1. 工藤郁子の声日記
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2024-03-29 10:21

#6 若干ナメてかかって読み始めたら

東京・本郷で研究会に参加したことや ライターの山本ぽてとさんの隠れた魅力についてお話しました

 

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こんばんは、工藤郁子です。
今日は、2024年3月29日、金曜日の夜です。
6回目の声日記を配信します。
おかげさまで、声日記を始めてから、2週間目に入りました。
存続が危ぶまれていた、というか、自分で危ぶんでいたので、ちょっとほっとしています。
それで、今日は、午前中は雨も風もすごく強くて、春の嵐みたいでしたね。
私は、東京大学で開催されていた研究会に、現地参加をしていました。
研究会は、現地でもオンラインでも参加できるハイブリッド形式だったんですけれども、
講演をされる先生にとってもお世話になっているので、せっかくだし、直接お顔を拝見しに行こうかなと思って、雨の中を伺いました。
会場は、東京都文京区の本郷にあるキャンパスの法学部3号館という建物の中でした。
この建物は、基本的には法学部の先生たちの研究室や会議室が入っているものです。
設計が、有名な内田祥三という建築家であり建築学者によるもので、いわゆる内田ゴシックと呼ばれている様式です。
大変重厚で威圧感のある見た目をしています。
そういうこともあって、建物の特徴もありますし、建物の中にいる人々の性質にもよるのですが、
本郷は一部の関係者の間では抑圧の地と呼ばれています。
そして特に、法学部3号館はダメージ床みたいだというのが定説になっています。
ダメージ床は、ゲームの中でいるだけでどんどん体力とかが削られていくという設定になっている場所で、
たしかに、いるだけでどんどん体力というよりはマジックポイント、精神力が削られていっているような気がします。
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そして、私はなぜか時々、フィクサーとか黒幕などと呼ばれてしまうハラスメント、略称フィクハラを、なぜかときどき受けてしまうんですけれども、
今朝も本物のフィクサーから、日々黒幕業務に励んでおられるでしょうかと言われるという非常にねじれた形でのフィクハラを受けました。朝から最悪でした。
そんな本郷キャンパスであり法学部3号館ですが、今回の研究会、犯罪捜査における情報技術の利用とその規律は、比較的和やかな雰囲気でしたし、そしてもちろんとても勉強になりました。
研究会が終わってから、とても面白かったなと思って建物の外に出たら、雨は去っていて、でも風が強くて地面には落ち葉がたくさん散っていて、
でもだんだん空も明るくなってきて、青空が見えだして、気温も上がってきて、すごく春めいていました。桜が開花したところも多かったみたいですね。
そんなところが近況ですが、もう一つ話したいことがあります。昨日の声日記で、エッセイの名手こと、ライターの山本ぽてとさんの作品、踊れないガールをご紹介しました。
そうしましたら、山本ぽてとさんの声日記、ぽて日記で言及をいただきました。そこではこんなふうにコメントされていました。
工藤さんの素敵な朗読によって、私の素晴らしい文章が、より一層引き立ったように思います。
工藤さん、本当にありがとうございます。今日は沖縄は結構暑くて。この感謝の言葉を述べた後に、本題に入っていくスピード感ですね。
この切り替えの速さが、さすがぽてとさんだなという。クールでかっこよくて、非常によかったですし、あとちょっと私、今、抑揚をつけて読んじゃったんですけれども、ぽてとさんの本人の声だと、
私の素晴らしい文章が、より一層引き立ったというところの棒読み感がすごくて、聞きながら思わず笑ってしまいました。
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ぽてとさんのお声を聞いたことがある方はわかると思うんですけれども、しゃべり方が非常にソフトで柔らかくて、声もまったりした感じなので、
第一印象はおっとりした感じに思われやすい気がします。でも本当は、かなりさっぱりしていて、クールでかっこいい人です。私は少なくともそう思っています。
実は、山本ぽてとさんが声日記を始めたことも、ご本人からお知らせいただいたわけではなくて、私がここ、音声配信プラットフォームLISTENのトップの画面で、
なんか、ぽて日記っていうのが始まったんだ、へえって思って開いて聞いてみたら、なんか知ってる声だっていう感じで私が発見したというところだったんですけれども。聞いていたら、ご本人は初回配信で、
工藤さん、私とか、あといろんな方が声日記を始めたので、それで始めてみようかなと思いましたみたいなことをおっしゃっていて。そうだったら言ってくださいっていう感じなんですけど、でもまあそこがねクールなところだと思います。
これがいい機会なので、ぽてとさんを褒めておきますと、ぽてとさんは昨日ご紹介した通り、非常に文才がある方です。ただその才能におごることなく、いろんな文芸上の技法を試してみたり、
あと時々多分意識的に作風を変えていらっしゃるところがあるかなというふうに思っています。なので文才におごらずチャレンジを重ねている方だなというふうに観察しております。そうなんですけれども、そういったチャレンジとか、ある種の努力みたいなものをあんまりひけらかさないところがあるかなというふうに思います。
実はですね、声日記のそろそろ過去を配信されているRyotaさんは、山本ぽてとさんの学生時代の後輩でもあるそうなんですけれども、ぽてとさんのエッセイについてこんなことをおっしゃっていました。
大学時代、山本さんにこういう文才があると思ってなかったので、若干舐めてかかって読み始めたら面白すぎてびっくりした。このコメント、Ryotaさんもご自身で正直すぎるだろうっていうふうなことをおっしゃってたんですけれども。
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ぽてとさんご自身の性格や性質と第一印象はかなりギャップがある方なんじゃないかなというふうに私は見立てております。
そしてそんなぽてとさんの隠れた魅力をもっといろんな人に知ってもらいたい、伝えたいと思って、ポッドキャスト働き者ラジオを一緒にやりませんかっていうふうに私から誘ったという側面があります。
なので、いろいろなエピソードをお聞きいただいた後に、もしぽてとさんへの印象が変わっていたら私としてはとっても嬉しいです。
では今夜はこんなところで。それではまた。おやすみなさい。
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