2023-02-11 27:55

111. SF短編【藤子不二雄の夢カメラ】⑦懐古の客

遥か未来から時間旅行で現代に訪れたヨドバ氏。生活様式の何もかもが未経験で古いことが新しく感じるほどのジェネレーション・ギャップ…
後に現代に取り残され、生きていく為に未来のカメラを売り歩くことになる彼の、運命を分けたエピソードが遂に公開されたのです…

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『PODCAST FREAKS』2023年3月4日(土)
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00:02
はい、みなさんこんばんは。ゆうすけです。さっぱです。よろしくお願いします。よろしくお願いします。
藤子F不二雄のカメラシリーズです。はい。
よど橋という未来のカメラのセルスマンが登場するということで、一連のシリーズになってますが、今回の話は、懐古の客というタイトルですね。
懐古っていうのは、昔を懐かしむっていう意味の懐古ですね。
懐かしいっていう字の懐に古いっていうね、懐古。客はお客さんですわ。
さあ、どんなお話なのかをさっそく見ていきましょう。
はい。
ボロボロのアパートがまず写されてましてですね、中で2人の男性がしゃべってるんです。
しめきり?くだらん。そんなもん忘れろ。俺の撮ってきたこの写真を見ろよ。時間に追いまくられている毎日がアホらしくなっちゃうぞ。
なんかね、こうちょっと余裕のありそうな人がしゃべってますね。
写真か。そういえばしばらく見なかったがどこ行ってたんだ?
文化はつるところ。
言ったら未開の地みたいなジャングル的なところに行ってきた人がしゃべってるわけですね。
なるほどね。
はじめはびくびくしたものさ。しばらく前まで首刈族だった連中だからな。
この辺ちょっと多分今の般若といろんな配慮がいるので変わってる可能性ありますけど。
言ったら未開の地みたいなところから帰ってきた写真を見せてくれてるわけですよ。
だが一週間生活を共にしてみてわかったよ。彼らこそ人間なんだ。文明に隷属する以前のまことの人間らしい人間だったんだ。
見てくれみんないい顔してるだろうと写真を見せてくれるわけですね。
そういえば実にいい顔だな。
この見せられてる方が主人公なんですけどね今回は。
はいはいはい。
話は続きましてね。
思い煩うってことがないもんな。日が出れば起きる。腹が減れば食う。その時々必要なだけの食料があればいいんだ。
受験前相、出席押送、税金定年嫌なもの一切なし。トイレがないのはいささか参ったけどね。
とにかく毎日が感動の連続だった。
同時に我々日本人の生き様を反省させられる毎日でもあった。
こんな時間だと言いながら突然出ていくわけです。その人。
出版社へ写真を届けて代理店を回ってその後スタジオに行ってと言いながらせかせかしながら出ていくわけですね。
忙しいよ。
忙しいね。
03:02
彼が言うにはね日本人忙しいよと。
そんなことですよ。
じゃあまたなと言いながら慌てて出ていくわけです。
主人公がね。結構のんびりしてる性格みたいですわ。
あいつカメラマンになってよかったなぁ。いろんなところ行って体験できるもんなぁと。
それに引き換え僕なんか一日中机に向かいっぱなし。
刺激も感動もない。平平穏々のっぺらぼうの毎日だもんなぁ。
この人後でわかるんですけど職業漫画家なんですよ。
なんかそうなのではないかと勝手に思っていました。
若干自学的ですよね。
で、部屋に帰ろうとするとですね、部屋の中から声が聞こえてくるわけですよね。
素晴らしい。なんという住居だろう。
このそっくり返った天井板。
崩れかけた泥壁。
真っ赤に焼けて毛羽立って踏めばブヨンブヨンの畳。
すごい一人でテンション上がってる人がいるわけですね。
なんかすごいでもなんか失礼だな。
そうだこれは本物の畳なんだ。
僕は今本物の畳の前にいるんだ。
なんという感激と言いながらいちいち感動してるんですこの人。
