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  2. #145 広告音楽のプロに聞いて..
2022-10-17 35:49

#145 広告音楽のプロに聞いてみた〜前編〜

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【知ってほしい広告音楽の世界】
テレビ、ネットで見るCMには必ず音楽が流れています。 これを「広告音楽」と言います。もっとみんなに広告音楽の世界を知ってほしい!! 太陽さんがそんな思いを込めて広告音楽を語ります!

"GOOD MUSIC VS BAD MUSIC”
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00:01
愛の楽曲工房
はい、始まりました。愛の楽曲工房。僕がHiguchi兄弟、兄のKiyonoriです。
弟のHiguchi太陽です。
親父です。
さて、このコーナーはですね、もう恒例なので、早速いってみましょう。
知ってほしい、広告音楽の世界
テレビやネットで見るCMには必ず音楽が流れています。これを広告音楽と言います。もっとみんなに広告音楽の世界を知ってほしい。
太陽さんがそんな思いを込めて広告音楽を語りますと。
皆様お世話になっております、Higuchi太陽です。広告音楽で世の中を豊かにしますよーってね。
はい。
いいやいいや、チャラいね。
はい。
明るけちょうね。
さすが金髪に舌だけあるね。
はい。
そうか、広告音楽の世界にカムバックしたばっかりやもんね。
最近ですね。
育休明け宣言して。
そうなんです。
カムバックしたんで、頑張っていかなあかんなーって思ってるところですけど。
じゃあお前どうした?
やる気あるんかお前。
違う違う違う。
なんなん、チューニングができてねえお前。
どういう感じ?
それか、一弦切れちゃう。
一弦切れちゃう。
チューニングできてねえどころかお前。弦切れちゃうやろ。
なんなん。張り替えて張り替えて。
頑張りますよ。
はいはいはい。何?今日は。
今まで結構いろいろやってきたじゃないですか。
順を追って。
で、前回予告編をしたんですけど。
広告音楽の課題について。
はいはい。
なんですけど、ちょっとそれが始まるとまた長くなるんで。
はいはい。
ちょっと一回ブレイク置こうと思ってですね。
はい。
今日は質問コーナーです。
はい。
で、作家をやってくれているイムが提案してくれたんですけど。
ちょっとライト目にですね、今日は。
イムからの質問に答えていきたいなと思っております。
はいはいはい。いいですね。
なるほど。
前回のオフィスあいあきもね、架空のお便りということで。
本当はいないリスナーからのね、お便りを代表してね、イムが架空のお便りを作ってくれたわけですけども。
今回はそのパターンということだね。
はい。
まあこれを聞いてね、改めて質問点が皆さんあったら、ぜひガンガン聞いていただきたいと思うんですけど。
今日はイムからの質問ということで答えていきますという感じです。
じゃあ一応ね、もらってるんですよ。質問何個か。
じゃあ、俺が読んでいこうか。
はい。
いきまーす。まず一つ目。
クライアントからの習性をクリエイターに伝えるとき、どんなふうに情報を伝えやすくするのか。
言語で説明するのか、サンプルを作って聞かせるのか。
感覚的な部分を客観的な視点で指示出しするのが難しそう。
質問も難しいね、これ。
03:00
質問がいいですね、本当に。
確かにね、だって言語化できんわけやん。音楽ッチね。
これを、そもそも打ち合わせってどうやってやるんすかってことよね。
まあこういう質問に答えていきましょう、今日は。
いいよ。
まずですね、これは音楽を作る時じゃなくて、いろんな時に当てはまりますよね。
だから結構当てはまるというか、ためになる人もいるんじゃないかなと思います。
まず一言を言っておきたいのが、モチベーションにそこがあるんですよね、クリエイターには。
そこ?
