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2023-04-25 44:47

【お便り紹介回】ライフ・オブ・パイ、インターステラー回への感想スペシャル

エピソードストック切れの為、一旦「マトリックス リローデッド」回を延期し、

最近のエピソードへ寄せられたお便りを紹介

感想、質問、この作品を取り扱ってほしい、などのお便りはこちらまで


火曜日19時更新


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サマリー

深めるシネマの収録ができなかったため、リスナーからのお便りを紹介することになりました。お便りでは、映画のテーマである過去の物語化について考えることができます。ライフオーパイのレビュー回への感想や映画に対するスタンス、物語へのアプローチについての話題が取り上げられ、決定論と運命論についての考察や宇宙の法則や統一場理論についての話、バガボンド漫画の名言、映画『インターステラー』の展開などについて語られています。

お便り紹介会
はい、毎日映画トリビアです。 今回はですね、本来であれば前回に次回予告していた
マトリックスリドーデッドの 深めるシネマ界を配信する予定だったんですが、実はですね、まだちょっと収録の方ができておらず
この深めるシネマ始まって半年ちょっとかな、 経ってるんですけど、初めてストック切れを起こしました。
ということで、お休みという選択肢もあったにはあったんですが、 今回ね、僕一人で今喋ってますけど、せっかくなら一人で
ちょっと収録をしてみようと思って、今喋っております。 ありがたいことにですね、多くの方にね、前回のインターステラー界
前編後編ともに多く聞いていただいているようで、 反響等も結構ありまして、せっかくこういった機会があるのでちょっと普段
やらないお便り紹介会をやってみようと思います。 なので、マトリックスリローデッドの会は今後更新されるのをお待ちくださいという形なんですが、
番組の性質上、ただでさえね、聞いていただいている方にはわかると思うんですけど、 ただでさえ長くなりがちな僕らの番組。お便りをね、ちゃんと紹介する時間を設けることが
なかなか普段できないので、こういった時にね、ちょっと せっかくなんで、Podcastのエピソード内で紹介していこうかなと思います。はい。
いつも皆さん聞いていただいて、しかもお便りもね、送っていただいて本当にありがとうございます。 今回も熱いお便りを紹介していこうと思うんですが、まずですね
インターステラー界を行うきっかけになったお便り、リスナーの佐藤さんから頂いたお便りがあるんですが、 これあのインターステラーの次回予告の時、要するにラブアゲインの回かな
の最後の次回予告のところで、軽くは読んだんですけど、ライフォーパイを聞いての感想部分っていうのが佐藤さんのお便りの中には含まれたんですけど、そこの部分をね、ちょっと本当に良いお便りを頂いてますので、読んでみようかなと思います。
深めるネーム佐藤さん。はい、いつもありがとうございます。トリビアさん、ソロバンさん、こんにちは。毎週通勤時間や晩御飯の準備をしながら楽しんで聞いています。
ライフォーパイの前半回、久しぶりの揉め会で、聞いているこちらもヒヤヒヤ。深めるシネマが解散しないか心配になってしまいました。
これはまあライフォーパイの前半回ですね。お聞いての感想ということで頂いております。ここ最近で一番揉めた回ですね。はい。
続きを見ます。私は小中高、水素学をやっていたのですが、小中でやっていた楽器を人数の関係で高校では担当できず、別のパートになってしまった経験があります。
当時は本当に悲しくて、部活を辞めようかとも思ったのですが、結局3年間続け、10年ほど経った今、そのパートの同期とは年に数回は集まる関係が続いており、
あの時やりたかったパートに入っていたら、この人たちと仲良くなれてなかったんだから、これが正解だったんだなと今では思います。
こういう今考えてみると、あの時〇〇のおかげで…といった話は往々にしてあると思いますが、これもパイと同じく人生の物語化で過去を乗り越えているということですね。
はい。一旦止めますが、そうですね。ライフォーパイの中でメインで語ってた、特に後半、あの語っていたテーマが、この
過去っていうのをどういうふうに物語化して乗り越えていくかみたいな。辛い出来事も物語として自分の中でどう消化して乗り越えていくかっていうのが、
まああの映画のテーマなんじゃないかなというテーマ選びを僕がしたんですけど、まあそれについてですね。同じようにこの佐藤さんも
水素学をやってた時に、担当したかった、本当はしたかったパートができずなくなく違うパートをやったけど、そこのメンバーと結果的に仲良くなって、今では良い友達ができた。
だからまあ、あの時の失敗も決して無駄じゃなかったっていう物語化ですよね。はい。
心理学の視点
続きを見ます。心理学にフロイトが提唱した防衛規制、不快な感情体験を弱めたり避けたりすることで、
心の安定を保つメカニズムというものがあり、いくつかの手法があるのですが、人生の物語化はこの中の合理化や
歪曲という対処方法の一つなのではないかと思います。私もそうですが、映画を見たり本を読んだりなど、物語に触れることでこの手法を上達させている