あのなぁいい加減にしてくれ人の部屋に勝手に。
主人公もさすがに怒るんですが。
指さされるんですね。その顔って。
なんといい顔だろう。
典型的初期文明人。原始の面影を残していると。
なんだなんだ君は一体何者なんだ。
怒るよねこんなこと言われたら。
この人はね自己紹介するわけです。
申し遅れました。私カメラの整列をやっているヨドバと申します。
でしょうね。
カメラ?カメラなんていらないよって言うわけですけど。
いえいえ今回はビジネス関係なし純粋のレジャーなんですよ。
タイムトラベルビューローのパック旅行で来たんです。
グッドオールドデイズ一週間っていうプラン。
パックって言いましてもね現地に到着した後の行動はフリーなんですよって。
で民宿のアッセンを頼んだわけ。
自代食あふれる宿っていう条件で。
そしたらオタクを紹介されたんで来たんですと。
人住んでますけどね。
その発言から分かるようにですね。
実はこれヨドバ氏が現代に来た時のエピソードなんですね。
この後どうなるかっていうのはもうすでに皆さんご存知かと思うんですけども。
いわゆるエピソードゼロ的な感じですね。
このシリーズ内で言うと。
勝手に民宿って断る。
まあ起こるわけでそりゃそうやね。
自分の家にいきなりこんな人来てさ。
06:01
めちゃくちゃ言うしちょっと嫌ですね。
だけどヨドバ氏言わく。
いやダメ。あなた断れないの絶対に。
でも余裕シャクシャクなんです。
出て行けって言いながら一旦部屋の外に突き出してガラガラピシャンと閉めるんですが。
気づくと廊下に立ってるんですよ自分が。
あれ?確か僕は部屋に行ってあいつを廊下に。
何を勘違いしたんだろうと思ってガラガラっともう一度部屋を見ると。
だから言ったでしょってヨドバ氏が座ってるわけです。
おっと。
もう一度つかみかかって廊下に弾き出してガラガラピシャンするんですけども。
また入れ替わってるんですね位置が。
裏が表か表が裏か。
これがメビウスエフェクトです。未来人の技術ですねこれは。
今度はねバットを持ってですね大きく振りかぶって殴りかかるわけですね。
無駄だと言ってるのにと言って振り下ろしたバットが粉々に砕けるわけです今度はね。
おーっと。
パーソナルバリアを使ってるんですよと。
パーソナルバリア。
いやーガイドブックに書いてある通りだ。部屋はボロボロですね。かなり抵抗したとこがあるんですねこれきっと。
古代人にタイムトラベルを信じさせ協力を得ることは大変困難である。
多少の抵抗は無視し思うままに行動するしか方法はない。
ってガイドブックに書いてるんですって。
なるほど。
なかなか一方的な時間旅行ですねこれ。
そうですね。
料金押し払いしますって言ってお金をくれるんですけど民宿の。
はい。
こんなものでいかがって言って出してきたのが未来のお金なんですよ。
うん。
あっそうかそうか通貨が違うんだったっていうことで。
うん。
これ後々の伏線ありましたよね。
はい。
もしもし天井員さんお手数ですがちょっと来てくれませんかってレシーバーみたいなものでしゃべるとですね。
うん。
ドラえもんのほらタイムマシーン使った後にふわーんって開くじゃないですか丸い扉みたいなのが。
はいはいはいはい。
あそこから見た目は小池さんなんですけどモブなので。
はい。
何ですかって天井員さんが来てくれてですね。
うん。
もう寮外は出発前に行って申し上げたでしょう。
いやー悪い悪いみたいな会話をしてるわけです。
うんうん。
で天井員さんがですね。
7日後の集合場所と時間忘れないでくださいよ。1秒でも過ぎるとチャンネルが塞がっちゃいますからねと。
うん。
分かってるよ。じゃあごゆっくりみたいな。
まあ今回は淀橋もね1お客さんなんでいつもね丁寧な物言いですけども普通の言葉扱いをしててちょっと新鮮な感じがしますね。
まあそうですね。
で寮外してもらったお金を使って主人公に6パックの2食で20万円でいかがでしょうかと。
09:05
おおー?
20万円と。
本当に1週間だけ?