そこ。モチベーションに限りがある。
はいはいはい。限界みたいなそこ。
限界があります。
これはクライアントというか、何かお願いをする立場の人だけの場合はあまり理解ができないかもしれないんですけど、
クリエイターのモチベーションには限界があります。
その限界値は何で決めるかっていうと、実際予算とかもあります。
正直10億円の予算だったら限界ないほどに頑張れるかもしれません。
はいはいはい。
時間的なことに関してもそうですね。
10億円あったら、来週友達の結婚式だったとしても、ごめん、その結婚式行けんわ、仕事があるからって言えますよね。
はいはい。
でも予算とか時間に限りがあるから、なんかモチベーションに限界があるんです。
うんうんうん。
っていうことを分かった上で、修正を伝えるときは、無限にやりとりを繰り返すことができないっていうのを思っておいた方がいいと思います。
なるほどね。
なので一等一等が大事っていうことですよね。
まず前提としてね。
はい。で、どんなふうに情報を伝えやすくするのか。
で、これは電話とメールでしたね。今までは。
基本的にはメールで、箇条書きで分かりやすくしたりして伝えるんですけど、補足があれば電話するみたいな。
なので、言語で説明することになりますよね。
はいはいはい。
端的に言うと。
うん。
なんですけど、やっぱテクニックがいるんですよね。
それは。
そうやろうね。
うん。やっぱ言語のテクニックがいるんで。
うんうん。
音楽だけが詳しい人がそのテクニックがあるかというと、そうではないかもしれない。
うんうんうん。
なので音楽プロデューサーは、そういうテクニックも必要だったんですけど、
Zoomとか、いろいろありますけど、オンラインミーティングが広まってきたおかげで、
それが言語だけじゃなくても良くなりました。
なるほど。
なので気軽に打ち合わせができるようになったので、
僕みたいな音楽プロデューサーがクリエイターに伝えるとき、作曲家とかですね。
なので、オンラインミーティングだったらどういうことが変わるかっていうと、
資料のビジュアルを見せながらとか、音楽ちょっとずつ聴きながらとか参考になるようなことがよりしやすくなりましたよね。
06:03
だから感覚的な部分を伝えやすくなったと思います。
うん。
オンラインミーティングが広がったことにより。今のところどうですか?
今は伝えるときのなんか手法よね。
手法やね。
の話やね。
この話はね。
はい。はいはい。
で、ちなみに言語だけでうまくいく場合もあるんですよね。
正解はないと言ってもいいんですけど、言語だけで伝える場合もあるし、言語じゃないことで伝える場合もある。
で、言語だけで終わるときっていうのがどういうときかっていうと、音楽を聴いた後にもっとマガマガしくしてくださいという一文だけで済むこともありますよね。
はいはい。
あ、そっちなのかみたいなこともあるんですけど、それだけではっていうことももちろんあります。
マガマガしいって何みたいな。
うん。
で、まあそういうときはディティールが必要になってきますよね。
うん。
その言葉だけじゃなくて。
うん。
で、その伝え方は既存の音楽を一緒に聴いていくとかね。
うん。
もあれば自分がイメージしているメロディーとかを口ずさむこともありますよね。
うん。
で、それがリズムパターンのときもあるし。
うん。
で、ここが難しいんですけど、クリエイターに好きにやってもらう範囲と、自分の中でくっきり具現化して見えている範囲をどのぐらい伝えるか。
うん。
まあどのぐらい伝えないかとどれぐらい伝えるかですよね。
はいはい。
で、この線引きが難しいんですけど、相手によると思います。
うん。
まあ相手による場合と仕事の時間の無さとか。
うん。
求められるところにもよるので。
うん。
まあ非常に難しいと言ってもいいと思います。
うん。
どうですかね、ここまで。
いやーこれはね、めちゃめちゃ複数の指標で考えよった気がする、俺がいるとき。
うん。
あのまず関係性が違ったら全然違うんよね。
そうそうそう。
太陽、ブチっていう今は部下というかスタッフがおるよね。
で、ブチに言うときと外部のクリエイターに言うときって明らかに違うはずなのよ。
そうなんよね。
全く同じ情報を伝えたいときでも言い方とかテイストとかやり方が全く違わずで。