かっこ、ソロマンさんのおっしゃっていた妄想する力を高めているところがありそうです。 またソロマンさんの、「それはそういうものとして受け止める。」というのは防衛規制の中の
知性化や抑圧という対処方法に近いのではないかなと思いました。 もしかしたら知性化を上達させる手段がニュースや歴史などで事実、知識を取得することなのかもしれません。
どの方法が良いとかではなく、どの方法も人間の心のメカニズムとして必要なもので、どれも行き過ぎると良くないとされています。
かっこ、心理学について専門で学んだわけではないので、間違っていたらすみません。 はい、ということでここから先はね、ラブアゲインのエピソードの最後の方で読んだ、
要するに運命論と自由意志についてのお話を取り扱ってほしいです、というリクエストになるので、語りさせていただきますが、
改めまして佐藤さんありがとうございます。 めちゃめちゃ心配していただいた上に、こうなんじゃないかなっていうね、こうやったら折り合いがつくんじゃないかなっていう提案までしていただいて本当にありがたいんですが、
僕もね、そんなにシネは詳しいわけではなくて、このポッドキャストをするにあたって、どうしても映画を扱う以上、心理学とか哲学とかに少しは触れざるを得ないので、
頑張って勉強している最中ではあるんですが、はい、あの防衛規制ね、確か僕もなんか学校で習ったような気がするんですよね。
はい、心理学の授業、大学でも僕取った覚えがあって、で、防衛規制の話は多分ね、なんか小学校じゃないか、中学校とか高校とかやった覚えがあるんですね。
なんかあの、辛い出来事あった時にそれをこう、どうバネにして打ち込むかみたいな、なんか消耗化みたいなやつとか、ありましたよね、はい。
聞き覚えはある単語がいっぱいあるんですけど、まあそういう意味でその中にある防衛規制、これも僕ちょっと調べてみたんですけど、まあ死ぬほどいろんな種類があって、はい。
あるあるっていうのがいっぱいあるんですけど、まあこの佐藤さんがおっしゃってるみたいに、やりすぎるとどんどん現実から離れていったりとかして、
現実を歪めたりとかしてしまうっていうのがあるらしくて、ただまあ皆さんも多分やったことがあることがいっぱいあると思います。
佐藤さんがね、おっしゃってたその合理化とかね、歪曲、あと知性化というか、割と僕とかまあ佐藤さんもやってるっていうその物語化、
まあ過去とかを、どういう出来事だったかっていうふうにまあ咀嚼するっていうか、考え直すみたいな。
まあ映画見るっていうのも確かにそうですよね。その主人公がどういうふうに感じたかっていうのはちょっと客観的に見て、
なるほどってわかるっていうのは合理化じゃないですけど、まあ理解を深めていくプロセスではあると思うんですけど、はい、まあ合理化っていうのはね、
もうちょっと詳しく僕も調べて解説しようとしてるんですが、その合理化とか歪曲っていうのは僕とか佐藤さんがやってる物語化に近いんじゃないか。
で、知性化と抑圧っていうのがまあソロバンさんが取ってる手段なんじゃないか。
もう人生はそういうもんだからっていうことで、あんまり考えないようにしてるっていう、で、生きやすいようにしてるっていうことなんだと思うんですけど、
合理化っていうのは、まあ言葉の意味でもわかる人は多いと思うんですけど、
満たされなかった抑圧に対して理論化して考えることにより自分を納得させることらしいんです。
まあ簡単に言えば言い訳ですよね。
なんか自分が思い通りにならなかった出来事が過去にあって、
いやいやでも大丈夫大丈夫と、なんてことないみたいな感じで、自分の中で言い訳をするみたいなことなんだと思うんですけど、
例えばまあダイエットしてて、ケーキ屋さんの前を通ってめっちゃ美味しそうなケーキがあると。
絶対ダイエットしてたらもうケーキは食べちゃダメなんだけど、ちょうど今日30%オフだから、
ああ、今日結構運動したからみたいな、自分の中で合理化して買って食べちゃうみたいな。
はい、っていうのがまあ合理化みたいなやつですね。
で、もう一個のやつY極。
はい、内面ニーズを満たすよう外部の現実を再構成する。
はい、これ別名というか、認知の歪みとか言って最近言ったりしますけど、
簡単に言うとレッテルバリとか近いのかなと思います。
あのさっきのその合理化は自分の中だけでその折り合いをつけるというか、あれなんだけど、Y極っていうのは現実をそれで歪めるっていう。
まあ結構あの他人のせいにしたりとかね、何か失敗した時に、本当は自分のせいなんだけど、
同じ言い訳でも人が悪いんだみたいな感じで、冷静に考えたらその全く筋が通んないんだけど、外部のものをこうねじ曲げる。
認知をねじ曲げる。のをまあ結構無意識にしてしまうみたいなこと。
がいわゆるY極っていうやつみたいです。
なのでまあ合理化っていうのは結構ね、その過去に関してそのどういった物語だったのかみたいな感じで解釈したりすることでもあるし、
Y極まで行くと結構ね踏み込んでますよね。あのいろんな外部のもの自体を変えてしまうっていう。
結構危険度ではY極のは多分高いんだと思うんですけど、まあ同じような作用があることだと思います。
で、えーと、ソルバンさんがね、やっているんじゃないかっていう、この知性化と抑圧。
知性化っていうのは感情的な問題を論理的な視点から理解すること。
