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2025-01-11 46:57

【聴かせて👂 ラボの周辺活動 vol.2】 ~ミツバチとともに暮らすまちづくり~

今回は「ミツバチとともに暮らすまちづくり」を掲げて活動されているてるさんにお話を伺いました!

ミツバチの世界って、実は僕たちが理想としてる社会の姿が詰まっているんです。

例えば...

・みんなで子育てをする社会
・得意分野を活かした自然な分業
・取ってきた蜜は必ず共同資産として共有
・コロニー全体で意思決定をする民主的な仕組み

しかも、この素晴らしい仕組みは3000万年前には既に確立されていたそう!
てるさんは、このミツバチの叡智を僕らが生きる現代社会に活かせないか?という想いで活動されてます。

そして、その活動は単なるミツバチの飼育にとどまらず、ミツバチが暮らしやすい環境づくり、つまり、人間にとっても豊かな環境づくりへと広がっているんです。

「自分たちの街は自分たちで作る」という想いのもと、月2回の対話会(組織編・環境編)を開催されています。詳しい活動内容や対話会については、Facebookグループ「あつまれ!ミツバチlover」をチェックしてみてください。

一点を深く見つめると、むしろ視野が広がっていく。
ミツバチから始まり、環境、まちづくり、そして人々のつながりへ。
ラボに集う仲間たちの活動には、そんな豊かな広がりがあるんです。

前回のこむさんの回に続き、ラボ周辺で行われている素敵な活動を紹介していきます。「これも紹介してほしい!」という活動がありましたら、ぜひぜひフォームにご入力ください。

サマリー

このエピソードでは、テルさんがミツバチと共に暮らすまちづくりの活動について説明します。参加者は、ミツバチの重要性や、それによって生まれる助け合いの社会について考え、理解を深めます。また、ミツバチの社会構造や役割について詳しく解説されます。特に、女王鉢、働き鉢、雄鉢の役割や交尾の仕組み、コロニーの分裂について触れ、多様性を保つための驚くべき機能についても明らかにされます。さらに、地域づくりにおけるミツバチとの共生の重要性が語られ、養蜂の重要性や自然環境の整備が強調されます。参加者の体験や社会的な分業についての議論も展開されます。このエピソードでは、ミツバチとの共生を通じたまちづくりの重要性やその活動を広げる動きについても触れられます。

ラジオの企画の背景
今、録画しました。では、ぼちぼち始めていきますね。
こんばんは。
今日は、【聴かせて👂 ラボの周辺活動】ということで、
テルさんとトンちゃんに来ていただいて、ミツバチの活動をみんなで聞いてみようということで、
きっかけは、僕とりょうまさんが今参加をしております。
この取り組みのお話だけ軽く最初にしておくと、
一番最初のきっかけは、コムさんがミッション実現コミュニティという、
コムさんというのは、研究員のコムさんですね。
ご自身でミッション実現コミュニティというコミュニティ運営をされていて、
そのコミュニティ運営自体が、ラボともの人たちとか、研究員の人たちもきっと興味を持ってくれるし、
もし参加してくれたらすごく豊かになると思っているんだけど、
どうやって伝えたらいいか分からないという相談を僕にいただいて、
確かにどうやったらいいんだろうねという話をしていたときに、
だったらコムさんがやっている活動、僕もコムさんが何をやっているのかというのは分からなかったので、
それを僕以外も含めて気になる人を呼んで、
それを聞いているのをそのままラジオに流して聞いてもらったらいいんじゃないですかねみたいな、
そうするとリアルな思いが、テキストじゃなくてリアルな思いが伝わって興味を持ってくれる人が生まれるかもしれないので、
ちょっと一回やってみましょうかみたいな話でやってみたんですね、前回。
それでテマスケラボのFacebookコミュニティにコムさんの活動とその音声をラジオに落とすというか、
本当にそのまま音声に落として投稿をしたら結構聞いてくれる人が多くて、
投稿した側で管理者ってリーチ数みたいなのが見えるんですね、
どれだけの人が投稿を見てくれたかとかでも見えるんですけど、
他の投稿よりコムさんの活動を見てくれた数の方が多かったんですね。
