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皆さんこんにちは、リサーチャー・ストーリーテラーの杉田麻里子と
エクスペリエンスデザイナーの石川赤子です。
この番組は、都市というテーマが好きで好きでしょうがない2人が、
都市に関するさまざまなグッドニュースをザック・バランに話す場所です。
Four Cities Weekも最終日にありましたが、
今日はまた素敵なゲストに来ていただいております。
屋上の日常を豊かにすべく活動している屋上のコンテンツレーベル、
RF Recordsの赤崎さんと片山さんになります。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日はテラスの屋上をレモンの葉で染めた布で、
綺麗に風を感じさせてくれて、
そうですね、風景を。
レモンの葉っぱを使った草木染めのワークショップを屋外でやって、
いろんな方が来てくれましたけれども、
お二人はどんな活動をしているのか、少し簡単にご紹介をお願いします。
普段はいろいろ屋上ってあると思うんですけど、
賃貸の屋上、普通に住んでいるところに屋上がついている場所で
僕たちはどんな活動ができるかなというふうに考えながら活動していて、
例えば屋上バーとかを月に1回とか、コロナの前ですけどやってたりとか、
屋上にコタツ並べてご飯食べたりとか鍋したりとかっていう感じでやってます。
赤崎さん。
そうですね、実際住んでいる側の人間なんですけれども、
実際に住みながら生活の中で屋上が入り込んでくるとどういう面白さがあるのかというのをよくやってまして、
最近は人が呼べないので一人でポツンと。
寂しい。
結構広い屋上ですよね。
広い屋上にコーヒーチビチビ飲んだりとか。
いいじゃないですか。優雅優雅。
余白を楽しんでます。
来てもらって。
行きましたね。この駅なんて駅でしたっけ?
サメ津でしたね。
なかなかの駅。
コロナになって、それまでは2019年とか月1ぐらいで屋上で映画見たりとかそういうこともやってたんですけど、
コロナになってから年1ぐらいになっちゃったんで。
少ない少ない。
やるかやらないかと思いながらやるみたいな感じなんですけど、
今回一緒にやらさせてもらって、ちょっとポップアップ的になってるんですけど、
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染め物。屋上ってなんとなく干すとか、風とか吹いて干してる感じとかが屋上と神話性高いかなと思って、
ずっとやりたかったことを染め物ワークショップというか、染めたものを屋上に干すみたいなのをずっとやりたかったんで、
やらさせてもらってすごい良かったなって思ってます。
そもそも屋上という場所に注目したきっかけは何だったんですか?
もともと屋上は好きで、屋上ピクニックとかをどっかの駅の、
A副町の駅の屋上でピクニックしたりとか、デパートの屋上でピクニックとかしてたんですけど、
イベントスペースとかレンタルスペースの屋上を借りてピクニックとか映画見たりとかしてたんですけど、
このRFレコーズって活動をし始めたのは、この彼、赤崎が屋上に住み始めてから。
それで屋上の、日常の近くにある屋上の可能性みたいなのをすごい感じて、
っていうのも、家があって、上とかすぐ出たところに屋上があると、
屋外なんですけど、公園みたいな使い方はできるんですけど、
水とか使えたり、電気とかがそこにあるんで、
例えばすぐ鍋とかできたりとか、電気使って映画を見やすかったりっていう、
インフラがありつつ屋外で楽しいことができるってことに可能性を感じて、
なんかやろうかなって思って、
なんかわかんないけどレーベル立ち上げようみたいな風に思ったっていうのが、
そもそもの経緯ですね。
RFレコーズって名前もなんかオシャレでかっこいいなと思ってるんですけど、
込められた意味というか、あるんですか、名前に。
そう、なんかレコーズで屋上の記録、屋上採集みたいなのをしたいねみたいな。
屋上って本当に僕らがやってるような、住んでるような屋上とかもありますし、
西池バレーにあるテラスみたいなポコッとできてるところとかもありつつっていうので、
いろんなところで屋上体験とかをしながら、
それを活動として記録できたらいいなっていうのと、
なんか普通にかっこいいからっていうのがあるんですけど、
それがレーベルっていうか、
レーベルって基本的には音楽レーベルとかになるんですけど、
レーベルってもともと世界観で一つの活動とかをくくって、
いろんなアーティストとかがいるっていう感じのイメージだったんで、
そんな一つの屋上の世界観で何か一つのコンテンツみたいなのをくくれないかなって思って、
レコーズって感じで。
なるほど。
屋上を多分いろんな人が注目をして、
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いろんな使い方をしてきているとは思うんですけど、
やっぱりまだまだ使われてないなって思ってて、
それはなんか仕組みの問題なんですか?