まあ簡単に言えば冷静に分析するみたいな。
あのすごく傷ついた時とか、まあ例えば失恋したとかした時に、まあ振られたと。まあ付き合ってたのに振られた。
で、あのわーって落ち込むのを一旦冷静になって、え、なんで別れることになったんだろう。何を自分がしたからダメだったんだろうみたいな感じで、
感情から一旦切り離すみたいな。作業することで、ああそっかそっかあれがダメだったんだみたいな感じで知性化することで乗り越えるみたいな。
で、えっと、抑圧。みんなやっていることではあるんですけど、あのいわゆるトラウマみたいな経験。
はい、あのすごく辛い経験を記憶ごと無意識的に消すっていう。あの無意識のその心の奥に、あのぶち込んでなかったことにしますっていうやつですね。
はい、なのでまあ、その時はまあ結構楽になるけど、後から同じような経験をした時に、なぜか分かんないけどすごい動揺するみたいな。
同じことを繰り返してしまったりとか、あのーあんまり、なんていうの、やりすぎたら本当に良くないって言われている抑圧ですよね。
物語と問題解決の関係
なんでまあ、ソロマンさんが言ってたようにその人生ってのは辛いっていうことも、あのーまあ理解はしてるけど、あの普段考えないようにしてると。
で、そんなことを口に出すと、逆にそれはあの辛くなって動揺してしまうっていうことに近いんじゃないかなと思います。
はい、なのでまあ無理やりこうね、炭素の中に押し込んでますみたいな感じですね。
まあ言ってみれば問題とどう向き合うかっていうことだと思うんですけど、その知性化っていうのは割と冷静になって、何が問題だったのかっていうのを問う時間みたいなやつだと思うんですけど。
まあだから問題とちゃんと向き合ってるけど、まあ抑圧っていうのはどちらかというと無かったことにするっていうね。
なので、いつか吹き出してしまうんじゃないかって言われてるやつですね。はい、なのでまあそういったふうに、確かにあの佐藤さんのおっしゃる通りで、
全くこの2人、あのこの番組をやってる2人が、あの人生観も何もかも真逆な2人がやってるので、映画に対するスタンスもそうだし、
その辺がね、あのいつも、あの浮き出ないエピソードの時はそんなに、あの2人ともあの映画の内容をね、楽しく見れたとかなんですけど、あの
意見の差がね、出る時はこういったところがね、浮き彫りになっていくっていうところがあると思います。
あとね、僕があのこの、何て言うんですか、物語家。僕結構ね、物語家って結構みんな理解してくれるものだと思ってたんですよ。
あの、みんなやってることだと思って、例えばなんか、休日に遊びに行こうとしてたけど、あの寝坊したとか、
やっぱりもうダラダラしていかなかった時に、まあどうせ行っても今日雨だったしな、みたいな。
とか、あのまあこれで正解だったわ、みたいなことって、まあ多かれ少なかれみんなやってると思ってて、それを結構みんな自覚してるかなと思ってたんですけど、
そのままさんにそれが全く通じなくて、結構僕はびっくりしたんですけど。
あの、で、僕が不安になって、いや俺だけなのかなと思って、これやってるのと思って、ちょっとそのあの収録の後、ライフオブパイの収録の後に色々調べたんですけど、
あのナラティブアプローチっていう、あの心理学、まあカウンセリングとかでよく使われる手法みたいなやつがあるらしくて、
えっと、まあ心理学のカウンセリングとか、あとまあキャリアコンサルティングとか、そういったところで、そのカウンセラーの人との会話の中で、自分の過去のことを
患者って言っていいのかな、が、あのどういう、冷静に考えるとどういうことが起こったのか、みたいなことを考える方法としてその物語か、
その物語を話してくださいみたいな、でそれにタイトルをつけてくださいとか言って、距離をね、置く。まるで本当に映画を作ってるかのようなことだと思うんですけど、
冷静にこう考えられない物事を、ちょっとひいた目線から物語にしていく。でそれによって客観的に見れて、思ったほどひどいことじゃないなとか、
っていうふうに思えてきたりとか、割と前向きになれたりするっていう手法があるらしくて、それがまあナラティブアプローチ、まあナラティブってのは物語っていうことなんですけど、
っていうのがあったので、あ、一応ちゃんとあると思って、あの安心したんですね。僕の周りでも結構この話をしたら、わかるわかるっていう人も多かって、
映画の魅力の伝え方
あのわからない人もいるっていうのはね、結構僕にとっても発見でした。はい。実際皆さんもね、この辺どうなのかなっていうのはちょっと気になるので、
今後もね、ライフオファイの回に関してでもいいので、あの皆さんが日頃どういう形でその物語か、みたいな使っているのか、みたいなちょっと教えていただいたら嬉しいです。
さっき言ったみたいにね、やっぱり映画ってそういうものっていうふうな側面もあると思ってて、作り手側がその映画にすることで救われてるってことも多分あると思うんですよね。
トラウマ的なものになっているものとかを作品にすることで作ってる本人が一番救われるみたいな。
深めるシネマで今まで取り扱った中で言うと、ロッキーが多分一番近いと思うんですよね。シルベスター・スタロンが自分のどん底だった時期を映画にすることで、多分救われてるんじゃないかなっていう。
