怒涛の感想を送ってきてくれた記憶がある。
なんかそう、私発売して結構すぐ読んだんだけど、まだその世の中的に反応もわからなかったけど、
どういう、誰に向けた、何の小説なんだ、みたいなのがきて。
早く誰か読んでくれ、喋りたいから、みたいな感じの小説だったんだけど。
そもそもこの小説自体が、私的にはオーディション番組みたいな小説だったなと思って。
なんでかっていうと、文句言うとこまで含めて円溜めっていうか、
ここはもうちょっと掘り下げてほしかったよねとか、ここはないよねみたいなのも含めて、
なんか良かった、面白かったとこもあるんだけど、
いやいやいや、それはちょっとなしじゃないですか、みたいなのもあるっていう。
だからなんか、めっちゃおすすめの一冊、面白かったよって言えるかは正直個人的には微妙っていう感じだった。
浅井涼による悪編が行われていたということですね。
やばい、悪編。悪編がわからない方はググってください。
私も読んだ後に、これが現代の死活の全てですって思われたら嫌だなって思って。
めっちゃわかる、そうだね。
でも逆に、それで思ったんだけど、これが日経新聞夕刊で連載されてた小説という背景を知って、
日経新聞夕刊を読んでいるビジネスパーソンのおじさま方にはきっと必要な情報だったのかもしれないとかも思ったりもして、
いわゆるお死活についてもっと詳しく知りたいなって思ってる人向けの本じゃない?
でもさ、これ読んでわかった気になったらマジで間違いすぎじゃない?
いや、そうなんだよね。
そこが浅井涼の凄さと良くなさだなと思って。
浅井涼のヒッチがすごい上手だから、リアリティというか、確かにこうなのかもみたいな。
こういう人もいて、世の中にドライブされてるのかもって思っちゃうっていうか、信じちゃうヒッチだから。
結局その物語に巻き込まれるというか、感情とか生活が支配される危険性みたいなのを平たく言うと、
そういう帯にもそんな感じに書いてあるけど、浅井涼は物語を紡ぐ側だから、
これはこれで別のお死活、特に若い女のお死活に補助戦を引いてませんか?悪い。
っていう意地悪な見方を若くない女としてしました。
そうなんだよね。この本の中にお死活をしている主人公、
これはその3人の主人公が一章ごとに視点を変えて、オムニバス小説みたいな感じで、
主人公が3人いて、1章はこの人、2章はこの人、みたいな。
それを繰り返して最後にそれが真合体していくみたいな構成なんですけど、
その3人の主人公のうちの2人、2.5次元アイドルが好きな派遣社員の女性と、サバ版出身のボーイズグループにはまる女子大生っていう女の子が2人出てくるのが、
2人ともさ、結構さ、孤独だったりとかさ、周りの人に馴染めないとか、
そこにお死活が、お死がいることで救われる、それが依存になっていくみたいな感じのキャラクターなんだけど、
そんな辛くないけどな、みたいな気持ちも思ったりして。
もちろん辛い人もいると思うし、私も辛いことはあるが、こんなギリギリじゃないけどな、みたいな感じで思ったりもした。
ちょっとテンプレすぎるというか。
そう、そうなんだよね。でもさ、こういうことを私とユッケさんが言うと、なんかアイドルオタク側だからでしょ、みたいな。
ズボシのところもあるんでしょ、みたいな。追われるのも嫌じゃない?ビジネスパーソンの皆さんに。
ユッケ やばい。
言われるのもさ、うー、みたいな。まあまあまあまあ、みたいな。
これ、2023年かららしいのですよね、連載が。
ユッケ あー、なるほどね。
それこそサバ版が、結構日本でも作られたりメジャーになってたり、グループがどんどん成長したりとかで、ちょっと目線が変わったりとか、
そういう世の中的なあれと、我々のオタクへの解像度のあまりの高さみたいな。
ユッケ 笑
無駄な高さがノイズになってるみたいなところもさ、もちろんあると思うんだけど。
ユッケ 確かになー。なんか2023年って言われると、ちょっと確かにねって思うかもしれない。
なんか本当にここ1,2年ぐらいでさ、そのサバ版、サバ版とSNSによる、なんかこう、なんていうの、もう、もう、私サバ版って本当にもう危険だと思ってて。
いや、本当にね。怖かったよね、ボイプラもさ。
ユッケ なんかさ、SNS、え、そう、ボイプラ2もめちゃめちゃファイナルさ、なんかもう見てなくてもいいから投票してくださいみたいにこう、めっちゃ言ってる人とか、
でもなんかその見てないくせに投票したら、もしその人がデビューしちゃったら、投票した人たちは責任取れるんですか?みたいな、キレてる人とかもいて。
なんかもうそんな、もちろんその真剣になるのはわかるんだけど、もうなんかさ、この小説の中にも、そのサバ版自体が好きだけど、デビューした後は興味がないみたいな、
バラエティ番組としてのサバ版が好きだから、それだけ見てるみたいなキャラクターも登場するんだけど、
なんかそういう人たちが、そんな軽い気持ちでもうサバ版って見ちゃダメじゃない?みたいな気持ちになんかだんだんなってきて、ここ1、2年ぐらいで。
そうだよね。あまりに社交神。社交神がさ。
いや、そうそうそうそう。
ちょっとだからその、本人と同化みたいなところがオーディションって強いのかもしれないんで。
確かにな。
この小説においてその、とあるグループ、ブルーミー、ブルームミー、ブルーミー、これなんかいそうよな。
いや、てかさ、この名前もさ、ちょっと私言いたいことがありまして。
あのドラマの?