そこでちょっと思ったのは、このラボにいる人たちとか結構周辺活動してたりする人が多いので、
魔鏡のみつばちもそうですけど、他で言うとね、たけちゃんとかだと、ユーモとかイノセントワールドとかもそうだし、
まーちゃんの越境とかもそうだし、けいこさんとかルイちゃんとかがやってるwithフィーリングとかもそうだと思うんですけど、
いろんな周辺活動をやってる中で、ちょっとずつラボの世界観とか、別にラボに限らずですけど、
世界観と共通してる活動がやっぱり多いなと思ってて、アプローチはちょっと違うだけが結構多いなと思うので、
やったら、ラボの中にいる面白い活動してる人のその周辺活動を同じように聞き合って、
ラジオにそのまま流したら、なんか興味持ってくれる人が聞いて、またその周辺活動をまた豊かになって、
もしかしたら周辺活動からラボに興味を持ってくれる人もいるかもしれないし、その逆もあるかもしれないしっていうので、
何かが生まれるかもしれないなあっていうので、ちょっとやってみようという、そんな企画です。
ミツバチの社会と機能
それの第1回目を、テルさんのミツバチの活動をちょっと聞いてみようということで、今日はお時間をいただいております。
ちょっと前置きが長くなりましたけれども。
ラジオって言っても、進行がめちゃめちゃ決まってるとか、ナビゲーターが進めていって紐解いていきますみたいな感じでは全然ないので、
聞く側、聞かれる側とかのくくりもあんまなく、たまたま集まったこのメンバーで話したいことを話してっていうので、いいんじゃないかなと思っていますので、
そんな時間でいけたらと思います。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ではスタートはまずですね、今日はテルさんのミツバチの活動が、この周辺活動の取り上げる周辺活動になってくるので、
簡単にそのテルさんがどういうことをやっているのかみたいなところをスタートにしながら、
あとは聞きたいことを僕らとか、別にトンちゃん聞いてもらっても全然大丈夫だし、
テルさんも話したいことも話してもらっても大丈夫なので、そんなところからスタートして、あとは自由にいけたらと思います。
ではテルさんお願いします。
いきなり振られて喋りづらいなっていうのがあるんですけど、最初に言っておくと、自分から話すよりも聞かれたことに答えるっていうのが当たりやすいので、
そんな感じで進められたらなと思いますが、最初は伊藤テル来ていますけど、テルさんとラボの中では呼ばれてます。
今、活動としては三ツ鉢と共に暮らすまちづくりということをテーマに活動してますということですが、
何をやっていきたいかということなんですけども、基本的には三ツ鉢のような組織というかな、
コミュニティを作っていきたいというのが一番の僕の願いということですね。
三ツ鉢の組織ってどんな組織かというと、みんなで子育てをする社会なんですね。
みんなで○○をする社会、そういう助け合い分かち合いの世界というものを作りたいなと。
僕自身も昔からそういう世界に憧れて、そんな世界が作れないかなと思ってずっとやってきていたところ、ある日突然三ツ鉢と出会って、
この世界が人間社会にも浸透していったらいいなという思いを持つようになって、そんなことをテーマに活動をしているというところです。
まだまだよちよち歩きなので、何かしっかりとしたことをやっているという段階ではないんですけども、
今はとにかく三ツ鉢に対する誤解がたくさんあってですね、それを誤解を解くために三ツ鉢好きをまずは増やしていきたいという、
そんな段階にあるところです。
ありがとうございます。僕は結構三ツ鉢のテルさんの活動もちょくちょくお聞きしているので、三ツ鉢の組織みたいなのはなんとなく分かるんですけど、
りょうまさんって三ツ鉢の組織的なイメージ描いたりします?
具体的にこうだって言えないですけど、僕は三ツ鉢の人の映画を見たことがあります。
どんな映画ですか?
三ツ鉢がいなくなると人類が滅ぶって言って、三ツ鉢が減っているのを何とかしなきゃって言って増やす活動をしているおじさんなんですけど、
その人が結構海外行ったりして、どんな人と交渉したりしているドキュメンタリーなんですけど、すごい良かったです。
三ツ鉢さん心当たりありますか?
あります。もちろん。僕も見てます。
三ツ鉢がいなくなったら世界を滅びるんですか?
