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2025-12-02 1:09:31

#30【ズートピア】後編 差別は単なる心の問題なのか

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この冬公開される『ズートピア2』に向けて、バイロン・ハワード、リッチ・ムーア監督、ジニファー・グッドウィン主演、ディズニー・アニメーション映画『ズートピア』を深める回後編

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■『ズートピア』のフレーム解説はこちら(Fukameru Cinema Club)

[[[今回のトピック]]]

経済と障害 / 貧乏人は出てこない / 差別=単なる心の問題? / 変更された脚本 / そんな映画子供に見せられるか / 悪い意味での綺麗事 / ゴールドマン・サックスのやつらなんか / 内田裕也の杖 / 努力の前提 / それでもニックは健康 / トラウマを非常に軽く見ている / いろんな子供 / 希望を描くことはそんなに悪い? / 描かれないギデオンの物語 / ちょっとTry Everything聴いてくるわ / つぎいきまーす! / こんなのズートピアじゃない / 誰かのせいにしてるじゃん / 理詰めでくるぞ! / ガゼルさんが言いたかったこと / 全部偶然で解決 / “恐怖に負けないで” / 金持ち喧嘩せずの世界 / 大谷翔平の家の周りはズートピア / トランプ政権との関係 / もう暗い話しないでくれ! / 想像力がなさすぎる / ジュディ=成功者 / “まずはあなたから”は正しい / 通報してください / 努力の因数分解 / ジュディとガゼルさんの演説 / ”ズートピアは特別よ” / どうするどうなるズートピア2 / ドトールで号泣予告 

配信スケジュール:火曜19時(基本)

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オープニングテーマ

Hizuru Saito (新音楽制作工房)

サマリー

ポッドキャストでは、『ズートピア』の物語を通じて経済と障害、差別の問題について考察しています。エピソードでは、経済的背景が差別に与える影響や、作品内でのキャラクターの状況を分析しています。 ポッドキャスト第30回では、映画『ズートピア』を通じて差別や障害について考察されており、経済的ハンディキャップや精神的障壁が描かれないことが努力の重要性を強調しつつ、現実の多様性を無視している点が指摘されています。エピソードでは、映画『ズートピア』を通じて差別問題が心の問題として描かれており、登場キャラクターのベルウェザー副市長が抱える恨みについても考察されています。また、物語の中で政治や権力が人々を分断させる方法、そしてそれに対抗する手段についても議論されています。第30回では、映画『ズートピア』を通じて人間社会における差別や偏見の問題が探求され、自己反省と他者理解の重要性が強調され、自分自身の心を見つめ直すことで社会を変えられるというメッセージが伝えられています。今回のエピソードでは、『ズートピア2』の公開を期待し、そのテーマや感情について考察されます。

経済と障害の問題
【深めるシネマ】
ものとしては、これは象徴的な意味で、言葉その通りの意味じゃないんだけど、それはね、経済と障害なんだ。
経済と障害。障害物はいっぱい出てきたけど。 障害物はいっぱい出てきたね。
経済も一応、あのなんか、ね、詐欺みたいなことして、お金、税、確定申告みたいな話題も出てきたよ。
まあ、でもその、なんていうのかな。一番わかりやすく言うと、今回のこの物語【ズートピア】ね。【ズートピア】では、貧乏にも一人も出てこなかったね。
あれ、ちょっと。 今一生懸命探してるからちょっと待ってくださいって。
お前あれか?なんか、画面に今なんかこう【ズートピア】出してて、飼育でこう探してるみたいな。こいつは貧乏そうなの?みたいな感じで。
今からもう一回見るからちょっと2時間待ってくれっていう。 いやいやいや。
画面走り出してるこの人は貧乏そうっていう。 動物ね、しかもね。
動物なんだけどね。
いやあ、そう、あのね、なんていうのかな。そう、貧乏人は一人もうつって。まあ、貧乏人って言い方良くないよね。困窮は全くないという前提で、この世界は成立してるんだよね。
確かに。
それは、【ズートピア】内はまさにそうだし、ジュディの出身の町もそうなんだ。
あれなんか、さらーっと流されてるけど、つまり夢の実現を阻む田舎のそういうメンタリティみたいな感じの象徴として、人参作ってればいいからみたいな。
なんかそれが幸せだからみたいな感じでなるんだけど、人参作ってるだけで、あんな死ぬほど増えていく子供たち養えるのか?っていう話になってくるよね。
養える。
誰が飼ってんの?みたいな。
努力してんだよね。
出店みたいなところで売ってたよ、あれ。
でも、最初の説得する時に、「ほら、お前の二百何十何人の兄弟も幸せだろ?」みたいな感じで言ってたけど、人参って何?一本10万とかするの?
高級なホテルのレストランとかに納品してんだよ。
営業努力だよ、それは。
なるほど。ブランド人参ってこと?
そう。
いや、そんなとこまでは描かれてないぞっていうね。
これ別にね、だからといって、これで重爆の隅つくように、おかしいねみたいなところを指摘したいわけじゃないんだよ。
じゃなくて、この世界はつまり、何がこの経済っていうところで言いたいかっていうと、困窮、貧困、経済の問題っていうのをオミットすることによって、差別の問題っていうのが純粋にその人の心の問題になる。
差別の核心
伝わるかね、これ。
今のアメリカの状況とかを、俺はそんなに勉強してるわけじゃないが、ニュースも完全に追ってるわけじゃないが、トランプが再選した理由が何かっていうのは、ニュースとかYouTubeの有識者の人たちのね、あと報道系のチャンネルとかでも、怪しい番組見てないですよって言いたいんだけど、何が怪しい番組かなんじゃっていう。
ソースはYouTubeの動画って。
危ないよね、それね。
努力が足らないと思います。
それは確かに認めますが、ざっくり言うとね、移民問題っていうのが一個争点だったわけでしょ。
トランプvsハリスで。
で、トランプが勝った。
これはだから海外主義の対等なんだっていうふうに言われてたけど、やっぱりアメリカ研究とかをなすってる政治学者の人たちとかジャーナリストの人たちは、ほぼ同じように口を揃えて言ってたのは、違うんだと。
移民の人たちがアメリカにどんどん流入してくることによって、それまでのいわばリベラル政権によっての政策として入ってくることによって、彼らの仕事が奪われている。
奪われてるっていうか、奪われてるって言い方よくないよな。
彼らの仕事が、別に仕事なんて全員分にあるわけじゃないんだから、安い労働力の方に雇用主は流れてくるね。
安いもの買うじゃん、みんなって。
経済合理性だよ。
そこにみんな怒ってて、しかも不法移民の人たちとかは、いわゆる法廷の最低賃金みたいなやつも、それよりも下で働くから、労働市場が崩壊しちゃってるわけよね。
だから、移民の人たちがいると困るんだって言ってるわけで、これが一番わかりやすい例だと思う。
つまり、差別の問題っていうのは、純粋な心の問題なわけではない。
もちろんそれもあるけど。
でも、やっぱり経済の問題もあるわけよね、そこに内包されてる。
むしろ経済的な反感っていうのが、差別の根源になってるっていう考え方もできるんだっていうふうに。
あの時に、僕は努力して学んだわけですよ。
物語の構造
なのだが、この世界では、差別は心の問題で、自分の心を見つめる努力をすることで乗り越えていけるという世界観を優先するあまりに、
経済はとりあえずみんな豊かに暮らしてるってことで、じゃないとノイズになるからね。
人までは言ってないんだろうけど、2025年から見るとそう見える。
あれ、いる?