そう。そもそもこの小説さ、なんかめちゃめちゃラポネエンタテインメントを参考にしてるんですけど。
で、この話の中に出てくるブルーミーっていうのも、要はINIなんですよ。
これはその、私がINIオタクだから、なんかオタクだからそう見えちゃうのかなって思うから、もし違ったら違うよって正直に。
もぐもぐさんからユッケさんそれは違うよって、オタクのおごりだよって言ってほしいんですけど。
これちょっとINIすぎるみたいな設定で。
サバ版で先にデビューしてる先輩グループ、つまりJO1的な存在がすでにいて、
その次にもう一回サバ版2やって、もう一回新たに選ばれて今度デビューするグループがブルーミーって言うんですっていうところから始まって。
そのINIがデビューしたばっかりの時に、君の花になるっていうドラマにメンバーの何人かが出演してたんですけど。
あ、あれに出てたんだ、INIのことって。
そうそう。その君の花になるの主人公グループ、主人公たちが所属してるグループの名前がブルームっていうグループで。
そうだね。ライオンもやってたもんね、ブルーム。
そうそうそう。INIはそのライバルグループの役を何人かで演じてたんだけど、
なんかそれもさ、え、これ君の花になるから撮ったじゃん、ブルーミーってみたいな思ったし。
なんかこの中に出てくるエピソードもさ、え、これめちゃめちゃラポネのオタクがツイートしてたことやんみたいなことばっかりで。
例えば?
例えば、私がすごい、私はでも言うてここ1年半ぐらいで会えないファンになった新規だから、
私がでもそんな私でもパッって分かったところが、
そのブルーミーの先輩グループがとあるお笑い芸人がなんか歌手デビューしてCDを出すっていうのと、
そのCDの発売日がかぶっちゃって、なんかでもそのお笑い芸人に負けるわけにはいかないからって言ってファンがこうや気になってCDを買うみたいなエピソードがあるんですよ。
で実際にJ-O-1も去年、お笑い芸人ではないんですけど、コムドットとCDの発売日がかぶって。
ユーチューバーのね。
そう。コムドットのCD。
まずコムドットがCD出してるのを初知り。
うけるよね。そもそもさ、コムドットのCDって何万枚売れるのかマジで予想つかないじゃん。
コムドット お、ジジネタだみたいになりました。
だからめちゃめちゃ研究してというか、界隈のことをめちゃめちゃアサイリョーは知ってるんだなとは思ったよね。
コムドット そこが、こうやって創作に落とし込むのかみたいなところと、最後まであまりにも現実のあるあるの集積すぎねえかみたいな。
コムドット 結局最初にゆきさんが言った、こんなに繊細なというか繊細さん的な感じの描写をされている女の子たちの、
その子たちがハマっちゃう、心の隙間を突かれてみたいな描写とかってこんなにテンプレなことって、
まあ、もちろんないとは言わないけど、そういう子たちが逆にポジティブに変わるケースとかも全然あると思うから、
なんかさ、その辺の、ちょっと言い方悪いけど、ウェブの週刊誌の、
もしかつ、こんなに心が破壊されるみたいな、こんな金遣いがやばい女がみたいな、なんかそのちょっとゴシップスキャンダルめな記事をめっちゃ、
いろんな記事を読んでるみたいな感じの独語感でもある。
ゆきさん いや、そうなんだよね。なんかさ、しかもその最後の最後にさ、そのこの物語のオチのエピソードがあるじゃないですか。
渋谷駅のスクランブル交差点でっていうオチのエピソードがあって、私なんかそこはさすがに、浅井亮のオリジナルの創作なのかと思っていたんですけど、