で、プラスブチの場合は、まあ今はさすがにあれかもしれんけど、最初のうち育てない件みたいなのがおるよ。
うん。
だからあんまり全部100%教えたら育たんから、ある程度ふわっとしたやつでこれでわかるかなみたいなテストも必要やし、とかもあるしさ。
うんうんうん。
で、あとはブチの場合は回数何回もできるやん。
うん。
あーだめもう一回、だめもう一回、だめもう一回が成り立つ関係性なんやけど、外部の人でお金を払っちゃったらそれがさっき言ったモチベーションの底がブチより恐らく浅いので。
うんうん。
できんとかもあるし、あとはなんか相手がどういうタイプかによっても違うよね。
そうねー。
結構ふわっとした感じで言われて余白が多い方が燃えるタイプの人と、サクッと仕事をもう短時間で終わらせたいから明確な指示ちょうだいよ、もうこれ仕事だから作業はサクッと終わりたいですよっていう人。
09:12
うん。
だから楽しんで仕事したいタイプと、仕事は仕事なんで効率を求めるタイプでまた具体度が違うとかもあるし、あとはコミュニケーションの回数もあるような気がするね。
そうねー。
もう100回同じ人と仕事しとったら、なんかもうちょっとカチッとした感じでって言っただけで、はいはいっつって出せるとか。
カチにもいろいろありますからね。
そうなの。でこれが初めての人だったらカチってあなたの言うカチと僕の言うカチがわかんないので擦り合わせをしたいんですけど、話になるわけや。
そういうの、マジでそういうのね。
もうそれやったら、じゃあサンプルを出してこの楽曲の何分のところのこの音の音質みたいに近づけてくださいみたいな言った方がいい時もあるしさ。
これはめちゃめちゃこれ一概に言えんなって思ったなんかこの質問が。
そうねー。で一見というかパッと聞いたらクリエイターに好きにやってもらう部分が多い方がいいよねって思う人もいるかもしれないんですけど、好きにやってもらって繰り返す場合ね。
でやっぱりちょっと違ったみたいなことが絶対あるんで。で繰り返せば繰り返すほどモチベーションの限界に来たり、時間が物理的になくなったりもするんで。
やっぱりある程度具現化することも実質必要で。
なのでもう一概に言えませんっていうのが。
これこそもう人間の経験でしかないよね。
難しいよねマジで。でもほんとそこの相手との関係で全部変わるよね。
だって初めての人やったらちょっとその分が失礼じゃないかどうかぐらいまで考えなきゃいけないわけ。
なんかこの敬語のレベルとかまでもう考えなきゃいけないわけやな。めちゃくちゃめんどくせえよねこれ。
で僕が常に気をつけてることがあります。
ちなみになんですけどこれは。修正という言葉を使いません僕は。
言ったねそれ。
修正という単語を絶対に使わない。
なるほど。相手を否定した感じ。
そうやね否定した感じになるね。
修正という言葉が通用するときって音楽制作の上ではすごい少ないと思うんですよ。
例えば歌詞でテキストで書いている文字と歌っているものが違うとか。
こういうときってもう明らかに修正やん。
間違いやけね。
うん正しいものがあってその間違いを正すやけ修正お願いしますって言っていいんですけど。
基本的にクリエイティブっていうものには正解が何かわからないんで。
多分こっちの方がいいと思いますっていうのに対して。
僕が思っていることに対して修正っていう言葉はおこがましいと思うので。
12:01
修正っていう言葉を使わないようにしてます。
そうやね。
うん。代わりに何て言うかっていうとリクエストって言ってます僕は。
はいはいはい。
すいません数点リクエストあるんですけど。
あと調整点とかですね。
あとブラッシュアップも使うね。
そうですね。
うん。
ちょっとブラッシュアップお願いしたいことがあって。
なるほど。
っていうのと修正お願いしますから入るのではやっぱこれもモチベーションの下がり方が変わってくるんで。
うんうんうん。
まあ自分がサッカー経験があるっていうのもあってこういうところは気をつけてますっていう感じですかね。
なるほど。
うん。
はいはいはい。
こんぐらいですかね一つ目は。
うん。
いやいやいやめちゃくちゃ分かりやすい。
すっげー分かる。
なんかそれさでも自分がやっぱ修正って言われるとそれがやっぱりモチベーションが下がるってことよね。
僕は下がってましたね。
うん。
まあでも当たり前に使う言葉やっきさ。
