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2022-11-08 39:55

#8【最後の決闘裁判】前編 映画ってどうやって自分に紐付けるの?

感想、質問、この作品を見てほしい、などのお便りはこちらまで

[[[今回のトピック]]]

iPhone壊れかけ / 最後の決闘裁判 / 冒頭の意味気付くよね系 / 理解できるところが少ない / 無理やりウマ視点 / 自分に紐付けるとしたら? / "男同士"のダークサイド / 真実はいつもひとつ / 誰一人として感情移入できなかった /  キモさマシマシのル・グリ / 究極他人事 / 羅生門スタイル / 歴史上では / 盛り上がってんなぁ / "見栄"ってしょうもないな / リスクがある中で声を上げ続けること / 映画は"共感"と"思いやり" / 3人の脚本家 / 自分との共通点を探す作業 / するもされるもないからなぁ / 演者の説得力 / こういうゲームだよね?感 / 血が多かったねぇ(怒)  

次週後編に続きます

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00:00
毎日映画トリビアの深めるシネマ。 この番組は、毎日映画を見るほどの映画好きと、使っている iphone が4年目でそろそろ壊れかけの映画初心者が、一緒に映画の楽しさを深めていく番組です。
映画に詳しくない人には、これからの映画の楽しみ方を、すでに映画好きの方にも新鮮な視点をお届けします。
はい、ということでございますが、どうも毎日映画トリビアです。 毎日映画トリビアの深めるシネマの深めるシネマ担当のソロ番です。
僕が深めるシネマ担当じゃないです。 タイトルコールの担当をちょっと言ってみたんですけれども、iphone 4年目で壊れかけの映画初心者なんですね。
で、お馴染みの。 知らねーよ。 馴染んではないか。
携帯どれくらい使います? 僕ね、でも今年買い替えたんですよ。
その前のやつは、
でも、
iphoneのアップルケアみたいなのあるじゃないですか。 あれでこう交換してもらえたりするじゃないですか。
本体交換? 本体交換。 割と具合が悪くなったりすることが多くて、一回は水濡れかな。
死んだから、普通に全部替えてもらって、 その後なんか新しく変わったやつも1年ぐらい使ってたら、なんかスイッチがおかしくなって
持って行ったらまた交換してくれた。 っていうので3台同じiphone Xを使いまして、
トータル何年ぐらい使ったの? 全部で多分4,5年使ってるけど、でも結局最後のやつとか1年ぐらいしか使ってない。
なるほどね。 僕もXS MAXなんですけど、
今年の夏頃に1回バッテリー交換をして、それまで普通に使えてたんですけど、
もうそろそろ電源がつかなくなったり、勝手に落ちたりとか、アプリが落ちてたりとか、
バッテリー以外の部分がいかれてきた。 なのでちょっとそろそろ変えようかなっていう気持ちに、ちょっと芽生えつつあるみたいなところを
皆さんにお伝えしておりますが、これが公開される頃にXS MAXを使っているのか、別のiphoneを使っているのか、
またまたね、アンドロイドに暗がしているのか。 もしくはこれを聞いている心優しい人がね、新品を送ってくれるかもしれない。
そんなことは期待してない。 新品の柄系を送ってくるかもしれない。 これで映画をたくさん見てください。
スマホで見るのかよ。 今回の課題のね、映画の方に行きたいなと思いますけれども、
最後の決闘裁判、ラストデュエルでしたっけ? ザ・ラストデュエル。
定刑誌ね。 定刑誌って言うんだっけ? ザ・ラストデュエル。ちょっとあらすじの方を読みたいと思います。
中世のフランスで騎士カルージュの妻マルグリットが夫の旧友であるルグリから暴力を受けたと訴える。
03:05
事件の目撃者がいない中、無実を主張したルグリはカルージュと決闘によって決着をつける決闘裁判を行うことに。
勝者は全てを転するが敗者は決闘で助かったとしても死罪となり、マルグリットはもし夫が負ければ自らも偽証の罪で火あぶりになると書かれております。
書かれておりますけど、監督は巨匠です。ディドリー・スコット。
知ってましたよね? もちろんね。 主演は?
