豊かな時代の生きづらさ
今の時代、こんなに便利で、ものも豊かになって、昔に比べればできることもいっぱい増えた。
でも、なんとなく生きづらい。毎日ちゃんと頑張っているのに、なんだか窮屈。
そんなふうに感じている人って少なくないんじゃないでしょうか。
先日、このポッドキャストでも報告をした、スタッフの合同研修ですね。
その時にですね、ある先生から、藤田先生みたいな治療ができる人がもっと増えたら、日本はもっと幸せになるんじゃないかっていうふうに言われたんですね。
その言葉を聞いた時、昔の中国にある、「上位は国を逸す」という言葉を思い出しました。
今日は、私がこれから治療家として何をしていきたいのか、そしてそれが皆さん一人一人の生き方とどうつながるのか、そんなお話をしたいと思います。
こんばんは、藤田勇です。
ゆるどうラジオ、耳から整える言葉のありの時間になりました。
この番組では、ゆるく、楽しく、自分らしく、遊ぶように生きるためのヒントとなるようなお話をお伝えしています。
昔に比べたらね、食べるものも困らない。
よっぽどね、特殊な状況でない限り、菓子なんて考えられない。
スマホがね、みんな一人一台あるような感じですよ。
スマホでね、いろんなことができる。
医療も発達している。
昔よりも、比べもならないぐらい便利になったわけですね。
でもだからといって、心まで楽になったとは限らないわけです。
真面目に働いている。
家族のためにも頑張っている。
周りにも気を使っている。
でも、心とか体は窮屈になっている人がたくさんいるんじゃないかというふうに私は感じています。
実際ですね、これは2025年の統計として出ている日本の自殺者数ですね。19,188人だそうです。
これね、減少はしているとはいえ、19,000人ですね。
亡くなられているわけですよ、自分の自ら。
さらにですね、小中高の子供、お子さんたちですね。538人。
これもう、1980年以降最多だということらしいです。
そんな世の中なわけですよ。
こんなに物質的に豊かなのに。
これね、数字でね、不安を煽るとか、そんなつもりではないわけです。
このね、豊かさと生きやすさ、ここの同じじゃない、ここが違うということをね、ちょっとお話をしたいわけですね。
で、これは1週間前のスタッフ合同研修の報告をこのPodcastでもしています。
そこでですね、私自身は心身傷についてお話をしました。
でね、その体だけを見てもしょうがない、症状だけを見てもしょうがない、そこに至ってしまったその方の人生そのもの、生き方そのものを見ていくというような、そんなお話をしましたけれども、
研修の後ですね、その参加された先生から言われたんですね。
藤田先生みたいな、あんな治療ができる人がもっと増えたら、日本は絶対にさらに幸せになるんじゃないですか、というふうに言われました。
懇親会の時にね。
もちろんね、それを聞いて嬉しかったっていうのはあるんですけれども、それに関しても以前から漠然とは、そういう頭にあったんですけどね、その考えは。
でも、ああそうか、そこが自分の進むべき道の一つなんだなっていうのをすごく明確にね、メッセージとして受け取りました。
「上医は国を医す」の解釈
これ中国の古典にね、上位は国を医すっていう言葉があります。
医すっていうのは、医者の医ですね。
上位、その上級とかレベルの高いとか、そういう医者は国を治すっていうような意味ですね。
で、中位ですね、中くらいの医者は人を治す。
で、下の位、下位ですかね、は病を治すと。
でね、患者さんがね、病気ですって言って、はい、病気治しましょう。
これ一番下の医者なわけですね。
中国で昔からそういうふうに書かれてるわけですよ。
で、この国を医すっていうのはどういうことかなっていうところ、まあ諸説あったりするんですけども、私の解釈としては、まず病だけを見ない。
そして人だけ、人を見る、これも足らない、まだ。
さらにその人たちが暮らす社会ですね。
その人たちの人生が集まって社会が生まれるという考えから、その社会をいかに整えていくかっていうのが上位だと、こういうふうに私は捉えています。
症状の奥にある生き方を整える
だからね、例えば耳鳴りですとか、めまいを治してくださいとか、眠れようになりたいです、腰を楽にしてくださいっていうふうに、まあ、もちろん治療院ですね、大正堂でもそういう方、まあ患者さんはそこを治してもらいたくて来るわけですね。
でもそこに対してね、はい、それを治すっていうだけじゃ足らないっていうのはもう、これはもう何度もこのラジオでも言っています。