ということで、佐藤さんありがとうございます。はい。では次のお便りなんですが、深めるネーム、ミアさん。はい。
この方はね、ちゃんとキーワードを書いていただいているということでありがとうございます。今回のキーワード、おかわり小論報って書いているので、
これはライフオーパイの後半を聞いた後の感想ですね。はい。読みます。いやー今回は辛かったですね。
…いつもヒヤヒヤする場面はあったのですが、トリビアさん頑張れっていつも応援していました。
私の近くにも映画見ない人がいて、説明したりするのですが、音頭差が違うと伝わりづらいのかなって思います。
でもトリビアさんがソロバンさんに理解してもらおうとしたり、落とし所を作ってあげる感じはとても好きです。
それにここまで話し込める関係ってすごく羨ましいです。これからも頑張ってくださいね。応援しています。ということで、ミアさんありがとうございます。
ストレートな応援のメッセージ、本当にありがたいです。なかなかね、この番組不思議で、本当にあの
実際に会う方とかいるんですよ、その番組聞いてくれている方とか。
で、いつも褒められるのが、ソロバンさんが褒められるんですよ。本当にソロバンさんいいよねっていう、全部思ったことを素直に出すからいいよねって、
よく褒められるんですけど、僕全然褒められないんですよ。基本的に編集もテーマ選びも、こういったリサーチとか、全部僕がコンセプトとかやってるのに、僕一回も褒められたことないので、
こういう褒められるね、バンバン送っていただいたら、僕がどんどんヘラヘラしていくと思うので、よろしくお願いします。
ただね、本当に同じように、私の近くにも映画見ない人がいて、その映画の魅力を伝えるっていうことが苦労するっていうお便りは、この方以外にもね、番組始まってから結構寄せられていて、
やっぱりそういう場面があるんだろうなっていうふうに思って、うまくいってるのかどうかわかんないですけど、今んとこあんまりあの、
ソロバンさんに響いた作品がそこまでないので、伝わってんのかなとはよくわかんないんですが、基本ね、ちょっとシャンに構えたソロバンさんなので、
スタートの時点でかなりマイナスからのスタートなんですよね。僕がこの映画いいでしょっていうときに、へーみたいな、別に、みたいな感じからスタートなので、僕はかなり丁寧に
魅力を何とか説明しようとしてるんですが、よく台本あるんじゃないのとか言われるんですけど、全くないですね。
本当にリアルに、うまくこの魅力が伝わったときはうまくいくし、ライフオーバーの時みたいに全く響かないときは響かないっていう、
ドキュメンタリー番組をやっているので、この番組。年どころみたいなやつはいつも作ろうとしています。
あと、ここまで話し込める関係性ってすごく羨ましいです。っていうのも結構いろんな方からいただいたりしてるんですね、同じような意見を。
僕とソロバンさんが幼稚園からの同級生、幼稚園、小学校、中学校、高校まで全部一緒だったので、ずっとその
ダチみたいな関係性ではなかったにしろ、ずっとパオも見てて、学校から一緒に帰ったりとかもしてたし、
関係性はできているので、あんなにライフオーバーでバチバチに揉めても、そこまでもう知るかっていうね。
腹立つ時はありますけどね、正直言うとね。ここまで番組制作に協力的じゃないのかみたいな感じの時があるんですが、
関係性と番組制作について
後を引かないので、次の収録時は普通にできるっていうのはまあいい関係性なんだと思います。
で、あとやっぱりそういった関係性でどんどん失われてるんだなっていうのは、この番組やり始めてからちょっと人の意見を聞いて思うようになりましたね。
やっぱり本音でぶつかれないというか、
やっぱ揉めて、シャットアウト、まあソルバーさんも言ってましたけどね、シャットアウト癖がある、
いう風に言ってましたけど、食い下がるっていう、僕はどんどん食い下がるので、このまま続いてるんだと思うんですが、
やっぱりこう傷つきたくないからそこで終わるっていうね。でも揉めてなんぼじゃないですか、やっぱ揉めてこそ中が深まるみたいなのもあると思うので、
怖がらずにね、ここまで行くと本当にウザがられてシャットアウトされるかもしれないですけど、
僕は最近本当に好きな映画で、エブリィシングエブリビアオールアットワンスってね、ちょっと本編の中でも話し出しましたけど、あの映画もそういう話だったと僕は捉えていて、
やっぱその、もうこれ以上近づいてくんなよって言われた時に、いやそれでもっていう最後の一歩を踏み込めるかどうかに人類はかかってるんじゃないかみたいな。
のがエブエブの最後の方のシーンのメッセージなのかなと僕は思って、あと最後の一歩を踏み込むっていう、
それでもっていうのが結構好きな話なので、
そういう意味で今後も食い下がっていきたいなと思っております。
うざがられない程度。 ということでミヤさんね、ありがとうございました。
これからも頑張ってくださいね。応援していますということで、頑張ります。 そして次が深めるネーム、なぐさん。
この方はですね、アントマン&ワスプクアントマニアの感想回。 番外編として僕らがやった回の感想だと思うんですけど、読みますね。
アントマンで検索させていただき、今回の新作に関してお話しされているということで聞かせていただきました。
あまり普段は MCU やマーベル関連のお話をされないという切り出しでしたが、共感できることがたくさんあったり、