もう帰ったかな、みんな。
これね、ビデオ2がつないで僕ら喋ってるんですけど、確かにさっき俺が喋り始めたくらいで、ちょっと通話が不安定になりまして。
俺側だけなのかわかんないけど、これ何かが。
いや、そのね、非常によくわかるし、
1個あるんですよ。
あなたのそれを裏付ける情報、僕は努力してキャッチしてきたんですけど。
もともとこの映画、公開の1年ちょっとぐらい前に、脚本が抜本的に変更されてるんですよ。
え〜。
知らなんだ。
公開の16ヶ月前とかだったかな。
いいつかもうなんか、直前ちゃ直前じゃなくて、アニメ映画なんだし。
それまではニックが主人公だったのね。
あ〜。
そう、で、ジュディはサブキャラとして登場してたっていう。
うんうんうん。
で、タイトルもズトピアとかじゃなくて、なんかサベージワールドみたいな。
サベージ?サベージって何?
野蛮、野蛮なっていう。
あれ〜?ちょっと待って。真逆じゃん。そして俺合ってんじゃん。
そうなんですよ。
その脚本というかプロットが、ニックっていうのは今作とちょっと似てるけど、肉食動物で、要するに俺らがちょっと喋ったさ。
このズトピアの中では、動物たちは何かしらその自分の本能を制御する方法を考えついたのか発明したのかわかんないけど、乗り越えましたと。
なので、草食動物と肉食動物が楽しく共存できますっていう前提からスタートしてんじゃん。
うんうん、そうかね。
なんではないわけよ。
まあなんかこう、ある種、そうなんで、なんかドグマみたいになってるよね。進化したんだっていう。
その変更される前の脚本では、なぜそれが実現したのかっていう理由があって。
それが肉食動物たちには、大人になる段階で全員首輪をつけられて。
え〜?ちょっとちょっと。
本能的な暴力性みたいなのが出た瞬間に電流が流れるっていう首輪が義務付けられてる世界の話だったんだよね。
いや、ディストピアじゃねえか。
そうそう、ディストピアなんだよこれっていう。
え〜〜〜?
で、その中でニックは首輪をつけられた状態で生活してんだけど、現状に不満があって、ちょっとずる賢いから、
ワイルドタイムズっていうアミューズメントパークみたいなエリアを作るっていう構想を持って、ニックが。
そこでは肉食動物たちは首輪から解放されて、自由に本能を楽しめる場所として、そういうエリアを作ろうみたいな。
そういうのを完全に合法的な施設として作ろうとするっていう話だったよね、ニックは。
で、ただし、彼のプレゼンみたいなのがあんまり上手くなかったのと、銀行からお金を借りるのに。
金? 銀行から借りるのに。
全く別の話じゃねえか。
銀行からお金を借りるためにプレゼンに行くんだけど、やっぱり肉食動物への偏見によって、
正規の銀行や企業からお金を借りることができなかったって、これ経済の話だよね。
そうだな、完全に。
それによって、マフィアに頼って資金を調達するっていうことによって、それを地下運営しようとするみたいな。
何これ、闇金牛島くんの話なの?
それを偶然ジュディが見つけて、それを上司に報告してしまってみたいな。
で、いろんななんやかんやあってみたいな話になるんだけど、
要するにニックが施設を運営するための資金を借りに行くっていうので、
削除されたシーンというか、組み立てられていたシーンみたいなので、銀行で自分はこういうことをやりたいんだって言っても、
まずあなた信用がないからお金を貸せないんですよねっていう話になって、
じゃあその信用を得るためにお金借りたいんですけどって言うけど、いやでも信用がないからお金貸せないっていうこの、要するに困窮だよね。
もうめちゃめちゃリアルなあれじゃん、本当にあるやつじゃん。
これなんかヤクザの人みたいなさ、銀行口座作れないからみたいな。
社会的信用がないからみたいなので、ずっとその真っ当な仕事にはつけないみたいなさ。
そうね、固定化されてしまう。
どこがなりたいものになんでもなれる世界だよ、このアロアスっていう。
でしょ?
そこでニックとジュディが出会って、なんやかんやあって、でも最終的にニックがやってるそこを報告したのがジュディだってことは後で分かって、
二人が仲直りしてみたいなのも案内するんだけど、やっぱり肉食動物だから偏見を持ってるのかみたいなことになってたっぽいんだけど、
さっき言ったようにオミットされた経済というのは描かれてたんだが、そんな暗い話はできないということで全部変えられましたっていう。
まあ、わあ、攻めづらくなってきたな。
そうだったのね、確かに暗いよね、本当にね、経済とか暗い本当に。
そんな映画を子供たちが見に行けるかっていうね。
なんかめちゃめちゃ暗いシーン俺も一個見つけたんだよ、そのボツになったシーンでさ、
なんか白クマかなんかの親子が出てきて、大人になったら首輪をつけられるわけね、暴力性が出てきてしまう。
子供の頃はそういう暴力性は出てないからつけないんだけど、大人になったら首輪をつけるっていう世界の中だから、
首輪をつけるっていうことが一種、儀式として成立してて、みんなが祝福してくれるっていうディストピアなわけ。
成人式なんだ。
成人式。
みんなで首輪をつけて写真撮るんだ。
そう、だから社会の中でおのれという本能を抑圧することが大人になることだって。
そっちを見てきます、そっちを見てきてそっちの話を一人でします、もう本当に。
なるほどな、現実だなこれもあるし、そういうのを抑えて、適応、社会に適正、最適化して出ていくっていうことでもあるわけ。
すっげえ現実じゃん本当。
もちろん最後は首輪つけなくていい世界になりましたっていう終わりに持っていくつもりだったんだろうけど、あまりに現実すぎて暗いからということで。
暗すぎない?