なんか、全然でも私も人から聞いた話だから、私が実際に話、直接聞いたわけじゃないけど、そのエピソードも、なんか昔JO1のファンがそういうことをやっていたみたいなことがあったらしくて、
なんかその最後の最後まで、その実在するファンがやったエピソードの紹介。
浅井 オモジリじゃないけど。
ゆきさん そうそうそう。
浅井 オモジじゃないけど。
ゆきさん しかもさ、なんかそのエピソードがあって、そこからそのキャラクター同士が今後こう絡んでいくのかなみたいな、なんかあとラスト1章あって、そこだけオリジナルになっていくのかなとか思ったら、ページめくったらもうそれで終わりみたいな感じで、あれみたいな。
浅井 ちょっと片透かしなんだよね。
ゆきさん そうなんだよな。
浅井 うーん、なんかでもそれはちょっと私が浅井涼に期待しすぎというか、だったのかなとも思うけど、なんかそのフィクションとしてのカタルシスみたいのがあんまりなくて、ちょっと、てか読む人を意地悪にさせる本だと思うんだよね、これって。
ゆきさん こういうやつ、なんか結構ガイアな目線でさ、褒めちゃいそうになる、私も。
浅井 うんうん。
浅井 よくないよねみたいな、こういうのはやっぱよくないよねみたいに言いやすいと思うんだよね。
浅井 なんかそれを、なんかもうちょっと内側に引き込んでっていうか、いや言うて、私もこういうとこあるかもとか、もっとヒヤッとさせて欲しかったっていうか、わからない、でもゆきさんは共感した人物がいたんでしょ、この本の中で。
ゆきさん そう、私唯一共感した人物がいて、なんかその3人の主人公のプロフィールを言うと、さっき2人言ったんですけど、その30代派遣社員OLと10代、20代前半女子大生と、あともう1人50代の男性でレコード会社勤務で離婚していて妻と娘は別のところに住んでいるっていう男性がいるんですけど、
ゆきさん 私はその男性にめちゃめちゃ感情移入して、これさ、なんかどこまでエピソードのネタバレしていいのかな、なんか私その男性のさ、男性の章を読んでって、なるほどふむふむって読みながら読んでって、その男性がクライマックスでめちゃめちゃやらかすシーンがあるんですよね。
ゆきさん その仕事としてこれやっちゃダメじゃんみたいな。で、もうその自分の心に歯止めが効かなくなって、もうやっちゃったみたいなエピソードがあるんですけど、もうそれ、私がこの男性だったら絶対私も同じことしてると思って、わかるぞーみたいな、くぼたーわかるぞ頑張れーみたいな、ま、くぼたっていうおじさんなんですけど。
ゆきさん いや、なんかすごいそこはね、なぜかわかんないけどすごい共感したんですよね。
ゆきさん ちょっとね、あのー最初は仕事として関わってたんだけど、みたいなあれなんだよね。
ゆきさん あ、そうそうそう。
ゆきさん なんかでも、くぼたもさ、浅井涼が今言いたいこと世の中に、みたいなちょっと都合がいい存在に私は感じちゃって、日経新聞読んでるおじさんに、あなたたちも登場させておきましたよ、この物語みたいな。
ゆきさん やばい。日経新聞へのファンサー?
ゆきさん ビジネスパーソン様へのね。なんかこれいろんなところで浅井涼さんが言ってるからいいと思うけど、結局男性の孤独みたいな、お互いケアできないとか、
友達があんまり年取ってくるというか、学生時代以降あんまり新しい友達が仕事上の付き合いがいないよね、みたいなところが結構一つの要素として入ってくるんだけど、
そのおじさんがアイドルグループのメンバーと接する中で、メンバーがいるっていいね、みたいな雰囲気がする。なんかちょっとそれ浅井涼の気持ちすぎません?