なるほどと納得させられたり、内容もかなり充実されていて、かなり楽しく配置を致しました。
ありがとうございます。 何よりお二人のお話が丁寧でとても素敵でした。
今後も機会がございましたらマーベル関連の映画のお話をぜひお願いいたします。
ということで、ナグさんですね。この方は多分マーベルファンの方なのかな。
アントマンで検索して偶然この番組にたどり着いたということで。
大丈夫かな。間違って、ついでにライオオパイ聞いて、なんだこれって思って去っていってないかなと、ちょっと心配ですけど。
MCU関連ね、確かにMCUだけはなぜかこの朝が最新を追っているので、劇場公開されたらね。
新作感想みたいな感じでやってますが、新作映画の感想を喋るみたいなやつ。
まあ、スラムダンコフもやりましたけど、あんまり僕がね、準備が必要ないので、単に感想だけでいいなら全然できるよっていう感じなので、僕も気が楽っていうのがあって、
決定論と運命論
今後もちょっとやっていきたいなと思っております。ありがとうございます。これをきっかけにね、何か他のエピソードも聞いていただいてたら嬉しいです。
そして最後、深めるネーム。星が欲しいと吠える犬さん。この方もね、長文でいただいております。
いいですね。長文お便りリスナーさんが増えること、本当に励みになるんですが、ちょっと長いので、
分割して読ませていただきますが、鳥ちゃんさん、そろばんさん、こんにちは。 前回、前々回のインターステラーの回が面白かったので、ついお便りした新参リスナーです。
ありがとうございます。ようこそ。特に決定論についてのお二人のやりとりが生々しく、私も一緒になって考えてしまいました。
あの決定論っていうのはね、ちょっとここで挟みますが、番組内では運命論っていうふうな単語を使ってます。
決定論、運命論、すごく似たコンセプトで、運命論の方がどちらかというと宇宙とか、神とか、
人間の理解を超えた何かによって運命みたいなものが決まってるんじゃないかっていう、ちょっとスピリチュアル的な意味も含まれたものなんですけど、
決定論っていうのがもうちょっと身近なもの。これ番組の中でも、そろばんさんはちょっと言ってたと思うんですけど、
その日晩御飯何を食べるかみたいな選択って、本当はね、脳が勝手に決めて自分が決断するっていう直前に決まってるっていう話を
僕がしたと思うんですが、その時にそろばんさんが、いやでもその無意識の脳も自分だろっていう。
それはそういうふうに決めた何か理由があるからじゃんっていう話をしてたと思うんですけど、あれがまあいわゆる決定論ってやつで、
要するに因果関係みたいな。昨日の晩何を食べたかによって、今日何を食べるかっていうのを自分が決定するときに影響されてるとか。
あとは、子供の頃に何を食べて育ったとか、どういう環境にいたとか、どういう体験をしたとか、もっと言えば遺伝子とかね。
こういった食べ物を食べたくなるような遺伝子とかっていう、結構科学的とか因果関係みたいなもので自由に決定しているようで、
実はもう決定されているっていうのが決定論ってやつで、すごく運命論と似た考えではあります。
続きを読みますね。ソロバンさんが決定論を認めると、よからぬ影響があるから、否定的なスタンスを保ちたいと言っていて、少なからず共感したりもしました。
宇宙の法則と統一場理論
お二人の忌憚なきやり取りを聞いていて思い出したことが2つあります。一つは、作中でも触れていた相対性理論、
それと相撲をなす量子力学の不確定性原理です。私は科学に疎いので、参考のリンクを貼ります。
リンクもね、いただいてますが、続きを読みます。決定論の是非を問う場合、1個の原子から宇宙の果てまで万物を貫く1つの法則がなくてはなりません。
すべてが決まっているとしたら、過去、現在、未来にも、そこは許されません。あらゆる時空で同じ1つの法則があるはずです。
過去、法則はないが運命は決まっている。なんて脆い決定論であるなら、それは神学や宗教の話です。
科学や現実としての 決定論があるとするなら、1個の原子から宇宙の果てまで、
微視的にも 虚視的にも 同じ1つの法則があるはずです。
微視的と 虚視的は、ミクロとマクロです。
宇宙の果てまで、小さいものから 超巨大なものまで、必ず1個の法則によって 成り立っているはずです。
世界が決まっているとしたら、ミクロにもマクロにも 同じ法則があるはずです。
このあるはずの法則を、科学では 法一派理論というらしく、平たく言えば万物の法則です。
この万物の法則の完成を阻む一辺が、 量子力学の不確定性原理で、
電子や素粒子の振る舞いは不確定であり、観測者が人類であったり、 観測技術が現代だからではなく、粒子の振る舞い自体がそういうふうにできているらしいです。
つまり、この宇宙の最初のピースでさえ決定的でないとすれば、 完全に計算可能な未来というものはありません。
未来が未知数であるなら、自由意志があるとは言えないにしても、 決まっているとも言えないのではないでしょうか。
はい、ということで、ここで一旦止めますが、 統一派理論。
はい、要するに、この世界がすべて、 ビッグバンの時にできたエネルギーによって、
一瞬で作られたんだとすれば、ある一つの方程式によって、 この世界にあるすべてのものの説明がつくはずだということですね。