症状は結果として現れている、表面に現れているものでしかなくて、その結果を生んでしまう土台である体の乱れ、もっと言うとその体を乱してしまうその方の生き方とか生活環境とか、そういったものですね。
特に心身症の場合はその方の生き方として頑張りすぎてしまうとか、いい人で真面目で自分の人生を生きていないとか、その結果として病にまで至ってしまうわけですね。
なのでその症状とか病の奥にその人の人生があるわけですね。
これが病を居すと人を居すですね。
中位と下位の話。
じゃあその上位の国を居すっていうところですね。
ここまで広げていくと、もちろん私は政治家になるつもりもありません。
国の制度を立候補してこうやっていこうみたいな、そのやる気持ちは全くありません。
私は治療家というアイデンティティですから、治療家として何ができるかっていうところなわけですね。
そこでね一番大事なのはやはり目の前の患者さんですね。
症状にとらわれて症状を治してくれと言ってくるわけです。
でもその症状が生まれてしまった土台である体を整える、もっと言うとその土台である体を乱してしまったその方の生き方、心の在り方、生活習慣、生活環境も含めてですよね。
いかにそこを整えていくかっていうところの視点なわけですね。
それをやることによってその方が、症状を治すよりもその生き方が楽になる、力が抜ける、頑張りすぎた、その力が入ったものが緩められる。
そして自分らしく生きられる、緩く楽しく自分らしく遊ぶように生きられるようにする。
これが私の国をイスに繋がる道だと考えています。
一人一人がそういうふうに緩く楽しく自分らしく遊ぶように生きられるようになっていけば、それが周りに広がっていく。
これはですね、以前も紹介したことある書籍、Mindful Bodyという本があります。
ハーワード大学のエレン・ランガー教授という人が書かれた本ですけれども、
マインドフルネスの状態は周りに広がる。
その人がマインドフルネスな状態でいると、周りの人もマインドフルネスにだんだんと導かれるというようなことが書かれています。
ゆる針とゆる道を広げる
まさにゆる道として、ゆる道を生きる、緩く楽しく自分らしく遊ぶように生きられる人たちが増えていくことによって
周りにそれが広がっていくというのが、私は中のまず土台となるやるべきことだと思っています。
で、一人でそれをやっていても足らないので、多くのそれができる治療家ですね。
これは治療という部分で言うと、
刺さない針、言葉の針、直さない治療という、ゆる針と私は名付けています。
そのゆる針ができる治療家をいかに増やしていくか。
それによってその先生たちが、その周りの人たちをゆる道に導いていく。
これです。
さらにですね、このラジオもそうです。
youtube もそうです。インスタグラムもそうです。
ゆる道をですね、その生き方を
いかに情報を発信して広めていくか。
全部が一つにつながるわけですね。
緩く楽しく自分らしく遊ぶように生きられる人を増やしたいというところにつながるわけです。
それが私の国を意思だと思っています。
一人の緩みを周囲へ広げる
一人から始まるわけです。一人がいるんで、その方の家族が
接し方が変わってね。
職場でも人への
接し方が優しくなるとか、そうするとその周りが広がっていく。そんなイメージです。
そんな簡単にはいかないとは思うんですけれども、でもそっちの方に私は進んでいきたいと
思っています。
だからこれね、これを聞いているあなたにも関係するわけです。これは。
国を意思なんてね、話関係なさそうに聞いてませんか?今のあなた。
そんなことないですかね。あなた自身も
ゆる道に、このラジオを聞いているということは、ゆる道に興味があるということ
じゃないかと私は思うわけです。
ゆる道に生きてほしいですね。緩く楽しく自分らしく遊ぶように生きてもらうことで、周りの人もそこに
導かれていく。そしてその輪が広がっていく。
これです。
なので、
あなたに
一つね、
今日の
問いをしたいと思います。
今日の問いと一人からの変化
最近、自分で自分の人生を窮屈にしていませんか。
こうでなければとか、ちゃんとやらなくちゃとか、頑張りすぎてないですか。
その中の一つだけを緩めるとしたら、どうでしょうか。
ぜひ緩めてみてください。
さあ最後に言葉の針ですね。今日の言葉の針。
一人が少し緩む。その緩みが周りに広がっていく。
そして国を逝すのもその一人から。
今日は以上になります。ありがとうございました。