ゆきさん いや、わかる。なんかね、そこはすごい浅井涼の魂が伝わってきたよ、私はそのくだりから。
ちょっと生っぽすぎてあんまり創作なんだろうな、エッセイならわかる。しかもダビンチって雑誌で若林、オードリーの若林と対談してて、いやいやそんな直球なところと対談すんなよって思うわ、私的には。
ゆきさん 確かにね。
浅井涼 だってもう懐中してるじゃん、オードリー、若林なんて。
ゆきさん そうだね、そうだね。
浅井涼 なんかちょっとさ、うーんと思って。でもなんかそこで私的には、浅井涼って本人が喋ってることの方が小説より面白いなって近年思ってるから、なんかそれが小説家としていいことでもあるし、なんかわかんない。
自分の問題意識と重なった本だから今回特に思ったのかもしれないけど、いやいやそれはもうちょっと、なんか物語性の中に、流れの中に入れてあげてもいいんじゃないですか?ちょっとわかんないけどどういうやり方がいいか、みたいな。なんかやや、なんだろう、着ぐるみの中が見えて、うーんわかったよ、浅井さんはそう思ってるんだな、通常のページみたいな感じ。
浅井 いやでも私はその、なんかメンバーが欲しいくだりに関しては、それこそ日経新聞を読んでるようなビジネスパーソンの人たちだったりとか、まあそうじゃない、もっと若い人とかもそうかもしれないけど、なんか世の中の一般論としては、中年の男性が癒されたいとかケアされたいとか思うときに、その同性の仲間が欲しいがってる人よりも、やっぱりまだそのなんか、奥さんと子供がいて、ペットのワンちゃんがいてみたいな、なんかそういうのに、
みんな幸せを感じてるんじゃないのって、世の中の人たちは一般論としてそう思ってる方が強い気がしてて、でなんかそこを中年のおじさんもたくさん読むであろう媒体で浅井涼が、
同性のボイグルを、こんな仲間俺も欲しいって、何歳になっても思ってもいいんやで、みたいなのを書いてるのは、ある種希望というか、それによって、そうそうおじさんたちが、あ、そうなんだみたいな、俺もボイズグループ、
そうそう、俺もボイグルに入りたいなって思ってる、日経新聞のユーザー、読者が増えてたら、あの嬉しいなって思う。
ヤバい、選抜総選挙やるしかない。
そういうことだね。だから、過剰に特別な存在って言って、ボーイズグループという運命共同体みたいに言うよりは、憧れるなら自分たちでも、別にね、そんな、だって踊んなくていいけど。
でもなんか、それって例えば地域でふっとさるやってるやつとか、そういう感じなのかもしれないね。
確かにね。
結局仕事以外の番で貴族しろっていう、めっちゃ平たい話というか、よくある結論になってしまうが。
サードプレイスをみんなが探しているという。
でもさ、I&Iのオタクとしては、この中で例えばめっちゃフォーカスされてる子が、9位でデビューした子っていう、みち役の子なわけで、9位の子とかを意識して読むわけ、これ読むと。
いや、でも。
人数は違ったっけ?
そうね、ブルーミーは9人グループで、I&Iは11人グループだから。
で、別にその順位、私なんかこの物語の中のブルーミーの1位になった人と、I&Iの1位になった人は、なんかちょっと似てるって勝手に思ってて。
映画化するなら、この1位の役は木村雅也、うちの1位木村雅也がやるしかねーって。
助けてくれる?大丈夫?ラポーで。
大丈夫。
ショーチックが国宝NGにしたみたいな。
やっぱり。
BMSGがやるかもしれない、映画化。
1位は雅也くんだなって思ったけど、でもその9位の道家くんが11位でデビューした後藤たけるとは、私はあんまりイコールにはなってなくて。
でももう私の中でさ、やっぱ浅井涼の小説って、何者とかさ、桐島部活辞めるってよとかもそうだけどさ、あのやっぱ映画化しやすいじゃん。
ちょっとわかりやすいエンタメだから。
だからこれも映画化される可能性があるかもしれないと思っても、その場合はINAIからブルーミーは出すぞって、もう私は東方のプロデューサーになった気持ちで。
読んでた?