滅びるという、世界が滅びるというか人類が滅びるって言われている。
それはどういう…
アインシュタインが言ったと言われてますけど、三ツ鉢の役割って受粉なんですね。
蜂蜜を摂ることではなくて、あくまで受粉という意識してやってるわけじゃないですけど、
蜂に蜜を摂りに行くことで結果として、蜂の受粉を手伝っているということになるんですが、
その受粉している割合が、三ツ鉢が受粉している割合、食品のだいたい7割ぐらいというふうに。
そんな多いですね。
7割から8割ぐらいと言われているので、そうなると三ツ鉢がいなくなると受粉ができなくなるから、
食品が残り3割ぐらい、2割から3割の食品しかなくなってくるので、
加工品も同じようになくなってくるから、そういう意味で食料危機になるっていうことですかね。
そういうふうにアインシュタインが言ったとされているという。
そうですね。三ツ鉢以外でも例えば蝶々とか、いろんな蜜を摂っている生物でいるじゃないですか。
そのうちの7割ってことは三ツ鉢の数が多いってことなんですか。
何を、それから異動量が多いとかなんですかね。
ちょっとその辺の厳密なところは分からないんですけども。
三ツ鉢と花の相性ですかね。
そういう三ツ鉢が受粉をする、受粉というか蜜を摂りやすい花っていうのが多いっていうことですね。
そうなんですね。
特定のあれですよね。その8じゃないと受粉が成功しないのとかもあるんですかね。
三ツ鉢専門の花っていうのが。
他の虫専門の花っていうのもあったり、あるいはいろんな虫用の花の形。
みんなが好きな蜜があるっていうイメージですか。
っていうのもあったりということで、いろんな花があるわけですけど、
三ツ鉢好きの花が、花があの戦略として多いっていうことです。
なるほど。花側の戦略であるんですね。
なるほど。種を残すために三ツ鉢に寄ってきてもらうってことですね。
ミツバチの経済的価値
そうですね。そういう意味では、ちょっとこれはあくまで僕の推論ですけど、
三ツ鉢って不老不死なんですね。
え、どういうことですか。
この地球上に、少なくとも1億年前からいるわけなんですけど、
三ツ鉢の生命体っていうのは一匹一匹ではなくて、
あくまでコロニーと言われる、だから群れ、群ですよね。
それが一つの生命体というふうに言われているので、
まあ超個体っていう言われ方しますけど、
それが巣別れしていってどんどん命をつないでいってるっていうことなんですね。
で、要は巣が別れて命をつないでいくと、
なんていうかな、死なないっていうことですね。
そのコロニーのDNAが残り続けるっていうことですか。
DNA残っていくっていうことなので、そういう意味で不老不死って感じなので、
だから三ツ鉢に頼る花っていうのが、結果として多くなったのかなという感じはしますと。
マヌカハニーってあれも三ツ鉢?
有名ですよね。
もちろん三ツ鉢ですね。
結構高級な蜂蜜ですよね。オーストラリアとかにある。
高級と言われている蜂蜜。
確かにその辺もちょっと聞いてみたいんですけど、
どういう意味ですか。高級と言われているっていうのは。
もちろん希少価値が高いし、成分として、効能としても高いという蜂蜜なんですけど、
高く売れるがために、資本主義の最中、いろんな輩がいるので、
そういう意味で高級なものも、本物もあれば偽物もたくさん。
最初の方に三ツ鉢の組織、三ツ鉢のような組織が増えたらっていう話もあったじゃないですか。
いろんなものを共有してるみたいな。
その辺ももうちょっと聞きたいんですけど、どういう意味ですか。
三ツ鉢の社会っていうのは女王鉢と働き鉢と雄鉢っているんですよね。
もう一つ。
女王鉢と働き鉢と雄鉢。
あ、雄。
雄の鉢です。
雄鉢。
働き鉢は全部メスです。
働き鉢はメス。
メスです。
ミツバチの社会構造
イメージとしては女王鉢をトップにピラミッド社会みたいなイメージがあるじゃないですか。
あります。
でもそうではなくて、女王鉢は産卵係でしかなくてですね。
実際の意思決定をしているのは働き鉢が意思決定をしているという社会です。
でも雄鉢は何をやってるかっていうと何もしない。
生殖行為だけが雄鉢の役割っていうところなので、社会を回していっているのは働き鉢が回していっているという。
じゃあ僕らが街で見かけるいわゆる蜜鉢ってあるじゃないですか。
それは働き鉢?
