1. ごりの堂々巡り
  2. #01 有害鳥獣捕獲の今後
2023-01-05 19:18:00

#01 有害鳥獣捕獲の今後

はじめまして、ごりです。
今までの有害鳥獣捕獲のやり方ではムリ?
プロハンター
オフィスにイノシシ!?
SDGsな野生動物のマネジメント 狩猟と鳥獣法の大転換 羽澄俊裕
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有害鳥獣捕獲、介護施設でのリハビリ、そして、もともとは僕は神級師です。
そんな僕のお話をしていきたいと思います。
今回はですね、ちょっと簡単に有害鳥獣捕獲に関してお話をしたいなと思います。
有害鳥獣捕獲で、僕自身はイノシシを中心に有害鳥獣捕獲をしています。
自分の住んでいる地区では、イノシシの他にシカやニホンザルの被害が深刻になってきています。
この有害鳥獣であるイノシシやシカやサルというものを駆除する、もしくは追い払うようなことをするわけですけれども、
僕は主に箱罠での捕獲と鉄砲を使っての巻き狩りですね。
こういうものをやっています。
たまに巻き狩りをする隊員の数がいなければ、一人で鉄砲を担いで山に入って
単独寮というんですかね。
そういう感じで山に入ることもあります。
イノシシやシカを見かけたらその場で撃つというスタイルですね。
そういうこともするんですけれども、
基本的には有害鳥獣捕獲というのは2人以上の複数人で行いましょうというのがルールですので、
基本は2人です。
どうしてもいない時には一人で見回りをして、
そこでもうどうしても出くわしてしまった場合には一人で対応することもあります。
サルやシカ、イノシシがもう本当に見回りをしていて目の前にいた場合は、
その場で鉄砲を担いでいた場合にはそこで発砲することもあります。
それが全てではないですけれども、大声出したらそれで動物は逃げていきますので、
そういうふうに追っ払うだけの時もありますけれども、
鉄砲を持っている場合は発砲することもありますね。
発砲すれば全部取れるわけではないので、
取れない時の方が多いと言っても過言ではないかもしれないです。
出会ってしまった時の距離にもよりますかね。
近ければやはり当たる確率もありますが、
目視できるというのは鉄砲の射程距離よりもよっぽど遠いところでも目で見えますので、
そういう場合は獲物に向かってしっかりと狙いをつけて撃ちはするんですけれども、
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捕獲万事には至らないということもあります。
でもですね、捕獲圧ということで圧力をかける動物に対して圧力をかけることで、
人間との生活圏、人間の生活圏に入ってくるそういう個体を少しでも減らしたいというのが、
我々有害鳥獣捕獲をする人間の感覚ですね。
捕らえたいというよりも被害を減らしたいという方が正直な話です。
何が何でも動物を見たら撃ち殺したいとかそういうことではないんですね。
できれば奥山の方で静かに人間と関わるギリギリのラインで生活してくれていれば、
その動物を殺す必要もないわけですから、できればそういうふうに奥山で生活していてほしいなと思うんですけれども、
もう最近は人間自体が奥山の方に行かなくなりましたので、里山ですら入ってない場所が増えてきましたので、
そういう理由でですね、人間の活動の量が減ったがために動物が山の下の方、里山まで降りてきているというのが現実かなと思います。
ここに関して言えば人間の活動量を増やさなければ、動物はもう無制限に人間の生活環境まで及んでくると思います。
農家さんの畑にイノシシが来た、シカが来たということはですね、農家さんにとっての職場は畑だわけですから、
普通にサラリーマンで言えば自分のオフィスにシカやイノシシが入り込んできたと同じぐらいのインパクトなわけですね。
まあそういうふうになったらどうでしょうかね。サラリーマン、農家さん、里山に住んでいる農家さん自体が対応できない。
サラリーマンである皆さんがオフィスに動物が入ってきて対応できるか、やはり対応できない方の方が多いと思いますが、
農家さんは別に特殊な技能や知識を持っているわけではないので、同じようにやはり困るわけですね。
そうなると我々のような狩猟を行う漁師というようなカテゴリーの人間に対して、そういう知識とスキルがありますので、僕たちが対応するということになるわけです。