いやもちろんですよ。やったーこれで昼飯が食えるぞということで了承します。
うんうん。
大急ぎでですねメンチカツとフランスパンを買ってこようと言って出ていくわけですね。
はい。
ちょっといいご飯ですねきっと。
すかさず後ろから連れてってくださいって淀橋がついてくるわけですね。この人は観光に来てるから。
うんうん。
で入り口これ本当に時はそうみたいな感じの外見なんですけど、建物がね。
入り口でですね大谷さんに会うんです。
ふとみさんいいところであったーと。
ふとみさんこの主人公の名前ですね。
あの名前の通りちょっと太いんですけど、今回こそ逃がさないからねと。
まあ捕まれるわけです。
よく見る光景ですねこれ。
うん。
あのいわゆる家賃払ってない的な。
はいはいはいはい。
いやいやもう逃げませんよ。千月分の家賃払いますってこう札束を持ってるわけです。
今のふとみさんは強いです。
うん。
ところがですね大谷さん寝ると、家賃なんかもうどうでもいいって言うんです。
え?
うん。とにかく部屋でじっくり話しましょうと言って連れて行かれちゃうんですねふとみさんは。
えー。
うん。
で、じゃあ僕買い物してきます。
メンチカツとフランスパンですねとこうちょっとテンション上がってるおのぼりさんなヨドバシは一人で行くことにするんですよね。
うん。
別行動で。
うんうん。
もうふとみさん一人なんですよこのアパートに住んでるのは。
あなた一人のために取り壊しができないんですよと大谷さんに言われます。
はーなるほど。
はい。このアパートはもう取り壊し予定なんですよ。
うんうん。
だけど漫画家のふとみさんがですね一人まだ住んでるおかげでこう取り壊せなくて困ってると。
うんうん。
立ててからもう40年にもなるんだ。今にも崩れないのが不思議なくらいなんですよ。
いやいやでもなんとか住めるしなーみたいな。
私が困るんですよ早く壊して駐車場にしたいんだから出てってくださいと。
うん。
大谷さんも出て行ってほしいんですね。
はいはいはいはい。
一人だけのためにね建物1個そのままっていうのはちょっとね経営的にもしんどいですからね。
そうですね。
うん。
でもふとみさんはふとみさんでね。
うん。
僕だって出たいですよ。でもここより高い家賃のアパートじゃやっていけないから。
うんうん。
じゃああんたあくまで居住権を主張して椅子歩きなのかいとちょっと大騒ぎですわ。
うーん。
一方ヨドバシ。
はい。
まだ幸運してます。
うん。
素晴らしい買い物だった。フルオートマチック革命以前の人間の振り合いだ。
こうドキドキしながらあのパン屋さんの袋持ってるんですよ。
はい。
12:00
自動販売店じゃなかった。
人間の店員が毎度ありがとうって言ってくれたってめっちゃ喜んでるわけですね。
うんうん。
うん。
で、こう部屋のドアにこう黙ってこう立ってですね、前に。
うん。
二コマ使って同じ絵が続くんですね、まず。
はい。
で、三コマ目で、あ、そうかそうか自動ドアじゃなかったんだと言います。
なるほど。
よっぽどね、未来の世界っていうのは色んなものが変わってるんだろうなっていうのがこのね、
僕らの見慣れた光景でこんだけテンション上がってるヨドバシの様子からわかりますよね。
そうですね。
結構かわいいなって思うんですけど。
ヨドバシ。
めちゃくちゃるんるんですもんね。
うん。
そしたらですね、親さんがどんな手段を使っても出て行ってもらうぞってちょっと怒りながら出て行ってるところとすれ違って、
うん。
どうしたんですあの人は?みたいな話になるわけですね。
うんうん。
で、別にいいからみたいなことであしらわれて、
うん。
とりあえず飯にしようってテーブル出してくるんですけど、
はい。
使うのことを伺いますが、ここにはトイレっていう設備あるんでしょうかと。
うんうん。
で、指さされても肩先でね。
うん。
もう鼻をつまみながらですよね。
素晴らしい組み取り式ではないでしょうかとまたテンション上がってます。
発酵したメタンとアーモニアの香り、人間の生きる証がここにあると。
うん。