目を瞑りましたっていうのがディストピアなわけで。
なるほど、なるほど。
いやでもやっぱりこのあれじゃな、あまりに暗いねっていうことで、ちょっともうこれオミット都合よく消すっていう使い方で俺は今使ってるけど、
で、おとぎ話だからいいじゃないですか、ということもできるが、しかしその暗い話はもうやめようぜっていう、一番暗い話はやめようぜみたいな。
この考え方がすごい野蛮じゃない?だってその方が金稼げるぜってことでしょ?
そんなディズニーの努力されてる皆さんはそんなこと言うかな?
まあね、言わないよね。
そんなに攻める気はないんだが、俺の野蛮だっていうテーズに寄せるために今ちょっと野蛮な無理矢理やったところはあるんだけど。
いきさつはあったわけよね。いきさつはあったにせよ、でもその結果として出来上がってしまったものは、まさにいきさつが表してる通り、ある種悪い意味での切れ事になっている。
理想を目指していこうぜっていうことではあるんだけど、理想を目指すために一番、この場合は差別の問題でネックになってるものがお見通されてる、それが経済であるっていうふうなのは、これはじゃあ俺の反撃じゃなくて説得というか、これはまあちょっとわかってもらえるかな?どうかな?
まあね、確かに、だってみんな働いてなさそうだもんって言う。働いてるごっこはしてるっぽいけど。
仕事はお店屋さんとか警察官とかしか出てこないんだよな。
証券会社出てきたよ。
証券会社出てきたっけ?
好きだよ、あのなんかニックがさ、飴売るネズミたちはさ、ゴールドマンサックスみたいな会社から出てくんじゃん。
なんとかブラザーズみたいな、なんかそんなんだったな確かにな。
でもまあ、何やってんのか全然ね、わからない。
ゴールドマンサックスのやつらなんか何にもしてないからね。
ちょっと待って、なんか急に差別しだしたよこいつなんか、わかりやすくしかも。
今自分の悪いとこが出たってことはもうわかってるから、俺はもう大丈夫。
トライエブリッシングだから。
失敗しても大丈夫。
差別と倫理観の探求
失敗って言うか、まあまあまあいいやちょっとね、とりあえずあの改心させるのは、ちょっとこうだんだん進んでいくうちに改心していくんじゃないですか?きっとね。
わかんないですけど、ちょっと話をね、進めるけど。
2つあるって言ったよね。この世界は野蛮であるのではないかっていうふうに俺が思う。
それは2つのものがオミットされている。都合よく消されている。
1つが経済。もう1つが、これもっと象徴的な意味で使うんだけど、障害なのね。
障害っていうのは、いわゆる障害者の方々っていうような意味だけじゃないんだけど、でもまずこの意味だけでも通じるでしょ。
この世界って、ズートピアの世界って、杖ついてる人すら、あ、人じゃないんだけど、杖ついてる動物すら1匹たりとも出てこない。
ちょっと確認していいですか?2時間待ってもらえますか?探してくるんで。
そう、もしかしたらでも画面の端とかにいるかもしんないよね。見えるか。
でもほら、ミスタービッグは杖ついてたと思うけどな。
杖ついてたんですよ、もうあの。
あー、ほんとね、つって。なんかそんなんで納得するかこの野郎っていうね。
いや、でもまあまあ、不自由としては描かれてないよね。杖っていうのは、まあ異元だよね、あれはね。
金を持ってるから、運んでもらえるしね、と思う。
あの杖は内田雄弥が持ってた杖と一緒です。
お前、内田雄弥のこと喋ってしてんじゃん。
いやいや、僕はロック好きですからね、雄弥さんのことを喋ってするなんて。ちょっと待って、そんな。
いいんだ、今は、シェゲナイベイベイロックンロールじゃなくて、ズートピアの話してるんだから。
そう、あの、えっとね、もっと言えばなんだけど、杖ついてる人も出てこない。もっと言えばなんだけど、老人も一個も出てこない。
いや、だからミスタービッグが老人だろって言う。
あの、ミスタービッグは老人じゃないよ、だって結婚的利益みたいな娘さんいるんだから。
なんでこっち、ロンパハステみたいなのよくない?
わかんないもんね、しかもね、60代お子さん生まれる方もいるからね、わかんないけども。
うん、老人確かにな。
みんな若々しかったね。
精神的ハンディキャップの描写
これつまり何か。これはね、努力の前提の話じゃない?
努力するということの前提の話。
努力をするにあたって全員が同じスタートラインに立ってるっていう思想が透けて見えるんだよ、ここに。
つまりハンディキャップを追ってる人はいない。
そもそもスタートラインが後ろに設定されてる人、つまり不利をこむってる人がいないっていう設定になって、その上で努力をしろっていうふうに言ってる。
そうですか?
違いますか?
え、だってニックとかはさ。
私は対話ができる子なのでちゃんと聞きますよ。
ニックとかはさ、キツネということで差別されるということはかなりハンディキャップになってませんか?
まあまあそうか、それはそうか。
何やってもあいつ怪しいなって思われるっていうのはそのハンディキャップではあると思うけどね。
それはそうだな、確かにな。
身体的なハンディキャップみたいなものは、あと経済的なハンディキャップはないが、差別される側としてのハンディキャップだけ描かれてるとも言えるのかもしれないけど。
だからある種、強調するためにそうしてるとも言えるわけよね。
ただね、なんて言ったらいいのかな。
それでもニックは健康なんだよね。
めっちゃ健康。
それはもう見ての通り身体的には健康だし、
あなたのターンの時にも言ってたじゃないですか。
てか俺がチャチャの手を入れたんだけど、ちゃんと人として感性した受けができるわけ。
ごめんって言われたらいいよっていう。
つまり、でも彼ニックっていうのは心にあるトラウマを抱えてるわけよね。
だって記者会見のシーンでもフラッシュバックしてるわけだから、ジュニアレンジャーのシーンが。
で、あるんだけど、つまり、でもごめんねって謝られたら、
かなりガッツリ触れられたのに、ごめん私が間違ってたって言われたら一発で許すのよ。
これはニックが非常にいい奴っていう風に見ることもできるけど、
トラウマっていうものを非常に軽く見てるっていう風に見ることもできるわけ。
そういう意味で、
これは精神障害とかそういうことじゃなくて、生きる上での障害障壁みたいなのが基本的にオミットされてる。
だって努力で乗り越えられるから。
話し合えば一発で解決だからっていう。
ちょっとそれは、ちょっとその世界観を前提にして、
ほらほら努力すればみんなが仲良くできて、誰でも何にでもなれる世界が実現できるんですよっていうのを子供に見せるっていうのは、
それこそコクなんじゃないですか。
子供っていろんな子供がいるの知ってます?っていう話です。
怖っ。
知ってますけど。
なんていうのかな。
ニックの親は、結構なんだったっけ、あれお金ない中でも制服買ってくれたみたいなことだったかな確か。
だったっけ。
それでレンジャーのところ行って、差別を受けて傷つくんだけど、
少なくとも前提として親は子供を愛してるっていう設定になってるわけでしょ。
我々もう38じゃないですか。
いろんな友人や知り合いや、いろんな人の虚偶を見聞きしてきませんでしたか?