ただ、その問題になっているのが、量子力学。
めちゃめちゃ小さい、それこそアントマンの世界に出てくるような部分で登場する、 その粒子、素粒子の振る舞いが今のとこに変なんですよ。
これも僕もいろいろ調べたんですけど、 おかしい振る舞いをずっとしていると。
それこそ、ライフパイの前半だと思うんですけど、 量子もつれとかね。
不思議なことがいっぱい起きるのが、めちゃめちゃ小さい世界。 それが今のとこ説明はつかないと。
なので、宇宙ができている最初のピース、一番小さい、 基本になるものでさえ変な動きをするのに、
この世界の現実が本当に決まっているかっていうのは 怪しくないですかっていうことですね。
自由意志があるにしてもないにしてもっていうことだと思うんですが。
これ、この統一場理論みたいなやつ。 実はエピソードの中でもちらっと僕が触れてますけど、
実はこの宇宙は11次元、11次元軸によってできているっていう、 らしいんだよとか言って、適当なことを言っていたのを覚えてますかね。
あれは実は、この量子の世界と重力とかっていう、 全てのエネルギーみたいなものを、
一つの方程式で説明できる万物の法則みたいなやつ。 それこそ統一場理論ってやつ。
を仮定すると、いわゆる長弦理論とか、 長紐理論ってね、言ったりするやつ。
宇宙は粒子、点じゃなくて、紐みたいなものでできているっていう、 このめちゃめちゃ小さい最小単位が、
実は僕らが思ったように点、粒子とかって、 こう点じゃないですか。
粒、砂粒みたいなのが、 めっちゃ小さいのが出てきているんじゃなくて、
実は紐なんじゃないかっていうのを仮定して考えると、 宇宙は11次元あるんじゃないか。
で、その最小のものっていうのは、なんか膜みたいなもの。
この2次元の膜みたいなものでできているっていうのが、 なんかM理論っていうやつで、
一応今んとここれが一番有力とされているらしいですね。 宇宙の万物の方程式としては。
ただまだ確定はしてないんですけど。 なのでそれを元にすると11次元軸がある。
であれば全て説明がつきますっていう感じになるらしいんですけど、 今んとこ科学者たちが躍進になって研究しているみたいです。
はい。 「らしいです」しか言えないんですけどこういうの。
バガボンド漫画と映画『インターステラー』
続き読みますね。 もう一つは井上竹彦さんの漫画「バガボンド」に登場するお章。
たくあん総法のセリフです。 お前の生きる道はこれまでもこれから先も天によって完璧に決まっていて、それが故に完全に自由だ。
バガボンド29巻より。 決まっているのに自由という一見矛盾している言葉遊びを超えて、
核心にえぐるひらめきです。 例えば左右に分かれる道の分岐で右を選ぶか左を選ぶか決定論では宇宙の始まりから決まっています。
いずれかを自由意志で決めたように思っても決まっている道のりをたどるのが決定論です。 しかし決まっているからこそ完全に自由な立場で選べるとも言えます。
自分の意思とは関係なく宇宙の総意として何億年も前から決まっているのだとしたら、これほど無責任に決められることもないでしょう。
あらゆる選択は自分自身の自由意志か、そうでないとすればビッグバン以降決められた宇宙の法則により決定。
このいずれにしても面白いと感じるのは私だけではないと思います。 自由意志があり得ないにせよ自分の自由意志と思っている決定は宇宙の総意と同義であるとすれば、
たとえよからぬ結果を得ても宇宙が悪いとぶち切れても許される気がします。 ということでここで一旦止めますが。
バカボンド、バカボンド僕は読んだことないんですよね。
あのスラムダンクさえ、あの井上拓彦さんというのはスラムダンク入っている方っていうのは僕は知ってるんですけど、
であとバカボンドっていう漫画があるのも知って、名作って言われても知ってるんですが、
読んだことないんですよねバカボンド。もう一回読みますけど、お前の生きる道はそれまでもこれから先も天によって完璧に決まっていて、それが故に完全に自由。
決まってるのに自由っていうことなので、要はすごく気が楽になるっていうことですね。
僕もあのすごく共感できるんですけど、運命論、決定論ってすごく不自由じゃないのかっていうソロバンさんの意見があったと思うんですけど、
僕もそのエピソード内で言ったように、いや自分が決めたものがもともと決まってたっていうことになるだけだから、ある意味シンプルだよねっていうことですよね。
これが言っていることって。何か自分がミスをして、とんでもないミスをしたとしても、まあ宇宙が決めたからっていうね。
一番、それ本当に口にしたらヤバい奴だと思われるんですけど、これ宇宙がそう決めたんでって言ったらヤバいんですけど、
自分の責任というのは少し軽くなりますよね。運命論は運命論で自由というか気が楽になるというか、
ていうことなんだと思います。僕はそれを本当に同意できます。 続きます。
私がこの作品に加速度的に引き込まれた展開としては、ブランド教授が嘘つきだったり、アメリアの判断ミスで多くの年月を浪費してしまったりするところです。
よく考えたらとんでもない親子です。私はいかなる作品でも主人公は不利でなくては面白くないと思っておりますので、
味方の不利をした敵対性色は大いに歓迎したいところです。 また、クーパーとマーフの再会を臆せず描いたのが素晴らしいと思います。