マット・デイモン。よく出てきたね。 もう覚えた。 もう友達。
今回は今のところ一番ヘビーな内容の映画だったかもしれないですが。
確かにヘビーですね。
どうでしたか? 見ましたよ。
とりあえず見ました。 前回2回見るって豪語してて、見てなかったらドアぐらいぶん殴るっていう。
前回のフォードvsファイターのドアをガーンってぶん殴るぐらいの勢いで殴っていい?って言ってましたね。
もういいよ殴って。 一応ね
感想というか概要というか大雑把に言うと難しかったというか。
見た時に誰一人感情移入できるというか
いなかったんで。 これラジオ何も言えないなって思って2回見た。
でもちゃんと2回見た? 2回目は見ました。 2回見た後はどんな感じになったんですか?
2回見たからといって変わるところは冒頭の印象ぐらいかな。
でもなんかこう今まで紹介してたやつ大体その冒頭で
作中の物語を持ってきてるというか、 持ってきがちだった気がするんで。
ファイトクラブとかでも最初のシーンで
最後の方のシーンがあったじゃないですか。 1回見た後に2回目見て冒頭の意味気づくよね系が多かった気がするんですけど
それは映画全般そうなんですか? もちろん映画って頭から見るようにできてるじゃないですか。
だから2回目見た時に必然的に印象が変わるよねっていうだけだと思うんですよ。
06:00
プラス冒頭の引きが強いかどうかって大事じゃないですか。
今回の最後の決闘裁判で言えば決闘シーンから始まりますよね。
これは決闘の話なんだってなって、なんでこんなことしてるんだろうって言って話が巻き戻るっていう構造です。
だからその結果的にこの一本の映画の中でも最終的にまた決闘の場面に戻るから
前で見たのと後で見た時の印象が変わるっていうのと同じだと思うんですよ。2回目見た時と。
なるほど
なのでまあ しかも今回はすごい特殊な映画っていうのを気づきました。
こんな映画見たことあります? えっと一つの出来事を別の視点からっていう。
昭和系されてたじゃないですか。 3人の主人公がいてそれぞれの視点から
見たものを同じことを描いているけど 別の視点で描かれている。
これ結構珍しいじゃないですか。 そうですね珍しいなぁと思った。あんまりないねって。
そう なんかこの形でちょっとずつ真実が出てくるというか
人間の主観って当てにならないよなっていう。 まさしくそう。この映画のテーマ的にはどういうとこだと思いました?
えー なんだろうなぁ。なんでこんなものを映画にしたんだろうっていう。
どうなんでしょう。ちょっと僕はねこれの作品に関しては 理解できるところが少なすぎて
理解できるところからじゃあちょっと攻めていきましょうか。 理解できるところ?
印象に残ったところでもいいしそうだよなって思ったところとか。
人が出てて。人出てくるね。間違いない。 あと馬。そうね。馬好きですもんね。馬好きでしょほいっていう。
馬好きでしょほいっていう。なんていうのかなぁ。 その視点からどう見たんですか?馬の視点から。だから馬いいなぁとか
馬いいよねみたいな。 馬も多分進化してるだろうから
今と同じ形の馬なのかなぁとか思ったけど。 なんか長距離走れる馬がこうなんか
フォードのあれだってさ 名言あるじゃないですか。なんかその時代の人に何が欲しいかって言われたらもっと速く走れる馬が欲しいっていう
09:00
みたいなのがあったから 強く速く走れる馬が良かったんでしょうね。
今僕らがよく目にしている競馬の競走場ってサラブレットのあれじゃないですか。 あとそうじゃない馬も形って結構違うんですよ
だからその時の当時の馬と今の馬で多分同じような感じだったのかなぁっていうのはちょっと思った。
そこは馬視点。 無理やり馬視点のねじ込んできたけど。 他には何か
分かったなぁ。 分かったなぁってところ。 僕がなんでこの映画選んだか分かりました?