はい。見聞きしてきました。
はい、先生。
何がオミットされてます?これは老いたちが、まあそれなりに経済的にも、さっき言った。
愛情的にも恵まれてるっていう前提で設定されてるよね。
結構ね、皆さんもご存知だと思いますが、わざわざ言うことでもないですが、壮絶な家の子っていうのはいるんですよ。
お前はもう死ぬしかないんだってずっと言われ続けて育った人とか。
自分の子供なのになんでこんなに嫌いになれるのかわからないって言われて、半ば捨てられたことがあるとか。
それに対してもういい子にしますからって泣きながら謝って家に戻してもらうとかね。
父親が母親をボコボコにしてバッと持ってこいって言う家庭とか。
強いエピソードを持ってくればいいってわけじゃないんだけど、ただ言いたいわけ。
そういう家の子も見てんだぞっていう話だ。
すみません。すみません、私がやりましたっていう。
お前が作ったのか、このずっとピョーンって。
攻めるとかそういうことじゃなくて、そういう人たちからすると残酷に見えませんかね、これは非常に。
だって心を見つめて努力すれば乗り越えられるって、そんなんだったら精神科もカウンセラーもいらねえわっていう話になるわ。
ちょっとね、オミットしすぎなんだよね。誰もが仲良くできて、誰でも何でもなれるっていうのをわかりやすく伝えるために。
でもしょうがないよ、それこそディズニー映画とかピクサーもそうだけど研ぎ澄ますからね、シンプルにするから。
そうなんだけど、でも努力でなんとかなるよっていうメッセージが一番残酷であるし、何よりもそれでなんとかなってきた恵まれた人たちからの押し付けっていう、一番野蛮な行為なんだよ、これは。
希望と現実のギャップ
だから乗れないのですけどね、とりあえずこの辺にしてやろうかみたいな。
まだ言いたいこといくらでもあるなっていう。
強すぎる。
いや、頑張って反論してみるけど、それはそうだね、それはその通りだけどなと思うが。
でも、わかんないじゃん、そんなの。
それこそさ、そういう家庭環境の子がこれを見たときに、努力すれば自分はこのつらい現実から抜け出せるかもしれないとか、
今現状を自分が見ている世界が変わるかもしれないって思う可能性もあるでしょう。
そうだな、もちろんそうだな、それはな。希望になる可能性もあるよな。
あるよ。
ジュディはめちゃめちゃポジティブじゃん。
そこに見習って、自分で何かを変えることもできるかもしれないじゃん。
そうだね。
それこそお前が今言った、精神科もカウンセラーもいらないって言うけど、じゃあ自分で精神科に通うだろう、カウンセリングという手段を取るだろう。
どうせ自分はこんな不幸な人間なんだっていうままでいることから出る手段っていうのはあると思うんだけどね。
それを描くことはそんなに悪いことですか?とは思うね。
もちろんだからね、それは悪いことじゃないと思うんだよ。
てか、いいことでしょ。実際にこの映画はいいところもお前がいっぱい言ってくれた通りあるわけだから、それはそうなの。
ただ、ちょっとあまりにもそれ強すぎるってことだよね。
強すぎる。
シンプライズしてるか故に。
これ一個象徴的なのは、ギデオン・グレイいるでしょ?最初にジュリーをいじめ、顔に傷をつけた狐ね。
彼は、ジュリーが一度警察を辞めて、昇進帰ってきたときに大人になって会心してて、今は街一番のパティシエなんだって言ってる。
パイを作ってるっていう風になっていたんだけど、そこで大人になったギデオン・グレイが大人になったジュリーに対して言うわけ。
あの時は意地悪をしてごめんねって言った。
その次に、あの時僕は自分に自信がなくて、それがみんなに対して意地悪するとか攻撃性に出てしまっていたんだ。自分の心を見つめてギデオン・グレイはそう言うわけよね。
出来た人間だ。
でもね、やっぱり攻撃性っていうのは、自分に自信のなさとかだけから来るものじゃないでしょ。
さすがに聞いたことあると思うけど、学校でいじめしてる子とかは、家で親から虐待を受けてたりするんだよ。
そうか、子供ってすごい不器用、そんな極端な例だけじゃなくて、子供って不器用だから、自分どうしていいか、何がどう起こってるのか自分の心の中が分かんなくて、それがわーっていう攻撃性に出ちゃったりするわけじゃん。
でもこの映画はカッパしちゃうわけ、そこ。自分に自信がないんだっていう風に。
これはあまりにも残酷で、野蛮とまでは言いませんが。
そういうのがね、希望よりも上回っちゃうんじゃないかって恐れを見ちゃうんだよね、これはね。
なんか確かに冒頭のときに、劇の最中になんか、ジュディが宇宙飛行士になるんだ、宇宙飛行士じゃないわ、なんだっけ、警察官になるんだって。
ちょっと落ち着いてくれよ。
宇宙飛行士は別のやつだったわ。
そうね、そうね。
警察官になるんだって言ったときに、なれるわけねえだろうっていうギディオン・グレンになんか、お前みたいな心の攻めやつはなーみたいな感じで。
お前みたいな心の攻めやつは何にもなれねえなーみたいなのを言うんだからね。
あれは結構傷つくよね、そんなこと言われたら。でも先に手を出したのはギディオンだからな。
って思うんだけど。
まあそうだな、そうだな。
お前がそんなヤジとか飛ばして恥かかせようとするから、そうなるんだけど。
俺があの場にいたら、そこまで言わなくてもって止めに入るかもしれないよな。
ジュディをね。
ジュディをね。要するに多様性を認められないやつは心が攻めんだって言ってるってことでしょ。
ある視点から見ればその通りなんだけどさっていう。
まあ確かにギディオンのバックボーンは描かれてないんだよな、これがな。
あいつなんか確かに急に回心してるしなっていう。
すっごい、あそこだけ異常にご都合脚本じゃん。
どうしたみたいな。
パイヤになる必然性もねえしみたいなさ。
なんかそう引っかかる。
あそこでちょっと気づいた部分は大きいんだよな、結構。
ある意味美しいと思ったけどね、だってその。
もちろん美しいよ、そりゃ。
ジュディの両親は多分世代的にもやっぱり。
おそらくだけどこの世界の中ではかつてはやっぱり狐に怯えて生活していたウサギっていう構図があったわけで。
上の世代になればなるほどそれがすごいリアルなんでしょ。
まあそうだな、その記憶がリアルなわけだな。
だからこそ自分の娘、ジュディにはそんな危ないことはしてほしくないって抑えつけてるわけね。
そうなってる世代がギデオンとものすごいいい取引先になってるみたいな。
まあまあでも長輩長輩仲間っていうかもう仲間って感じだよね。
仲間になってるっていうのは美しいことではあるんですけど。
そうね、だからそうなりうるんだっていう希望は非常に描かれてるんだけど。
でもその過程があまりに雑すぎるし。
いや、今だって何かお友達にちょっかいを出しすぎてしまう子たちが見て、これがプラスのメッセージになるのかねっていう話よね。
僕は自分に自信がないんだって言って、このゼウトピアに出てくる感性された人たちみたいに思うかねみんな。
ただ怒られてる、ただ責められてるだけのように感じてない。
そうかね。
リベラルなお友達の傲慢とか野蛮さなんじゃないの?
