行動するための声かけ
こんにちは、サチュアレコです。今日は、もっと積極的に自分から動けるようになりたいとか、失敗を怖がらずに新しいことにチャレンジしたいっていう方へのヒントになればいいなと思って、自分から進んで行動できるようになる方法についてお話ししていきます。
私がフリーアナウンサーとして11年仕事をする中で、子供向けのイベントMCとか、学生さんたちのイベントMCのお仕事とかもたくさん経験してきてるんですけど、こういった現場で相手のやってみたい、自分がやりたいっていう、そんな純粋な気持ちを引き出す魔法の声かけがあるんですね。
これが大人向けの現場でも有効だったので、今回の内容はあなた自身がもっと動けるようになりたいって思われてたり、もしあなたがチームリーダーみたいな、そういったポジションとか先輩だったりしたら、メンバーのとか後輩の挑戦したい、やってみたいっていう気持ちを自然に引き出すための具体的な声かけもわかると思うので、ぜひ参考にされてみてください。
私は実は、昔キャラクターショーのお姉さんのお仕事もしていた時がありまして、ステージの中でね、子供たちにキャラクターの決めポーズのダンスを教えるみたいなコーナーがあったんですよ。
最初は私も普通に、「みんなこのダンスできそうな人を教えてー!」とかって言ってたんですけど、そうするとシーンってなってたんですよね。
ちょっと元気で活発な数人の子とかは手を挙げてた感じもあったけど、他の子たちみんなもキョロキョロしたり、下向いて文字文字したりして
どうしたらみんな心から楽しんで積極的に参加してくれるのかなーって、すごく悩みながら、私も一つ一つ改善しながらステージを重ねていって
ある時、言い方をちょっとだけ変えてみたんですよ。今からお姉さんに、「みんなのかっこいい決めポーズ見せてくれるかな?見せてくれる人?」って言ったら
これがね、さっきまで文字文字してた子たちが、もううわーって目キラキラーってさせながら、一斉に超楽しそうに見て見て自分を見てって、自分なりのポーズをビシッと決めてくれました
当時はね、本当にもうこれ鳥肌が立つぐらいびっくりしちゃって、これできそう?って聞かれると、それってその、あなたの能力試しますよ?みたいな、ちょっとテストみたいに聞こえちゃうんですね
そうなると、うまくできなかったらどうしよう、間違えたら恥ずかしいなーとかって失敗への恐怖が先に立っちゃうわけなんです
でも、「かっこいいポーズ見せてくれる?」って言われると、それは自分を表現するステージに変わるんですよね
うまくなくてもよくて、私を見て、僕のも見てみてっていう、その表現する楽しさに置き換わります
子供って本当に素直、でもめちゃくちゃ可愛いなって思ってたんですけど、大人とかみたいにね、ここでポーズを見せてて自分に何のメリットがあるんですか?とか言う人はいなくて
ただ、楽しいっていう気持ちだけで動ける、あのピュアさも見習いたいなぁと思っております
で、もう一つがね、隠れたアイテムを探すコーナーっていうのもありまして
あ、正解はここだよ!みたいに教える前に、みんなお姉さんどこにあるかわかんないんだよねって見つけたら、大きな声で教えてねって言うんですよ
そうすると、またね子供たちの目がキラーンってなって、「あ、ちょっとお姉さんを助けてやるぞ!」ってヒーローみたいに探し始めて
見つけたら、「あそこだよ!あそこ見て見て!」って誇らしげに教えてくれるんですよ
なので、こっちからすぐ正解を教える前に、自分で発見する楽しさをプレゼントするっていうことで、子供たちの自主性がもうブワーンって爆発した形なんですよね
失敗を恐れない環境
あと学生さん向けのイベント司会でも、自主性ってめちゃくちゃ大事だったんですけど
例えば、学生さんたちが自分たちで企画した文化祭のステージだったりとか、何か学生さん同士で新しいアイディアを出し合うイベントとかワークショップとかも特にそうで
そういう時、私が必ず伝えるようにしていた言葉があるんですけど、それが
失敗してもいいから自由に思いっきりやってみてっていう言葉なんです
もし失敗しても、何かあっても大丈夫だからって、責任はもう全部こっちのMCの私が取るから大丈夫だよって言うんですけど