で、このふとみさんがね、2人分の食事を用意してくれたんですが、
はい。
もう食事に文句言うんじゃないよ、ごちそうが食べたければホテル行けばいいんだって言うんですが、
もうちょっともう一方のヨドバシはあっても多分予想できると思うんですけども、
はい。
もう涙流して喜んでるわけですね。
これ本物の肉使ってますねと。
はあ。
合成じゃなく、パンも野菜も土壌栽培じゃないですか、なんという贅沢な食事でありましょう。
はあ。
もうお茶食ってるんじゃないだろうねってちょっとツッコミ入れてるんですけどね、このふとみさんは。
で、ふとみさんはここでね、聞くわけです。
時間旅行者っていうのは君のほかにもいるの?って。
うんうんうん。
ええええ、いますとも、今ブームでね、年間何百人もの人間が過去を訪れてます。
へえ。
えーってなるね。
おかしいなあ、そんな話聞いたこともない。
まあこれが普通の感想ですよね。
僕らが言われても同じこと言いますよね。
うんうん。
旅行先に痕跡を残すべからずっていうのが原則でね、記憶を消去するんです。
あなたも僕と別れたら5分とは経たないうちにケロッと忘れちゃいますよと。
うーん。
これね、あのー、藤子作品のタイムパラドックスを起こさないためにちょいちょい出てくるんですよね、この話がね。
15:04
はいはいはい。
あのタイムパトロールボンっていう作品でも、タイムパトロールの隊員がね、こういろいろ過去に干渉した後に必ず関わった人間の記憶がね、消えるような装置を持ってましたよね。
そうですね、うんうん。
これがだから藤子流の多分、タイムパトロールとかタイムトラベルのまあルール、基礎ルールなんでしょう。
うんうん。
で、お仕事ですか?
いや、僕は漫画家なんですよ。ただの駆け出しだけど。
で、こうまあ仕事を除いてね。
うんうん。
せっかく来たんだからあちこち見物園出かけたらって言うんですけど、見物は明日からにしますよ。
今日はこの部屋であなたを見てるだけで興味がつけませんと。
おおー。
うーん。
まあなんか、なんだこいつと思いながらこう付き合ってあげてる漫画家の太実さんと、まあ突然ね、現れた淀橋って感じですね。
はいはいはい。
若干なんかこの藤子作品の子供向けのさ、お話の1話ってこんな感じですよね、どれも。
そうですね。
突然現れたこう、何?非日常?日常に紛れ込んだ非日常との共同生活みたいな。
うんうんうん。
学校の感じがあって、なんかこうエピソードゼロ的な話で捉えるとなかなか面白いですね。
うんうん。
おおー、白熱電球。博物館で見たやつだーとかね。
うん。
夜になったら、わーそれが布団ですかと、いちいち喜ぶと。
うん。
で、電気を消してからもね、あ、蚊だ。ナンキー虫だーってこう。
うん。
でね、あの人間がまことに人間らしく自然と調和して生きる姿がここにあったーってこうまあ感動して、これがたぶん初めのほら、カメラマンのセリフと一緒やからここへの振りやったよなっていうのがわかります。
はいはいはいはい。
うるさいなー寝れやしないって言いながらこうブツブツ言ってると。
うん。
はい、で次の日、事件が起きます。
うん。
布団の中で真っ赤な顔で、顔中パンパンに肌してヨドバシがうなってるんですね。
あれ?
うーん、はー、どうしたんだ君しっかりしなさいと、こう慌てて太美さん、もちろん部屋には電話なんてないので、
ダッシュで公衆電話まで走って行ってですね、救急車呼んでくれるんですね。
あ、いい人。
そう、で、まあ救急搬送されて。
うん。
で、一個あれです。先生と太美さんの話の会話です、これが。
はい。
いやー、実に不思議な患者ですなー。食中毒と虫刺されとオタフクカゼの合併症らしいんですけど。
うーん?
症状が極端に激しいんですよ。
いわくですね、雑菌などに対する抵抗力が皆無って言われたんですって。
あー。
どうやらヨドバシは出発前に予防接種を怠ったらしいと。
18:01
まあ、お金買えてくるのも忘れてますからね。
うちょこちょいですね。
うーん。
で、先生によるとですね、命の危険もあるらしくて。
おっと?