なんでみんなイメージはあるけどなかなかできないっていうところ、
何がハードルになってるのかなっていうのをちょっと聞いてみたかったんです。
一つは、ここはすごい西池晴れのテラスとかの理解があって、
みんなに対して開放されているような屋上になってますけど、
普通は結構管理が難しいのが屋上なので、
そもそも入れなかったりとか、
ここの会期中もいろんな人と話してて、
そもそも屋上にあんまり上がるっていう発想がなかったみたいな話は聞いていて、
多分持っている側の人に理解を得られないと、
なかなか使える機械が出てこないのかなっていうのは一つあるかなと思います。
あとは、ただ賃貸でも結構余白的に屋上があるような住居がありまして、
僕も借りたきっかけが、もともと設計の仕事をしているんですけど、
屋上って全然賃料に反映されないので、
安い賃料でもでかい屋上を借りられるんじゃないかっていうので、
探し出したら実際にあって、それで住み始めたっていうのが最初のきっかけだったので。
僕も普段不動産屋さんやってるんですけど、
基本的に賃貸契約とかそういう契約って箱に結びついてるんですよね。
部屋というか。
なので屋上っていうのが契約の外側にある謎のエリア。
駐車場もそうなんですけど、駐車場も契約には載ってなくて使ってもいいよみたいな。
ビルの足元周りの駐車場とかも、
ゼロ円、あるいは別の契約とは、賃貸契約とは別の契約で使っていいよってなってるだけ。
あるいは屋上もどう扱っていいかわかんないっていうところがあるんで、
何か使われてないポイントなのかなと思うんで、
ゆくゆくは屋上の賃貸契約とか、それだけの発生してもいいんじゃないかなとは思ってる。
確かに。
庭付き物件とかよく見ますけど、屋上付き物件とか見ないですよね。
確かに。
屋上ね、何か面白いエピソードとか、我々の思い出の屋上エピソードとかありますか?
もともとそれこそフォーシティーズさんのポッドキャストで聞いたんですけど、屋上の話してて。
どこの話だっけ?
私は結構屋上に侵入するのが好きだった時期があって、
やっぱりそこで見る景色って普段見てる景色からちょっと浮遊できるというか、
なんかエスキープできる。
ちょっと自分とその社会との距離を取りつつ、なんか今ここにいるっていう存在を認識できる場所とかもあって、
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ちょっと誰にも教えられないんですけど、ある東京の場所に一番おすすめの侵入屋上があるんですよ。
エスポジで?