働き鉢です。
日本を見かけるのは働き鉢です。
外に出るの?
はい。雄鉢ももちろん外に出て、上空50メーターぐらいのところに。
結構高いところ飛んでる。
歌舞伎町みたいな場所があってですね。
そこでタムロしていて、そこに女王鉢が飛んで行って、交尾するっていう。
巣の中じゃないんですか。巣の中で交尾するわけじゃないんですか。
じゃあ女王鉢も結構外に出るんですね。
生まれてすぐですかね。生まれて1週間ぐらいすると交尾に出かけていって、
4日間ぐらい交尾を繰り返していって。
繰り返して。
だいたい30匹から40匹ぐらいの雄鉢と交尾をするっていうふうに言われてますけど、
ひととり交尾が終わったら巣に戻ってきて、
あとは巣の中でずっと産卵をしている。
そうなんや。
働き鉢は交尾しないんですか。
働き鉢は交尾しないです。
ちゃんと卵は埋める。
埋めるのに交尾しない。
交尾しない。
女王鉢が上空で交尾をたくさんするじゃないですか。
僕は今ちょっと思ったのは、例えば30匹と交尾したとしても、
人間だったらその状態ってなっても、子供のDNAはたくさんの人ともし交尾をしたとしても、
生殖的なことをしたとしても、生まれる子供はその中の誰か1人の子供じゃないですか、人間だったら。
人間の場合はね。
女王鉢はそうじゃないんですか。
そうじゃないです。
そうじゃないんですか。
そうじゃない。
いろんな30匹いたら30匹のDNAを生殖を引き継いでいて、それで多様性を保っている感じですね。
じゃあその30匹分のDNAを、生まれてくる子供たちが30人のDNAを引き継いで1人1匹として生まれるのか、
これはAの雄、これはBの雄、これはCの雄ってなるのかというとどっちなんですか。
A、B、C、Aの雄、Bの雄の。
すげー。
えーそうなんですか。
と産み分けるんですね。
中には菌芯相関のやつあるじゃないですか。
なるほど、今はありそうですね。
そういう卵はもう排除しちゃう。働くやつが排除しちゃう。
羽掛け鉢がもう見分けれるんですね。
うん、どうやって見分けているかわかんないですけど。
そういう意味で、たくさんの雄鉢と交尾することで多様性を保ってます。
コロニーの分裂と役割
いろんなDNAを残し。
そうですね。
雄鉢は1つのコロニーに1匹ですか。
原則1匹です。
巣別れするときはちょっと増える可能性がありますけど。
原則は1匹です。
巣別れっていうのは何なんですか。
子供を産むようなもんですよね。
1つの超個体って言われるところからが、1つだった個体が2つに分かれるという。
文釈家みたいなもんです。
コロニーが分かれるってことなんですか。
そうですね。
それは手狭になってきたとかそういう理由なんですか。
そうですね。大企業になってきて、統率が取れなくなってくると、2つに分けたほうがいいねみたいな。
子会社作ったほうがいいねみたいな。
子会社は残るほうです。
子会社できたら本社は潰れるんですか。
本社は出てくるんです。
新しいところに本社を作る。
ああ、そういうことですか。
新しいところに本社を作って、その元にいた場所が子会社の場所にあるってことですか。
そうそうそう。
乗れん分けするじゃないですか。
乗れん分けっていう言い方だと、誰かに乗れんを渡すみたいなことなんですけど、三つまでの世界は逆で。
元々いた親が新しいところに行って、新しく開拓するっていう。
子供は今まであった事業をそのまま引き継ぐ。
面白い。
それは理にかなっていて、ベテランのほうが新しいとこ行っても開拓しやすいですね。
確かに。
その分かれるタイミングっていうのは、何匹になったら必ず分かれるみたいな、なんかあるんですか。
いや、それは特にないですけど、春先ですね。
繁殖シーズンみたいなのがあって、このシーズンに分かれていくっていうことです。
じゃあ別に、3000匹になったらもうちょっとこれでは維持できないから必ず分かれるとか、そういうのは別にないんですか。