この流れでっていう話を前回したと思うんですよ。 この流れで? 今までファイトクラブ
ショーシャンクの空にフォードvsフェラーリ でこれっていう一応僕内の理論が一応あるんですけど
戦ってたねー 戦ってたねー
何だろう
なんか時代背景を あんまり理解してなかったんで
今回のね。 14世紀のフランス。 僕も全くこれ見ると何も残っちゃった。
だからなんかこう自分に紐付けたくて 考えるとやっぱ日本のその時何時代だったかとか
を考えちゃうんですよ。 なるほど
ちなみに自分に紐付けるとしたらどうこうから紐付けるんですかこの映画って? これはだからさっきソルバンさんもチラッと言ったけど
人の主観って当てになんないよなってとこなんですよ。 プラスこのさっきのクイズみたいに出しましたけどこの関連でこの映画を選んだ理由
答えとしてなんですけど女性なんですよ。 今まで選んだ3本って女性ほぼ主人公って出てきてないんですよ。
ずっと男同士の話だったの。 ファイトクラブも男同士の話で
ショーシャンクの空にも男同士の話。 レッドとアンギー。 フォードVSペライナーってまさしく男同士の男社会だったね。
時代的にも50年くらい前の話。 男同士の
プライドとかなんか熱い話みたいな。 その後に僕ずっとそれを意図して3本選んでたわけじゃないんですけど
後から考えたらすごく偏ってるなと思って。 めちゃめちゃその男同士の
熱い友情みたいな。 タッグモノじゃないけどプライドみたいな。 そのダークサイドを描いた作品ってなんだろうなと思ってこれ選んだんですよ。
12:00
男同士の
名誉を懸けた戦いみたいな。よく映画でも描かれるじゃないですか。 だいたい主人公は男同士だったり。
女性の視点はないんですよ。 今までの映画はほぼほぼない。
フォードVSペライナーの時もケンマイルズの
劣等感って言ってましたけど。 一応その時代的にも
昔を描いてるじゃないですか。 あれと比べた時に今回選んだ最後の決闘裁判って14世紀。
何百年前? 6700年くらいでしょうか。
フォードVSペライナーは1960年代でしょうか。 描いてることは割と似てるんですよ。
女の人が自分で生活するっていうのは難しいって話が出てたんですよ。
妻は家にいて旦那が稼いでくるのを応援しないといけない。
だから頑張って稼いできてよ。家計を見るのが女の人で、 だからちゃんと稼いできてよっていうものだったじゃないですか。
今回も女の人が男の所有物だった時代じゃないですか。
完全にセリフとしても出てきたし。 結婚の
一緒に持っていくもので土地がどうこうとか。 女の人がレイプされました。
レイプとしての罪ではなくて、器物損壊罪。
この映画は女の人の視点で最後。
3章あるうちの最後の第3章が出た時に、 真実という言葉が残る。
本当の真実はあの視点だった。 起きたことは一つ。真実はいつも一つ。
そうかね。
っていう目線で僕はその映画を見て、 歴史物のように見えるんだけど、今も全然ある話。
特に男の社会的な地位みたいなのを
当時ほどじゃないけど、 やっぱり今でも重要視されるじゃないですか。
それによって女の人が虐げられたりとか、 その視点がね。女の人の視点で見ると違ったふうに見えるってところで、
今の映画としても全然成立すると思う。 なるほどね。
15:06
単なる過去に起きたことだけじゃなくて、 例えばルグリっていう
アダムドライバーが演じてましたけど、 彼がレイプの実行犯じゃないですか。
彼はイケメンだから、みんな女が寄ってくる。
嫌って言ってても、女の人は嫌って言うのが一応祝状っていうものだから。
否定はするんだけど、でも内心は好きなんだろうっていう 考え方で動いてるじゃないですか。
で、男と女が一つの部屋に入ったら、それはもうやることは一つでしょっていう。
これは同意だよねっていう視点で話がどんどん進んで、 彼の視点から見ると
あのレイプすごく 淫算な
ひどいシーンなんだけど、第2章のルグリ視点で見ると、 演技とかの差も全然そんなに嫌がってないように見える。
見比べてみるとわかるんですけど。 嫌とは言いつつも、印象的なのは靴の脱ぎ方。
あーそうね、それは思った。 2階に上がっていくのに
ルグリ視点で見ると、靴をちゃんと脱いで マルグリと上がっている。つまり招き入れてるように彼には見えてるわけ。
はいはいはいはい。 真実、第3章の方から見ると、もう
本当に必死に逃げようとして抜けてるし、 あと効果音とかも全然違ったりする。足音がデカいの。
ルグリの。 ドンドンドンって上がってくる階段の音とか
マルグリットの息遣い。 必死にもう息も絶え絶え逃げてるっていうその息遣いとかがめっちゃ激しく出てたりとか
するのが3章になってて。 全然その見え方が違う。
なるほどね。 っていうのが、今どこに感情移入するの?っていったら
今の問題として見れるっていう。
あーなるほどなぁ。 っていう感じで見てますね。
あー。
そうかー。
そうかー。でもなんかねー、そのー、 登場人物誰一人感情移入できなかったっていうのはまあ本当にそうで。
なんか、そのー、なんだろう。
マルグリットにも感情移入できなかった? できなかったかな。だって自分から言ってたでしょ1回は。
どこで? え、なんか、あれは気のせいなの?