うんうん。
別に傷つく必要はないっていうのは分かっているんやけど。
なるほど。
うんうん。
対応オリジナルの気遣いっていうか。
まあそうやね。
そういう感じもあるか。
そうやね。
なるほどね。
まあみんな修正という言葉をやめましょうっていうわけでもないんですけど。
うん。
うんうん。
なんか修正という言葉を使わないだけでなんていうか尊重されることもあるっていうね感じですかね。
なんかスタンスやね対応の。
スタンス。
多分そういうスタンスで向かうことが大事と思っていて。
うん。
それのなんつーかない表現が修正を使わないということなんやね多分。
そうやね。
うん。
と思います。
だから正解がないということを具現化すると修正を使わないという行動になるっていう感じ。
そうやね。
そうやね。
うんうんうん。
という感じかな。
さあ。
OK。
さあどんどん。
いきましょうか。
お願いします。
次いきます。
はい。
アンテナの磨き方ということなんですけども。
うん。
普段からどんなことを意識してインプットしているのか。
例えば普段から音楽を聴く量が多いのか。
あえていろんなジャンルを聴くようにしているのか。
海外のCMとかも見るようにしているのかなど。
もしくはあえて意識せずに自然に流行ってきたものだけみたいな質問です。
これ知りたい。
うんうんうん。
タイヨウの。
まず流行っている音楽をもっと知ろうとか追った方がいいよとかは言わないです僕は。
はいはいはい。
それはあまり意識していなくて最低限で良いと思ってます。
うん。
さすがについていけないといけないですけどね。
うんうんうん。
今こういうものが流行っているよねみたいなのは。
うんうんうん。
ついていかなければいけないですけど。
まあマナー程度でいいと思います。
うん。
で僕が本当に大事だと思っているのが。
うんうんうん。
ひどいものをしっかり見つめようっていう感じですかね。
おいどういうことや。
あの良くないものをしっかり見つめれるように。
うん。
良いものを見ようっていう感じですかね。
お?
なになになに?
え、ちょっと達人の行き過ぎて分からないんだけど。
15:01
えっと良くないものに対してアンテナを張っておいた方がいいと思います。
はあはあはあ。
良くないものに対してアンテナを張る。
ひどいものに対して。
うん。
おお。
まあいろいろありますけど最近は。
うん。
ウェブ動画でクオリティが低いものとか。
うん。
地方CMで極端にクオリティが低いものとか。
うん。
まあ全国ネットにしてもそうですけど。
うん。
全国ネットのCMにしても。
うん。
それはひどいんじゃないかっていうものが分かるためには意識的にそれを見なきゃいけなくて。
はいはい。
で、その違いが分かるためにはカンヌで受賞しているような極端に良いものもしっかり見ておいた方がいいと思います。
なるほど。
うん。
おお。
で、なんか今流行っているものを知ろうっていうよりは普遍的に良質なものと普遍的に低質なものを見た方がいいと思いますね。
バッドCM、グッドCM?
バッドCM、グッドCM。
そうそうそう。
ははははは。
そうね。
あれー。
で、それの平均値を知るためにはやっぱりテレビCMで普通に音楽を意識的に聞くと良いと思います。
うん。
なるほど。
で、意外と批評ってしないと思うんですよ。テレビCMの音楽を聞いて。
うん。
例えばサウンドロゴの批評とかは僕もCM音楽作曲家としてやっててもしてなかったです。
うん。
サウンドロゴの批評まではしてなくて。
うん。
で、サウンドロゴジャパンっていうサウンドロゴに特化した事業部を始めてやっとサウンドロゴの批評を始めたんですけど。
うんうん。
まあ、あのこれコメントを世の中に公開とかはしてなくて。
うん。
会社のメンバーうちでやってるだけなんですけど。
はいはい。
うん。
これはひどいと思うとか。
うんうんうん。
これは優れているよねとか言っているんですけど。
うん。
そういうことは意識的にやらないとできないと思います。
はいはい。
うん。
だからまあ時代についていくことは気にせず、時代をまたいで優れているもの、良くないものを評価できるような意識を持ちましょうっていう感じですかね。
うんうんうん。
まとめると。
うーん。
いやーいいね。もうちょっと深掘りして。時間全然ねえけど。
どうですか?
