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最近、福祉系の話をしていますが、今回もそれから関連したような話で、自立とは依存先を増やすことという言葉があるんですけどね。
結構考えてもいい話題なんじゃないかなと思うので、今回ちょっと話してみようかなと思いますね。
こちらはですね、熊谷真一郎さんという、今は東京大学の研究センターの准教授ですかね、されている方で、ご自身もですね、生後も脳性麻痺という障害を負ってしまって、
でもそこからですね、東京大学進学して、小2回になって、今は研究活動みたいなことをしているという方なんですけども、
こちらの方が言っているような言葉になりますとかね、自分は理学療法士とアスレティックトレーナーという資格を持っていて、いろんな方の体のコンディショニングに関わる機会もあって、
そこからですね、障害のある方と関わることもあるわけですけども、その中でですね、自分もなんとなく感じていたことではありますし、
でもこうやって、この熊谷さんが言語化されて、発信もされていてですね、ちょっと参考になる記事もリンク貼っておこうかなと思いますけども、
やっぱりこういうですね、自立という考え方って大事なんじゃないかなと思うわけですね。
一般的にですね、自立っていうと、なんか自分一人で立つみたいなイメージがあるかもしれないですけども、
やっぱり例えば福祉の障害のある方であれば、やっぱり自分の中で何かしらできないことがあるわけで、自分一人ではなかなかできないということってやっぱあるわけですね。
生活の場面でも、仕事の場面でも、普段のプライベートな娯楽的な場面でも、やっぱり自分一人はできないことがあるから、
そこを全部自分でやろうとしすぎずに依存先をうまく増やすことによって、それが解決するんじゃないかみたいな考え方なわけですけども、
この依存先を増やすっていうのが結構ミソなところかなと思ってて、
誰か一人とか特定のサービスだけに依存してしまうと、結局それが受けられなかった時に不自由さを感じてしまうっていうような感じですよね。
だからそこで依存先を増やしておくことによって、こっちがダメでもこっちに頼むとか、そういうのがしやすくなるわけだから、それが結局自立につながるみたいな可能性があるわけですよね。
これって福祉の障害者支援のところで当てはまるようなことかもしれないですけど、普通に多分一般の人でも自分自身でも当てはまるんじゃないかなと思ってて、
本当に人間って一人じゃ生きていけないですよね。
いかに自給自足的な生活をしたとしても、自分一人で全て賄えるわけじゃないですし、
そうやって食べ物を作るとかっていうところに関わってなくても、普段生きていれば絶対何かしらの他人のサービスとかものとか受けてるわけですよね。
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どんどん専門家が分かれていって、仕事をして何かしらお金をいただいて、そこからそのお金を使って何かものとかサービスとかを買ったり受けたりする世の中が当たり前なわけなんで、
もう一回改めて考えるとですね、本当に人は依存先めちゃめちゃ増やしてるなっていう感じがするわけですよね。
本当にお金たくさん稼いじゃうと、自分が全てみたいな感じになりがちな人ももしかしたらいるかもしれないですし、
そんなお金稼いじゃなくてもですね、自分中心で自分だけで生きてる、自立したんだみたいな意識になることもあるかもしれないですけども、
改めて考えるとですね、住む家だとか食べ物だとか、移動する手段だとか、そういうところも全部自分一人ではやってないはずですし、
そういうところを感じるとですね、感謝の気持ちが持てたりとか、生きやすくなったりするかなと思うんで、
改めてですね、自分が今どんだけ他の人とかに依存して生きてるかみたいなことも考えてみてるといいんじゃないかなと思いますね。
基本的にそれが一般的に普通かなと思いますし、世の中ではどうしてもですね、こうやって障害を抱えることによって、
より広く依存先を増やさないといけない人も中にはいるかもしれないですけども、それも普通に当たり前で一般の人と同じだな、みたいなこと意識を持ってもらうとですね、
福祉みたいなところがもうちょっと身近に感じられたりとか、障害のある人みたいなところもですね、
そんなにこう普通の人と変わらないところもあるんじゃないかな、みたいな見方もできることにつながるんじゃないかなと思うので、
ちょっとこれを機に考えてみてもらえたらと思いますという話でした。以上です。ありがとうございます。