18:00
ど、ど、どこで?どのシーンのこと? えっと
なんだろう、ルグリのとこに行ってなかった? ルグリのとこに行ってた? あ、あれだから第2章の中の話でしょ?
うん。 で、寝てたら来たっていうシーンあった?
あのシーンのこと言ってなかった? 多分それ。 で、キスしたみたいな。
かな? あれはだからルグリの妄想です。 あ、妄想だった? あれは夢です。
完全にその寝室にいたら来て、最初に確かルグリとマルグリット会った後に、ルグリが完全に妄想して、
それで夢で見てるっていうシーンだったと思います。 あ、そうなんだ。 だからあの2章で起きてることはほぼ真実ではない。
うーん なるほどね。なんかあの来ちゃったみたいな感じのあれは夢だったってことか。
来ちゃった?あったかな他に? 多分なかった。 いや多分その夢のとこだと思う。 夜のシーンでしょ?で部屋に行きちゃいました。
あれはその後に多分は一人でルグリが目覚めるシーンがあった。 だからそれは夢ですね。
あ、そうなんですね。 完全に取り憑かれてるんですよ。
彼にとってはマルグリットは野蛮な夫に虐げられている 女性で救い出さなきゃっていう完全にナルシストの
考え。 私は愛してますってことを平気で言うんだけどそれも2章と3章で
見比べるとあの めちゃめちゃ3章の方がめっちゃキモいっていう。
めっちゃ爪折り方とかもキモいし、 一方的に愛してるって言いに来てるっていう。
キモさ増し増しなんですよ。 3章の方が。
確かに。 だからマルグリットにも感情移入はできなかったなぁと思ったけど。
うーん
難しいね。 なんかまぁ
大変なことがあったねーと思ったけど。 いやまぁ結局究極人ごとだからさ。
まぁそうなんだけど。 なんかそんなにその
たとえできたとして最後の方じゃん。 感情移入できたとして
3章を3個に分けて3分の1ずつだとしてさ。 だから言ってみれば最初の第1章はカルージュに感情移入して
2章はルグリに感情移入して3章はマルグリットに感情移入するっていう風になっている。
なんかそこがその客観視しちゃって。 全部が。
なんか内々の場合みたいな感じだったじゃん。 ショートコンターみたいな。
カルージュって。 でも最後のその第3章が真実っていうのはもう割と明確に
21:06
真実。 トゥルースというのが残るっていう。
僕最初その映画館で見てて、こんな仕組みになってるって全然気がつかなかった。
一応この3章立てになっているというか、それぞれの別の視点同じ出来事を別の人の視点で描くっていう
あの羅生門スタイルっていうんだけど。 黒沢明は知ってる。
知ってます。 超有名な。
日本だけじゃなく世界的にも有名な監督です。 羅生門って映画があって、それで使われた手法。
結構テーマもいるというか、男二人が女の一人のためになんか決闘するみたいなシーンとかあるんですよ。
結構影響を受けてるんだけど、それのスタイルで描かれてるんだけど、そんなことも知らずに見に行って。
何の題材なのかわからずに見に行ったんですよ。 最初見てるじゃないですか、一緒に。
カルージュとかね。 そんな綺麗なレイプされたんだろうって思って。
で、決闘だって。 だからこれでその前に描かれてた決闘のシーンに繋がるんだな。
綺麗なって話したら第2章って出て。 起きてること一緒だけどちょっとずつ違う。
最初のオープニングの方にあった、行くぞとか言って、守るんだとか言って。
カルージュ側の視点だと自分で戦場を切って行って、敵とか倒してるけど、
ルグリ、ルグリ視点だとルグリがカルージュを助けたっていう。ここまでしっかり描かれたりとか、俺があいつの命を助けてやったって感じになったりとか。
