ。ここのサイクルがあるんですけども。
鶏の系粉なんかも非常に良い肥料になって、本当に畑にはとってもとっても有効な肥料になるんですけども。
農業をやるよりも先に家畜を飼ったのか、農業が先なのか、どっちなんだろう。
全然歴史詳しくないんでわかんないんですけども。
人間の営みの中で食事というのは非常に大きな部分を占めていく部分だと思います。
単純に人間は生きて食べて繁殖して繰り返していく。ただの動物ですからね。
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人間だけ特別なことはないわけで。生まれて食事をして繁殖をする。その繰り返し。何も他の動物と変わらない。
変なところの胴つぼに入ってきましたね。
胴つぼに入ってしまったところで終わっておいた方が楽かなと思うので、今日はこれでもう強引に終わってしまおうと思います。
整理してみると、自分で食べる動物、自分で捌く覚悟がある。
世話を知る、飼育をする覚悟、捌く覚悟。そこまでのことができれば恐怖もなく飼えるのかなと。
僕の中でのその千匹、飼育できる大きさの動物は鶏が限度なのかなと。肉としてはね。
魚とかになると、飼育するつもりはなくなってしまうので、釣ってくる。
釣ってくるとなると、海で投げ釣りして、スズキやヒラメやキスとかそのあたりが釣れればありがたいですよね。
カツオなんかがね、たまに釣れるんだなんていう場所があるっていう風に聞いたりもしますけども。
本当にやっぱり30センチ前後の魚までが自分の中で捌ける範囲なのかなと思っています。
それ以上のものを自分で捕ってきて自分で捌くっていうのにはね、なかなか踏ん切りがつかない。
結局本当に自分の両手の上に乗る大きさの動物を食べたいなと、生き物を食べたいなと思うというところに結局は回帰してきたわけですけどもね。
これで今日はとりあえずもう閉めてしまいます。
ありがとうございました。
それではまた。失礼します。
20:49:00

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