エスポジです。そこでのいろんな思い出もあるんですけど、なんかそういう出会いでしたね、屋上と。
屋上ですね。
一番最初に住んでた屋上が結構印象的で、部屋を出たら外に屋上が広がってるみたいなところだったので、
朝起きてそのままゴロンと外出て、伸びをして一日の生活が始まるみたいな。
結構生活の一部にできてきたっていうのが体験として面白かったなと思ってました。
RFレコードのメンバーとよく話すのは、行き継ぎをする感覚というか、屋上に上がるときにちょっと、
下に生活してるときと距離を取れるというか、でも自分の場所を確認できる、行き継ぎをする、海から上がってくるようなイメージみたいなのが、
実感として体験できたのがすごい良い機会になったかなと思って。
僕はこういう屋上、いろんな屋上を登るようになって、そもそも原体験何かなと思ったときに、
フランスのマルセイユにコルビジェという建築家がマルセイユのユニテ・ダビダションというのを建ててて、
それ集合住宅なんですけど、1階部分がピロティになってて、屋上部分が幼稚園みたいなものが入ってて、
そこのランドスケープというか屋上のスケープみたいなのを設計してて、めっちゃ最高だったんです。
最高なんですよね。そこで屋上っていいなって思ったとか、可能性というか公園みたいな場所になってて、
それの可能性みたいなのを思ったのがそもそもの原体験かなと思ってて。
そこまで設計とかもしなくても遊べるんですけど、もっと僕ら、しかも大人とかが遊べるような場所ができているといいなって思ってますね。
屋上といえば、私去年アムステルラムに住んでたときに、ボートハウスに住んでたんですけど、
それはビルの屋上というよりも1階建ての屋上になるとすぐ登れるんですけど、
なんかそのボートハウスがすぐ橋の横にあって、ちょうどそのボートハウスの上に登ると橋とちょっと視線が合うぐらいに。
そこで毎朝優雅にコーヒーを飲みながら、小僧とばかり見せびらかしがちな顔を見送るのが好きで、
めっちゃ見られるような、それを楽しむみたいなのをやってましたね。
舞台だね。
優越感みたいなのがありますね。
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特別な気持ちになれるんですかね。
特別な気持ちにはなれません。
あとちょっと、物語が始まりそうというか、
アメリカの映画とかでもよく、サスペンスとかでもラブストーリーでも屋上が描かれることが結構多くてね。
ロマンがある場所だと思います。
あとなんか私の友人がいてたので面白かったのが、
屋上は私にとっては泣ける場所みたいなのがあるので、
さっき言ってたちょっと距離を取れる場所っていうところもあるので、
ちょっと孤独になるっていうよりは自分の居場所としてちょっと弱いところとかを出せる場所とか、
なんかそういう居場所にももしかしたらなって、彼女のエピソードを思ったりとか。
なんか外なんですよ。
建物の中で本当は屋内のはずなんですけど、屋外なんですよ。
なんかそれがちょっと気持ち的にも違うっていうか、
ただ単に街を歩いているときには慣れない心境とか、
公園にいるときには慣れない心境みたいなのがある気がしていて、
それが一人になっても孤独じゃないとか、
どっかで繋がっているとかっていうところはあるのかなって思ってますね。
東京って都市とかって、
本当にいろんなもの、いろんな側面があって、
悪い側面もいい側面もあると思うんですけど、
やっぱり地方に、東京都市とかじゃなくて、
地方にどんどん行く人とかもいっぱいいるけど、
いろんなものが集まってくるっていうところが面白さだと思うんで、
そこの面白さをもうちょっと引き出すっていう意味でも、
屋上ってもっと使えるんじゃないかなとかって思ってます。
もともと余白というか、だいぶ緩いような存在なので、
物が入ってきても共有されるっていうか、
別にこういう場所ですって言わなくても成立する感じは、
やってて面白いなと思ってます。
今回の4 Cities Weekの活動を終えて、
まだ明日もありますが、
次やってみたいこととか、
これからチームとして挑戦してみたいことを教えてもらえますか?
撮影会をやりたいっていう。
自然光があって抜けのいいところが屋上のいいところなので、
服とか、物を撮影するのによく使われてると思うんですけど、
それを使ってそのままメルカリに出品しちゃうとか、
フリーマーケットしちゃうみたいな。
そういう使い方をしてみても面白いかなって思います。
ちょっとジャストアイディアですけど、やってみたいことかなと思ってます。
ちょうどいい感じですね。
ありがとうございました。
ありがとうございます。
今後もこの番組では、都市をテーマに様々なおしゃべりを繰り広げる予定です。
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次回もお楽しみに!