ちょっとずつ違うってことがわかって、なるほど2人の視点で描かれるんだ。
面白いなって思いながら見てて、最後第3章出て、え?って。 真実?え?っていう風になって。
こわって。 なんか2章の時点で最後女の人の方が来るかなぁと思ったのよ。
ただそれが真実だとは思わなかった。 真実って言われ方するとは思わなかった。
そうそうそう。
なんか歴史的に見ても、これ一応実話ベースなんだけど、 歴史的に見てもマルグリッドが
歴史家からすると嘘をついてた。 レイプってのはされてない。
嘘をついたってことになってたりするらしいんだけど。 ただどう考えても、これ一応原作があるんだけど、その本の著者も言ってたんだけど、
どう考えてもそれはおかしい。 当時の社会の中では
24:01
女の人が、 夫がいるのに他の男とセックスみたいなことをした時点で、
おかされたとは言え、 その場で首を切られてもおかしくないという状態な。
実際に嘘をついてたら火あぶりにされるみたいな話がありましたね。
裁判で。 本当にああいう時代だったにも関わらず、言う理由がなくない。
その作品でもその辺のことも言われてましたよね。
彼女が言っていることが、 起きたことは本当に一つしかないはずなわけですよ。
で、あれが多分起きたことなんだろう。 なるほどね。
僕は見ながら、本当に順番に感情移入していって、 カルージュ側から映画を見てて、
ひでえ奴だな、ルグリは。 ルグリ側を見て、カルージュって何か言われてるぞ! みたいな感じになって、
最後にマルグリが言うと、お前らクズだな! っていうふうになっていって、
最後の決闘裁判のところで、 被害者は彼女なのに、
勝手にやってると思う。 盛り上がってるな。
そういう意味では、マルグリットに 感情移入できるかもしれない。
正直、起きたことは、
ひどい話ではあるんだけど、 僕がメモをしていて、
最初の最初の方です。 書いてた一つのフレーズがあって、
嫁の見栄で全てを失った男の話。 という感じって書いてて、
最初の方に書いてある? 本当に最初の方。 だから、どれくらいだろう?
第1章? 第2章? 第1章の最初の方に、
そういう印象を抱いてて、 そういう話なのかって思った。
見栄って、 見栄ってしょうもないなっていう風に思ってたから、
マルグリットの視点で、なんだこいつら? っていう感じに思うのはわかるかなって感じ。
最後の方さ、もうだって決闘裁判の決闘っていうところだけでさ、 王様もなんか大はしゃぎしてたじゃん。
あいつムカつくなぁ。 当時18歳くらいだったらしいんだよ、あの王様。
ニヤニヤしやがって。 あんなに腹立つなぁっていう。
王妃みたいな若干引いてたしね。 そうそう、だから彼女はやっぱり
27:04
あれに対して疑問をちょっと抱いてたわけ。 女性の扱い方っていうのはやっぱり
一言じゃない。 下手したら本当に自分がああなる可能性があるっていう立場の人。
あとはお母さんね、カルージュのお母さん。 もうすごく
現実的というか、こういう時代なんだからしょうがないよね。 私はそれ耐えてきましたからって言ってたね。
あれも怖いし悲しいんだけど、
なんかそうなるのかっていう。
でも時代が時代だからしょうがないよねっていうのは、ぶっちゃけ正直僕は見ながら思ってて。
時代が時代だからしょうがないっていう風には。 ただこういうマルグリッドみたいな人とかが
いろんなところで手を挙げ続けたんだろうね。 私もありましたっつって。
ちょっと前のミートウンドってあるけど、リスクがある中で声を上げ続けてきた人たちがいるっていう。
