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#10|『私には向いていない』って誰が決めた?
2026-11-03 07:02

#10|『私には向いていない』って誰が決めた?

おたよりを送る
📓 「自分を生きる」の、その先へ
第10話|「私には向いていない」って、誰が決めた?

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📝今回のお話
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「やってみたいけど、私には向いていない」
「私は臨機応変に動くのが苦手だから」
「こういう仕事は、もっとできる人がやるものだよね」

そんなふうに、自分の可能性を判断したことはありませんか?

例えば、職場で新しい仕事の担当者を募集していたとします。

以前から少し興味のあった仕事。

「やってみたいな」

と思ったけれど、まだ経験がないので、手を挙げられずにいた。

すると隣にいた先輩が、

「こういう仕事って、臨機応変に動ける人じゃないと難しいよね」

と言いました。

その瞬間、以前うまく対応できなかった経験を思い出して、

「ああ、私には無理かもしれない」

と思い、結局手を挙げなかった。

後から同僚に理由を聞かれると、

「私、臨機応変に動くのが苦手だから。向いていないと思う」

と答えたんです。

さて、ここで考えてみたいことがあります。

この人は、実際にその仕事をやってみたのでしょうか?

まだ、やっていません。

先輩から「あなたには向いていない」と言われたのでしょうか?

それも、言われていません。

先輩が話したのは、仕事に必要だと思う能力についてです。

そこに自分の過去の経験を結びつけて、

「私は苦手だから、向いていない」

という結論を出したんです。

もちろん、実際に必要な能力が足りない可能性もあります。

でも、

「今は経験が足りないこと」と
「私には向いていないこと」

は、同じではありません。

必要な能力を確認する。
経験を積む。
具体的な仕事内容を聞いてみる。

そんな選択肢もあります。

ところが、

「私は向いていない人間だ」

と結論づけた瞬間、そうした可能性を検討する前に諦めてしまうことがある。

ここが今日のポイントです。

自分で決めたことと、自分の判断基準を確かめたことは、同じではありません。

自分で「やらない」と決めたとしても、その判断は何を根拠にしたものだったのでしょうか?

誰かの言葉?
過去の失敗?
今の自分の能力?
それとも、まだ確認していない予測?

今回は、自分で選んでいるつもりでも、無自覚な前提によって選択肢を狭めてしまう認知の仕組みを読み解いていきます。

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🌱今日の自己適用ワーク
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① 今日、観察すること

最近、

「私には向いていない」
「私はこういうのが苦手だから」
「どうせ私にはできない」

と思って、やらなかったことを一つ思い出してみてください。

② 自分に問いかけること

「私は何を根拠に、向いていないと判断した?」

「それは実際に確かめたこと? それとも、そう思っていること?」

「その判断をする前に、確認できることはあるだろうか?」

③ 今日のポイント

何でも挑戦すればいい、という話ではありません。

「向いていない」と判断することが悪いわけでもありません。

大切なのは、その判断の根拠を知ること。

・実際に経験したこと
・誰かから言われたこと
・自分がそこから導いた結論

この三つを分けてみてください。

自分の判断基準が見えると、今まで考えていなかった選択肢に気づくかもしれません。

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📖前後のお話
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◀ 前回|第9話
「人生の定義権を、自分に戻す」

誰かの言葉や、一つの結果によって、自分の人生の結論を出していないでしょうか?

起こった事実と、自分がつけた意味を分けるお話です。

▶ 次回|第11話
「嫌われたかも」は、本当に起こったこと?

相手のちょっとした態度から「嫌われた」と思い込み、自分の行動まで変わってしまう。

人間関係の中で起こる、事実と解釈の混同を読み解きます。

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今のあなたに合うシリーズは?
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🌱 自分を責めてしまう
📕 春までに自己否定を卒業|全15話
https://stand.fm/episodes/69919fb2c63ffb8c67ef186b

🧠 自分が何をしたいのか分からない
📘 GOALの錯覚

🧭 GOALはある。でも日常で迷う
📗 人生の主語を取り戻す|全32話

🌏 自分で決められる。その先へ進みたい
📓 「自分を生きる」の、その先へ

🤝 人との関係で苦しくなる
📙 境界線シリーズ|全28話

「今の私は、何を知りたい?」
そこから選んでみてください。

#自分を生きるのその先へ #フユコ #自己理解 #自分の可能性 #判断基準 #事実と解釈 #主体性 #自己決定 #コーチング
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サマリー