こうやって失敗してもOKだよ、最後はこっちが何とかするから大丈夫だよっていう、安心して失敗できる場所っていうのを言葉でちゃんと作ってあげておくと
学生さんたちも本当にね、こちらの想像をブワーンって超えてくるようなのびのびっていう感じで、面白いパフォーマンスを見せてくれるんですよ
とかってね、ここまで話すとちょっと私がその学生さんイベントとかでも、他のイベントでも上手くいったMCばっかりしてたみたいに聞こえるかもしれないけどそんなことはなくて
実はこの学生イベントのMCで大事なことに気づけたのは、私自身が思い出したくない。めっちゃ思い出したくないっていう失敗の経験がいろいろあるからなんですよね
私もテレビ、ラジオ、イベントの現場とかでも本当たくさんのディレクター、たくさんのプロデューサーさんとかスタッフの方々、演者の方々とお仕事をさせていただいた中で
忘れられない対照的な2人の先輩がいらっしゃって、1人はね、いつもピリピリ、めっちゃピリピリしてる人で
あれこう、絶対に今日失敗するなよ。一つも失敗すんなよってものすごいプレッシャーかけてくる先輩がいらっしゃって、もう一人はいつもどっしり構えていて
あれこう、自分が責任取るから、お前はもう何も気にせず思いっきり好きなようにやって楽しめって、背中をドンって押してくれる先輩がいたんですけど
皆さん、私がどっちの現場でいいパフォーマンスできたと思いますか? これね、わかりやすいかもしれないけど
絶対に失敗するなよって言われた現場では、もうねガチガチ身動きが取れないっていうぐらい固くなっちゃって、私も
新しいことに挑戦しようとか、全く考えられないし、とにかく今自分ができることをミスなく無事に、とにかく無難に終わらせることだけを考えようってね
極限まで守りに入っちゃうんでしょ。自分から出てくる言葉も全部教科書の丸暗記みたいな、もうちょっと当たり障りない、つまんないっていうものになっちゃってたんですよね
で、ひねくなことにさ、そういう時ほどめっちゃ緊張してるから、普段しないようなミスまで連発しちゃうって、もう最悪!最悪な結果になっておりました
でも、こっちが責任取るからも、「お前は思いっきりやってみろ!」とかって言われた現場では、もう心がフリーダムでね
あ、これもやってみようかなって。こういう言い回し面白いかもとか、こっちもちょっと挑戦してみようとか、アイデアがどんどん出てきて積極的にどんどんチャレンジができたんですよね
そうやって楽しんでいる時の方が結果的にめっちゃいいパフォーマンスができて、周りからも評価されたりしたんですよ
なので、この経験から学ばせていただいたのは、自主性とか挑戦する心って、その根性論でね、「頑張れ!気合だ!失敗は許さねえ!」とかって言っても全然育たなくて
大事なのは、安心して失敗できる環境と、楽しんで自分を表現できる役割っていうのをどうやって作ってあげるのかなんだなーって気づいて
これってフリーランスとか副業とか、自分で仕事をするっていうことにおいても必要な視点なんじゃないかなって思うんですよ
だって私たちにはいつも、自分が責任を取るから思い切りやってみろとかって言ってくれる都合のいい先輩っていないじゃないですか
一人でね、淡々としなきゃいけない場面も多い中で、だから自分自身が自分にとって最高の声かけをできるようになっておく必要があるなーって思っています
ということで、今回ご紹介したのは、一つは完璧にできそうっていうよりは、あなたの表現をしてみてっていうような、そんな視点の切り替えですよね
二つ目は、答えは一つじゃないから、その発見自体を楽しめるように見つけに行く、楽しんで見つけに行くっていうこと
三つ目が、失敗するなよりも、大丈夫、失敗してもok、思いっきり華麗に失敗しておいでぐらいの掛け声
ですかね。今回の内容もちょっとでも何か参考になっていれば嬉しいです
今回はもう一つ、恐れを味方につける、自分を解放するための3つの大切な質問というテーマで話している回、チャプターに貼っています
もしよかったらこちらも合わせて聞いてみてください
アンドロイドの方は是非spotifyで、「恐れを味方」と検索していただくか、概要欄の方のリンクからよかったら飛んでみてください
これからもフリーランスの学校で楽しく一緒に学んでいきましょう。残暑、一生懸命乗り込んでいきましょう。乗り込んでいく?