ごめん今手を挙げたって言ったよね。声を上げてきたんだよね。 手を挙げたらよくないよね。
手も挙げてたんだろうけど。 そういうのの積み重ねで今の社会につながってきてるんだろうなっていう
感じですかね。 結構まあ地続きだと思うんですよね。
映画の良さみたいなところにまた話を戻ると、やっぱその 他の人の視点で本当に同じことを起きてても見れるっていうところ。
本当にこの映画が一番その 力強さ。
本当にあの前半だけ、第1章だけ見たら別の映画じゃん。
2章だけ見ても別の映画なんだけど。
その 全く違う人の視点から見れるっていうのは
これ 今回のPLっていう白尺。
あの人がベン・アフレックっていう人で、あの人も白尺を描いてるんですよ。
あの人が言ってたのが、学校は教育をする。宗教っていうのはその説教をする。
映画っていうのはその共感とか思いやりを教えてくれる。
本当に日本だとね、宗教ってあんまり強い、あれじゃないけど、いわゆる道徳だよね。
学校だと知識を教えてもらったりとか。 宗教とか家庭とかで日本だと教えられる。道徳やっちゃいけないこととか。
30:02
説教って言われるんだけど、映画はやっぱりその共感とか、それで教わらない部分っていうのを結構教えてもらえるよなっていう。
っていう意味で、本当にそれを体現したような映画だなと思って、僕はめちゃめちゃ好きな作品だった。
今回、脚本家3人いるんですよ。これ面白いのは、マット・デイモン。主演もやってた人と、ベン・アフレックと、あともう一人、名前がニコール・ホロフセナーさんっていう人がいて、女性。男性、男性、女性で描いてる。
まさしくこの中に出ている登場人物たちと同じ感じ。ベン・アフレックは元々ルグリを演じる予定だったんだけど、スケジュール的にちょっと厳しくなったんで、アダム・ドライバーと一緒に演じるようになったんだけど。
最初はベン・アフレックとマット・デイモン2人で描いてたらしいのに。原作があって、これを映画化したい。
これをやるんだったら、3章だってそれぞれのラショウモンスタイルで行こうってなったんだけど、最後の真実の部分は、俺たちには描けないってなって、女性のニコール・ホロフセナーさんに連絡を取って描いてくださいって言って、あそこのパートは全部その人が描いてる。
へー。
共同作業みたいな感じ。
でもそこから最後にバーっと。
そうそう。だからエンディングまでその人に描いてもらう。
へー。
だから本当にそういう意味で、作ってる人たちもそういう視点を分けて、やっぱり俺たちじゃ描けないなってなった。
まあそうだね。
なんか多分、僕ら今2人男性で話してるからあれだけど、女性入ってこの話をしたら、また多分最後のショーの見え方違うんだろうなっていう。
理想?
理想は本当にそうなんですけど、だから本当にそういう意味で視点が分かれてるっていうのが一番なんだろうなって。
最近僕はこれだよねこれって思った時があったんですけど、いまいち全然響いてないことが分かってちょっとショックですね。
なるほどね。
なんかここが乗れねえんだなみたいなのありました?
なんすかね。
話が難しかった?
話が…
テーマに興味があんまりなかった?
何だろう、共感って自分との共通点を探す作業みたいなところがあるじゃないですか。
うん、そうですね。
だからそれが見当たらなさすぎて。
これだから時代が違うのもあるのかなっていう。
そうね、時代が違うのもあるだろうし。
なんかその、見つかんなかったなって思ったかな。
33:03
でもレイプシーン怖くなかったですか?