職場で興味のある仕事の担当者を募集していたものの、先輩の「臨機応変に動ける人じゃないと難しい」という言葉と過去の失敗を結びつけ、「自分には向いていない」と手を挙げなかった例を取り上げます。実際に仕事を試したわけでも、先輩から不向きだと言われたわけでもなく、自分で結論を導いていたことを確認します。経験不足と不向きは同じではなく、経験を積む、必要な能力を確認するなどの選択肢があります。「向いていない」と判断した根拠が、事実か思い込みかを観察することが、自分の前提を知った上で選ぶことにつながると語ります。

「向いていない」と決めた職場の例
皆さん、おはようございます。フユコです。 シリーズ 自分を生きるのその先へ
このシリーズは、自分で考え、自分で選べるようになってきたのに なぜか人間関係や物事がうまくいかない
そんなあなたに向けて、自分を生きるのその先にある認知の仕組みを紐解いていくシリーズです。 さあ、シリーズ 自分を生きるのその先へ
第10話忘れてましたので、第10話取り直してます。 第10話、私には向いていないって誰が決めたっていうお話をしていきますね。
さあ、第9話では、人生の定義権を自分に戻すというお話をしました。 自分がどんな人間で何を大切にしていてどう生きていくのか
その判断を誰かの評価や期待だけで決めないということ。 今日は私たちが日常の中で知らず知らずのうちに自分を定義してしまう場面を見ていきます。
例えば、職場でこんなことがあったとします。 会議で新しい仕事の担当者を募集していました。
以前から少し興味のあった仕事です。 やってみたいな、そう思ったけれどまだ経験がない。
だからすぐには手を挙げられずにいました。 すると隣にいた先輩が、こういう仕事って臨機応変に動ける人じゃないと難しいよね、そう言ったんです。
その言葉を聞いた瞬間、私には無理かもしれないと思いました。
以前急な予定変更があった時にうまく対応できなかったことを思い出したからです。 そして結局手を挙げませんでした。
経験不足と不向きを分ける
帰り道同僚に、さっきの仕事興味なかった? そう聞かれて、私臨機応変に動くの苦手だから向いてないと思う。
そう答えたんです。 さてここで少し考えてみましょう。
この人は実際にその仕事をやってみたのでしょうか? まだやってませんよね。
先輩から、あなたには向いていない、そう言われたのでしょうか。
それも言われてませんよね。
先輩が言ったのは、臨機応変に動ける人じゃないと難しいよね、という言葉でした。
それを聞いて、私は臨機応変に動くのが苦手だ。 だからこの仕事には向いていない。
そう自分で結論を出したんです。
ここで起きているのは何でしょうか。
誰かが話した仕事の条件を、自分自身の可能性を判断する基準にしている、ということなんです。
もちろん臨機応変に動く力が必要な仕事なのかもしれません。
実際に今の自分には足りない経験があるのかもしれません。
だけどそれと、私には向いていないは同じではないですよね。
経験が足りないなら、経験を積むという選択肢があります。
必要な能力を確認することもできます。
ところが、私は向いていない人間だ、そう結論付けた瞬間に、
そうした選択肢を考える前に諦めてしまうことがある。
しかも本人は、私は自分で考えてやらないと決めた、そう思っているかもしれません。
確かに手を挙げなかったのは自分です。
判断の根拠を観察する
でもその判断は何を根拠にしたものだったのでしょうか。
ここが今日お伝えしたいところです。
自分で決めたことと、自分の判断基準を確かめたことは同じではありません。
私たちは誰かの言葉を聞いた時、その言葉を自分の過去の経験と結びつけて、
私はこういう人間だから、そう判断してしまうことがあります。
でもその判断が今の自分すべてを表しているとは限りません。
以前できなかったことが今もできないとは限らない。
今できないことがこれからもできないとは限らない。
だからといって何でも挑戦すればいいという話でもありません。
大切なのは、自分が何を根拠に向いていない、そう判断したのかを知ることです。
さて、今日は皆さんにも一つ観察してみてほしいことがあります。
最近、私には向いていない、私はこういうのが苦手だから、
そういってやらなかったことはありませんか。
もしあったら、それは実際に確かめたこと?
それともそう思っていること?と自分に問いかけてみてください。
向いてるか、向いていないか、今すぐ答えを出さなくて大丈夫です。
まずは、自分が何を根拠にそう判断しているのか、そこを観察してみる。
それだけでも、今まで見えていなかった選択肢に気づくかもしれません。
前提を知って自分で選ぶ
自分の人生を自分で選ぶということは、何でも自信を持って挑戦するということではありません。
自分がどんな前提で判断をしているのかということを知り、その上で選ぶということ。
誰かの言葉を参考にすることはあっても、その言葉だけで自分の可能性を決めてしまわないこと。
それが人生の定義権を自分に戻すということにもつながっていくのだと思います。
さあ、それでは今日も自分の人生を自分の主語でということでした。
07:02

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