読んでた。
まあでもこれは絶対映画化されるね。確実にされるね。
その時は道家くんは、私はINAIの高塚ひろむくんか佐野雄大くんにやってほしいんですよ。
聞いてますか?東方のプロデューサーさん。
聞いてないだろ。
聞いてない、絶対聞いてないだろ。浅井涼ワンチャン聞いてないかな。聞いてないかな、浅井涼さん。
え、なんで、その2人は、ちょっと聞いていいのか。その2人は、このキャラクターとちょっと神話性があるなって思ったの?ユッケさん的に。
そう、なんかMBTIは別に2人ともINFPではないんですけど。
あれ面白い、でもそこ面白かったな。MBTIがめっちゃフォーカスされるのが小説として、めっちゃ現代じゃん。
でも韓国とかだと、もっとガッツリMBTIの小説あんのかなと思って、すごい気になりました、それが。
MBTI小説読みたい。誰か知ってたら教えてください。
なんかさ、MBTIってさ、MBTI協会がさ、それを二次利用して商品化とかすることめちゃめちゃ厳しくNG出してるから。
あ、そうなんだ。
だから、こういう風に物語の中にちょろっと出てくる分には全然いいと思うんだけど。
多分それがメインの話ってないのかも、わかんない、わかんないけど。
ちょっと話が逸れましたが。
いやでも、なんとなくその2人はさ、ひろむくんかゆうだいくんは、
なんかあの、くぼたにさ、1対1でさ、取材の時に本当どうしてオーディションを受けたのかみたいな本音をポツポツ語るシーンがあったじゃん。
なんかあそこの、長ゼリフをやってる姿が浮かんだ、私の脳裏に。
ひらめいた。
見えた?
見えた。
確かに、ちょっとその推しが、推しがというか好きな界隈とかね、いる人は、これちょっとこの人っぽいなとかを感じられる要素がある。
確かにね。全然INIじゃないグループにもっとこの役にぴったりなアイドルいると思うんで。
すいません、ちょっと広い目で見ていただいて、実写化の際は。
でもあれよな、その物語があるのが売れるのに重要な条件。
それを持ってして布教してくれるからっていう、信者が布教してくれるっていう。
それの形で、インザメガチャーチっていうのは、アメリカにおけるメガチャーチっていう、アメリカだけじゃないか。
欧米における宗教的なところがすごい大きくなってるよっていうので、がっつり布教活動に神徒たちが動員されたり、大きいムーメントを起こしているみたいな話との重なりを書いているタイトルなんだけど。
結局その物語が必要みたいなので、この久保田特別戦略室っていう、ファン向けに良い物語というか、乗りやすい、共感しやすいのを、
脚本を描こうって言ったらあれだけど、切り取り方とか情報の出し方を考えようみたいな仕事をやるみたいな話なんだけど。
物語があれば売れるっていうのも、ちょっと短絡的すぎねえかっていう。ないとこってあるみたいな、逆に。
そうだよね。
逆に物語って別に、こんな特別戦略室とか作ってやってるところもいっぱいあるんだろうけど、別に作らずともオタクが勝手に読み取ってない?それぞれのグループの物語って。
だって物語があったらセクシーゾーンはもっと売れてたはずだから。物語で売れるなら。
それさ、その話をもぐもぐさんにされて、私はすごい思ったことがあってさ、やっぱさ、これは漫画でも小説でも全部そうだと思うんですけど、
いい物語っていうのは、読者が次の展開こうなるだろうなっていう読者の期待を概ね受け入れつつ、
でもちょっと、うわーこれは思いつかなかったみたいな、ちょっと裏切りを入れるみたいなさ、それが良い物語とされるじゃないですか。
でも、逆に裏切ると言っても、いやこんな展開望んでなかったんですけどみたいなさ、裏切りはさ、やっぱり読者がなえちゃう理由じゃないですか。
はい、なるほどね。
たかし そう、ごめんね、なんかこれはそのセクゾー単語の人にはさ、すごい厳しいことを言うかもしれないけど、
でもなんかちょっとセクゾーの物語って、呪術回戦でさ、ちょっとなんか、え、まさか五条悟って死なないよねって思ってたのに死んじゃったみたいなさ、
あれ、この人いなくなってるって誰も思わなくない?みたいな裏切りをしてきたからさ、それはしょうがないこと。
そうそうそう、メンバーが悪いとかではなくて、もう本当にそういう流れになってしまったから仕方ないことなんだけど、