大小いろいろあるんですか、コロニーの数は。
大中はあると思うんですけど、小はさすがに分かれないんですね。
素別れもしないような群っていうのはもう弱小っていう感じ。
おすばちはどうなっちゃうんですか。
その素別れの時ですか。
とか、あと普段の時。
普段はおすばちはもうプラプラしていて。
プラプラしてるの。
交尾することが役割なので。
ずっと上級にいるんですか。
ずっとはいないです。帰ってきたりしますけども。
歌舞伎町に行きっぱなしじゃないです。
ちゃんと通ってる感じですけど。
でも勝手にご飯食べてるんですか。
ご飯は自分では食べません、おすばちは。
食べさせてもらってます。
明日に戻ったら誰かが食べさせてくれる。
働き場地に食べさせてもらってます。
交尾したら死んじゃうので。
死んじゃうんですね。
命をかけて交尾をするっていう。
交尾できなかったおすばちはそのまま巣の中にいるんですけど、
この秋頃ですね、今頃の季節になると、
冬もおすばちに蜜を食べられちゃうと餌がなくなっちゃうので、
お前ら出てけって言って追い出されます。
というか餌を与えられなくなるので出て行っちゃうという。
巣別れの時は?
ミツバチの食料と分業
巣別れの時は一緒についていくやつもいるかもしれない。
いると思いますね。
そうしないと交尾する機能がなくなりますもんね。
だいたいおすばちの割合は1割から2割ぐらいの間。
全体の1割から2割。
どうやっておすになるんでしたっけ?
これは女王鉢が産み分けてるんですけど、
有生卵を産むと働き鉢になって、
無生卵を産むとおすばちになる。
これも女王鉢の意思で産み分けてるんではなくて、
働き鉢が作る巣の大きさですね。
小さい巣は働き鉢用の巣、
大きい巣はおすばち用の巣っていう風になっていて、
その大きさで女王鉢は産み分けてるだけなんです。
巣っていうのはよくある6角形の1個1個の大きさのことですか?
そうです。
じゃあ働き鉢が6角形の大きさを決めて、
そこに女王鉢は作られるまま産み分けると。
無生卵が有生卵を産み分けていくって。
だからおすばちをどれぐらい作るかっていうのを決めてるのは働き鉢。
働き鉢もいろんな働き方があるんですよね。
子育てやる係とか、蜜を取ってくる係とか。
そうそう。
生まれて最初にやるのは掃除ですね。
掃除。巣の掃除。
巣の掃除。
その次が子育てというミルクが作れるように。
ミルクっていうのはロイヤルゼリーですね。
ロイヤルゼリーを作れるようになると子育ての方に回って、
子供に餌をあげたりっていうことをやりますと。
今度次は蜜ロウができるようになるんですけど。
蜜ロウって何でしたっけ?
蜜ロウっていうのは、例えば巣のこの形を作る材料ですね。
材料。
それが作れるようになると、今度は巣作りの方に回っていくっていうことですね。
その後は物流係といって、外から取ってきた蜜とか花粉とかを受け取って、
ちゃんと貯蔵するっていう係ですね。
運んでいって貯蔵するっていう係になる。
その後からは外勤ということで、外の仕事になるっていうことですね。
最初は門番といって、敵が来ないかどうか見張っている門番とかですね。
あとはもう最後の段階になると、蜜を取りに行ったり花粉を取りに行ったり、
プロポリスを取りに行ったりみたいな感じですね。
だからベテランほどリスクが高い。
外のリスクが高い方に。
リスクが高い仕事になる、そんな世界です。
これも完全にビシッと日齢に応じて、年齢じゃなくて蜂の場合は日齢になるんですけど、
寿命が30から40日ぐらいしかないので、日齢っていいんですけど、
日齢に応じてビシッと役割が決まっているわけではなくて、
割と得意な仕事をやっていると言われています。
冬の蜂とまた夏の蜂と違って、
夏の蜂は割と役割が分かれているんですけど、
冬の蜂はみんなオールラウンドプレイヤーみたいな感じで、
本当に自分たちが得意なことをやっているみたいな感じになっているって言うんですね。
ちょっと聞いていいですか?