ちょっと一個だけ俺足して言いたい。
うん。
えっと、あの今の話めちゃくちゃ良くて。
うん。
評価ってむずいよねって話があって。
うんうん。
良いか悪いかって今さらっと良いよけど、何が良くて何が悪いかって俺ら生まれたとき分からんわけよ。
生まれたときは分からない。
分からんけど。
で、なんかどんどんどんどん歳を取って経験を積むに従ってこれが良いんじゃないか、これが悪いんじゃないかって分かってくると。
うん。
で、なんやったら良いもの聞いてもそれを評価できんかったりするよね。
うん。
そういう感じ。
18:00
実際今例えば虎之助にめちゃくちゃ良いとされている洋楽とか聞かせても全然楽しくないと言うわけよ。
うん。
で、保育園で歌うよ童謡の方をやっぱり言うわけやん。
うんうん。
あの楽しく先生が下手なピアノで弾く童謡の方が良いってなるわけやん。
でもこれって多分磨かれていくようなイメージだよね。
そやね。
うん。
なんかここもね人によってはいろいろあって絶対的に良いというものがあるという人と絶対とかはなくて。
うん。
全部相対でしかない全ては好みだっていう人もあると思うんやけど。
うん。
太陽のやっぱ立場としてはやっぱり絶対的に良い悪いっていうのがあるっていう立場なわけよね。
まずね。
そうね。
うん。
これを問い出すともうね。
長いんだけど。
哲学的な問いになってくるよね。
そうなんやそうなんや。
うん。
で、多分それはあるという立場だからこそグッドミュージック、バッドミュージックができたということと思うんやけど。
まあそうね。
うん。
で、これ良いとは何かっていうことっちやっぱりね。
うん。
人の評価が自分の中に入って初めてその評価軸ができるみたいなことが結構俺はあるんよ。
うんうん。
めっちゃもう一回言って。
人の評価軸が。
うん。
自分の中に入って初めて評価できるようになる。
つまり。
はいはいはい。
俺はね、なんか初めてキザヤジョーンズっていうあのファンクの。
はいはいはい。
俺めちゃくちゃ好きなファンクの。
はいはいはい。
ミュージシャンがおるんやけど。
うん。
それ聞いた時なんかいいなぐらいだったよ。
うん。
その良さを説明してくれる先輩がおったよね大学に。
はいはいはい。
これどこがいいか分かるかと。
まずはドラムよく聞いてみろ。
ここのノリとベースのノリよく聞いてみろお前。
このうねりねみたいな。
はいはいはい。
確かにそれ言われたらそれ分かりますとか。
あーなるほどね。
そう。
あとこのお前カッティングよく見てみろみたいな。
この強弱とかグルーヴ、縦の線がバッチリ合ってるわけじゃなくて、
この微妙なズレと単調じゃないリズムというか、
これがいいんやけどお前ちょっと聞いてみろみたいな感じ。
うんうんうん。
だからそこにめちゃめちゃ注目して聞くわけよ。
うん。
ただすげーってなるんよ。
はいはいはい。
だからそれは他人の評価軸が自分の中に入ったみたいな瞬間だよね。
なるほど。
あーそういうことか。
しかも細かい評価軸よね。
そう。
で、これほんといろんなことがあって。
例えばスネアの音一個もそう。
うん。
だから昔聞く時って別にスネアの音がどうとか、シンバルがどうとか、
ギターの音の音質がどうとかじゃなくて、
メロディーと歌詞がいいかどうかぐらいの解像度なんよ。
あ、そうね。
だけど、スネアの一個のそのスポーンなのか、スカーンなのか、パッなのか、
っていうのをめちゃめちゃ注目して聞き出すと、
スネアの音一個でめちゃくちゃかっこいいんやみたいなことがわかるようになってくる。
そうね。
うん。
そういう評価軸って多分ね、自分一人だったら絶対見つけられない盲点がいっぱいあるよね。
そうね。
確かに。
で、タイヨがさっき言った批評するっていうのが、
人の評価軸を自分の中に入れるっていう意味でめちゃくちゃ有用と思っちゃって。
21:00
うんうんうん。
うん。で、これは音楽以外でも全部そうで、
俺ね、読書会っていうのをやるよんよ。
うん。
読書会とかまさにそう。
あ、そうなの。
うん。
なんで?