映画のご都合主義、主人公補正で生き残ったとなじる意見もわかりますが、この映画の自由意志があるとすれば親子が再会を果たしたことだと思います。
クーパーが得意点の観測データをモールスで送って、消息不明の英雄となったまでは現実的なラインである気もします。
なぜか帰還して娘と再会を果たすからこそ映画だなぁと、行き分かれた親子を描いても悲しいだけです。
映画は自由意志の結晶ですから、それでいいしそれがいいと思います。
ここで言ったと思いますが、星が欲しいと吠える犬さんはインターステラが本当に大好きということで、その理由を説明していただいてますね。
今、ブランド教授嘘つき。娘のアメリアが判断ミスで年月を浪費してしまうっていうね。
特にブランド教授なんかね、もうある種悪役と言ってもいいぐらい嘘のつきっぷりだと思うんですけど。
クーパーとマーフの再会とロマンチックな終わり
確かにクーパーとマーフが最後に再会できるってとこまで描いたのは、本当にロマンチストだなって僕は思うんですよね。
ノーラン監督。時間を超えても繋がっている2人。
親よりも年齢を飛び越えて、おばあちゃんになった娘との再会は最後まで諦めてなかったっていうところか。
っていうのもやっぱ本当にロマンチックだなと思うし、映画的って言っていいんじゃないかなと思います。
そして最後のパートを読みますが、以上長文お目怪我しご容赦ください。
言葉に対応があって背景にお二人の経験や理想を感じたりするのが楽しかったです。
それは演出や構成を超えてお二人の帰端のない対話だからこそ感じられることだと思います。
最後に決定論や運命論について私は肯定的です。というよりも自由意志に否定的です。
鍵括弧自由括弧閉じる意志というニュアンスが暴走していて、
行動向けな願望や欲望もこれに含むような向きがあるからです。
振り返ればクーパーも自由意志というよりも意志を持って旅立ち、マーフもアメリアもそれぞれの意志を持って行動していました。
意志とは何か、あるいは意志を操作されたり創出するような作品がありましたら、ぜひ取り上げていただけると嬉しいです。
今後の配信も楽しみにしています。
ということで、星が欲しいと吠える犬さんありがとうございます。本当に長文メール。
このまた二人の対話から感じられることということで、お楽しみいただけましたか?っていうのが変な話なんですが。
運命論、決定論について私は肯定的です。ということで。
そろばんさんとは逆のスタンスなのかなと思うんですけど。
僕はだからエピソード内で言いましたけど、
半々が一番いいのかなと思ったりはしてるんですが、この方の最後のパート。
自由意志と決定論についての考察
自由意志の、この自由に鍵カッコがついて、自由意志というニュアンスが暴走していて、
行動向けな願望や欲望もこれに含むような向きがあるからですと。
振り返ればクーパーも自由意志というよりも意志を持って旅立ちって書いてますが、
やっぱり自由意志の、意志の方が大事なんじゃないかっていうことですよね。
そこを読んだときに、なるほどって僕はすごく思って。
要はクーパーもアメリアもマフも、やっぱり意志によって行動してたっていうね。
運命論を信じるとそういう無気力になるというのは、そろばんさんが言ってましたけど。
これ、ノートでやってる深森シネマクラブっていう有料会員コンテンツの中で、
僕が毎回書いてる編集動機の中でもチラッと紹介したんですけど、
何か科学的な実験で、人には自由意志みたいなのは存在しなくて、
運命論で全て決まっているかもしれないみたいな文章を被験者に見せると、
人はみんなモラルに反した行動を取りがちっていう研究結果とか実験結果があって、
これもしかしたらこの深森シネマで僕がね、運命でもしかしたらこの宇宙は決まっているみたいなことを
言ったおかげで、みんなモラルに反したことやってないかなってちょっと心配になったんですけど、
全て決まっているんだから、じゃあ何やってもいいじゃんとか、何やらなくてもいいじゃんみたいな感じになって、
割とずるいことをしてもいいかなっていう行動を取る人が多いらしいんです。
この方がおっしゃってるのはその結構真逆で、自由意志っていう方にもその性質があるんじゃないかと。
あの、ね、そろばんさんが言ってたのはね、なんか、よくわからん運命というものだから、
自分の能力とかを超えた何か願望みたいなのを持って暴走するんじゃないかみたいなことを言ってました。
この方がおっしゃってるのはその真逆で、自由意志っていうものにもそういったものが含まれてるんじゃないかっていうことですよね。
やっぱりどっちも同じような感じで、やりすぎると本当に良くないんだと思うんですよね。
やっぱり自由意志って、それこそ本当にさっきこのメールの中でもありましたけど、
宗教とかっていうものに近くなるんじゃないかっていうのが、
人間っていうのはこの世界は本当に人間のためにできてて、人間は自由に動けると。
っていうのは割と結構宗教的な価値観かな。
例えばキリスト教の価値観で言ったら、人間っていうのを産むものを神様が作ったっていうね。
人間は別に猿から進化したわけではなくて、人間、アダムとイブができてみたいな。
っていうような価値観に結構近くて、人間は特別な存在だから、
この宇宙の中で自由に選択ができるみたいな価値観になるのかなと思って、