言ってることが伝わるのかどうかは確かにわかんないな。
ズートピアの心の問題
前半と比べてでも元気が全然ないな。
いやそんなことないよ。
ちょっとトライエブリッシングを聞いてくるからちょっと。
ガゼル、ガゼル助けてくれって言って。
何度転んでも立ち上がればいいんだ俺はっていう。
あと言いたいことなんだったら5個ぐらいあるけど。
いや言えよじゃあ。
長くなってもあれなんだけど。
5個は言い過ぎかな。
ちょっと調子乗ったな。
嘘ついたな。
こうやって人をやり込めてね調子乗って5個とか言い出すっていうのは良くないって俺も今心を見つめてわかった。
気持ちいいじゃないかやっぱ正しさに酔いしれるこの。
でもこれ確か危ねえよななんか今そのさなんかそれこそさなんか弱者代弁面みたいになっているとさ相当危ないよね。
気持ちいいもん。
でしかも精神障害の当事者とはいえさなんか当事者だからってなんかガチの刀振り回していいとかそういうわけでもないし。
とかいう戒めを挟みながら次行きまーす。
こいつスイッチ入っちゃった。
まああのもう1個言いたかったのは
なんて言ったらいいのかねちょっと難しいけどガゼルの言葉で思い出したことを。
思い出したと思ったことを。
シャキーラねシャキーラ。
ドリームアーミさんね。
ドリームアーミさんね。
のあの太刀のあれやべえな1対4ぐらいになったな今なんか言葉っていうか。
で思ったんだけどこれ字幕だったか吹き替えだったかどっちか忘れちゃったんだけど
とりあえずこれはどっちも言ってるんだけどこんなのズルトピアじゃないって言ったの。
解釈不一致ね。
解釈不一致ね。
アニメファンの人とかよく言うやつね。
そうなんて言ったらいいのかね誰かのせいに知ってるだけじゃダメよみたいな感じのことを言うのよ。
これ吹き替えだったかな確か言うのよね。
差別問題が炎上というかしてどんどんどんどんそういう分断の嵐がズルトピアを追っておりますみたいなニュースで
そういうのに反対する習慣をやってるガゼルがインタビューに応じましたっていう感じで言ってて
誰かのせいにしてるだけじゃダメだって言ってんだけどこの物語は最終的に誰かのせいにしてんだよね。
ヒツジのね。
副市長。
ベルウェザー。
メイウェザーかな。
ベルウェザーさんのメイウェザーだとしたら誰のせいにされようともメイウェザーのせいにされたって全員倒していけるだろうからいいのかもしれないけどね。
こういうある種の分断の波が起きているぞっていう時につまり何が言いたいかっていうと死亡者がいるんだっていう世界観。
つまり恐怖で人を支配するという政治手法を取ることによって私は権力の座につき続けるという意思を持った政治家指導者がいる。
それが原因なんだと悪いんだと。
で実際にそいつは目に見える武器を使ってつまり夜の逃亡を銃で撃って物理的に当ててっていうような形になってるじゃん。
悪い奴がいるんだっていう死亡者がいるんだっていうふうなことを言ってるから分断してるんでしょっていう話だ。
2025年から言わせれば。
しかもまた始末の悪い。
ダメだちょっと言葉が強すぎる。
誰か。
しかもこれもさっきまで言ってたことと通じるわけ。
ベルウェザーさんだよね。
ベルウェザー副市長はなんでそんなことをしてるのかっていうと彼女もちゃんと犯行現場で、犯行現場違う最後のミュージアムで独学してるわけ。
下に見られ、軽んじられ、政党に扱われなかったっていう恨みが私にはある。
だから肉食動物たちを抑え込み、そしてそれを利用して権力を維持するのだみたいなことを言ってるわけよね。
ここも個人の心の弱さの問題だっていうふうになってるわけ。
分断には死亡者がおり、その死亡者は心が弱いんだっていうふうに言うわけね。
分断と権力
はい。
じゃあまたちょっと現代社会に戻りましょうねっていうことで。
もう勘弁してください。
ちょっと聞いていただきたいんですが、ちょっと重複するところがありますが。
この人リズメでくる。リズメでくるぞ。
ちょっとね、もう1時間待ったし、みたいな。
1時間なのかわかんないけど、それくらいは待った気分だったし、みたいな。
優しい口調でリズメでくるぞ。
結局それって陰謀論じゃん。
あいつが死亡しているんだと。
どっかに悪い奴がいるんだっていうふうになって。
だからこれ自分の心を見つめましょう、一人一人がって言ってるくせに、
実は誰か悪い奴がいるって同時に言ってて。
で、その悪い奴が心が弱いっていう、なんか変な構造になってるんだよ。
どれがいい点だよっていう話で。
で、あの。
どうぞ。
いいですか?すみません。
拒絶します。
拒絶全然。
僕はリベラルなんでどうぞ。
別軸じゃん、それは。
たまたま悪い奴がいたけど、
だって原因がわからない可能性だってあるわけじゃん。
動物が凶暴化するっていう。
ガゼルさんが言いたかったのは、
ガゼルさんが言いたかったのは、
原因があろうがなかろうが、
要するにズートピアとして、
この恐怖に襲われることなく、
分断を防ぐことができるのではないかっていうことなのでは?
結果的に、悪い者がいたっていう俺らの視点で、
映画を見てる側の視点で言えば、
そうなんだけど。
そうか、ガゼルさんはご存じなかったっていうことか。
ご存じないんですよ、そう。
ガゼルさんのこと悪く言わないでもらっていいですか?
そうか、そうな。
できることがある。
これもトライエブリッシングの人だから、ガゼルさんは。
できる限り耐えようぜっていうことなのでは?
