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しまチャンネル始めます。しまチャンネルは、愛媛の離島で柑橘農家をしているふるのが、日々のこととか、美味しいもの、柑橘のお話などをするチャンネルです。
前回は、2020年の体験談)失敗談として、基本的なシフトチェンジでしんどかったよ、というお話をしました。
今回は、2021年の体験談)失敗談とも言う、です。
体験なのか失敗なのか、ちょっとわからないけど、どっちでもありますよね、多分ね。
2020年の4月から、2021年の4月までの1年を費やして、何事にも本気で取り組む、という志というか、目標を立てて実行し始めた私なんですけど、
2021年の4月、新年の抱負みたいな目標を立てました。
それは、全部丁寧にやる、ということです。
ぶっちゃけますと、2021年に感じたしんどさって、前年に比べれば全然楽勝でした。
というのも、やっぱり私自身は、自分はあんまり意識してなかったけど、プライドが高い生き物だったようで、
最初の私はこれができないというのを受け入れちゃうと、あとは、そこが一番難しくて、
あとはもう流れ作業みたいに、これも苦手ですとか、これも下手ですって簡単に言えるようになったんですよね。
だから、しんどさレベルというのはすごく下がりました。
もちろん苦手なこととか下手なことは練習して上達しないと、仕事ははかどりませんし、
いつまで経っても一人前にならないので、全体的に今更だけどと思いながらも、とにかくいろんなことを教わりました。
でも人って疲れているときほど本性が現れるもので、私の場合本性が全体的に雑になるっていうところが出てきちゃうんですよね。
だから抱負は全部丁寧にやるにしたわけです。
仕事を丁寧にやるっていうことはすごく当たり前のことなんだけど、
その当たり前のことが、私はできてなかったんだっていうことを思い知るのが、じわじわとダメージを食らう1年でもあったなと思います。
21年を振り返ったときに、一番はっきり思い出すのが、畑の中で帰りたいって座り込んでるんだけど、
でもそこから、いやいや最後まで全部やるんだって立ち上がるところです。
そんなに苦しい仕事ばっかり強いられているわけでもないんですけど、
単純に今まで体を使った仕事をあんまりしてこなかったから、体力がなかったんだと思います。
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余談になるんですけど、だからこの頃スクワットをアホみたいにやってた時期でもあります。
単純なんですけど、このくらい単純な方が分かりやすくていいなって思います。
結局やらないよりは、調べるだけ調べてやらないよりは、やっちゃった方が早いよねっていうことですね。
膝を壊したわけなんですけど、壊したというかちょっと痛めちゃったんで、
今はほどほどペースとなってるんですけどね、その辺の加減もやってみないと分かんないし。
2年目の途中で分かったことなんですけど、私はそれまでは自分のことを頭の回転が早いタイプだと思ってたんですよね。
頭の回転が早いっていうのは、すぐ問いかけに答えることができる人だと思ってたんです。
でもそうでもないなって思うようになったんですよ。
っていうかね、正確にはすぐ返事ができるタイプじゃなかったんだなって思ったんです。
よく言えば、慎重だから時間をかけたいタイプなんですけど、悪く言えば何にしても時間がかかるタイプなわけなんですよね。
それもね、じわっとショックだったことではあるんですけど、
だから何にしても速答できないときはちょっと待ってと伝えるようにしたんです。
そしたらね、自分の意思表示を頑張ってた時より、意思表示っていうか自分のことを伝える、
問いかけに対して答えることっていうのは、自分が今どうだっていうことを伝えるっていうことだと思うんですけど、
その意思表示を頑張ってた今までよりも、ずっと周りとのコミュニケーションがうまく回るようになったと感じました。
で、なんでかなって考えて思い当たったのは、
それまではね、自分の意思とか考えとかを伝えるのに頑張りすぎてて、
人の話をあんまり聞いてなかったのかもしれないっていうことじゃないかなと思ったんですね。
これもまた結構ショックなことでした。
私はね、人の話を聞いてると思ってたっていうことでもあるんですけどね。
ここも少し前にお話しした、じわじわとダメージを食らう1年っていうところにも繋がります。
なんか全体的に多方向からじわじわとダメージを食らう1年でしたね。
そんな1年を過ごしながら、当然いっぱい失敗もしたし、やらかしたりもしながら、
2年目は1年目より充実した栽培技術のこと、勉強もいろいろできた1年だったなと思います。
目の前のことを一生懸命にやってた、本当もう目の前見えることだけを一生懸命やってたんだけど、
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結果的に気づけば広い視野で物事を見れるようになってきたのかなって思います。
そういう気がするだけかもしれないけど、まだ過程なんでわかんないんですけど。
多分ね、今までも誰かにあなたそういうとこあるよって教えてもらってたとこだと思うんですよ。
ここのじわじわとボディーブローのように食らってたダメージって。
でも多分聞き流してたんだと思うんですよね。
私そういうんじゃないしとか、そういうふうに言われる。
この人にはそう思うんだなぐらいしか思ってなかったと思うんですよ。
でもね、そのことを何度となく教えてくれたのは主人なんです。
というか正直家族だと、私という生き物がこんなもんだと思ってるとこあると思うし、
多分他人じゃないとわかんないことだと思うんですよね。
だから何度となく教えてくれた主人には本当感謝しかないです。
車の運転とか、あと紐結び、ロープワークも何回も同じこと聞いて何回も教えてくれたので、
本当にありがたい存在だなと思っております。
で、今が3年目です。
3年目はまだ終わってないので振り返りはできないんですけど、
まだまだつかみきれてないとこがいろいろとある中で、
何となくやれそうなことをした音声配信という場を借りてやっている状態です。
ですので、まだいろいろ安定しないこともまたありますけれど、どうぞよろしくお願いします。
次回は農業をする前のやりたかったことと、
実際に農業を始めて感じた帰り感というか、ちょっとずれてるなっていうところ、
そこのお話をしようと思います。
なかなか言語化はできないので、うまくまとめられると良いのですが、
では今回はこの辺で。またねー。