なんかこの物語望んでなかったけどっていう物語になっちゃったのかもしれない。
たかし 最初から窓書きだと思ってればいいけどさ、プリキュアだと思ってみたら窓書きだったらちょっとそりゃさ、2011年の放送当時もいろいろご意見があったりとか。
いや、そうだよね。
たかし いや、だからそれユッケさんに言われて、確かになって思った。だから期待を応えつつ時取り裏切るっていうのは、確かにそうだなって思った。
なんかそれをね。
たかし でもそこまでやっぱさ、おじさんが運営がそこまで細かくできるわけでもないじゃん。
たかし それは私たちがオタクだからそう思うのかもしれないけど、結局言われたほど描かれた通りに動いてないと思うよな、ファンテンとは思う。
そうだよね。
たかし え、ここで炎上すんの?みたいなことがさ、全てのアイドルグループであるし、てかそもそもやっぱメンバーも人間だから過ちを犯したり、
たかし いや、今後のタイミングでお前取られるなよ、週刊誌にみたいなさ、わかんない。
あるよね。
たかし 絶対あるだろうしさ。そんなさ、思った通りにね。この間のジュリーさんの本でも、流し止めの熱愛の話の話したけど。
でもあれもさ、
たかし 物語っていうのもさ、物語っていう言葉も簡単に使いすぎじゃね?みたいな。結局それってどういうことっすか?みたいな感じが、めっちゃ何回も出てくるからこそ、え、何だっけ結局?みたいな感じがした。
確かにね。
たかし 確かにね。
けみもえじゃん、普通に。物語性の前で欲しいのって。
たかし まあ、キャラクター同士の関係性はね。
そうそう。そこが結構、必要にほとんどなかったよね。
たかし うん、なかった。
ミチワ君が最後の最後に、トラブルに巻き込まれた時に、他のメンバーが一緒みたいなぐらいだけど。そこをあえて省いてるのは、何か意図があったのか、すごい気になりました。
たかし ねー、でもなんかこう、けみもえもさ、なかなかこう、難しいところがあるじゃないですか。生身の人間の関係性を消費するというのは。
うん、ほんとだよ。でもそこに突っ込んだ方がさ。
たかし そうだよね。
アサイリョウの観察眼っていうか。
たかし うん、いや、わかる。
そのなんか、ドロドロしたというか、アンタッチャブルなとこに突っ込んでくれたら面白かったのになーって、まあ勝手な期待。
たかし なんかさ、それこそさ、もう一人の主人公がさ、澄川綾子さんという35歳派遣社員がハマってる2.5次元アイドルがさ、明らかに2.5次元俳優が、明らかに三浦春馬がモデルなんだろうなっていう。
そうだね、そうだね。
たかし なんか私はこれをさ、明らかに三浦春馬の件をこんな、なんかいじってるつもりではないんだろうけど、なんかこのいじって小説の中に落とし込むのって、なんか結構ギリギリじゃないって思って。
そうだねー。
たかし 結構そこはなんか引いてしまったというか。しかも2023年なんてさ、もっと、もっとね。
そうだねー。めっちゃ最近だろうね。
たかし そうそうそうそう。って思うと、その三浦春馬のことをネタにするよりも、けみい萌えの話をして、けみぐるいオタクを休断してくれた方が。なんか。
なんか私、春馬の件は、春馬くんが元ネタなのもって思ったけど、そもそもこれってやっぱファンダムについて書きたいっていうのがアサイリオンの出発点だったはずなので、いろいろインタビューをもっと。
ファンダムっていうものの引力のあり方に興味持ったみたいな話だけど、でも三浦春馬の陰謀論に巻き込まれちゃってるのって、ファンが暴走したわけじゃないじゃないですか。
たかし そうだよね。あれを利用してさ、もともと陰謀論者がね。
もちろん陰謀論者側っていうか、利用してきた側の人ももちろん描かれてはいるけど、それに乗せられてしまってるファンみたいな感じだから、なんかそれは春馬にも春馬の本当のファンだった人たちにも失礼じゃないかって。
アサイリオン いやそうなんだよ。もともとのファンの人たちってさ、そんなSNSで騒ぎ立ててないだろうからね。
なんか友達とこの話のメガチャーの感想を話してて。
この話ってもう我々通り過ぎてますよねっていうのは、ほんとにそうだなって思った。
そうだよね。なんか2010年ぐらいの話じゃない?おしかつ宗教論みたいなさ。
それはじゃあ、それでいいですみたいな感じになってんだよな。