そうした結果、最終的には悪役がいた。
悪役いたけどさ、結局それも偶然見つかったじゃんっていう。
まあそうか、言ってみれば。
この映画の弱いところでもあるんだけど。
まあそうだね。
ジュディが事件を解決するのがほぼ全部偶然という、
分断というものに負けないように捜査を続けていた結果見つけたとかではなく、
なんか普通に諦めて実家帰ったら、なんか鼻が上ってて、
お、俺じゃんって。
たまたまなんだよっていう。
ちょうどすごく教えてくれたね、ありがとうみたいな。
ありがとうっていう。
だからその、そこの部分には。
なんかこの人も気づいてったんじゃない?これもしかして。
見てる間にも。
なんかほら、そこはやっぱり繋がってないんだよね。
まあまあ、そうかそうか。
その犯人がいることと、その事件の真相っていうのと、
分断が起きてること、分断を防ぐことっていうのは、
なんか原因は別っていうか。
まあそうか、確かにな。
でも結果、ガゼルさんの銃箱の隅のところに行き過ぎてもあれなんだけど、
でもガゼルさんは結局何を言ってるのかって言ったら、
本来のズートピアじゃないっていうのと、
本来のズートピアに戻るために、つまりみんな仲良くしている。
違いを認め合う。
そのためにどうしてって呼びかけてるのかっていうと、
ほぼ、吹き替えでも字幕でもそうなんだけど、
恐怖に負けないでって言ってんの。
いや恐怖に負けないでって言われて、恐怖に負けないで済むんだったら、
恐怖に負けてねえよっていう話じゃん。
こっちからさ、死刑の一つじゃさ、命の危険があんなわっていうことよ。
これね、この映画の俺の中での、実は一個裏のキーワードの一つなんだけど、
これね、金持ち喧嘩せず世界なんだよ。
貫かれてる価値観が。
想像力と現代社会の反映
これ多分金持ちは作ったんだろうなって思うわけ。
だってガゼルさんはさ、すげえセキュリティしっかりしたさ、
多分ここにお住まい。
やめてやれよ、ガゼルさんの悪口はよ。
そんな言い方すんなよっていう。
動物だぞっていう。
オシャレ通りですよ。
綺麗事ですよ、やっぱりちょっとあまりに。
俺がこの2025年にズートピアを見て一番思ったのは、
このズートピアっていうのは実現しているなと。
そう?
ただし、それは本当に一部の資本を持った人たち。
セキュリティがしっかりした場所にいたりとか、
ものすごく高級取りの仕事についていたりとかすると、
一部のコミュニティの中だけでは、
もう本当に多様性が浸透しきっていて、
ウェルビーイングもできるし、
オーガニックでSDGsで環境に配慮して、
いろんなものに配慮してすることが生きる意味だよね、
みたいな価値観が浸透しているのは、
本当にトップオブトップの人たち。
その人たちも努力してなってるんだけどね、やっぱ。
もちろんね。
俺が今聞きながら思ったのは、
多分、大谷商品地の周りは、
すごいズートピアなんだろうなって。
で、大谷商品は死ぬほど努力したねっていうね。
そういう一部のテック企業の社員とか、
フルリモートでバカンスで仕事してますみたいな。
何の心配もいらない生活しながら、
努力している人たちの中では、
多分実現してるよね。
何人でもなれる場所っていうか。
で、しかもそりゃそういう人たちからしたら、
おいおい、なんで困っている移民の人たちを迫害するんだい?みたいな。
いや、だから仕事の奪い合いが起きて、
いや、だから仕事の奪い合いが起きてて、
とか言ったってわかんないわけ。
だって自分は今、
起業すればいいじゃん。
って言うだろうね。
起業しないと。
リモート先のGUAMで言うだろうね。
君のスキルセットをさ。
そうだな。
確かに本当に、
2025年から見返すと、
2016年は何かの最後だったのかなっていう意味は、
すごいよくわかるんだけどなって。
そうね。
だって翌年トランプ勝ってんでしょ?だって。
いや、そうそう。
同じ年か。
これ調べたんだよ俺。
調べたらやっぱそうなってて、
2016年3月にこれ全米公開されてるのね。
同じ年の同じ時期に多分日本でも公開されてるでしょ。
で、第一次トランプ政権が2016年11月に当選して、
翌17年1月に発足して、
っていう形になって。
で、2021年の1月に退任する時に、
連邦議会の襲撃事件が起きてるんだよ。
あれ?Zootopiaは?っていう。
この映画結構ヒットしたんだよ。
その年の全世界公表収入で4位ぐらいとかに入ってたし、
アカデミー賞も最優秀アニメーション部門みたいなので取ってるしね。
アカデミー会員って、
ハリウッドにいる金持ちの人たち?
境界人。
言い過ぎだよちょっと。
良くない?
金持ちはクソみたいな言い方も実際良くはない。
良くはない。
だって努力してるもん。
してないやつもいるけど。
でもさ、努力っつうのは…。
だから努力努力じゃん。
それをさ、ジュリーもさ、努力で警察官になるっていう形じゃん。
ジュリーはだって元々完璧で健康だからね。
っていうのはあるんだけど、
それより何より、
家をさ、街をさ、つまり故郷をさ、
何の障壁もなく離れられたじゃん。
一応親は反対してたと思うよ。
反対してるうちに入るかあれだもん。
本当の反対もしくは、
本当の反対のせいで地元離れられなかった人たちのこといっぱい見てるでしょ。
もう暗い話しないでくれ。
ディズニーアニメだぞっていう。
それだけじゃなくて、
本当にそれこそさ、親の介護があってとか、
ヤングケアラーって言葉が去年くらいにジャーナリズムの世界であったじゃん。
ジャーナリズムの世界っていうか普通に社会問題として。
別にヤングケアラーが去年急に出てきたわけじゃなくて、
2016年にもいたはずだよ。
その人たちに何でもなれる街に行けば何でもなれるんだから行けよっていうのは、
アメリカにもきっといるよ、こういう人は。
なんかその、コトコトサヨウニーにとにかくもう、
なんかね、一個つけ出しちゃったけどさっき。
いくつかあるっていうのを一個つけ出しちゃったけどさ、
コトコトサヨウニーにはやっぱり、この映画作ってる人たちは、
やっぱりね、想像力がなさすぎる。
こんなに想像力豊かな世界を構築しているのに?
その想像力ってさ、
想像力と野蛮さ
なんていうかな、想像力って2種類あると思ってて、
一個は豊かな世界とかさ、
何か構想する力みたいなことだよね。
こういうものを作れたらすごいかなと思って想像して、
それを実際に作っちゃうみたいなのとか、
あと、宇宙の果てはどうなってるんだろうって想像を馳せて、
実際にそれを研究したりとかしてっていうような、
クリエイティビティみたいな意味での想像っていうのもあるけど、
俺が今言ってる想像力っていうのは、
他者の境遇とか心とかを本当の意味で想像してんのかいって話。
心の問題、心の問題ってすぐ言うけどこの人たちは。
この人たちはってそこにいるんですか?