それで僕はエピソード内でも、自由意志を信じすぎると科学を否定することになるっていう話をしたんですけど、
意思の行動原理と愛の重要性
この方がおっしゃってるように、やっぱり意志。
自由というよりは、意志を持って自分で何かを変えたりとかできるっていう価値観っていうのは、
運命論を信じてても、それが選んだものが自分がやるべきことだったってことになるとしたら、
自由に自分で作れるじゃないかっていうこと、裏返しにも取れるじゃないですか。伝わるかな、これ。
運命さえ自分の見かねにすることができるっていう。
自分がこれやりたいって言って、その意志に思って行動したら、
それが宇宙の意志にもなり得るっていうふうにも取れるから、
結構、やりたいこととかに打ち込むときには、すごい有効なマインドフルネス的なやつなのかもしれないですけど。
僕はそういう使い方をしたいとこもしますね。
やるぞってなったときとかに、いや、これでいいんだと。
やっぱ目移りするじゃないですか、なんか決断したときとかって。
やらない方がいいかなとか。いや、こっちのほうがいいかなっていうときは、もうそのときは考えないっていう。
あとから、さっきの物語家じゃないですけど、見たときにやっぱりあれは正しかったとか。
いや、あれは自分が間違っていた。
物語家って、エピソード内のニュアンスでいくと、全ての正当化みたいな感じで捉えるかもしれないですけど、
そうじゃなくて、自分の失敗とかと向き合うことも物語家じゃないですか。
あのときあれは自分は失敗したんだっていうことを、
向き合うのも一種の物語家だと思うので。
前向きにも捉えられると思うんですよ。
だから、何よりやっぱり自分の意思を持って行動することがどんだけ大事かっていうことですよね。
で、やっぱり振り返ればクーパーも自分の意思というより意志を持って旅立ち、
マフもアメリアンもそれぞれの意思を持って行動していましたって書いてますけど、
この意思の行動原理がやっぱ愛だったと思うんですよ、あの映画の中で。
クーパーは娘に対する愛。
で、宇宙域を決め、娘とか人類に対してもそうですけど。
で、マフもアメリアンも同じように愛によって行動をしていた。
意思を持って行動しているってことは、やっぱりその愛に戻ってくる。
で、逆にマン博士、あの映画の中で唯一の悪役なのかもしれないですけど、
マン博士は愛ではなかったですよね、行動する意思みたいなのは。
もう本当にそれこそクーパーと一緒に氷の惑星でずっとマン博士が歩いている時にしている言い訳的な長ゼリフみたいなやつも、
捉え方を変えると、お前はその愛する家族とかがあっていいなぁみたいな感じに聞こえるし。
で、結局そのマン博士って自分がやっているその行動と愛を結びつけられなかったんだと思うんですよね。
あの作戦に参加する人たちは家族とかもいないとか、そういうのを全部経ってからミッションに参加したっていう話があったと思うんですけど、
彼は本当にそういった愛というものにあのミッションを紐付けられなかったから、
単なる生存本能のみで行動して、ああいうひどいことをしてしまうっていうふうに描かれているのかなと思います。
だからやっぱりそういう意味でも、その自由意志というものがあるんだとしてもやっぱり愛っていうことなんだと思うし、
運命論だったとしてもやっぱり愛によってそれを繋いでいくみたいな。
どっちにこれでもやっぱり愛じゃねえかっていう話だったと僕は思うんですね。
まあなかなかね、愛愛愛愛愛言うとる番組と思われるかもしれないんですが、
なんか最近それこそね、僕とかミレニアル世代とか、ゆうとり世代とかって言われてるんですけど、
僕らが育った頃って本当に愛みたいなことを歌ったラブソングみたいなのがめちゃめちゃ溢れてて、J-POPとかで。
それによってその愛がすごい安っぽいものになっちゃったから、
なんかその愛っていうことを言うことはすごい恥ずかしいことみたいに今なっている感じがするのは気のせいかなっていうね。
恥ずかしげもなく愛の話をしているオッズキャストですけど、がんばりしながら。
星が欲しいと吠える犬さん、本当に超文明のね。ありがとうございます。
リクエストでね、意思とは何かとか、あるいは意思を操作されたり操作するような作品がありましたら、
ということでぜひ取り上げていただけると嬉しいですということなので、今後取り上げる予定ではありますので、
それをちょっとお待ちくださいという感じですかね。ありがとうございます。
はい、ということで以上が今回紹介するお便り回でした。
はい、いかがでしたでしょうか。
引き続き皆さんの感想とかいただきたいので、もしご意見、ご感想、リクエスト等ある方はGoogleフォームからお待ちしております。
結構こういった形で、こういったテーマに関する映画を取り上げてもらえたら嬉しいみたいなリクエストいただけるとすごく嬉しいので、
そういったものもお待ちしております。
なんかこう人生相談みたいなね、こういうふうに悩んでいるんですけど、どういう映画を見たらいいですかみたいなやつとかも答えられる範囲でね、
やっていけたらいいかなと思っておりますので、ぜひぜひお寄せください。
ということで今回深めるシネマお便り回でした。
それではまたお会いしましょう。
毎日映画トリビアでした。
44:47

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