なんかさ、それこそもぐもぐさんがさ、最近のトレンドはその、アイドルに正しくあってほしいみたいな。
星に正しい存在であってほしいみたいなのが、なんか最近の哲学だみたいなこと言ってて、確かにって思ったのすごい。
最近は正しさがすごい求められてて。
そうなんだよね。だからちょっと問題意識がさ、古いまではないけど、結構それを前提に我々はやってますよと。
ティーバー1位取れないとか、泣き泣きとか言いながら、別に普通に飯食って寝てるっていう。
なんていうのかな、表層の感情とごっこ遊びみたいなとこがちょっとあって。
ティーバー うんうんうん、わかるわかる。
でもなんかそのごっこ遊びにまだ出来切れてないのが、この正しい存在であってほしいっていうエゴな気がするんだよな。
ティーバー ここ難しいよね。
これはさ、めっちゃ汚い感情だと思うんだよね。その正しい、人間に正しい人間であってほしいって。
だって自分の子供にすら、私別に正しい人間であってほしいってかなり怖いと思うからさ。
それを、なんか押しにはぶつけちゃうんだよね。なんかその辺の方が、今一番気になる、人間心理の。
ティーバー そうだよね。
うん、かなーって思ってる。
ティーバー でもさ、なんかその、この押しに正しい存在であってほしいっていうのと、けみもえに対するもやもや感みたいなのを、なんかこう、ある種繋がってるような気もしていて。
なんかそれこそさっきもお題に挙げたINIのシュウフェンファンさんが、クレアっていう雑誌でインタビューを受けてたんですけど、なんかその中でそのけみもえされることについてどう思うかみたいなことをインタビュアーの人から聞かれていて。
ティーバー へー。
ティーバー まあでもそのなんか、仲良しなメンバー同士付手をしてもらえるみたいなことは全然嬉しいんだけど、なんかそこに対してファンの人たちが無邪気に、なんかこのメンバーとこのメンバー、AくんとBくんって夫婦みたいだねとか、彼かのみたいだねみたいな、どっちかが男役でどっちかが女役みたいなときめき方をしていると、
ティーバー それってなんかその、なんていうの、男女異性愛規範みたいなとこだったりとかするし、でも逆になんかそういうふうに。
ティーバー そうそうそう。でも逆にその自分たちが、そのそういうふうにファンの人が思っちゃうような振る舞いをしてる、つまりなんかクヤベイティングみたいな感じで振る舞っちゃう、なんかファンサービスとしてカップルっぽい見せ方をするみたいなことってもうアイドルってさ、なんか結構もう何年も前からずっとやってることじゃないですか。
ティーバー なんかそれって、なんか自分たちの側にも問題があるかもしれないから、なんかこう気をつけなきゃいけないなって思ってますみたいなことを言っていて。
ティーバー あらあら。素晴らしいですねみたいな、もう何も言うことがございません。
ティーバー ペンファンさんもさ、わからない、私がNIのファンじゃないから勝手に心配目線になるかもだけど、すごされすぎるのもあるから気をつけてねって思う。勝手にだってさ、やっぱ期待されたらさ、失望されるじゃん。絶対ちょっとしたことで。
ティーバー うん。期待が高い分だけね。ペンファンくんがそんなこと言うとは思いませんでした。
ティーバー いやそうなんだよなあ。突き進めば突き進むほどね。でもさ、なんか私結構さ、その正しさ論で言うともう一個最近気になってることがあって。
ティーバー なんかよくさ、例えばアイドルの誰かがスキャンダルを起こしましたと。例えばその未成年インシュしてたときの写真が世の中に出てきてしまったとかね。なんかそれに対してファンじゃない人たちが、なんか未成年インシュしてるやつなんてもう脱体だみたいな感じの攻撃とかをしてくるのにさ。
ティーバー え、あなたたちって未成年インシュってマジでしたことないですか?みたいな気持ちになったりとか。いやなんか分かんない。今の今はもっと厳しくなってるのかもしれないけどさ。正直私たちが大学生だった頃、十何年前とか。
ティーバー 便利が違ったよね、全然。
ティーバー 世の中に発表されて、私が超有名人だったらめっちゃ叩かれるだろうなみたいな過去を。なんか人間誰しも、なんか多かれ少なかれみんな持ってるものだと私は思ってるから。
ティーバー インシュに限らずね。