自分で読んで、はいはいこういう感じねっつってわかったようになるんやけど、
人が同じ本読んで、また全然違う視点でなんか感想を言うんよ。
同じ本読むわけね。
そう、同じ本。
はいはい。
はあ、そこ言われたら気づかんかったっす。言われな気づかんっすわ。みたいな。
うんうん。
確かにそこをこだわってないとその一言書いてないっすね。みたいなのがあるわけ。
うんうん。
そう、なんかそうやって、そのよしよしっつーものが磨かれていくんじゃないかな。
はいはいはい。
いやーめちゃくちゃ分かるもん。初めてナンバーガール俺が聞いたとき、
うん。
俺がさ、まったくバンドとかやってなかったけども、周りはみんなやりよって、
うん。
ただみんな好きっち言うよって。
うん。
きょんちゃんもりょうちんも好き。
うん。
俺も好き。やけど、ほんとにまさに今の話でさ、
うん。
俺はなんとなく好きなんやけど、何が好きか分からん。さっき言った通り好き嫌いの解像度でしかないんやけど、
うんうん。
やっぱきょんちゃん達とかりょうちんとかは、ここでこのリフがかっこいいよねとかさ、
うん。
ほんとそのことがどんどんどんどん自分の中の価値観にもなってくるというか、
うん。
すげーよくよく考えたら当たり前にあることよねこれは。
そうなの。
なんか自分が生きていく中で。
評価軸をね作っていくんよね多分。
そう結局そうやね。他者からの評価軸やもんねこれは。
うん。
人に教えてもらった。
そうだけどなんか海外で賞を取ったCMとかいうのも一応他人が評価視聴評価軸を一旦受け入れてみるみたいなことだとき。
そうやね。
うんうんうん。
これで何人が評価されちゃうんやろって言ってその批評を見ると、はいはいそういう見方あるよねみたいな。
うんうんうん。まさにそうやね。
いやーそれ聞いて気づいたことがあるんですけど、
はいはい。
広告音楽に関しては評価された回数が圧倒的に少ないね。
そうかもね。
あー評価じゃない、批評、批評か。
あ、でもまあ評価じゃない。
うん。
評価軸の中で批評されるってことやけど。
うんうん。
CMの企画とか映像に対してのコメントがされているものは世の中にいっぱいあるけど。
うん。
まあカンヌとかにしてもそうやん。
はいはいはい。
音楽のここがどうとかって言われることはなかなか少なくて。
うん。
CM音楽でも。
うんうん。
で、サウンドロゴとかマジでない。
うーん。
多分サウンドロゴについて批評されたことがある現場っていうのはもうめちゃくちゃ限られた世界やね。
はいはいはい。
うん。
これね、なんかやっぱり目に見えないからっていうのが超でかい気がする。
うん。
目に見えないから客観的な評価をよりしづらいんよ多分映像や文章に比べて。
うん。
で多分これ対応わかると思うけどあるあるでさ、スタジオでMAするやん。
で最後クライアントチェックってやっぱりMAスタジオですることが多いやん。
うん。
もうこれで本当にカンパケ出しますよの時ってMAスタジオすることが多いんやけどさ。
24:02
うん。
でそこで映像の話結構出るんよ。
例えばテロップがちょっとちっちゃいんじゃないですかとか、ここちょっと映り込み気になるんでちょっと修正できないですかねとか。
うん。
最後ロゴ出るタイミングちょっと0.5秒早くできないですかねとかその映像の話って結構出るんやけど音の修正値比較的少ないんよね。
うん。
でそれはなんつーんかな、やっぱ目に見えないから主観評価しかないんやけど、ずれているとかちっちゃいとか客観的な指標である程度正解があると思って言えるんよね多分夕川っち。
うん。
そういうのも結構でかいような気がする。
そうねー。
なんか批評しづらいっつーのは。
え、ビジュアルの方がやっぱ重視されるっていうことなの?ビジュアルっていうか。
うん。
その目に見えることの方が。
うん。
まあというより突っ込みやすいのかもしれない。
突っ込みやすいと思う。
見えるやつの。
あーなるほどそうか。
まあでもそれで言うとやっぱあれはね実際いろいろな立場の人と仕事するけどやっぱ経験を重ねている映像監督はめちゃくちゃ気づくね音のちょっとしたことに。
映像監督が気づくね。
あれここってあれ変えたんですかみたいな。
まあいい意味でも悪い意味でも言ってくれるんやけどやっぱその点すげーなと思いますね。
いろんなものを経験した映像監督だから気づくみたいな。
はいはいはい。
うん。
そんな感じですかね。
うん。
ということで。
はい。