お前はそこのクローゼットの中にいっぱい縛り付けてんじゃねえだろうなって。
聞かせておかなきゃなと思って、
サルグッズは指定みたいな。
取り込めてませんけど。
いろんな国の大企業のCEOがそこに全部入ってる。
いんのかな、もうちょっとね。
いてほしいぐらいは本当にもう。
ちょっとさすがに残酷であり、
それはもう後編、俺のターンの冒頭の部分に戻るけど、
やっぱりその想像力の無さがつまり野蛮さっていうことなのと思う。
エコノミックな野蛮さというか。
生存者バイアスみたいな。
成功してるからね。
俺自分のメモにも書いてるけど、
ジュディーイコール成功者って書いてるから。
成功責任なんだけどね。
友情、努力、勝利っていうこの。
まあ確かにね。
自分のメタ認知みたいなこともしっかりできて、
努力もできて。
で、ポジティブで。
それはもう成功者なんだよな。
そうね。
だから自分しか参照してないんでしょ。
もしくは自分の目に見える周りとか。
ていうか、金持ちの周りには金持ちしかいないからみたいな。
ちょっとダメだ、やめよう。
どんどんどんどん。
感聴率が下がっていくっていう。
それこそ2016年当時の俺みたいになっちゃうから、
ちょっともうやめますけどね。
2016年当時の俺はもうこれ見てもものすごいぶち上がってたから。
もう本当に、そうだよね。
動力っていうのに飲み込まれてたんだけど。
なるほど。
戻りたい、戻りたい。
煽るっていうか。
ムカつくな。
ネタバレ的なアレになるけど、
今回これ見返して、
俺がこれやろうって言ったけどさ。
そうね。
ズートピアの教訓
今から見ると本当におためごかしな映画だなとはちょっと思ったっていうのは正直なところで。
そうね。
でもいいところもある。
でもだからそれをどっちも、何ネタバレしてんだって話だけど。
これはどっちもちゃんと伝えたいし。
だって結局本当にだって努力しかないもん。
っていうのはその通りではあるじゃん。
だし自分の心を見つめなきゃいけないっていうのはこれはもう我々がずっと言ってることであるっていう。
だし俺はそう思ってるずっと。
最終的には心の問題だってマジで思ってる。
賛否はもちろん受け付けますっていう感じだけど。
あなたからっていうメッセージだよね。
この映画の最後の方にも多分あったと思うけど。
まずはその第一歩はあなたからこのズートピア作るのはあなたからっていうね。
だってできることってそれしかないじゃんっていう。
実際にそれはその通りだよな。
だってそれは勇気づけられることでもあるんだよな。
だし現実的に一発逆転はできないじゃん。
てか一発逆転ができるんじゃないかって思うから陰謀論にみんなハマっていくわけじゃん。
でも本当に一人一人がちっちゃいことをぐじぐじやっていくところからしか変わんないわけよね。
マザーテルサだっけ?
世界を平和にするためにはあなたの家の前の掃除から始めてくださいみたいな言葉があったりするんじゃん。
こんまりじゃないのそれ。
え?こんまりなのか。
こんまりの言葉じゃない。
それはとりあえずお前のテーブルの上のいらないものを捨てろとか。
こんまりは。
ダンシャリじゃない。
ダンシャリ。
それはそうなんだよな。本当に。
どういう形がこのズートピアの描き方して正しかったんだろうな。
俺はそれこそそっちの想像力全然ないから。
難しいよな。文句ばっかり嫌だって話なんだよな。
対案くださいって。
そうだよな。
言ってるよ、クローゼットの中にいるCEOたちは。
本当だ。でももう虫の息だけどね、こいつら。
物理的に虫の息だけどね、こいつらね。
誰か通報してください、本当に。
本当に。
具体的なあれは言えないんだけど、
一人一人の努力からっていうのは、
一人一人が何かをするところからっていうのは、
その通りだと思う。
一発逆転はない。
一人一人が何するのって言ったら、
Zootopiaではずっと努力って言ってるわけじゃん。
そうだね。
でも言った通り、スタートラインがみんな違うわけだし、
競技が違うわけだし、
すごい綺麗に整えられた陸上競技場のトラックで
100メートル走みたいな感じで走ってるんじゃなくて、
ジャングルみたいなところで障害物競争をやらされてるわけじゃん、我々は。
この映画の中でもやってたけどね。
やってんじゃん。
俺のクリエイティビティが正しいことが証明。
記憶力がねえだけだろって。
っていう意味で言うと、
この努力っていうのをざっくり使うんじゃなくて、
何を頑張るのかっていう、
仲良くするために努力しよう。
その努力をもうちょっと因数分解してくれませんかね、
っていうことなんじゃねえかな。
この映画の中では描かれてなかったかなあ。
未来への可能性
描かれてるのかなあ。
まあ、ジュディもニックも頭いいしなあ。
そう、スタートラインがね、だいぶ前の方だよねっていう。
そうなんねえ、ポールポジションだよなあ。
頭がいいっつーなあ、やっぱなあ。
事件も解決できるしなあ、行動も起こせるしなあ。
うーん、え、何だろうなあ。
ジュディの演じつ、字幕だけど読んでみる?
なんかヒントねえかなあ。
読むよ。
はい。
私が子供の頃、
ズートピアは理想の地と思っていました。
みんなが仲良く暮らし、誰もが何にでもなれる。
でも現実の世界はもっと複雑です。
兵庫通りにはいきません。
現実はとても厳しい。
誰にも限界はあるし、過ちも犯します。
でも、だからこそ共感しあえるんです。
互いを理解しようとすれば、もっとみんなが輝けます。
でも努力しないと。
あなたはどんな動物でしょう?
最大のゾウに、初のキツネ警官。
みなさんに伝えたい。
努力を。
より良い世界のために。
心を見つめて。
世の中を変えるには、まずあなたから。
そして私から。
すべての動物からです。
正しい。
震える。
あれ、なんか俺が間違ってたのかなってなるよね。
こんなに。
一個も、なんか一個も。
ここは、みたいなのもないしな。
間違ってることないんだよな。
なのになんで実現しなかったんだ。
あれ、俺?
俺か?
お前だよ。
俺がいたからか?
2016年当時、クサクサしてた俺がいたからか?
でもなんかさ、その。
だからこそ共感できます。
俺も思った。
共感してたっけ?