はい。
蜂蜜とかロイヤルゼリーとかプロポリスっていうのは花粉が原料になっているんですか?
花粉と蜂蜜は花の蜜ですね。
花の蜜か。
花の蜜ですね。
あと何て言いましたっけ?
ロイヤルゼリー。
ロイヤルゼリーは原料は何だろう。蜜と花粉を混ぜるみたいな。
あとはプロポリスですね。
プロポリスは何からっていうのはまだ特定できないんですけど、
例えば松の樹液とかですね。
樹液というふうに言われてますけど。
それらは蜜鉢の食料になるんですか?
花の蜜と花粉は食料になります。
プロポリスは抗菌剤というシーリング剤ですかね。
それは蜜鉢が自分たちを抗菌するために使う?
酢の方。隙間があったら塗れるみたいな感じですかね。
ミツバチと地域づくり
酢ってさっき蜜蝋で作られてるって言ってましたけど、
鳥だったら木の枝とか作るじゃないですか。
蜜蝋はどうやって製造されるんですか。
蜜蝋は花の蜜からですね。
花の蜜で作るんですか。
画面共有したほうがわかりやすいですか。
画面も大丈夫ですよ。
聞いてらっしゃる皆さんには見えないですね。
そうですね、見えないですけど。
興味が持ったらテルさんに直接話を聞いてください。
これが自然の酢ですね。
これが蜜蝋でできてるっていうやつなんです。
これがって言ってね。
でも六角形のね。
これベンツのマークが見えるじゃないですか。
見える。
ベンツってここから通ってるんですか。
わかんないけど。
こっち側はこう六角形じゃないですか。
向こう側の酢はこう六角形なんですね。
交差してるっていう。六角形が交差してる。
それで強度を保ってるっていう感じなんです。
表と裏でもないですけど。
ちょうど交差するように作っているっていう。
いやな、不思議な生き物。
僕も何回かテルさんにこうやってお話聞いてるんですけど
聞けば聞くほど不思議っていうか
なんて言うんですかね。なんて言うんやろな。
なんでそうなってんねやろっていうね。
誰に聞くともなく。
誰に聞くともなくね。
自然とそうなってるんですもんね。
だいたい3000万年前には今のエコシステムが出来上がったっていう風に言われているので
そういう意味では人間よりも早くこういう仕組みになっているっていうことですね。
なんかあの、聞いたことあるんですけど
昔の縄文の時代の社会の成り立ちって
今みたいにその過程単位じゃなかったっていうのを聞いたことがあって
例えば子育てもその家庭のお母さんがする役割じゃなくて
お母さんたち、子育てをする場所があって
そこにみんなで子育てをして
その間にお父さんたちは狩猟に出て
で帰ってきてまた料理を作る集会所みたいなところがあって
そこで料理を作って
でまたみんな集まってご飯を食べるみたいな
だからどっちかというと今のその過程単位ではなくて
役割でそれぞれ結構構成されてたっていうのをちょっと聞いたことがあって
なんかそういうのとすごい
それが本当かどうかだとわからない
なんか言われてると思うんですけど
なんかすごい似てますよね
似てますね
村単位で生きてるというか
僕も見たことがないのでわからないですけど
日本時代はそのみんなで子育てをしていたっていうところで
で父は誰かわかんないみたいなところ
そうですよね聞いたことある
男はそのコミュニティーを
集落を渡り歩いて成熟行為をしていたという話が
ね聞いたことあります僕も
ありますね
すごい似てますねそういう意味だと
その世界と
自然の摂理に基づくとそういう世界になるのかな
やっぱり多様性というところが一番だと思いますので
多様性とリスクヘッジなのかな
元々一番最初に言ってた
なんで三ツ鉢の活動をしているかというと
共有する生き方というか
みんなで共有するみたいなのは
まさに今出していただいているような
みんなで子育てするとか分業して
そうですね
やるみたいなのを人間社会でももっとできたらいいな
みたいなところがきっかけなんだ
そうですね
そういうところが三ツ鉢に惹かれたところ
共同体としての子育てと分業
惹かれた部分
あとはそのハチミツ自体も
共同資産なんですね
たぶんいろんな生き物いますけども
この地球上にいますけども
自分で採ってきたものを自分で食べない
そういう生き物ってたぶん三ツ鉢だけじゃないかな
という僕は気がしてるんですけど