次行きましょうか。
次行きましょう。
広告音楽のクリエイターに求められる要素は例えば作曲能力なのかヒアリング能力なのかコミュニケーション能力なのか時間管理能力なのかなどなどということで。
はい。
でこれ立場というか職業によっていろいろ違うと思うんですよ。
エンジニアとか音楽プロデューサーとか音楽作家とか楽器演奏者とかいろいろあるけどあえて全員を突き通すものを考えてみました。
はいはい。
でそれは行間を読む力ですね。
はいはいはい。
えー。
そうね。ちょっと待ってまずクリエイターって言ってもいろいろあるわけよね。
うん。
まずそこの整理からしたらよくて。
そうね。広告音楽のクリエイターっていうのは僕は音楽プロデューサーを名乗ってますけど。
うん。
作曲編曲を中心にやる音楽作家もいたりミックスエンジニアもいたりレコーディングエンジニアミックスエンジニア音の調整をする人ですね。
うんうん。
もいたり歌ったり楽器を演奏する人もいます。
うん。
まあ全部クリエイターと言っていいと思うんですけど。
はいはいはい。
でその全員に当てはまるものは行間を読む力。
行間を読む。
えー。
行間を読むっていうのがどういうことかっていうともうオーダーに書いてないことを大体この辺やろうなって思う嗅覚ですね。
27:01
うーん。
うーん。
これな。
うん。
ピンとくるんやっぱりきょんちゃん。
めちゃくちゃわかる。
えー。
まあ実際オーダーって具体的なようでいて具体的なものが何もないんですよね。
うん。
例えばジンとくる曲がいいですとか。
うん。
もあるけど設計図ってないじゃないですかその。
うん。
ジンとくる設計図。
ないね。
うん。
でこの設計図っていうのはもう楽譜だったりすると思うんですけど。
うん。
そういうものを渡されるわけじゃないんで。
うんうん。
ジンとくるオリジナル楽曲でそれでいてニューオリンズみたいな感じとか。
うん。
言語化はされているけど具体的ではない。
うんうん。
でそこで必要になってくるのが書いてないけどこの辺やろうなみたいな。
うん。
オーダーにないけどこの辺やろうなっていう能力なんですけど。
うん。
えっと乱暴な言葉で言うとどうせお前らこんなん好きなんやろみたいな。
ははははは。
乱暴な言葉で言うとね。
はいはいはい。
なるほどね。
うーん。
っていうのが一回わかってないと良いところに行けないんですよね。
うんうんうん。
ただどうせお前らこんなん好きなんやろをそのままやっても良いとは限らないですよね。
はいはい。
うん。
そのままやったらなんかいわゆるオシャレなやつとかになったりするんで。
うん。
やっぱりちょっと意外性とかも入れたり予想を超えるクオリティを出したりもしたいので。
うん。
どうせお前らこんなん好きやろが分かった上で自分なりのなんていうかオリジナリティも加えるみたいな。
うん。
ことが必要だと思います。
うん。
そこ結構コミュニケーション能力に入ってくるかもね。
そこの部分だけで言うと。
うん。
一応相手のオーダーには答えて。
そうそうそう。
かつオリジナリティを出して、それは100点を求められちゃうんやったら100点を出して、
105点出せるんですけどこれでどうすかって言うみたいなことやん。
そうね。
でこれ経験が浅い人ってさ、俺の105点を出しましたで終わるんよね。
そうね。
うん。
で要件、求められた要件に答えてはいないみたいな。
そうそうそう。
断る。
あのめちゃくちゃかっこいいんすけどあのちょっとこれ映像ちょっと邪魔しちゃうんで楽器数減らしてもらっていいですかとかね。
あー。
音楽だけで聞いたらあのまあいいんすけどちょっとなんかちょっと色付いすぎちゃってるんでもうちょっと無個性でとかね言われることもあるなんか邪魔するからとかね。
うん。
そうそうそう。
であとちょっと行間読むみたいなところがもしかしたら伝わりづらいかもしれないなと思っちゃうんやけど。
うん。
補足するね一応多分こういうことやろうなっていうのが一応行間読んでみようかお前のその言葉の。
はい。お願いします。
もう一応。
もう一応。
なんかね俺らヒアリングするんよねまず。
うん。
どういうの作りたいですかっていう時はヒアリングするんやけどその時ってねもうね絵で言った方が分かりやすくて。
30:04
なんかこことこことここにこれがあるみたいな絵を描いてぐらいのオーダーしかやっぱもらえんのよ。
はいはいはい。
