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ハーティの香り、はじまり、はじまり。
今日は、いい香りのボトルを作るお話だよ。
そう、そのボトルの名前はね、ハーティ。
あったかそうでしょ? さて、名乗るの遅くなりました。
僕は、アザラシのピーターです。 南極に住んでいます。
でね、よく分厚いあの氷の上で、寝っ転がってぷかぷかって浮かんでるんだけど、
ふって気がつくと、あのでっかいシャチに狙われていることも多くてね。
それでも僕たち、そう、人間以外の僕たちは、食うか食われるか、生存競争の真っ只中で生きる、そんな宿命なんだよ。
なかなかハードだろ? とはいえ、可愛い子供たちもいるし、
そんなに捨てたもんじゃないんだよ、僕たちの人生。
おっと、人じゃないから、えーと、アザラシライフ。
うん。
えー、さて、あ、香り香り。 そう、いい感じの香りボトルを作るんだったね。
これはね、南極でこれからもずっと暮らし続けるために必要なボトルなんだ。
そう、このボトルが僕たちを絶えないように守ってくれる。
だから、作らないといけないんだ。
でね、どんな材料で作るかっていうと、それがなかなか面白いんだよ。
例えば、黒い石でしょ? 星のクズ。
天然の塩。 それに、風。
この風っていうのは、南極が生まれた時からずっとずっと運ばれてきたものなんだ。
そして、これらをブレンドして作る。
どんな香りがするか、嗅いでみたくならないかい?
実はね、僕もまだ嗅いだことがないんだよ。
今は手元にいなくてね。
だから、思い切ってこの材料を探して、僕が作ることにしたんだ。
そう、シャチが眠っている間にね。
材料はどこか。
それは、おそらくこの南極の海の底。
下へ下へ潜っていくと、きっと見つかるはずなんだ。
そして、ある日チャンスは訪れた。
ヤツは寝てる。今だ。
僕は勢いよく氷の上から滑り降りて、どんどん下へ下へと深く潜っていった。
海底に近づけば近づくほど暗い。
目を細めてもなかなか何があるのか見えない。
でもね、不思議なことに、心の目ってやつをパカッと開けると、
というか、開けようって思うだけで、見えてくるんだよ。
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ほら、あの穴の中にありそうだね。
僕は引き付けられるようにその穴の中に入っていった。
すると扉があって、開けるとまた扉があって、
その先にも扉、扉。
一体どこまで続くんだろう。
そんな言葉がよぎった途端、目に飛び込んできた。
そう、探していたあの黒い石。
一見ただのゴツゴツしているだけの黒い石に見えるんだけど、
違う、あれがそうだ。
僕にはっきりわかったんだ。
それを小さい手で掴んで、僕はさらに進んでいった。
すると、嘘のように欲しかったあれやこれらが見つかってね、
僕は大喜びで飛び上がったんだ。
すると、その瞬間、グググ・・・
なんだ、なんだ。なんか崩れてきたぞ。
え?なだれだったのか?
勘一発で僕は埋もれずには済んだんだけど、
そこから動けなくなった。
そしてしばらくその状態のままいたら どこからか声が聞こえてきたんだ
それもなんだか楽しそうな声が でその声がだんだん近づいてきて
えあれは子供たちか どうやらいつの間にか僕の後を追
けてきたようだ 大きいお兄ちゃんのクーから一番
下のちびたのキラまで全部で8頭の 子供たちそしてあ最後には笑顔の
ままちゃんもいた 僕はいきなり元気になって動き
出したんだ そしてひらめいた
そうだ僕が作る香りボトルには あったかい愛をひと味加えよう
それにしても崩れた山は高い 僕の前にでっかくそびえ立ってる
どうしたもんか そんなことを考えていたら
ん 何やら脇からキラがすっとすり
抜けてその山に頭から突進 ええすると他の子供たちも次々
と突進 おいおいクーまで行っちゃった
よ びっくりして目をバチクリしていたら
もっと驚くべきことが なんとキラが舐めてるじゃないか
あれくくーもおいしそうに食べてる なんだなんだ
いやはや驚いた どうやらそのなだれの正体は
甘いお砂糖だったみたい なぜにここに子供たちの大好物の
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砂糖があるんだろうか そんなことを考えているとはつゆ
知らず ペロペロペロペロ
みんなでなめたらあっという間に 山がなくなった
そしたら 出てきた新しい扉だ
そしてその扉からは優しい光が 漏れていた
あ 僕はそっと扉を開けて一歩踏み入れた
すると わあなんてあったかいんだろう
子供たちもママもみんなその空間 に入って温まった
まるで体の中心に愛がこう集まって くるようなそんな感じさえした
なるほどここか ここにたどり着けたんだね
しっかりと温まった僕たちはそこで 全部の材料を混ぜ合わせた
呪文のようにつぶやきながら ハーティーハーティ優しい香りになれ
ハーティーハーティ愛あふれる香り になれ
ハーティーハーティ美味しい香り になれ
あらばキラはクシモですね
こうしてみんなで作ったハーティーボトル は出来上がりました
これがあれば大丈夫だね これからもいけるね
さて皆さんはこのハーティーボトル どんな香りがすると思いますか
3000万年前にできたと言われている この南極
そこに暮らしている生き物たち 僕たちアザラシやペンギンクジラ
やオットセシャチやカモメもみんな それぞれ頑張って生きています
もちろんハートフルな人間の皆さん もいらっしゃいますよ
さてちょっとお先に書いてみ ましょうかね
おしまい