もちろん親が採ってきて子供に与えるっていうのは
みんなやってると思うんですけど
一つの仲間じゃないですか
仲間なんだけど自分では絶対食べない
一旦共同資産にしてから
そこから分け前をもらってることなんですね
そういう意味ではハチミツもコモンズという
めっちゃコモンズですね
そこも僕は三ツ鉢の世界に惹かれている大きな理由です
面白い
トンちゃんは三ツ鉢に関わる中で
こういうのを知って関わったんですけど
それとも関わって触れたみたいなんで
どういう感じなんですか
最初に参加した対話会でお話聞いて
そこでもっと知りたくなって
関わりたくなったっていう感じですね
なので最初は全然知らなかったことばっかりで
対話会も何回もやってるんですけど
毎回大体参加してるんですけど
毎回質問が出てくるみたいな
何回参加しても質問が出てくるという
すごく深い世界なんです
今皆さんがいろんなこと質問してて
分かる分かるって思いながら
余計沼るっていうことになるんですけど
その状態です
出てるさんも毎回情報をアップデートしてくんで
同じことを2回
同じなんていうんでしょう
ことを2回やらないので
必ず新しい情報が入ってて
必ず新しい発見があるという感じになっております
すごいなあ
自然の生態系ってすごいですね
本当に美しいというか
設計が美しいというかね
まさみもよく言ってますけどね
この循環の世界みたいな
まさみは自然のをやっているので
その辺の感覚はよく分かっていただけるかなと思います
質問してもいいですか
先ほどちょっと縄文の話とかを聞いてて思ったんですけど
なんかあんまり戦争とかがなかったっていうような
縄文時代は聞きますけど
三ツ鉢のコロニーの中で
喧嘩とか起こらないんですか
コロニーの中では起こらないです
なるほど
コロニー同士では起こります
コロニー同士では起こるんですね
コロニー同士では起こるんですけど
どういう時に起こるかっていうと
外の蜂蜜がなくなって
蜂蜜というか花の蜜がなくなって
そうすると鳥居になっちゃうっていう
だから強い軍が弱い軍の
貯めていた蜂蜜を取りに行ったりすることがあるので
その時に起こりますという
縄文時代の話も
縄文時代は豊かだったというところが
それが多分大前提になってるんじゃないかなと思うんですね
争いがなかったっていう
もしその植物が当たらなかったら争いは起きるんじゃないかなと思うので
そういう意味では生きるための環境っていうのが
すごく大事なのかなと思っています
環境をやっぱり整えるということか
そうですね
養蜂科の仕事ってもちろん
ミツバチの状態を観察するっていうのも
大きな役割ではあるんですけど
一番やらなきゃいけないことは環境を整えるということですね
要は食料をあげるって言っても砂糖水しかあげられないので
砂糖水ばっかりあげてると
環境整備の重要性
ミツバチかわいそうじゃないですか
そうならないためにはやっぱり周りの外に取りに行く
花の環境を整えてあげるっていうのが一番大事なことですね
日本の場合は今は杉ヒノキがもう
森林の7割ぐらい占めてるみたいな状態になっていて
拡大増林政策みたいなところが原因でですね
そういうふうになってしまったということで
せっかく洛陽寺で豊かな森だったものが
単一品種の林になってしまっているっていうね
そういうのが日本の現状なので
そういうところを伐採して洛陽寺を植樹したりっていうのを
志の高い洋法家の方たちはやってらっしゃるっていうことです
でも洋法家一人じゃそれはできないことなので
僕が目指しているのはみんなでそういう環境を作っていこうということで
自分たちの町は自分たちで作るって言って
自分たちの町の環境をミツバチが喜ぶような環境にすれば
自分たちも暮らしやすいし未来の子どもたちも暮らしやすくなるので
そういった環境をみんなで作っていきましょうと
それがコモンズっていう意味合いですかね
アサミンがめっちゃうなずいてましたね今
そうですよね
結構前から言われてるのにねアメリカとかでも
なかなかならないですよね広くないですよね
言われてるっていうのはミツバチですかそれがもうちょっと広い
ミツバチだけじゃなくて自分たちで身近な農業をやって
流通とかじゃなくて地域で食べられるものを作ろうっていう運動はあるみたいなんですけど