困ったことになったなーって言いながら、このね、サバさんが言ってくれたように優しい太美さんは心配してくれるんですが、はっと思い出すわけです。
うん。
いや、何を困ってるんだ。締め切りが迫っているというのにと、仕事のことを思い出して帰っちゃうわけです。
うんうんうん。
やっと、やっと久しぶりにもらえた仕事なのにと思いながら、こう焦って帰ると。
はい。
部屋でですね、大谷さんが待ってました。
わあ。
うん。
これ以上話し合ってもキリがない。
思い切って立ち向き料を弾もうじゃないかと。
お金あげるから出てってって話になったわけですね。
うーん。
あ、出る出る出ますと。お金が生まれやるんだらね。
ということで、今日これからすぐにでも出ますとこう手のひら返してですね、太美さんはこの大谷の申し出に応じるわけですね。
はい。
はい。そして、げっそり痩せ細って青い顔をした淀橋がとぼとぼ歩いてるシーンが出てきてですね。
うん。
視線を彷徨うこと1ヶ月。奇跡的に命は取り留めたけど。
1ヶ月?
そう、1ヶ月。
うん。
アパートに帰ってくるとですね。
はい。
跡形もないんです。
はい。
で、たまたま通りがかった女の子にね、お嬢ちゃんここにアパートが建てたような気がするんだけどって聞くんですけど。
はい。
壊しちゃったの駐車場になるんだってと。
はい。
非常な回答が返ってくるわけですね。
うんうん。
はい。
そして、真夜中、風呂敷包み1個持って、げっそりした顔でとぼとぼ歩きながら。
はい。
約束の集合場所には団体も天井椅の姿も見えない。当然だが。
うん。
帰る当てもなく、金もなく、この身の毛もよだつような壁地で、私はこれからどうやって生きていけばいいんだろう。で、おしまいです。
えぇ!?
これが、カイコの客というお話ですね。
あー。
はい。思った以上に壮絶でしたね。
いやー、どうせ帰れないんだろうな、知っているぞとは思っていたんですけど、そんな理由だったとは。
そうそうそう。もうみんなね、他のエピソードをね、リアルタイムで読んでる人でもいくつか読んでるタイミングでのこの掲載だったんで。
はい。
いわゆるね、確定している未来に向かっていく、まさにエピソードゼロ的な話でしたね。
うんうんうん。
いやー、命をかけてこんな目に当てたようですね。
21:01
うーん。
はい、じゃあ終わりますね。
はーい。
はい。
ポッドキャストフリークス。
2023年3月4日、大阪南波でポッドキャストをテーマにしたイベント、ポッドキャストフリークスを開催。
総勢27組のポッドキャスターに会えるリアルイベント。
入場チケット絶賛発売中。
詳しくは、ポッドキャストフリークスオフィシャルホームページ、podcast-freaks.comをチェック。
ポッドキャストラバーの皆様のお越しを心からお待ちしております。
はい、エンディングです。
はい。
カイコの客というお話で、
ヨドバシが現代を訪れてどんな目にあって取り残されたのかっていう話でしたね。
はいはいはい。
なので今回はカメラが出てきてないですけども、
そうですね。
このシリーズの一つということで。
どうでしたか、さっぱさん。
結構ヨドバシというキャラクターがね、立ってきたタイミングでこんな話だったんですけど。
いや、まあその、今までのね、
セールスマンとしてのヨドバシは一応ずっと見てきたわけじゃないですか。
そうですね。
あ、こういう感じなんだな、普段はっていう。
まあでもなんて言うんですかね。
準備不足?基本的に。
良くないですね。
なんかあの、ほら、外国とかに行くときもやるじゃないですか。
ちゃんと予防接種受けたりとか。
やりますやります。
現地のね、お金両替えして空港でとか。
もしかしたらこれがね、過去とか未来とかっていう話になっててSFっぽいけど、
まああるあるなんかもわかんないですよね。
その現地の病気にかかっちゃうとかも聞くじゃないですか。
ああ、まあ確かに確かにそうですね。
あの、僕読んでて思ったのが結構ヨドバシって、
他の藤子作品に登場するような22世紀とかよりももっともっと先の人やなと思ってね。
そうですね。
ね。