もう本当に人間が勝手に決めた人間の住んでいる場所というラインを引いた、そこに野生動物が入って来られると困る。
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困りはするけれども、日本は野生動物を保護するという立場にもありますので、
皆殺しにすることは良くないわけですから、何が何でも殺すということもしていません。
人間との共存ということで、最近で言うところのSDGsという言葉につながると思います。
そこでですね、僕も有害鳥獣捕獲をやる身として、最近ちょっと本を読んでみました。
SDGsな野生動物のマネジメントというね、狩猟と鳥獣捕獲の大転換、はずみとしひろさんという方の本ですけれども、
これに書かれていることですね、非常に興味深く読みました。
自分が聞いたり見たりしていることも、かなりそこにはだぶっていく正解ですね。
自分の知識の中にあるものとのすり合わせで、自分の知識も正解だったんだなというふうに思えることと、
そして今後ですね、有害鳥獣捕獲というものに関して、どのように我々が対応していく。
我々というのは僕ら漁師ということではなくて、我々日本人が対応していくべきなのかというところですね。
今後、動物も守らなければいけない、そして持続可能な開発環境、開発目標ということで、そうなってくると農業も継続していかなければいけない。
農業を継続していくのに対して、野生動物のマネジメント、コントロールというものが必要になる。
これを今まで通りの漁業界に任せるというような、そういうやり方でいいのかということに対しての提言を非常にこの本はしていました。
プロのハンターですよね、いわゆるね。
そういうものを今後作って、警察や消防のような組織の一つとして、プロのハンターというものを組織して、野生動物へ対応していくという提言ですね。
ここに関しては僕はちょっと賛成なんですね。
反対する方もいるかもしれないんですけれども、賛成です。
僕がここに関して賛成する理由をいくつか挙げていきたいかなと思います。
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まずはですね、今、漁遊界という組織がありますけれども、そこが有害鳥獣捕獲になっていることが多いです。
そうなってくるとですね、有害鳥獣捕獲をするタイミングというのは、漁遊界の隊員というのは仕事をしている人が大多数ですので、
月曜日から金曜日、もしくは月曜日から土曜日までは仕事、そして日曜日だけ山に入れますよという、そういう隊員も多いわけです。
そうなってくると、農家さんたちが月曜日から金曜日、あっちでイノシシが出た、こっちでサルが出たということを言われても、漁遊界の人たちは日曜日、土曜日か日曜日しか動けないわけですね。
となってくると非常に情報としては鮮度が落ちて、聞いた話を元にそこの現場に行ってももう当たり前ですけれども、例えば月曜日にイノシシが出ました。
じゃあって言ってそこの田んぼに行ってその周りを探ってももうそこにはイノシシはいないわけですよ。
ところがですね、もうこれがもしその公務員のような立場でのハンターというのがいれば、農家さんが被害を申し出ればすぐさまそこに対応できる、そういう体制が取れるわけですね。
もうここに関してはこういうやり方をするのが一番いいんじゃないかなと思っています。
さらにはですね、これは漁師あるあるなんですけれども、漁遊会があって、各地でいろんな漁遊会の仕組みがあると思いますけれども、
もう自分の地域の話をしてしまいますが、漁遊会の支部がいくつかあって、その支部ごとに領域といって狩猟をするエリアが、地区が違うわけですね。
同じ市、自治体ですね。同じ市町村の中でやる場所が違うと。やる場所が違うということはですね、あっちで猿が出たといって、Aという漁遊会の支部があって、Bという漁遊会の支部があって、さらにCという漁遊会の支部があると。
Aの漁遊会のエリアで動物が出ました。ところがAのエリアの漁遊会の人たちは、先ほども言ったような日曜日しか対応できませんよ。
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ところがCの漁遊会は年配の方が多くて、別に仕事もしてないから、実は月曜日から金曜日でも対応できるよ。じゃあCの人たちお願いしますというふうにはならないわけです。