環境を整えるっていうこと
スーパーマーケットの危険な食べ物じゃなくてみたいな
10年ぐらい前でも結構言ってても今もそんなに変わんない
もっとひどくなっててミツバチがいなくなってきちゃったんですよね
農薬とか残念なことだ
分かってるのにね
なんかでも全部つながってるって感じですよね
ミツバチの周辺の環境みたいなところも
作り出してるのは人間だけじゃないですかね
人間が進むこの社会が作り出してる環境だったりもするから
なるほどな
ある意味資本主義の豪材といえば豪材ですね
養蜂界や農家が減ってきてるっていうのも
それだけだとやっぱり生きれない
なりがいにならないっていうところです
だから僕もミツバチを好きになれば好きになるほど
養蜂はできなくなるっていう
そうってことですね
やっぱり周辺の
その辺なんかやっぱりちょっと似てるなと思うのは
やっぱりこのラボでいろいろ動いてる人たちとか
その周辺いろいろ動いてる人もそうですけど
その活動をずっとやり続ける人って
あんまり逆にいないなって最近ちょっと思ってて
すごい良いことだと思ってるんですけど
まちづくりとミツバチ
やっぱりその組織とかより良くしようってなってきた時に
組織をより良くする目的って
みんなが心地よくいられる環境を作るとか
そういうのの一手段として組織に
関わってる人が結構多い中で
もうちょっと中小度を上げた時に
もっと周辺の
それこそテルさんの蜜鉢の活動もそうですけど
他にもやることいっぱい見えてきて
気付いたら他の活動の方に
すごい関わってるみたいな人たちがすごい多いなと思ってて
すごい良いことだと思ってるんですけど
僕とかもラボの活動だけじゃなくて
京都でまちづくりみたいな活動もしてますけど
そういうのがどんどんやりたくなるとか
やる必要性に駆られるというか
そんな気がするので
別にラボだけじゃなくて他のこともそうだと思うんですけど
はまればはまるほど周辺に広がっていくみたいな
そんな感じはありますね
1点見つめたら広がるみたいな
逆に広がるみたいな
そういう集落的なもの
自給自足ができる街っていうのが
どんどん広がっていけば
国全体もたぶん強くなると思うので
そういう社会を僕は目指したいなと思って
たまたまみつばちを軸にしてますけど
やってることはまさみんとかけいたさんとか
やってることと同じだなと思って
それがみんなで横どうし
手を助け合いながらやっていく
技術分散的に組織がコミュニティーが立ち上がって
それがいずれつながっていくっていう
そうすると集合的な無意識が
集合的な意識も無意識も変わっていくっていうところですかね
対話会とイベントの案内
ありがとうございます
もしこの音声を聞いて
もっと聞きたいみたいなところがあったら
テルさんに連絡をすればいいですかね
そうですね
トンちゃんから紹介してもらえばいいのかな
あつまれみつばちラバーというフェイスブックグループを
ちょっと作ってますので
そこに入っていただけるとみつばちの情報を
いろいろ出していますし
あとは対話会を月に2回
1回は組織編1回は環境編
すごい分かれたんですね
本来は1つなんですけど
時間が長すぎる
とりあえず分けて
どっちからでも興味のある方から入ってきていただければ
話すことはほとんど似たようなことを話してますので
どっちからでもいいかなと思いますので
そういう対話会に参加してください
あとちょっと宣伝になりますけど
別に宣伝と言っても有料じゃないので
無料でやるんですけど
12月に養蜂女子3人を呼んで
これまでの養蜂とこれからの養蜂ということで
女性目線から見たときの
これからの養蜂ってどんなだろうというところですね
ちょっと聞いてみたいなと僕の個人的な興味から
3人が集まってくれて話してくれます
そんな会をやりますので
12月7日ですかね
12月7日
分かりました後でリンクもらったら
それも合わせて東京の方に入れちゃいます
じゃあトンちゃんから送ります
はい送ります
そうですねそれも
投稿にも入れますね
ではこのあたりで一回切り上げましょうかね
皆さんありがとうございました
ありがとうございました
はい
46:57

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