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理学療法士とアスレティックトレーナーという資格を持っていて、
人や動物の健康に関わるような仕事をフリーランスとして個人で行っていたり、
主に障害のある方の支援に関わるような事業を自分の作った小さな会社で行ったりしています。
今回は、医療系とかセラピスト系の方で、マインドに近いような話ですけれども、
仕事をする上でクライアントから依存されすぎるような状態を作るのは良くないんじゃないかなという話をしてみようかなと思います。
それはクライアントにとっても良くないし、セラピスト職としても将来的なことを見据えると良くないんじゃないかなと両方思うので伝えておこうかなと思いますけれども、
まずクライアント側としては依存されている状態というか、クライアントがセラピストを依存している状態というのは受け身な感じなんですよね。
自分が例えば怪我とか病気をしたらこの人に頼れば良いと。
こういう心の中でそういう人がいるというのは結構大事かもしれないですけれども、
何でも質問したりとか常に困ったらすぐ手伝ってもらうとかですね。
こういうのが日常化してしまうと自分で生活を整えて健康に近づいていこうという気持ちが薄れたりするので、
そういう意味でもクライアントがセラピストとか医療系の人に依存しすぎるというのは良くないんじゃないかなというところですね。
逆にまたセラピスト職からすると、一人のクライアントに依存し続けてしまうというのはずっとその人がクライアントで位置づけるという感じですね。
例えば自分の場合だと腰痛とか肩こりとか整形外科的な問題で相談を受ける時が多いですけれども、
ずっとそのクライアントに対して対応しているということはやっぱり問題が解決しきっていない可能性があるんですよね。
施術したら良くなるけどまたちょっとしたら悪くなってまた来てまた施術してというのは繰り返しすぎてしまうと根本解決できていないということなので、
ちょっと問題を見極めきれていないかもしれないという感じですね。
なのでうまくいくケースで言えば本当に最初にしっかり体の様子とか話を聞いて、
根本的な問題を見つけてそれに対してアプローチして、
その後は本当にセラピストに関わらなくてもずっと健康に過ごせているといったら一番理想は理想なわけですね。
ビジネス的なことを考えるとクライアントがよく気の知れたというか、
そういう人がリピートし続けてくれたらそんなに負荷なく仕事としては安定するので、
ビジネス的にはいいかもしれないですけれども、
その医療面の考え方ですかね、
その人を本当に良くするとか直すとかという意味だと良くないかもしれないので、
ちょっと気をつけた方がいいかもしれませんね。
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実際に例えば自分もセラピストとして働いている中で、
一生働き続けるかどうかというか働き続けられるかどうかも分からないですよね。
自分自身が病気とか怪我する場合もありますし、
そういう時に相手から依存されすぎていると、
相手にとってもセラピスト職みたいな人が仕事ができないような状態になってしまったら、
どうしようかなという感じになってしまうので、
お互いにクライアント側の体の悩みがある人にとっては、
できるだけ自立していく方向で依存されすぎないような形を作っていくと、
クライアントにとってもセラピスト職としてもどっちにとってもいいんじゃないかなと思うので、
セラピスト側として関わる人はそういう形で問題の根本解決をして、
依存されすぎない状態を作ると。
こういうものが作れれば、そういうメソッドというかノウハウがたまってくれば、
それを他のセラピスト職の人に教えるとか、
クライアントに関わる仕事だけじゃない方向にセミナーとか何かコンテンツを作るとか、
そういう方向に広がっていく可能性もあるので、
しっかり相手のことを考えてやっていければ、
お互いに依存しすぎるような関係にはならないかなと思うので、
ちょっと参考にしてもらえたらいいかなと思います。
今回は以上です。ありがとうございます。