いわゆる一言で言うと縄張りですかね。そのようなものがありますので、こっちのエリアにあっちのエリアの人、AのエリアにCのエリアの人が来ては困るというような、そういうしがらみのようなものがあるわけですね。
非常にくだらないと嫌われることを覚悟で言ってますけれども、非常にくだらないしがらみがあるわけです。そんなものを取っ払うためには、漁遊会というものに直接引っかからないような、そういう組織を作って、漁遊会の常務組織と言ってもいいですかね。
そういうものを作って活動する必要があるんじゃないかなと思います。漁遊会というのはですね、犬を使ってイノシシやシカを追い出して、そして鉄砲で撃つというのが主にやっていることですね。
そうなってくると、もちろん犬を扱うスキル、犬の能力というものも必要になってきますし、いろんな知識も必要になってくるんですけれども、例えばですね、最近の技術で言うところのドローンであったりとか、
あとは無線とスマートフォンを使った位置情報の交換ですが、アプリケーションによって位置情報の交換なんかもできますし、もう本当にデジタルデバイスを使うことによって、今までの漁遊会のやり方ではできなかったというものも、いろいろとやりようが出てくるわけです。
そういうやり方を構築していく、今までの伝統的な漁のやり方の上にデジタルデバイスを使った漁を構築できるのは、漁遊会の中では難しいというのが現実だと思います。
嫌がられるわけですね。例えば年配の方たちは、自分たちにはそんな難しくてできないよという一言で片付けられてしまうわけですので、そういうことを言わない人たちの集団というものを新たに作る方がよっぽど手っ取り早いというふうに僕自身も思います。
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僕自身は若くはないですね。若くはないんですけども、まあもう今年で49歳ですので本当に若くないんですけれども、ただ49歳の僕が漁遊会の中に入ると若手なんていうふうに言われるわけですね。
49歳が若手の世界、ドローンやデジタルデバイスの使い方わからない人がやっぱり多いと思います。
そういう人たちを教育するよりも分かる人たちで組織をしてしまおうというのが僕の感覚でもあります。
プロの食農集団、漁師ですよね。漁師というプロの漁師というものを今後作らなければ、林業も農業もそして普通の一般的な生活も野生動物に脅かされる。
そういう時代が、もう目と鼻の先まで来てるんじゃないかなと思います。
放射金を釣り上げて漁遊会の人たちに動物を取ってもらうという、そういうやり方ではもう無理だと思うんですね。
もちろんそれでやる気になる人がいたとしてもですね、今度それは放射金目当てで絶滅するまで動物を取る。
以前日本がやった過ちですよね。そこのエリアから鹿が全くいなくなったとかっていうことも聞きます。
あとは取ったものをそのままお金に変えることができるということで、カモシカが絶滅に瀕したということもありますよね。
そういう過去の失敗を鏡にしてですね、それをまた同じ過ちを犯さないということで、
放射金を釣り上げることで、もしくはそれを買い取るということで、釣り上げることで漁翼を高ぶらせようというようなやり方というのはもう古いし、もう失敗をしていることですので繰り返してはいけないことだと思います。
なので新しい組織を作っていただけたらなぁというのが個人的な感想です。
全く自分の漁遊会の人とそういう話をしているわけではないのであれなんですけれども、ここはもう僕自身の感覚ということですね。
これ以上話しても広がりはないので今日はこれぐらいにしておきたいなと思います。
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野生動物の捕獲、保護というものは捕獲というのは殺すということですし、保護というのは生かすということです。
バランスを取るというのは非常に難しい専門的な考え方がなければできないことだと思います。
そういう専門家を今後しっかりと育てていく必要があるんじゃないかなというふうに思った次第です。
それでは今日はこれで失礼します。またよろしくお願いします。
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