ティーバー インシュに限らず、いろいろ。でもさ、叩いてる人たちってさ、なんか本当にそういうことしたことない超真面目な人たちなのかもしれないとか思って。なんか逆に。そう、なんかその超真面目な人が増えてるのかもしれないとか思って。なんかどっちなんだろうみたいな。
ティーバー なるほどね。自分を棚にあげてできてるのか、本当にその、なんだろう、世の中の叩きを、まあ身受けてたらあれだけど、本当にダメなんだって内面化してるかってことで。
ティーバー どっちなんだろうなって思って。
ティーバー なるほどね。
ティーバー まあ年々さ、喫煙者の割合とかも減ってるしさ。
ティーバー だからクリーンな人間であるということの優先度が上がってるっていうのはもしかしたらあるかもしれないね。人生における。
ティーバー すごいそれが、でもこれってなんか、これを極めたら人間ってどうなっちゃうんだろうっていうなんか恐ろしさを感じるんだよな最近。
ティーバー 確かにね。
ティーバー この発言がもうなんかちょっと老害っぽくて嫌なんですけど。自分で話しておきながら、私たちの時代はさ、みたいな。
ティーバー そうね。大変だよねだから。アイドルの売り物がさ、倫理になってくるとかなりさ、そこまで商品じゃございませんみたいな。
ティーバー そうなんだよ。なんかさ、それこそさ、昔乃木坂46の子たちとかもさ、なんか今すごいその清楚でみんな仲良しで、なんか女子校、名門女子校のおしとやかな集団みたいな感じでこうパッケージされているし、中にいるメンバーたちもなんか私たちはそういう存在なんだっていう振る舞いをしているけど、
ティーバー 1期生とか2期生の時とかはさ、もっとなんかこう公やけで、なんとかちゃんはなんとかちゃんとなんか喧嘩してますみたいなのとかさ、私はなんとかちゃんのことはずっと嫌いでしたみたいなことを言ったりとかさ、なんかもうちょっとこう尖りがあったなと思って。ヤンチャンの人たちいたよなとか思うと、どうなるんだろうこれからって思う。
ティーバー だから、傷つけられたくないんだろうね。見てて。こっちも。
ティーバー そうね、確かに。そうね。でもどうなの?なんかもぐもぐさんはさ、ぶっちゃけさ、そのタイムレスとかってさ、なんかガイアからめっちゃ叩かれたりとかしてるじゃん。なんかふうまが過激なことを言ったりとかして。それに対してさ、そのファンとしてはさ、なんかガイアが言ってるわみたいな感じなの?それともやっぱ傷つく気持ちはある?
ティーバー マジでね、傷つかない。驚くほど。
ヤンチャン そうなんだ。
ティーバー なんかでも、そうだね。ちょっとこれ話変わるかもしんないけど、全然なんか、みんな好きなの信仰すればいいじゃんって感じだから。別になんか他社に違う宗教の人に言われても、まあまあ君とは合わなかったんだねって感じで、全然大丈夫。
ヤンチャン ああ、なるほど。
ティーバー 私過剰に平気なんだよね、そこ。
ヤンチャン へえ。
ティーバー でもさ、本人たちは大変だよね。つらい人もいるじゃん、絶対。タイムレスとかどうか分かんないけど。
ヤンチャン いや、そうだよ。
ティーバー なんか言い残したことありますか?
ヤンチャン ギンザメガチャーチ2では、正しさについてアサイリョーが書いてくれることを期待して。
ティーバー いやあ、そうね。これが、ちょっとでもあれだな、私この本めちゃくちゃ面白かったって人と話したいかも、むしろ。
ヤンチャン ああ、そうだね。
ティーバー うんうんうん。
ヤンチャン 確かに。
ティーバー 全然煽りとかじゃなくて、ビーフしようぜとかじゃなくて。
ヤンチャン やばい。リベートしようぜって。
ティーバー めっちゃ面白かったって人の面白かった目線もすごい気になる。
ヤンチャン うんうんうん。
ティーバー なーって思った。
ヤンチャン 確かにね。
ティーバー めちゃくちゃ、今日私とゆうけさんでディスってしまったような回になったが、なんか全体的には話の種になるって言ったらめっちゃ上から目線だけど、
ティーバー 今読むことに意味がある。今の時代に読むのにすっごい意味があると思うから、最近あんま調節とか読んでないなって人は読み始めたら、結構1日2日で読めるかなという気がします。
ヤンチャン 読みやすいしね、すごい。
ティーバー 普通に面白かったと言うとあれですけど、面白かったです普通に。