うん。
父親的にはびっくりするわけですよね。
無理して子供部屋を与えたのは、こんなルーズな生活態度を身につけさせるためじゃないんだぞ。
明日厳しく叱ってやるって言うんやけどさ。
うーん。
だけど次の日に息子と喋ると、
はい。
この主人公も、このジオラマの魅力に取り憑かれるわけですね。
ああ、なるほど。
なんだいそれは。
ね、セットを組んでさ、プラモを置いてさ、本物みたいに写真撮るんだよ。
なんか友達の間でも流行ってるらしいですね。
うーん。
友達みんな上手いんだよ。僕も作ってみたんだけど、もう一つパッとしないんだ。
いやー、お父さんが子供の頃はこんなプラモなかったなーみたいな話をしながらね。
うーん。
まあ、休日なんかな。
うんうん。
木の切れ端とかブリキの空き缶とかで飛行機や軍艦なんかを作ったもんだと。
うーん。
うん。
じゃあ模型作りの大先輩なんだね、パパと。
まあ、そんな関与はしてるわけです。
はい。
で、ちょっとあのF先生のギアがここで上がりましてですね。
あら。
実感が出ないのは塗装のせいだよと。
これじゃあ、ペンキを塗り立てって感じがする。
ところどころ剥げて、金属の地肌が見えるとかね、サビの流れが見えるとか、そんなことでずいぶん違うんだよと。
まあ、こう、あの趣味語りがちょっと始まるわけですね。
はい。
セットに置く勇気とか広がりが欲しいから、どうこうしようみたいな。
うーん。
ね、あの前のエピソードでもありましたけどね。
はい、ありましたね。
せいせいちょっとね、こういうところがあるので。
うーん。
まあ、わからなくもないですよ、この自分の好きなね、趣味とかを。
うーん。
こう、人に語りたくなるっていうのは。
そうですね。
で、ママがね、こう、お部屋片付けた?一休みしてお茶にしましょうって、こう呼びに来るんやけど、ますます散らかってると。
うーん。
クリエイターは手前を大きくね、電気を小さく作るんだとかね。
すごいや、本当に広く見えるよみたいなことで、二人でこうジオラマ作りを満喫してるわけですね。
うん。
で、まあ、迎えに来たママの一言を我に返ってね、きちんと片付けなさいと言いながら出て行くとか。
はいはいはい。
で、一生懸命こう、ブツブツ言いながらね、さっきまで楽しんでたんやけんみたいな顔しながら、片付けてる哲也くんのところに、
ジオラマ撮ってるんでしょ?って言って現れたのが、タキシードを着たヨドバシですね。
出たな。
出ましたね、はい。
すごいカメラがあるんだけどね、これ、コラージュカメラ。
いろんな素材を自由に組み合わせて、圧倒驚くような画面を作れるんだと。
うん。
で、興味を持った哲也くんにですね、話よりも使ってみせたほうがよくわかるでしょうと言いながら実演を始めます。
はいはいはい。
もうちょっと慣れてきてますわ。
まあそうですね、このね、実演をやるっていうのは結構お決まりのパターンになってきてますね。
ね。
まあ本編中でも言いましたが、結構社会的な内容だったなと思います。
うんうんうん。
うん。
これ、あのブラッキード事件っていう言葉がいくつも出てるんですが、
はい。
このブラッキード事件っていうのが何かってサッパさんピンときました?
いや、私全然わからなくて。
えっとね、これはですね、ロッキード事件って実際にあった事件があるんですよ。
あー、なんか多分名前は聞いたことあるな。
そうそうそう。
じゃあ僕もね、正直かなり前の世代の話なんでピンとはきてないんですけども、
うんうんうん。
サッパさんと同じように有名な事件。
はい。
なので名前くらい知ってるなーっていう認識だったんですが、
うんうんうん。
これが1976年に明るみになった戦後最大の汚職事件っていうふうに言われてて、
うーん。
うん。
アメリカの航空会社のこのロッキードっていうのが航空会社の名前で、
はい。
あそこの機体を日本に採用するっていうときにワイロー、すごい額のワイローが動いたみたいな。
はいはいはいはい。
まあちょっと詳しくお話ちょっとできないんですけども、聞きかじりなので。
うん。
まあそれぐらい有名な事件なんですよ。
うんうんうん。
っていうのをこのエピソードでは取り扱ってるんだなっていうのがわかるんですね。
はい。
うん。やっぱりね、その今までいろんなSF短編の話をこう紹介とかしてきましたけども、
はい。
大人向けに書かれてるっていうのがあったじゃないですか、前提として。
うんうんうん。
で、漫画っていうツールを使ってですね、こんな感じで実際に世間で起こってる事件であったり問題であったりっていうところにアプローチするっていうのも、
ある意味大人向け漫画の一つの役割というか。
はい。
まあそのあたりは感じますよね。
うんうんうん。
うーん。さあ、今回のちょっとサッパさんの感想をちょっと聞いてみたいなと思うんですけども。
あのー、なんか途中でジオラマの話とか挟まるじゃないですか。
うんうんうん。
あ、流れ変わったかなって思ってたんですけど、まあそうだよな、問題解決といったらやっぱそうですよねって思いながら、
だいぶでもやってることはちょっと危ない橋渡ってる感はありましたけどね。
そうだね、だって結局送り付けた初歩写真って相手を揺さぶることには成功したけど偽造してますからね。
うーん。
で、まああのー、100%にね、近い多分確信みたいなのがあった上での多分この作戦だったと思うんですけども。
そうですね、あの運転手、元運転手の方。
そうそうそうそう。
から情報をもらってってことだとは思うんですけど、結構大丈夫かなっていう不安はありましたけどね。
これがだから未来のカメラっていうのがまあミソで、まあ現代のね、こう技術では暴くことは不可能なわけですよ、この写真の。
そうですね。
まあこの哲夫くんが喋りでもせん限りはね。