怖かったけど、でもするもされるもないからなと思って。
俺したことあるじゃないですかマジで。
怖いは怖かったけど。
ドアレイプじゃなくなる。
でも本当にだから、そうかやっぱ難しいか。
説得力があると僕は思うんですよね。
演じてるジョディ・カマンさんの2章と3章。
結構僕今回も何回もまた見返して、見比べてみたら同じシーンとか。
途中でカルージュとルグリが仲直り一応しようみたいなシーンあったじゃないですか。
結婚式か何かじゃないか。
子供生まれたかなんかで出席して。
友達のカルージュが仲直りの印にキスを。
ルグリにキスをさせるじゃないですか。
あの時とかの彼女の表情がルグリ視点で見るとちょっと惚れてる感が出てる。
キスした後に視線がルグリの顔をチラッと見て、ダメダメみたいな感じでやってて。
で全く同じシーンなんだけど最後の彼女の視点で見たらそんなもん全くなくて。
本当に癒さそう。
レイプのシーン本当に結構見るのきついぐらい激しいじゃないですか。
絶望感マジである。
これもう逃げられないなっていう。
そこの怖さとかの彼女の演技も含めて僕は結構感情になっていきました。
時代も違うし性別も僕とは違うんだけど。
男性だからといってレイプの被害に合わないわけじゃないけど、
自分の力じゃ全く抗えないような状態に置かれた時の怖さ。
あれから僕は結構暗かったんですよね。
確かにヒエッとはなったね。
ヒエッかい。
怖って。
でなんかキモっていう。
それもあるね。
キモいっていう。
本当に彼は本当に最後の最後まで常に認めなかったらしい。
だから彼の視点から見るとそういうもんだと。
同じようなシーンが前にあったじゃないですか。
PLと一緒に楽しいランドパーティーみたいなのをしてる時に
逃げたら追うだけだぜみたいな。
36:00
こういうゲームですよっていうね。
男と女ってこういうゲームだよねって思ってるのを全く同じような感じで見せてて。
で最後もその後のレイプシーンも同じような。
本当にテーブルを挟んで家に惑う。
そこから考えるのに彼にとって本当にあれがそういうもんだっていう。
楽しんでるんだね。
そういうもの。一応嫌って言うけどさ。
分かってるよねっていう。
この考えをマジで今でも持ってる奴が多いなって僕は結構思うんですけどね。
それこそ本当にいろんな事件とか報道されたりするけど。
そうですね。
本当に勝手にやってるよって感じになる。
最後の決闘シーン。
本当に勝ったは勝ったでさ。
カルージュ英雄面するじゃん。
いやちょっとそのさ決闘のシーン、そもそも前半パートというか
締めにかかるついでになんですけれども
決闘のシーンというかちょっとクレームを入れたいところがあって。
僕にですか?
作ったわけじゃない。何でしょう?
血が多かったね。
ダメでした?
ちょいちょい目を逸らしながら見てましたけど。
途中もね結構ちょっと戦闘シーンっていうかあったりして。
でも最後の決闘シーンが迫力あるっていう言い方をする人たちが多いんだろうけども。
僕としてはフォードVSフェラーリのレースシーンぐらいの感じにしてくれたら見れたんだけど
決闘をマジでやってる感というか。
刺し刺され。
アニメみたいにズバン終わりみたいな感じじゃなくて
汚い泥臭い戦いになって。
泥まみれで血なのか何なのかわかんないみたいな感じでやっていくところだよね。
でもあれは見づらいっていうのはわかるんだけど
あそこをクリーンで描いたり端折ったりしたら
やってること、描こうとしてることがすごく小っちゃい話にならないかなって僕は思うんですよ。
そこはそれでいいんだけど
個人的な話それは。
映像のクオリティとかクリエイティブの話に言いたいんじゃなくて
自分はキツかったっていう話。
その辺は目を伏せて。
39:02
だから自分がキツかったっていう話と
それを知ってるよねって言ったことの
ここの関係性の話を最後に言っておかないと
これを平気でこれ見れるんだ、じゃあこれ見てよってなるのも
僕はもう手加減しないと決めたんだよ。
ここはファイトクラブ。ここは血統裁判。
負けた方が罪人を
絶対手袋拾わねえからな。
マントはバサバサやってかっこよく見せるけど
手袋は拾わねえ。
というところで一旦このパートは区切ろうかなと思います。
まだまだ言い足りないのがいっぱいあるので
引き続きお楽しみに。
39:55

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