右に木があってなんかこう車がこの辺にあって山こう描いてぐらいの感じなんやけどそこから俺らはめちゃくちゃ想像するんよ。
えーとここに木を置いてここに山を置いてここに置きたいっていうことはまず配置はこういう感じだろう。
でなんか画風はこうであろう色はこんなの使いたいのであろうみたいな感じで想像するんよねめちゃくちゃ。
うんそうね。
でただ今2パターン3パターン想像できるぞちょっと幅が広すぎるなじゃあちょっと狭めようとか言って。
うん。
じゃあこれはどうですかって空に鳥飛ばすのありですかとか言うようなことを言うわけ。
だからいやいや鳥はちょっといらないですみたいな。
なるほどじゃあ結構空あんまり描かんほうがいいんかみたいな。
こうやってなんかこう狭めて狭めていくみたいな感じだよね。
そうね。
でなんかね本当に少ない情報からどれだけ具現化する能力あるかみたいな感じだけどあの
例えを例えでまた言うとあれなんやけどミッキーマウスってさ丸3つあったらミッキーマウスになるやん。
あのさたった3つの丸だけで俺らはミッキーマウスを頭の中で具現化できるやん。
そういうことをやるような気がするなんか音楽作るよドキッチー。
なるほどね。
そうねもうめちゃくちゃ限られた荒い解像度が荒い写真から超想像してモザイクで隠された陰部を頭の中で完璧に具現化するみたいな感じ。
なるほどなるほど。
そうやね。
モザイク状態ぐらいでしかやっぱ指示が来れんわけよ。
でもなんか人間って頑張ればそこを具現化できるやん頭の中で。
あとその時にあれやね全部さ設計図渡しちゃうわけじゃないしさやっぱり予想外のものが来たりもするわけですよ依頼主からしたら。
そこでクリエイターに求められるものとして追加で言うならやっぱ安心感というか頼り感。
この人のアウトプットやったらもう大体任せるわみたいな。
人が表に立ってるかどうかですよね。
そうね。
だけまぁなんか象徴と慣れている人だったらこの人の太鼓板があるんだったら受け入れれるわってなるかもしれないしなんか不安な感じだったら細かいこと突っ込み出したくなるっていう依頼主がね。
でもこれは結構むずいなオーラとか。
オーラやね。
これささっきのキョンちゃんのモザイクの話で言うとさモザイクの解像度をどんどんどんどんなんていうか奥にみたいな結局そこがもう全く最後まで理解できずに終わることもある。
33:12
その行間が全く読めど読めど全然向こうが求めちゃうものにならなかったことも過去あったりした。
あるやろそれは。
あるね。
あるあるある。
あーそうな。
でなんか満足させれんかったなみたいな時もあるよ。
俺はね。
まぁ分からないタイは知らんけど俺はある。
まぁでもあるね。
そのまぁもうそもそも描こうとしちゃった生き物が違ったみたいなね。
そうそうそうそう。
というのもあるなぁ。
そんなんもあるわけやねやっぱ。
まぁあと全然違う視点から言っていいすか自分。
はいどうぞ。
結局じゃあどんな人と仕事したいかっていうとなんか楽しそうにしちゃうやつやね。
これ超俺はでかいような気がする。
まぁどうせやるならあっちの方がある気ね。
どうせやるなら。
いやーなんかありがとうございますとか言いながらあーでもちょっといいすかっつっていや自分ちょっとこれ楽しくなっちゃったんでもうちょっとこだわっちゃっていいすかみたいな。
前向きで楽しそうにしちゃう人。
嫌そうにしちゃう人じゃなくて。
あー修正すかはいあーいいっすよ。
まぁなんすかみたいな人よりもうん本当にちょっとこれもこれも入れちゃったんですけど嫌なら全然もうパターン3つ作っちゃったんで全然選べるんでみたいな。
やっちゃいましたすいませんちょっと盛り上がっちゃってみたいな人はいいなって思ってましたね。
なるほどね。
はい。
まぁみんなそうしなきゃいけないわけではないですけどまぁそういう目線もあります。
はい。
うん。
そうです。
うん。
って感じかな。
うん。
いやーちょっとねまだあるんですよ質問が。
ありますね。
なんでこれ分けましょう。
うん。
はい。
ということで一旦終わろうかな。
はい。
いやおもろいこれ。
ということで次回続きますけども一旦今日はここまでです。
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それでは皆さん来週も続いてくださいバイバイ。
バイバーイ。
バイバーイ。
35:49

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