うん。
この驚いてる様とかさ、未来ではこうなのにみたいなやつが結構人間離れというか、
今の生活の痕跡ほとんどないんだろうなっていうのが伺えるような話ばっかりですもんね。
うんうんうん。
うーん。
まあそれぐらいになったらね、時間旅行なんてお手のものかもしれないですけど。
まあでも、年間で数百人って言ってましたよね。
うん。
それ考えると結構ヨドバシって、そのお金持ってるんですね。
まあそうだね。だから未来のお金しかないって言ってね、渡してるのが結構ポンポン札束出てるから。
うん。
特にね貧乏ってわけじゃないけど、
うん。
その、言ったらこっちの現代で使えるお金の持ち合わせを了解してなかったっていうのがあったじゃないですか、ミスで。
うんうんうん。
そういう事情で、実質使えるお金がなくて食いぶちに困ってるみたいなとこみたいですね。
24:05
うんうんうん。
思い出してたんですよ、初めのタイムカメラっていう話でさ、
はい。
主人公にこれって言いながら、ラストのげっそり痩せてるヨドバシの本当に直後みたいな状態で発見されたじゃないですか。
あのー、倒れて。
そうそうそうそう。
これって言いながら未来の札束渡してなんだこれって言われるっていう。
うんうんうん。
あーなんか、こう準備って大事だなっていうか。
準備はした方がいいです本当に。
僕これね、当時読んだ時にね、全くそのエピソード0っていうところを気づかずにというか、
あんまり他の短編とかと一緒にこう、一冊の中にいろいろ載ってるうちのワンエピソードみたいな感じやから、
はい。
流れで読んでるとつい抜けちゃって、あれヨドバシってなったんですよ。
うんうんうん。
しかも、たまたまその読んでた本に他のカメラエピソードも出てこなかったんで、
はい。
あれバッドエンドみたいに思ったんですけど、違うんですよ。時系列的にね、ちょっと手前だったっていう。
いやー、なんかこういう手法を取るパターンってあるんやなと思いましたね、フジコ漫画で。
うーん、そうですね。
まあでもこの後のね、もう既にいくつか紹介したサラリーマンじゃないわ、セールスマンとしてのヨドバシのこの現在への順応度を見ていくと、
まあなんとかなるのかみたいなところは、ちょっと希望を張る感じで良かったなって。
うん、頑張れって思いました、改めて。
そうそうそうそう。他の作品では、ヨドバシって時々現れる不思議な人物みたいなところで、
連続で追ってるとキャラクター性がわかるんですけども、あくまでね、メインはカメラとそれを手に入れた現代人の話って感じなんで、
はい。
バッチリね、このヨドバシが見れるエピソードっていうのはちょっとファン心理で言うと嬉しいですね。
うーん。
いやー、でも残ったエピソードあと2つなんでね。
はい。
さて、こんな病気とかを味わって現代に取り残されたヨドバシは、現代でこうなるとどうなるのかっていうのが、
残り2つで明かされるのか明かされないのかっていうところもまた楽しみにしておいてください。
はい。
じゃあ終わっていきます。
はい。
少し不思議な意図、この番組では皆様からの感想、反応、フジコフジオ作品への愛等々を募集しております。
宛先の方、サッパさんよろしくお願いします。
はい。
はい。それから、お名前だけで送っていただけますお便り本もご用意しております。
27:03
エピソードの概要欄、あるいは少し不思議な意図のツイッターのアカウント、
プロフィール欄のところにリンクがありますので、ぜひぜひご活用ください。
はい。
それからですね、3月4日、大阪ナンバーにありますファンスペースダイナーというところで行われます
Podcast Freaksというイベントに少し不思議な意図の参加が決定しております。
はい。
こちらも概要欄の方に公式のリンク等々ありますので、ぜひチェックしてください。
当日はみなさん、大阪でお会いしましょう。
待ってます。
というわけで、みなさん次の話でお会いしましょう。
さよなら。
またね。
27:55

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