そこ飛躍してるよね、しかも。
なんか、あの、文章で考えても。
いや、もちろんわかるよ。
言ってる意味は。
あの、痛みを知ってるから、他者の痛みが
想像できるようになるよねっていうことでしょ。
うん。
人生は厳しいよねって、みんな。
でも、だから、みんなにとって厳しいものなのだから
共感できるはずですってことだよな。
でも、その厳しさって人それぞれだから、
共感って難しいよね。
いや、そう。
ま、まさに。
俺が訴えてたのは、たぶんそこの部分でもあるよね。
それぞれ違う。
でも、うまくいってる人からしたら
想像するの難しいよね。
いや、それでもできるっていうことなんじゃない?
でも。
うーん。
やっぱ、お前が間違ってるよ。
ダメだ。
強すぎる。
ガゼルの、ガゼルさんの歌とかが強すぎるんだよな。
うん。
あってんだよな。何回見てもあってんだよな。
あってんだよな。
ガゼルさんのあれもちょっと読んでみてみる?そしたら。
うーん。
ガゼルさんのちょっと吹き替えなんだけど。
うん。
行きます。
公演違う、あの。
差別反対集会の。
歌ってください。
えーと。
何だっけ?覚えてない。
お、お、お、お、みたいなやつね。
お、お、お、から。
あ、じゃあその歌は深めるシナマクラブ有料コミュニティの方にあげません。あげませんし、何の引きにもなりません、そんなものは。
うーん。
読みますよ。
はい。
ズートピアは特別なの。
いろんな動物がそれぞれの違いを認め合う素晴らしい街なんだから。
こんなのズートピアじゃないわ。
私はズートピアを信じてる。
誰かのせいにしてるだけじゃダメよ。
凶暴になる原因はわからないけど。
だからって危険だと決めつけるべきじゃないでしょ。
みんな恐怖に負けないで。
どうか私の愛するズートピアに戻って。
なんかムカつくな。
こっちはなんか説得力ないね。
ないんだよな。なんでなんだろう。
なんか下がんだなこれ。
うーん。
なんかさ、その特別用がめっちゃ鼻についたな。
ははははは。
やっぱさ、なんかその分け目があるってことを言ってるわけでしょ。
ズートピアは特別なんでしょ。
え、じゃあニンジンタウンは特別じゃないってこと?
ないってことになる。
ニューヨークは特別ですみたいなこと?
そしたら。
え、アイオワは?みたいな。
やっぱでも、ズートピアという街自体の構造も特殊だからな。
だってあれ外からなかなか入れないみたいな感じになってたしな。
そうね。あともう一個特殊なのは、
それぞれの動物たち、種だね。
に最適化された街が、
離れたっていうか、隣り合わせてあるわけだね。
ジュディが最初にイタチをさ、夜の遠吠えを盗んだイタチを追いかけていくときに、
ハムスターの街、あ、ネズミか。
とにかくああいうちっちゃい生き物たちの街に入っていくじゃん。
つまり、そういうちっちゃいネズミなりハムスターなりに最適化された街っていうのが、
普通にあって広がってて、
でも現実って別にハムスターとゾウ一緒に住んでんじゃん。
同じ世界に、同じ街に。
だからハムスターは大変だったりするみたいなことでしょ?
確かに。
ニューヨークとかだと特定の人種が多く住む街みたいなのとかあったりするし、
アメリカはそういうのは多いけどね。
それもそうか。
でもこの状況で2出るわけでしょ?
そうね、そうなんだよ。
だからどうするんですかねっていうのはめちゃめちゃ気になるよね。
話だよな。
ちなみに言うとこれもすげえなと思うけど、
ズトピア2は2025年の11月全米公開で12月日本公開でしょ?
今年の最初に第二次トランプ政権発足してるからね。
同じ年なんだ。
そう。
そうか。
どうすんだろうね。
どうしたらいいか我々の想像力では追いつきませんって感じなんだけど。
本当に。
何かしらの回答がその2出られるといいんだけどなっていう。
この1の手の届かなかったところ。
俺らが一応多分今回喋ったであろうその手の届かなさみたいなところが。
でもこの2025年にあの2016年のズトピアの続編を出すんだって言うんだったら、
タメ誤化しはちょっとしないでほしいよね。
許さんぞとまで言わんけど、なんでそんな自分も想像ついてないくせに。
だって皆さん離れて、次にそのお前の後ろのクローゼットの中に入るのは誰なんだ?
あなたかもしれませんとか言って。
何か回答が欲しいところではある。
ズートピア2への期待
なんかすげえ無責任なこと言ってるみたいだけど。
ということで我々は多分これがアップロードされた次なのか次の次なのか。
12月5日に公開されるので、その辺りもしくは次なのかで。
速攻見に行くっていう。
速攻見に行って、ズトピア2多分喋ります。
どうなんだろうな。
怖くなってきたな。また俺こんなに説教されるのかなこいつに。
構図としてお前に説教をするっていう。
なんてそんな役回りなんでしょうっていうね。
いやでもいい。
お前の自己犠牲と俺のある種の怒りみたいなものがきっとズトピア2で成就するんだよ。
無駄じゃなかったっつって。
本当かな。
なんか全部どうしようもないかもしれないから、ズトピア2に全部押し付けて締めちゃおうかなっていう。
あとは託したっていうね。
そう。頼んだぞズトピア2っていう。
2で完結するでしょ。
おそらく。
俺らは死ぬほどブチギレる可能性もあるし、
めそめそ泣いてる可能性もあるし。
でその涙の意味は、
ポッドキャストと話しますという。
本当に2作ってくれてよかったみたいな、お前がジョーカーフォリアードゥの時みたいに。
これまたドトールで泣くんすか。
またドトールで。
ドトールの喫煙所で。
ドトールよかったって。ありがとう。
じゃああれじゃん、ポッドキャストの我々のエピソードが公開される前に12月5日6日あたりで、
ドトールの置いておきましてドトールの喫煙所で貼っといてもらえれば、泣いてる奴がいたら俺ですっていうことになるよね。
逆に怒り狂ってる奴がいても俺です。
結局ドトールには行くんだよね。
そうね、どうしても行くよね。
ズトピアの住人の皆様がどう考えたのかはコメント欄なりで教えてもらって。
そうですね。
そして番組のフォローと高評価も。
そんなこと俺ら言ってたっけ。でも本気出したいしな。
努力しなきゃいけないからな。
俺らは努力してるんだからさ。
有料会員にもなってください。
言えば努力したことになるのかって話だけどね。
次回のズトピア2、今後期待。
リスナーへの呼びかけ
みんな見に行きましょう。
見に行こう、みんなで。
番組の感想はXのハッシュタグ深めるシネマや番組概要欄のGoogleフォームでお待ちしてます。
01:09:31

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